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若き日の想い出の場所 研鑽の場所となる


先日何気なく新聞を眺めていると、見出しより先に目に飛び込んできた一枚の写真。
あれ、ここは・・・

すぐにわかりました。
あぁー、この席ではこんな話したなぁ・・・、そういえば、こんな時間で最後には外が暗くなってたなぁ・・・
今でもすぐにその情景が目に浮かんできます。
私がよく通っていた時期からすると、もうすぐ約10年になります。
その場所とは、大阪の「ふれあい港館」です。

一時期、あまりよくないお話で有名になって以来、今となっては「ほとぼりが冷めた」というような状態に感じますが、情けない事情により閉館してから久しぶりに施設の中の写真を新聞で目にして、一昔前を懐かしく思いだしていました。

実はふれあい港館は、ワインの宝庫でした。
その名前からは想像できませんが、地下のワインショップで選んだワインを1階のレストランに持ち込んで食事とともに楽しむことができるという、今風に言うとイートイン(ドリンクイン?!)のようなシステムになっていました。

1ヶ月に1〜2回、よく通いました。

子供もまだ小さかったですが、レストランのスタッフも親切にしてくださり、美味しい食事とワインを堪能した記憶が鮮明に蘇ります。
自分が今選んだワインと、とても美味しい料理とともに頂く幸せは、通常のレストランとは一味違いました。
そしてレストランの最大のポイントはその内装。

ふれあい港館

全てフランスの建築家の手によるもので、確か現地のレストランの内装をそっくりそのまま模式したもので、材料も同じものを使っていると聞いた覚えがあります。
因みにお手洗の配置までそのまま倣っていたので、地下に豪華なお手洗があったことも記憶に新しいです。

建築に携わっている私は、初めて訪れて以来その調度品と内装の仕上げ、雰囲気に魅了され、ワインと食事以外の憩いの場のような印象で訪れていました。

しかし、その豪奢な内装を維持できなくなるかもしれない閉館時は、その動向が物凄く気になっていましたが、この度そのレストランスペースが声優・漫画家の専門学校になることが決定したそうです。
建築時は78億円かかったそうですから、その建築も楽しんでもらいたいものですが、いやぁ、建物が残って良かったというよりも、あの内装が残りそして私の記憶も残った、という感じで感慨ひとしおです。

こんな感じでいいか、これくらいの材料でないと予算があるから・・・というのではない、とことんこだわった仕上がりを見せられる飲食店は少ないと思います。
次は飲食店ではありませんが、そこに来るであろううちの何人かが、その凝った内装や建築に感心し、漫画や声優道にもこだわりを持ってもらえるといいなぁ、と思います。

あぁ、思い出しているとワインが飲みたくなってきます。
明日あたり、久し振りに想いを馳せてみましょうか・・・




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