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紅葉と黄葉のメカニズム


さて、昨日の紅葉・黄葉のメカニズムの回答編です。

考えはまとまりましたでしょうか?
それでは回答です。

まずは一般的な(?)紅葉から。
葉が紅く見える「紅葉」は、葉の中の葉緑素が分解するのと入れ替わりで、葉にたまった栄養分(糖分)から赤い色素である「アントシアニン」が作られる事から紅く見えるのです。

次に黄葉。
こちらは何かが変化するわけではなく、もともと葉緑素と一緒に葉っぱの中にある「カロチノイド」という成分が、気温が下がり葉緑素が分解されていくと、それに代わって葉の表面に出てくることから黄色く見えるのです。
しかし、黄色の成分は、多かれ少なかれどの葉にも含まれていますので、中には赤と黄色の混ざったような色合いに見えるものもあります。


紅葉・黄葉した桜の葉














私も実はそんなに気にはしていなかった、というか、冬自宅するのに紅くなるんだ・・・位の感覚でいたもので、初めて知った時は「へぇ!!」と思ったものですが、身近な木々達は、木材となる幹の部分以外にも細部にわたり実に細かな作りになっています。
以前に樹木の構成についてお話しましたが、木は我々動物の様に何かを食べたりして活動エネルギーを得ているわけではありません。
自分の体を構成するものも、自分が生きていくエネルギーも自給自足で賄っている生き物なのです。
そう考えると、動く事や話す事は出来なくてもいくら高等な文明を持っていたとしても、歴史の浅い私たち人間よりも高尚な生物なのかもしれない。
そう思うと、古くからの樹木信仰や神の依り代といったような考え方も当然納得がいきます。
名のある巨樹を前にしたりすると、とても大きな畏敬の念を抱く事がありますが、実は日々使わせてもらっている木材になる木々にも、大切な想いを持って接しないといけないのかもしれませんね。

やはり木は有効に、大切に使っていきましょう。
それではみなさん、いい季節です。
たまにはこんな少し難しい話も織り交ぜながら、紅葉・黄葉デートに向かってくださいませ(笑)。



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