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日本の広葉樹無垢フローリング 〜清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚物フローリング〜


一般的に木材と言って想像するのはやはり、杉や桧でしょうか?!

杉は花粉症で一気に悪い方に知名度が上がり、桧にしても日本人にはネームバリューは相当高いにもかかわらず、その名前を伏せて他の木材とともに材を見せた場合は必ずしも良い反応が返ってくるわけではないのですが、それでもやはりそれらの針葉樹と言われる柔らかな木材の温かい雰囲気の木目を連想されることが多いでしょう。

一般の方を対象にしたアンケートの結果で面白いものがあります。

アカマツ、ウォールナット、クリ、スギチーク、ナラ、パインヒノキメイプル、ヤマザクラという10の樹種の中で樹種名のみ→材面画像のみ→樹種名+材面画像の順で樹種の好みを調査し増した。

結果その中でヒノキは樹種名のみの時にはトップで選ばれていますが、材面を見ると中程度まで人気が落ち込み最後に樹種名+画像まで行くと、再度トップに躍り出ます。
これはヒノキの認知度が高く、ブランド力があるということです。

反対に広葉樹で目を引くのが「ナラ」。
同じ順で行くと、初めから中間→中間→中間・・・
ずっと中程度の印象を維持しているのです。ほぼ変わることなく・・・

ということは、変わらぬ人気があることと、受け入れられている木目であること、しかしながら、とても興味があるわけでもなく、悪いわけでもないという、「普通」な印象であることもわかります。

ただし、それにはこの調査にも理由があって、過去にフローリングを採用している経験者か、これから採用する予定がある方を対象に、フローリング材として提供した材料を見てもらった印象を調査しているからです。
「ナラ」といえば、フローリング材では断トツ最も知名度があると言っても過言ではない樹種だから、ですね。
それに加えて、フローリングとしての流通量の多さ、設計段階での枠材やカウンター、フローリングなどへの樹種名のスペックインが大きな割合を占めているために、建築業界にいる方ではなくともその名前は聞いた事があると思います。

だから余計に可もなく不可もなく、の様になってしまいがちですが、実のところはナラは非常に難しい樹種です。
無垢フローリングとして非常に多く流通していますので、フローリングとしてあるのが当たり前の様に感じてしまうところですが、以前のカスクオーク幅広無垢一枚物フローリングでもお伝えした様に、乾燥具合や木取りなどをうまくこなさないと、フローリングとなった後も製品ごとで寸法が大きく異なってしまったり、原板の割れがひどくロスが多くなってしまったりするので、実は非常にデリケートな樹種なのです。

例をあげると丁寧に天然乾燥させたナラの板材。

楢原板乾燥割れ


丸太から製材して板目にしていますので、ナラらしい大きな木目はみてとれるのですが、よく板面を見てみると、表面が大きく波打っていたり裂けるように割れていたりしています。
これがナラの性質。
美しい木目は得たいけれども、板目の乾燥方法をうまくこなさないと折角の板目が台無しになってしまうのです。
特に柾目などで木取りすることのできない中小径木で作られる場合は必ず板目となり、木の芯に近い部分まで利用することになるので、特にこの傾向が顕著になります。

だから、本当はナラのフローリングというのはよく見かける割にはデリケートな商品で、どのフローリング屋さんを見てもラインナップにはありますが、実はその製造工程によって品質に大きく差が出るのもこの「ナラ」という樹種の特徴です。

いつもながら前置きが超長くなってしまいました。
それ位に語りたいことがたくさんあるということ。特に、今日のこの清涼楢(なら)と次の清涼樺(かば)には、思いがたくさん詰まっています。

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 10

ふた昔前位は、無垢フローリングといえば結構高級なお宅に使われる材でチークやカリンと言った銘木に近い材料が多く好まれ、もちろんナラやカバもありましたが、どちらかと言えば少数でした。
それが一昔前位から無垢フローリングといえばナラとカバ、と言えるくらいにこの2樹種が普及し、今ではナラとカバの無垢フローリングはどこでもある、と言えるくらいにまでポピュラーになっていると感じます。

それでも、同じ「ナラ」という名前の無垢フローリングだったとしても、実際のフローリング自体は全く仕上がりや性質が異なります。
この清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリングは、日本の北国の厳しい寒さに耐えて育った良質な丸太から作られます。

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 3


日本のナラと言えば、ずいぶん昔には「ジャパニーズオーク」と言われ密でいながら雄大な木目は、海外でもとても高く評価されていた歴史がありますが、残念ながら、現在では、その当時の様なテーブルが出来そうな大径木というものを製材することはごく稀です。
特にフローリングの様な表面積の小さな板の場合はなおのこと。
だからこそ、大切な日本の楢の丸太一本一本を余すところなく使えるように、フローリングに余すところなく使える太さの丸太を選別して製材し、乾燥、加工しています。

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 8


だから、中には木の芯の部分やそれに近い部分も含まれている事があります。
通常は、木の芯は捩れたり乾燥による仕上がりに難しさがあるために敬遠されることが多く、今までもフローリングなどの板材としては利用されることは稀でした。
そこを製材と乾燥などの工程を煮詰める事でフローリングとして完成させたのがこの清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリングです。

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 11


そして一番のポイントは、日本の広葉樹のフローリングで幅広一枚物フローリングであるということ。

一度探した事のある方ならばお分かりだと思いますが、ナラやカバなどの無垢の広葉樹フローリングは、基本的にユニタイプ(UNI)が主流です。
それはコストの面で有利なことはいうまでもなく、広葉樹の性質上一枚物フローリングを作ることが難しいから、という理由があります。
広葉樹は、スギやヒノキのような針葉樹とは違い、まっすぐに幹を伸ばしません。
想像してみてください。

峠道を行くと、スギ林などは同じくらいののっぽな幹がずらっと並んでいる事が多いですが、紅葉するような雑木林と言われるような場所には背丈がまちまちで枝のつけ方も一様ではない樹木が様々な形であるはずです。
通常に伐採される楢(なら)等の広葉樹の原木は、それらの様に決して大きくもまっすぐでもないものが殆どです。
だから、余計に一枚物の広葉樹無垢フローリングはなかなか見かける事がないのです。


しかしながらなんとか一枚物をつくりたい、日本の広葉樹原板を少しでも無駄なく活用したいという想いから、丸太の木取りと乾燥にこだわり、検品を重ねて少しづつではありますが、日本の広葉樹で作られる幅広無垢一枚物フローリングが完成したわけです。
それも、一般にある「オークウレタン塗装」ではなく、「無塗装」で。

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 7


ここがまた大きなポイントです。
先程見てもらってわかる様に、楢の板目はとても大きく寸法形状変化する場合があります。
だからこそ、ウレタン塗料で固めて動きを封じたいわけです。
しかし、それでは折角の無垢の風合いと、独特の色合いが失われてしまう。
だからこそ、無塗装を用意しました。皆さんの好みで日本の楢を味わってもらえるように・・・

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 12


今回は楢の木のお話よりもフローリングに関することに集中してしまいましたが、どうしてもスギやヒノキの利用ばかりが注目されがちな日本の森林事情の中で、一般的に語られず知らないうちに使っているのは殆どが輸入の同種の広葉樹である現状を知ってもらい、少しでも日本の山の木を活用できるようにすることが大きな目標です。

使えるのならば日本で育った元気な広葉樹、使いたいですよね?!
今まではあまりクローズアップされなかった日本の広葉樹のフローリング、清涼楢幅広無垢フローリングからお届けします。
もちろん、楢のフローリングの醍醐味である虎斑も入っていますよ!

清涼楢幅広無垢一枚物フローリング 2


同じ工場で製作する楢、樺の造作材と框材もあります。
フローリングのお供に、どうですか?(なんか御茶菓子みたいですが・・・)

加工材 3



注)
清涼楢フローリングは湿度の比較的低い北国の寒さの中で育っています。また、製材や乾燥工程も同じ環境で行っていますので、施工頂く地域によっては稀に吸湿して寸法の伸縮が大きくなる場合もありますので、施工環境にはよく馴染ませてから施工していただくことをお勧めします。


*清涼楢無垢フローリングを採用頂くにあたって

清涼楢フローリングの原材料の楢は、ケヤキやタモと同じように環孔材広葉樹であり、キクイムシによる白太(辺材)の食害を受ける可能性があります。
全てがそうではありませんが、採用にはその可能性がある事を含みおき頂きますようによろしくお願いいたします。(必ず発生するわけではありません。)


清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 4


・弊社へのお問い合わせはこちらから。
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から

清涼楢幅広無垢一枚物フローリング プルミエグレード貼り上りイメージ

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 6


清涼楢幅広無垢一枚物フローリング ネイキッドグレード貼り上りイメージ

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 1


清涼楢幅広無垢一枚物フローリング 定尺 ネイキッドグレード貼り上りイメージ

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 9


(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)


日本の広葉樹 清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚物フローリング
(寸法表記は全てmm単位)

・寸    法 :15×120×1820
              :15×150×1820
              :15×120×910(定尺)
              :15×120×455,607,758(定乱尺)
(状況により、150幅定尺、150幅定乱尺、長さ303定尺もあり。)

・形    状 :一枚物無塗装

・入    数 :120幅 1.53崙り/ケース
         :150幅 1.64崙り/ケース

・エンドマッチ :あり

・価    格 :120×1820 プルミエ 無塗装 ¥16875(税込¥18225)/1.53
              :120×1820 ネイキッド 無塗装 ¥14000(税込¥15120)/1.53
              :150×1820 プルミエ 無塗装 ¥20000(税込¥21600)/1.64
              :150×1820 ネイキッド 無塗装 ¥16875(税込¥18225)/1.64
              :120×910 プルミエ 無塗装 ¥15000(税込¥16200)/1.53
              :120×910 ネイキッド 無塗装 ¥12250(税込¥13230)/1.53
              :120×455,607,758 プルミエ 無塗装 ¥13125(税込¥14175)/1.53
              :120×455,607,758 ネイキッド 無塗装 ¥10500(税込¥11340)/1.53

・運    賃 :別途、地域によりお問い合わせ下さい。

・グ レー ド :プルミエ    材の特色をいかしたトップグレード
              :ネイキッド   節、源平(赤身白太)、パテ補修込み。強度的に問題のない節や若干の欠けを含みます。 

・納    期 :無垢商品のため、余裕をもってご確認ください。 


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 


お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから                


・表情の違い 参考


節部補修パテ

清涼楢(なら)幅広無垢一枚物フローリング 5

白太

清涼楢店舗 9



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