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机の松は生きていた


気のせいか年のせいか(いや、まだ十分若い、つもり)、今年は冷える日は冷えすぎるくらいに寒い日が多い気がします。
冬でも風通しの良い弊社事務所での夕方からの事務作業等は、かなりの冷えを伴いますので、足元だけでも暖房は必須なのですが・・・・

先日、夕方に帰社してから暖房をいれて事務作業の途中、机の上の資料に文鎮をのせて在庫確認に倉庫へ向かったのですが、帰ってきて文鎮をのけると、紙に接している部分も机に直接当たっていた部分も、こってりとしたものが付着しているではないですか!

松は生きていた! 2













あちゃ、出てきました。暑くて汗かいたのかな・・・
これをみると、ホントに松の木は(他の樹種もですが)生きているんじゃなかろうか、と毎回思わされます。

松は生きていた! 1 














暖房の温かさで、一気にヤニが出てきていました。

松は生きていた! 3













まったくそんな気配なかったのに、暖められて気持ちよくなったのか?!しっかりとふきだしています。
この松の文鎮、もう何年も前に乾燥材としてテーブルを作ったときに、脚材として使ったものの残りなのですが、今でもヤニが出てきます。

松の縁起テーブル














今回のように、暖められてもそうですが、それ以外の場面でも出てくるときがあります。

マツ科やマツ属の樹種は樹脂道という組織を持っているのですが、樹種により、またその木自体にもよって樹脂の多さは異なります。
昔から、拭けば拭くほど艶を増す油の多い松の輝きは、「肥え松(こえまつ)」といって銘木扱いされてきました。
また松は松竹梅にもあるように、縁起物としての一面もあり「松=待つ」としたり、また神の拠りしろとされる樹種です。

近年はヤニがつくとか、後でヤニが出るからと油の多い松を使う機会がすくないですが、私個人的にはあの透き通るように(実際、薄板にすると透き通る)輝く油分を持った松は、樹齢を重ね特別な何かを持った木であるように感じることがあります。
事実、油の塊になった肥え松を「神(じん)」といったりするくらいですからね。
やっぱり生物学的に正しくなくても、木は生きています、といいたくなるような松の油でした。
皆さんは、松の仲間の樹種を使うときには、油の出方を楽しむ余裕を持ってくださいね。



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