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槍鉋(やりかんな)


以前から本で読んだり、飾られているのを見た事があったのですが、実際に使われているところを見た事が無かった物がありまして・・・
今回、機会があり見る事ができました。

槍鉋(やりかんな)です。

槍鉋1














台鉋(だいがんな。今日大工さんの使っている一般的なかんな。)のない時代、昔の社寺建築の円い柱などは全てこの槍鉋による造形だったようです。
西岡棟梁によると、木の繊維を壊さないから仕上がりが全く違うそうです。
とはいえ、今はなかなかそこまでの技術と完成度を求めるものも少なかったり、加工機械による加工になっていることなどで、見る事はないでしょう。
普段の建築では当然見ないものですし、一般の社寺建築でも、使いこなせる人もなかなかいないでしょうから、余計に珍しいものです。


槍鉋2














このような物を見ると、昔の技術や加工精神などの高さに感嘆します。
それも、人間の都合よりも材や完成させる物の都合を考えた加工方法です。
私は手に技術がないため、見て驚くのみですがきっと加工に携わる方であればその技法や完成度に感心される事と思います。
皆さんもどこかで機会があれば、ちょっと目を凝らして時間をとってみてください。
無くしてはいけないもの、というものの一部を感じ取れるような気がしますよ。


槍鉋については、西岡棟梁の著書などに詳しく掲載されています。是非ご覧ください。



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