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心のこもった贈り物 −木がもたらす人と人のつながり−


日々想いを綴ったり、たまに渾身の(自慢の?!)木材を紹介したりしている弊社の記事にも、読んでいただき感想を頂ける場面があります。
それは商売の喜びとはまた違う、子どものように喜べる瞬間です。

それは突然やってきます。前回もそうでした。
前回ということは、これで2度目だということです。
そう、同じ方が今回もお便りをくださいました。以前にも紹介しています、神代樟の記事をご覧になってお便り頂いた方です。

今回もいつも通りの達筆にて送っていただきました。
こんな時は、自身の乱筆に嫌気がさすのですが、いまさら治らず・・・

それはさておき、今回は以前にもまして封筒が膨れています。
手に取ると、今回もただならぬ重さ!!
しかも握り応えがしっかりと伝わるこの感じ・・・・今回も「お宝」が封入されているようですぞ!!
と開けてみると・・・

贈り物1














達筆な書とともに現れたのは、芸術的な「黒柿製の鈴」と「和白檀」の雅銘で有名な「コノテガシワ」の木片でした。
封を切った瞬間から、その名の通り「まさか白檀?!!」と思ってしまうくらいに良い香りを放っていたのが、このコノテガシワでした。
これも、一般的な材としては流通することは非常に稀でありながら、彫刻に使われた貴重な残りを譲っていただきました。

贈り物5














本物の正倉院ならぬまでも、沈香や白檀ローズや紫檀神代木や杢木、リグナムバイタが並ぶ「昌倉院」に加わること間違いなしの逸品です!!
マニアにはたまらない贈り物をありがとうございます!!!!

それとともに同封されていたのが黒柿製の鈴。
以前に弊社の黒柿を使ってゴルフクラブを製作していただいたのはご紹介しましたが、今回は材は弊社のものではありませんが、製作者の素晴らしさとその仕上がりにびっくりです。

よく見てくださいよ。

贈り物2




 普通の鈴の形だけかと思うなかれ。








贈り物3














わかりますか?!
一対の鈴ですが、それを束ねているリングも含めて全て、「一本の木をそのまま削り出してできたもの」なんです。
勿論、リングにはどこにもつないだ跡はありません。
綺麗な円(縁!!)を描きながら、また微妙に精緻に作りまれた鈴の感覚を保持しています。
すごい技術です。
自身の手に技が無いので、余計に素晴らしく感じます。
以前にも書きましたが、黒柿は肝心の黒く色づいた芯の部分が割れやすく、また、反りなども激しく乾燥も難しい物であることと、なかなか角材が無い事もあり、これだけのものを削り出す原材料を考えても相当の価値のあるものです。

贈り物4














いやぁ、すごいお宝を送っていただきました。
私からはこんなお宝送る事できません。申し訳ない・・・・
そのかわり、できうる限り渾身の想いを込めて、今後も弊社の記事を更新し、多くの方に必要とされ読み続けられる記事となる様に精進することとします。

木を売って、儲けるだけが材木屋やあらへんで!

そんな亡き会長の声が聞こえてきそうです。
会長はインターネットなどない時代、30年ほど前から業界や日本の住宅を憂い、自身でまとめた小冊子を出版していました。
その気概に(木甲斐?!)に比べれば、こんなに簡単に皆さんに想いを告げられる私は幸せです。
会長の言いたかったことまで、全国に、世界に伝えるぞ!!
愛読者のみなさん、今後もよろしくお願いします。



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