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床暖房でも大丈夫?!


床暖房でも大丈夫です、って聞いています。

お客様から聞きます。?!少し日本語がおかしい様な・・・

無垢フローリングのお話です。


無垢のフローリングの中でも、床暖房の部分用にウレタン塗装を施したフローリングもありますが、「大丈夫」という言葉は何を指しているのでしょうか?!

不思議に思う事があります。
無垢のフローリングを床暖房パネルの上に敷いて「大丈夫」、ということがです。
弊社も床暖房用のフローリングを扱っていますが、必ず隙間はすきますし床鳴りがすることや、ウレタン塗装であれ形質の変化などが起こる場合のあることを案内しているつもりですが、そこに先の「大丈夫」の一言が飛んできます。

90幅なら大丈夫、この商品なら大丈夫、その他いろいろ・・・
その基準は何でしょう?!
またお客様に対して、「大丈夫」なんてことをいう方は、木の事を知っているのでしょうか?!

鉄であっても伸び縮みすることがあるのです。熱してすぐ冷やすと割れてしまう事もあります。
それが、人と同じように細胞組織を持つ植物である木の場合ならなおさらです。
成長し、日焼けし、表情が変わるのが木です。
木は伸び縮みも反りも割れも、使い方によってはそれらが複合的に出てくることもあります。
「大丈夫」、と言われて、無垢フローリング仕上げで床暖房を運転している更にその上にカーペットを敷いていたお客様もありました。
過乾燥と熱のこもりなどによって、「大丈夫じゃない」状態であったことはいうまでもありません。
「大丈夫」と聞いていたのに・・・・

詳しくは「木の床の不思議シリーズ」を参照していただきたいのですが、木というものは人間にとてもいろいろな恩恵を与えてくれますし、実際のところ五感に働きかける様々な効果を持っています。
それに、印刷や合板では出せない味わいもありますし、これだけ「木は良い!」という情報が飛び交い、国を挙げて木の良さを大きく取り上げると、「良いイメージ」しか頭に残りません。
私がそう感じるのですから、同じく思う方も少しはいらっしゃるはず。

良い影響があるのはもう十分わかっているはずです。
が、どうしても木を使うには良いイメージを持ってもらわないといけないという観念が離れないようです。
「とにかく木がいい」というイメージからは、「想像と違う」という答えが出る事が多いです。

木の伸び縮みを知らなかったり、杢の部分が傷だといわれたり、樹脂の部分が汚れだと思われたり、隙間が施工不良だといわれたり・・・・
先の床暖房の上にカーペット敷きというのも同じです。
カーペットも気持ちの良いものですが、床暖房を入れて更に無垢のフローリングを貼っているのにカーペットを敷くというのは、木の吸放湿作用や伸び縮みの理由を理解していただいていれば、行われないと思いますし、折角の無垢のフローリングの意味がありません。

もう、良いイメージだけをうたうのは十分です。
木というものとの付き合い方をしれば、「大丈夫」という言葉を使う事もないでしょう。
工務店さんも「このフローリングで大丈夫ですか?」ではなく、「このフローリングであっても、木の特性を知っておいてくださいね」位のお話はしていただきたいものです。

無垢の表情を味わえるネイキッドグレード。
需要が多いグレードですが、この場合でも無塗装の場合だと、床暖房の熱で節の周りが縮んで引っかかることがあったりします。
大丈夫、というような業者さんは、そのような事も知っているのかな?!
大丈夫なのかな?!

「大丈夫」という言葉に全て任せるのではなく、その木の事や付き合い方の事を相談できるお店に行きましょう。

欧州楓(ヨーロピアンメープル)床暖房用














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