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幅広無垢一枚物無塗装フローリング あります!


色々とお客様とお話していると、こちらが説明しているつもりが逆にお客様に気付かせていただくことがたまにあります。

そのうちの一つが無垢フローリングの塗装のこと。
お問い合わせいただくお客様は、無垢フローリングの中にはもちろん無塗装(塗装の施されていないもの)がラインナップされているもの、と思われています。
または、塗装と無塗装のどちらかが選べるものを考えていらっしゃる場合が多いです。
わざわざこう言うということは、そうではないということなんですが、これはお客様の思われることは当然、といいますか塗装仕上げがあればもちろん無塗装もあるものと思われると感じますが、そこが違うんですね。
その点について驚かれる事が非常ぉ〜に多いです。

「え?無塗装って普通はないものなんですか?!」
「木のフローリングは一枚物だとばかり思っていた!」
といった感想をいただくこともしばしば。
実は、材木屋サンやフローリング屋さんで通常に扱うものは、「ウレタン塗装フローリング」が殆どです。
ここに、ユニタイプという言葉が続くのが普通なのですが、ユニタイプ(たて継ぎ材)という言葉は次回にするとして、ウレタン塗装もしくはUV塗装(ユーブイ。紫外線硬化塗装。)という事に焦点を絞りましょう。

ウレタン塗装



 ウレタン塗装オークフローリング






ウレタン塗装、ウレタン樹脂を主成分とする塗装の事。
もちろんのことながら樹脂を硬化させて塗膜をつくる塗装なので、木材に塗装する場合には、木部をすっぽりと覆う事が出来るわけです。
その上ピカッとひかる仕上がりの美しさと、木材を覆った塗料が硬化するので、木材表面を保護できる!と「思われて」いるのです。


決して間違っているわけではありません。
が、もう少し理由があることも確かです。
皆さんは木材が水分を含んでいることはご存知ですね?!
樹が成長する仕組みを考えれば容易に判断できることですが、樹木は根から水分を吸い上げているわけなので、その樹体内には水があるわけです。
それは伐採されて木材になっても同じ。
製材され木材としてカットされても、木の細胞の中には水分が残っています。難しい話をすると、その中でも「自由水」と「結合水」なるものがあるので云々・・・となるのですが、とりあえず水分が残るわけです。
細胞の中に残っているこの水分があるから、木材が伸縮する吸放湿作用が顕著になり、その木材ならば含んでいて当たり前の水分による吸放湿による伸縮が、隙間や反りなどの原因になり、無垢材の「弊害・不具合」といわれるようになったのですね・・・

少し話が暗くなってきましたが、塗装とこの水分との間に何の関係があるのかといえば、塗装は「木材中の水分を閉じ込めるために行っている」ともいえる関係性があります。
もちろん、塗装による表面の美化や保護という目的もあるでしょうけれども、もうひとつは水分を閉じ込めて吸放湿による収縮を防ぐこと、が一般的に流通する木材製品においての造膜(木材を塗膜で覆う)塗装の大きな目的です。

それによって、吸放湿による動きをあまり気にすることなく(といっても完全ではありませんが・・・)無垢材を使う事が出来る、というわけです。
話だけ聞くと素晴らしいように感じますが、本来は吸放湿する事が木材のよさではないのかな?!と思うわけで、収縮はするかもしれないけれどそこまで木材を囲ってしまわなくてもいいのでは?!というのが正直なところ。


そのため、弊社では記事にて紹介している無垢フローリングはほぼ無塗装です。
一部床暖房用というものはウレタン塗装のものがありますが、それ以外はほぼ無塗装です。
また、先に書いたユニタイプというたて継ぎ材もありますが、主には一枚物のフローリングを紹介しています。もちろん、幅広タイプもご用意して。

一枚物






 ブラック(ブラックウォールナット)とホワイト(板屋楓・ペインテッドメープル)の一枚物無垢フローリングの対比がわかりやすいです。















お問い合わせいただく方の殆どは、無塗装の幅広フローリングでご連絡いただくのですが、弊社と以前ご覧になっていた他社を検討されている方の中には、他社には無塗装の一枚物というのがないのですが、何故でしょう?!と冒頭の様なご意見をいただくのです。

その答えは、もうお分かりですよね?!
無垢材を使うことに対する「弊害・不具合のリスク」を低くして販売できるようにするためです。

それでは、弊社の扱う無塗装の無垢フローリングに吸放湿の「弊害・不具合のリスク」はないのか?!というと、もちろんあります。
しかしそれは、弊害や不具合という「リスク」ではなく、当然備わっている自然のものですからあって当たりまえ。
そして、それは私自身がお客様にお伝えしますから、無垢のフローリングを使う上では起こりうる事であって、それは、湿度を調節したり、足触りを適度に保ってくれたりする木材が持つ本来の機能です。

私はこれらの機能を木材の持つ「リスク」だとは思いませんし、そう考えては木材を使う意味が無いとも思います。
だから、時間がかかっても、吸放湿や日焼けなどの現象を説明する過程が必要です。

いくらピカピカで工業製品の様に狂いが少なくても、木はかこわれてしまうと「困る」という字になってしまいます。
木は言っているかもしれません、「息ができないよぉー・・・」と。

塗装・無塗装を選ぶのはお客様次第。
しかし、折角の木の床です。
樹種ごとの質感や足触りを感じることのできる、無塗装(若しくは無公害浸透性塗料)のフローリングのおうちで、ゆっくりと時間を過ごしていただきたいものです。

無塗装の肌
























無塗装・幅広無垢・一枚物フローリング、たぁーくさんありますよーーー。
お声かけくださいね。


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