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塗膜があると、とっても綺麗なんだけど・・・


地域の建物や、小規模な建物を木造とする又は木質化するということが推進されている影響はいろんなところで出ているようですが、その中でも国産材といわれる中の重要樹種、杉・桧を使っている場合が多く見られます。
意匠として、防火薬剤を注入して、構造材としてなどなど。いろんなケースがありますが、実際に使われているものを見ても木目がピカッと輝いてなかなか綺麗に仕上がっていて、とても感じがいいものです。

お、ここもフローリングが木になっているぞ。おそらく最近だと思うのですが、杉と思われる樹種が使われております。

塗装 5














赤白の色合いや、補修した節の跡なども本物を感じさせるに十分で、新しいこともあり、とても艶やかな表面は、清潔感を持たせてくれます。

塗装 4














ココは施設ですが、住宅に使ったとしても貼り上がりの輝くような美しさは、お客様をすごい!というわせるものでしょう。
ピカピカの表面は「綺麗なおうち」を想像させるに十分な要素でしょう。

しかし、時間が経つと・・・いや、もう既に傷が目立ち始めています。

塗装 3



 ほら、みえるでしょうか?うっすらと糸を引くように伸びた筋が・・・









塗装 1




 ココまで来ると目立ちますね。見事に塗膜が傷ついています。







塗装 2



 まるで鏡に入ったひび割れのように伸びている傷。

 内部の木材はなんともないのにもったいないなぁ・・・






もちろん、どんなものにも傷はつきます。
むしろ、その傷も味わうべき楽しみの一つ。全く問題ないはず・・・

なのですが、どうも気になる。
周囲がピカピカなだけに、傷の部分のみすごく浮き上がって見える。
勿体ない。
綺麗、と感じるところに白い筋となって目立つ傷。

オイル塗装や無塗装の場合はこうはなりませんが、塗膜を作るタイプの塗料では、膜に傷がつくと光の屈折がかわり、その部分だけ白く浮き立って見えます。
海に輝く太陽のように綺麗だったはずの塗装が、その部分だけ全く違う雰囲気です。

なーんかもったいないなぁ。
もちろん、このままほおっておけば、塗装も剥がれてきてそれはそれでアンティークのような風合いにもなるでしょうが、そこまでの味わいを出せるかどうかも心配です。
そうなると、傷がひどくて見栄えが悪いから貼り替えようか、となるわけです。

折角利用している樹種が、塗膜の劣化で使い物にならなくなる。
それはちょっと悲しい。
百歩譲って施設は、特に土足の場合はいいとしましょう。
しかし、やはり住宅には塗膜を作らない塗料をお勧めします。
もちろん、足触りもそうですが貼り上がり直後が最高というよりも、どんどん深まっていく味わいが楽しみではないですか。

単純に木造化、木質化といってむやみに木を加工するのではなく、もう少し、環境や炭素排出量、次の修繕にかかる費用などを考えて計画したいものです。
あー、塗装勿体ない。



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