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巨樹の道は我が道!? 大分県 大杵社の大杉


封印していたはずの巨樹好きが、次々と現れる巨樹巨木のおかげですっかりと表に出てきて、もういつもの如く「次はどこにあるのかな?!」と探してしまうのは癖のもの。
やはり私には巨樹に向かう道がついているのだろうか・・・
しかも九州は、移動中にも何気なく眺めたところに立派な樹木があり、それも「大きいやん。」くらいではなく「あれ何?!!」と騒ぎたくなるくらいの大きさのものもあり、前だけを向いて移動してられない所が私にはとても危険な地域です(笑)。

さて、前回のひぜんや大杉を後にして次の目的地へ。
といっても、かなりの移動距離になりますので、ついでに・・・とはいきませんが、もし可能であればよってみてください。
ここにもあります、国指定天然記念物が・・・・

大杵社の大杉 13
























ドカンと聳えるその姿。
ここは有名な観光地、湯布院。そのはずれに、巨躯を現すのがこの大杵社です。(解説板の漢字は変換できず・・・)
もうここまできたら、敢えて湯布院にはふれません。ガイドブックをご覧いただくとして、その湯布院から少し離れて車で5〜10分位のところに位置している大杵社は、農業の神様「椎根津彦命」がまつられているそうです。

先程、湯布院に関してはガイドブックを、といいましたがこの大杵社の大杉は、湯布院をタクシーで移動案内してもらいながら観光する「タクシー観光」(というかはさだかではない。)のプラン(?)にも入っているというくらいに有名なところだそうです。
境内の目前まで車で上がりとめておくことが出来るのですが、もしスポーツカーや車高の低い車の場合は注意が必要です。といいますか、登れませんのでバンパーを修理するよりも他の駐車場をご利用ください。

私が会いに行った日は生憎の雨。
しかし、巨木が数本あり、そのうえ鬱蒼と茂っている為昼間でも暗い事とその雨のおかげで、巨樹が一層雰囲気満点。
やはり、雨の匂いや湿気により少し霧がかったくらいの雰囲気が、木々の存在感を高め人とは違う偉大なものの様な出で立ちを想像させるような気がして、撮影には苦労しますが、かえってワクワクしてきます。

大杵社の大杉 10














大杉は、高い石段の上で社の隣なのですが、当たり前のことながら近くには立ち入り禁止なのでとりあえず、石段下からですが、人間物差しといきましょう。

大杵社の大杉 15
























少し離れているので、単純に比較はできませんが、まぎれもなく巨樹です。
その肌に浮かび上がる瘤も歴史を語るかのようです。

大杵社の大杉 5














国指定天然記念物の字が光ります。

大杵社の大杉 1














この大杉は大分県で最大とあります。
確かに、なかなかこれくらいのサイズはないでしょう。

大杵社の大杉 12
























それでも、近くの寺社にはかなりの大木が何本もあり、しかもそれらよりも大きいものも数本あったそうですが、強風により倒木したとのこと。
この湯布院という地。
杉には縁があるのか、杉の巨樹パラダイスの様です。
もちろん、前回のひぜんや大杉で想像するように、温泉地=水源があることが杉の生育にぴったりで、グングン大きくそだったことも理由の一つかも知れませんね。

大杵社の大杉 6
























この大杉の見どころ(?)は、丁度お社の後ろ側に回った部分にあります。

大杵社の大杉 3














そう、この部分。
丁度先程の正面からの写真の反対側になるのですが、ぽっかりと幹に穴があいていて扉がついています。
はて、この光景どこかで見たような・・・・・・

あ、そうか蒲生の大クスだ。
あれほどではないにしろ、解説板によると3畳ほどの広さの空洞になっているとのことですが、現在は入ることができません。
というのも、以前にホームレス(?!)の方が中で火を焚いていたのか、不始末で幹の空洞部が焼けてしまったそうです。
それがあってなおのこと、立ち入ることができなくなったそうです。
しかし、この扉を見るとどうしても中の異空間に入り込みたくなってしまいます。蒲生の大クスもそうでしたが、ただでさえとてつもない大きさの生き物であることと同時に、その内部に入り込めるというのは本当にすごいことだと思います。

大杵社の大杉 16














この大杉、写真からもわかるかもしれませんが、物凄くお社の近くに聳えています。
そりゃ、建立の時はまだ小さかったのか、若しくはここまでの巨樹になるとは思わなかったのか、物凄く近いです。
そのため、すごい事になっています。
参拝の際には、先ずお参りをすると思いますがその時によぉーく目を凝らしてみてください。
お社が少し右に傾いているのがわかるはずです。
その時点で「もしや・・・」と思った方はすごいですね。

大杵社の大杉 17














大杉の根の張り出しです。
あれだけの巨躯を支えるのですから、根の張り出しはかなりのものです。
それが柵の向こうのお社の方へと伸び・・・・・

大杵社の大杉 18














地面下で、お社を持ち上げてしまっているのです!!
礎石が浮き上がっています。
そりゃそうやわな、右下の束石が一段分ほど段違いになっていますから、正面からの目視でもわかろうというもの。
すごい力です。生きています、巨樹。

大杵社の大杉 14














さて、先の解説板にある様に大杵社には杉の大木が大杉以外にも数本あります。
大杵社の大杉 4






 これくらいは可愛い方です。
















大杉の後ろに隠れていることと、大杉の大きさに目を奪われてしまうと目立ちませんが、後ろに立つ2本も結構な太さです。

大杵社の大杉 7
























大杵社の大杉 9
























よく生い茂っている下草などがあることと、かなり遠くに離れなければ写らないことを考慮して近くからの撮影の為、今一つ大きさがわかりにくいかもしれません。もし、大杉が数百年後も残っていれば、「大杵社の大杉群」として紹介されることになるかもしれません。
というのも、これらの近くには更にもう一本大木があったであろう跡があります。

大杵社の大杉 8














かなり落ち葉に隠れていますが、倒木の跡の様です。
それもかなり大きい。
樹種まではわかりませんが、大杉の子孫か同じ時分に芽生えたものなのか・・・
やはり、この森は巨樹の森の様です。

大杵社の大杉 19
























最後にもう一度、1000年の命を拝んで湯布院に別れを告げる事にします。
まだまだ見るべきところが多い九州。
いつかまた、時間をつくって訪れたいものです。


大杵社の大杉 所在地

大分県由布市湯布院町川南753
駐車場あり



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