空を見上げて
トップページ » 木は覚えるものか?好きになるものか?!

木は覚えるものか?好きになるものか?!


今、悩んでいることがあります。
いろいろとあるのですが、その中の一つに木の事があります。
といっても木自体が悩ましいのではなく、木のことを伝えることが悩ましいのです。

昨年から、弊社には有望な若手が2人入社してくれました。
勿論、一年も経たずに全ての仕事をマスターすることはできませんが、とても毎日頑張ってくれています。
そんな彼らにもやはり木材や建築のことを教えてやらないといけません。
そこで問題です。
先ほどの木の事で悩むとはこのこと、つまりは木材のことをどう伝えていくか、です。

材の勉強 1










業務終了後の不定期で、木の勉強会開いているのですが、お客様にはお問い合わせやご連絡いただくごとにご説明するので、ある程度は頭も整理できているつもりでも、ご自身で何かに使おう、自宅に取り入れようと考えていらっしゃるのと違い、本当に「教えてもらう」という立場の者に木材を教える、となると一つの樹種にしてもどこからどこまでしゃべろうか?とかこの樹種を説明すると、近縁のこの樹種も説明しないと・・・とか、材の見分け方の話などを交えていると、なかなか進まないことに、「なんか、すっごい難しくしゃべってないかなぁ・・・」と思えるときもあります。

材の勉強 5










材の説明をしているうちに、こういった特徴的な木目や節の形、入り皮などが出てくると、そこにも話が派生しなかなか前に進みません。
まだまだ要約して伝える能力に欠けるなぁ…と感じる瞬間です。

しかしながら、今までお問い合わせいただいたお客様ならわかると思うのですが、私の説明は長いです(笑)。
以前に同業の方に、この質問でこんなに書くの?!、と半ばあきれたように言われたことがありますが、自分で見ても「長いなぁ」と思うときもあるくらいに長いので、勉強会ではいつも30分で1樹種と決めているにも関わらず、とにかくべらべらと喋ってしまい、伝え切れているのかどうかと思ってしまいます。

特に、材の見分け方や特徴については、もちろん経験や感覚のお話になってきますから、できるだけ多くのサンプルを見せたり触ってみせたりするわけですが、そこはいつも申し上げるとおり、二つとして同じものが無いのが木材。
一つのもので覚えたとしても、次に同じ樹種を識別できるかというとこれがなかなか難しい。

材の勉強 4



 針葉樹の木口と







材の勉強 3



 広葉樹の木口






これを見て、どの様に判断するか・・・・

因みにわかりやすく言えば、針葉樹よりも広葉樹のほうが導管や放射組織という特徴がある場合があるので、木口をみて判断できる場合があるということです。
因みに、上の写真は能登ひば、下がオークです。
特徴、つかめますか?!

当然、慣れもあるんですがやはりこれは強制的にやっていても無理なもの。
勉強のように、覚えるだけで使える木の知識もあれば、やはり感覚で感じて体に入れ込むものもあります。
それに何より、「木が好き」であることは一番の近道であることは言うまでもありません。
覚えるより慣れろ、慣れるより好きになれ!って感じでしょうか。

といいながらも、あんまに好きになると同じ会社に木材アホが三人になってしまって別の困った事態を引き起こす(笑)ので、ほどほどにしないといけませんね。

それらの内容も含めて、仕事の内容ばかりだった最近の記事を、少し若手への説明の予習復習もかねて、皆様にも公開していこうかと思っていますので、一緒に勉強していきましょう。

材の勉強 2













トラックバックURL
コメントを書く




情報を記憶: 評価:  顔   星