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木材バイオ燃料、これならオッケー?


先日に、深海に住むエビがもつ酵素が効率よく木材などの繊維質を分解する、という記事をご紹介しましたが、くしくもその記事の直後に同じ新聞に関連する記事が載っていました。

関連と言っても、有効活用に進む情報ではなく「待った!」という記事です。
物事には相反する事がつきものです。
人生楽ありゃ苦もあるさ、どこかで聞いたようなフレーズが浮かんできますが、良いことだとして進めている事が、一方ではおもわしくない事である場合もあります。

これは、以前から問題視されていたことですが、日本にいればおそらくその話題に直接関係しない事の様に感じられるからでしょうか、あまり大きく取り上げられていなかった様に思いますが、近日の記録的な干ばつなどの影響による穀物供給不足に大きく関わる問題としていつも俎上にでます。
石油に頼らないことで、資源的にも環境的にも良いといわれてきた「バイオ燃料」ですが、その燃料の主原料となっているのがトウモロコシ。

つまり、バイオ燃料として活用はできるのですが、一方で食糧や飼料という大切な部分を削ることになるということが大きな問題です。
記事には米国のエネルギー関連法は、ガソリンに混ぜるバイオエタノール(バイオ燃料)の総量を2012年には約130億ガロンに引き上げることを義務付けるそうで、これを原料のトウモロコシに換算すると国内収穫量の40%になるそうです。
燃料は賄えるが、大切な食料・飼料用が不足し、さらなる価格上昇に拍車をかけると懸念されています。

バイオ燃料が世に出始めた頃は、石油由来のガソリンに頼りきらない燃料として、とても注目を集め、石油を入手しづらい地域でも活用できると広まりを見せていたように思います。
しかしすぐに、食料として大切な物を燃料にするなんて!という反発が起こったのも事実。
確かにそうです。

ん?!待てよ。
ここで先日の記事です。
そう、エビです。
あの深海エビならば、いままで加工に手間のかかっていた木材や紙などの繊維質から、直接バイオ燃料が得られます。
そうすれば、食料になるものなどを原料とするバイオ燃料とは違った活用ができるのではないでしょうか!?
これは、いよいよ早急に実現していただかなくてはなりません。
それにより、山間部に放置されている枝葉や紙の裁断ものまで多くの利用価値が出てくると思います。
もちろん、二酸化炭素の固定された状態で上手に無駄なく使うのが一番なのですが、最後まで使い切る、無駄にしない事を前提にすれば、このような活用もありです。

物事、一方の事柄だけを優先させることはできない場合が多いです。
だから人間は考え、譲り合い協調できるのだと思います。
その叡智を、バイオ燃料という新しい資源に大いに傾けていただけることを期待しています。



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