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イチョウ サイド(再度)ストーリー・・・ 一言主神社の乳イチョウ


つい最近の記事で、太古より続くイチョウのお話に「いちおう」区切りをつけたところなのに、イチョウが私を呼んでいるとしか思えないくらいに、また引き寄せられてしまいましたので、仕方なく(喜んで!)イチョウのお話を再度始めたいと思います。

イチョウ(銀杏・鴨脚樹・公孫樹・いちょう)のことは、先日の生きていた化石の其の壱からその参までの記事を参照していただきたいのですが、歴史が古く生きている化石などといわれる割には、街路樹やギンナンとしていつも身近にある存在のイチョウの木。

そしてそれとは別に、社寺にはイチョウの大木が多く存在しています。中には樹齢1000年というものもあり、黄葉とともに人々の注目を集めています。
前回、イチョウには「お乳」があるというお話をしました。
男性諸君は喜び勇んで乳のあるイチョウを探すかもしれませんが、(そんなことないか・・)その乳があるということを理由に昔から「母乳の出が良くなる」として乳イチョウに会いに来る方が多くあったとか…

その乳イチョウ、前回の写真は少し見えづらかったなぁ・・・と思っていた矢先、仕事で出かけた先の奈良県御所市にて、まさしくの乳イチョウを激写する事に成功しました。
というか、現場のほんのすぐ近くで出会えるなんて想像もしなかったですが、場所を見て寄らないわけにはいきませんよね!!
ということで行ってきました、葛城一言主神社の乳イチョウです。

一言さんの乳イチョウ 19














一言さんには並木道を通って向かいます。
やはり、こういった雰囲気を味わってから境内に入るというのは、何か儀式の様な感じがして、お参りするんだというような木になりますね。

一言さんの乳イチョウ 1














そして並木道を抜けて石段を登ります。
木々の覆いかぶさり様がまた何ともいえず気持ち良いものがあります。

一言さんの乳イチョウ 2



 石段を上からみたところ。










一言主神社の一言さんとは、「願い事を一言だけ叶えてくれる神様」で、「いちごんさん」と呼ばれているそうです。
さて、イチョウのお話なんですが、この一言さんにはイチョウに会う前に目に入るだろう、もう一つの樹木があります。
それがこちら。

一言さんの乳イチョウ 14














怪しい人物が一人いますが、私ですので比較スケールとしてください。
これはムクロジだそうです。
案内板はありませんし、聞いてみても由緒の様なものが見つからないそうで、立派な木なのに勿体ないなぁ・・・と思ってしまいます。

一言さんの乳イチョウ 15






 あと100年くらいすると、もしかすると、「樹齢や由緒は不明」という看板がたっているかもしれませんね。














このムクロジを見た後には当然お待ちかねの乳イチョウの登場なのですが、ここでちょっと後悔する出来事が判明しました。
そのお話は後ほどするとして、先に紹介を・・・

一言さんの乳イチョウ 4














大樹にはよくいわれることですが、この乳イチョウの説明版にも書いてあります。みぃさんがすんでいる、と。
はて、みぃさんとは・・・・
これは大阪の方言なのかな?!昔から聞きますが一般的には同年代の人はあまり使っていない様な気がしますが、みぃさん=巳さん、つまりへびさんのことです。
白い巳ぃさんは神さんの使い。昔どこいらで赤鳥居と白い巳ぃさんの絵が描かれているのを見て強烈に記憶していますが、いろいろなところで言い伝えがあるようですね。

一言さんの乳イチョウ 3














ふむふむ、樹齢1200年!!すごい。
どんな歴史を見てきたのか。イチョウの生命恐るべし。精子も乳も持っている(乳は哺乳類のものとは違いますけどね・・・)ものが、1200年も生きるとは想像もできません。
さすがは「化石」。

一言さんの乳イチョウ 7




 さぁ、これが乳イチョウです。







しかし、イチョウに縁があるあると言っておきながら、いつも見られないのが黄葉。
テレビ中継があったり、話題になるほど有名なこの乳イチョウの黄葉だそうですが、当然今回も黄葉には会えず。
それどころか、上の写真の更に上がショッキングな事になっていました。

一言さんの乳イチョウ 9




 一礼して上を見上げると少し淋しい・・・んん?!








一言さんの乳イチョウ 5














ガビーン!お知らせ板に書いてあります。
内部の腐朽が激しく、空洞部分が倒伏の危険性があるので枝を切除した・・・と。
しかも、今年の4月の中旬のこと・・・おぉ、約2週間前・・・どうしてもう少し早く来られなかったのか・・・・・・

いまさらどうする事もできませんが、やはりその立派な枝ぶりを見たかった気持ちは強く残ります。
そういえば、駐車場にえらく新しい切り株がたくさんあるなぁ・・・と思っていたんです。

一言さんの乳イチョウ 16





 ほらね。








で、好きモノな私は当然近づくわけです。そこで気がつかない私もアホですがちゃんとこれを見て「イチョウやん・・」とかおもっているわけですが、まさかこれが乳イチョウの幹の一部だとは想像もしませんでした。

一言さんの乳イチョウ 17




 わかりにくいですが、中央に突出していますね。一目瞭然。







気を取り直して撮影です。

一言さんの乳イチョウ 8














どうだ、これでもか!!
これで「どれが乳だ?」と思う方はいらっしゃらないでしょう。垂れまくっています!

一言さんの乳イチョウ 10














しかし、昔の人は想像力が素晴らしいというか、敬虔だというかこれをみて乳イチョウとしたのでしょうか?
それとも、本当に乳が良く出たのか?
日本人は樹木とともに生きてきた事を如実に表している事例の一つが、これら巨樹とともに語り継がれるお話です。
それに、乳イチョウは全国的に見られますし、語られていますからやはりそれだけの御利益があったのでしょうね。
人間は生きて100年、しかし巨樹たちはその10倍、20倍以上生きるのです。
それくらいの神秘があってもおかしくないのが普通なのでしょうか・・・

一言さんの乳イチョウ 12






 主幹上部です。垂れた枝とともに切りおとされています。緑は多いですが、やはり淋しいですね。














そして主幹の株は痛々しいと思わせるくらいにえぐり取られた様に支えに寄りかかっている様に見えます。
治療で墨を塗っているそうですが、枝を落とした分の栄養で主幹を維持してくれるとよいのですが・・・

一言さんの乳イチョウ 13














参拝と撮影を済ませて帰路につく為に駐車場へ。
先程は気にならなかったのに、この枝がある頃は・・・などと想像しながら眺めていると・・・・

一言さんの乳イチョウ 18














・・・・・ミッキーマウスか!!!
とつっこみたくなってしまうのは私だけでしょうか?!
でも、ちょっと柔らかな気持ちになって帰路につきました。
今度こそ、黄葉のイチョウを見るぞ!!と心に決めて帰ったのに、こんなにすぐにさらに次の出会いがあるなんて・・・・
イチョウサイド(再度)ストーリー、もう少し続きます。

葛城一言主神社の乳イチョウ所在地

奈良県御所市森脇432
駐車場あり


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コメント
1. Posted by ???q??K??????c?R????A鐔�?C????@5/22 8:18?X?V_930   2012年05月22日 13:30
???q??K??????c?R????A鐔�?C????@5/22 8:18?X?V
957922
2. Posted by muku_mokuzai   2012年05月22日 14:23
> ???q??K??????c?R????A鐔�?C????@5/22 8:18?X?V
> 957922

ムムム、文字化けしてさっぱり解読できません。申し訳ありません。
またごらんくださいね。
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