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続・イチョウ サイド(再度)ストーリー・・・ 熊本小国 下城の大イチョウ 


いかがでしたか?!前回の乳イチョウの見事なお乳は。見ごたえがあったと思います。
イチョウに誘われて始まったこの「イチョウサイド(再度)ストーリー」ですが、今回は誘われたというか「え?来ないの?!」と心に語りかけられるような状況で出会ってしまったイチョウです。

先日の出張の折、スケジュールがタイトだったため、「今回は近くに巨樹があっても目をつむろう・・・」と心に決めていたにも関わらず、アホな心に火をつけるかの如くその大イチョウはご丁寧に国道に看板を出して待ってくれていました。

熊本県は小国町。
我々の業界でも木材生産地として有名なかの地に、下城という集落があります。もう少しいくと(後で出てきますが・・・)有名な杖立温泉があり、大分との県境にほど近い所でした。
道幅が広く綺麗なトンネルを持つ国道212号線(日田街道)が貫く小国町ですが、元々の国道は現在から川を隔てて向こう側にあったそうです。
それが近年の大きな崖崩れによって一部が通行できなくなり、現在のものとなったらしいのです。
今でもその旧道沿いには温泉の外湯があり、家族風呂や足湯を楽しむことが出来ますので、巨樹めぐりの旅の疲れ(そんな楽しい旅、疲れへんけどね・・・)を癒すことが出来ます。

個人的に杉のイメージが強い小国町に、私を待ち構えていたのが今回の大イチョウである、下城の大イチョウです。

下城の大イチョウ10
























国の天然記念物に指定されていますから、国道には大きな看板があり大イチョウのすぐそばにもこんな標識が立っていますが、とても静かで穏やかな印象を受けます。

下城の大イチョウ 9
























そして登場、下城の大イチョウ。
イチョウに関しては、葉っぱのない事に慣れている私にとっては意外なほどにあおあおとした葉が印象的です。
そのおかげで、幹の巨大さがあまり伝わらないのではないでしょうか・・・

では、そのお姿を拝む前に案内板をじっくりと見て行きましょう。(実は私も現地ではほとんどゆっくり読んでいる時間が無く、再度読み返しです。)

下城の大イチョウ 12














下城の大イチョウ 14














何故か案内板が二つ?!と思っていると、どうも新旧のようですね。しかし、これくらいのサイズの巨樹にはやはり「国指定天然記念物」の文字がよく似合います。
戦国時代末期にこのあたりの城主であった下城上総介経賢の墓所とあります。
樹高は20m、枝張り東西34m南北40m、目通り径10m、樹齢1000年以上という巨木です。

別名「チコブサン」。
ここでもやはりお乳の伝説は語られています。
大イチョウの乳を削り、煎じてのむと乳の出がよくなるとされています。
しかし忘れてならないのが、「祈願をこめてのむ」ということ。
ただ「効くから」と、化学薬品の様に飲むのとは大きな違いで、「一所懸命に祈る心と子どもを想う気持ち」が、大イチョウの力を借りて母乳となってでるのかもしれません。
やはり、巨樹に畏敬の念を持ち心の底から強い想いをもつことが大切だということなのでしょうね。

下城の大イチョウ 13














それにしても、近くへ行くと更に実感する葉と枝の多さ。
本当にあおあおと茂っている状態です。

下城の大イチョウ 15














道路側からだと、一部分しか写真に撮ることが出来ないので、裏に回ってみます。
すると裏側は何とかイチョウのそれらしい姿を見る事が出来ます。

下城の大イチョウ 16














しかし、その姿を見れば次には案内板にあったように、枝張りの大きさが目に飛び込んできます。
それも太い腕を豪快に突き出している様で、あなたは雌木でしょう?!おしとやかになさい、とどこかのおしゅうとさんみたいな文言が浮かんできますが、本当によく枝を伸ばしています。

これだけの大イチョウです。
張り出した枝ぶりからの実り銀杏は、一帯の方たちや動物たちの大きな恵みとなったことでしょう。

下城の大イチョウ 2














まるで、何かを捕まえようとする触手のように伸びています。
これでこの大きさです。

下城の大イチョウ 4



 私はほぼ真横ですから枝の太さも分かろうかと思います。








そしてこの大イチョウ、ご覧の通り大きな幹の周りにたくさんのひこばえが出ています。
林立しているとでもいいたくなるような状況です。

下城の大イチョウ 3














通常の巨木の場合、遠くからみて「ドーン」と構える巨大な幹を映し込んでいきたいところなのですが、どうもこの大イチョウにはそれは当てはまらないようです。

下城の大イチョウ 6












 裏側の小道から。











下城の大イチョウ 5














しかし、これだけの葉がついていると黄葉は素晴らしいでしょうね。
想像しただけで気持ちが高ぶるようです。
おそらく周りには金色の絨毯を敷き詰めたような様相になるに違いありません。そんな時期に訪れたいものです。

下城の大イチョウ 7
























当然根の周りには入れません(柵はないですが、マナーとして)ので、少し離れて記念撮影。
それでもやはり大きい!!

こんな立派なイチョウもなかなかないですね。
先の案内板にあるように、県内にもう一本、国指定のイチョウ「下田のイチョウ」があるそうですから、是非そちらも見てみたいものです。
それにしても南国(?)九州、巨樹が多い。
今まで訪れたものも含め、土なのか天候なのか、それとも何か他の要因か・・・
観光できないくらいに、巨樹を回る場所があるのではなかろうか。
もっとゆっくり九州巨樹めぐりを満喫したいものである。

と考えながら時間にせかされる私は、惜しみながらも下城のイチョウをあとにし、長く続いたイチョウサイドストーリーも一旦終了です。

下城の大イチョウ所在地

熊本県阿蘇郡小国町下城713
駐車場はありませんが、道路の交通量は多くありません。

ちょっと待ってください。
イチョウサイドストーリーは終了ですが、九州巨樹弾丸ツアーはまだ続くのです。
目をつむっていたつもりが、ギンギンに開いてしまいました。
こりゃ廻らないと巨樹に申し訳ない!いくぞー!!!!
次回に続きます。




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