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福井の道端の大タモ


いやぁ、求めているといろんなものに出会える。
以前から書いていることですが、やはり何かつながるところがあるんだろうかと想う事がしばしば。

今回は単刀直入に。
出会ってしまった(大げさですが)。

福井のタモ 3

























民家がぽつぽつと建つ、とある山中の整備された道端に立派な樹を発見。
丁度カーブを曲がったところに突然その姿を現すその巨樹。

これは本当に立派で、背丈こそ高くありませんが、しっかりと太い幹は力強さを感じさせます。
とはいいながらも、案内板も樹種の紹介も、県の指定も受けていないと思われる、本当に何も手がかりのない、ひっそり?とたたずむ巨樹です。

福井のタモ 8



 横からみれば、幹の太さが想像できるでしょうか?









私も恥ずかしながら、瞬時に立ち木まで樹種を判断できるほどの腕前がないため、何の木だろう?!有名なはずなのに・・・と撮影しながら佇んでいると・・・

福井のタモ 7

 ひょっこりと顔を出したトカゲ君。
 巨樹に手を出さないか、みまもっているのかな?!

 実は、この「彼」は後で熾烈なバトルに巻き込まれるのですが・・・





トカゲ君の巣?のすぐ横にはお地蔵さんが立っておられます。


福井のタモ 5


 花が供えられています。大切にされているんだろうな・・・と感じていると、一台の軽トラックが。

 この巨樹の前には無人の野菜直売所があり、そこに来られた地元の方でした。

 何気なしに挨拶をし、念のために樹種を聞いてみると・・










なんと、この木は「タモ」だというではありませんか。
その方の実家にもタモがたくさん植わっていたのと、昔から聞いているので、間違いないそう。
いわれやその他を聞いてみようと、話を進めてみたのですが、残念なことにこの巨樹については樹齢も謂れも、正確な情報がないそうです。
いろいろと調べた方もいらっしゃったそうですが、やはり公開するほどではなかったそうで、今では本当に伝える人も少ないとか・・・
たまに、私のように都会から来た人が尋ねることがあるそうですが、基本的に有名なわけでもなく、市や県で指定されているわけではないので、地元の方の好意で保存されているそうです。

昔は学校の待ち合わせの間に上って遊んだもんやがな・・・、とおっしゃっていましたが、私は登ることは控えました。
折角の盛り土を落としてしまうかもしれませんしね。
でも、子供たちを包む巨樹の役割。都会ではなかなかわからない感覚でしょう。

福井のタモ 6














しかし、道路と反対側は少し弱った部分があるものの、盛り土や雑草の手入れなどをされているそうなので、樹精が弱っているというわけではなさそうです。
ただ、周辺の集落の方だけでは、手を入れるにも限界があるでしょうから、タモの生命力を信じるという方法が今は一番の策なのが歯がゆいです。

そんな話をしている間に先ほどのトカゲ君、一歩も動いていない。
なんでかな?とおもっていたら、すぐ後ろに蛇がおる。
両者、気配を感じ取りあいながら牽制してる。
生死のバトル。
トカゲ君助けたいけど、自然の摂理と思いとどまって眺めること10分。
「ザザァっ!!」と音したとおもったら、トカゲ君ジャンプ。
蛇もびっくり、あわてて追うけどトカゲ君は既に排水溝へ。
大樹の下での生死のかけひき。スゴイの見た。


福井のタモ 4














少しわかりづらいけど、私と比較。
背丈はそんなにないけど、ホントに幹は立派です。

福井のタモ 2




 風格のある幹。ボコボコが何ともいいがたい雰囲気。










いつも巨樹には興味を持っているとはいえ、あちこちで出会うわけではありません。
が、今回のようにたまたま通って出会うこともあるんです。
しかも、名もない巨樹に。
願うことの大切さと信じることの意味を感じるような気がします。

出会えたことに感謝し、これからもずっと健康な姿で立っていてくれることを望み、その地を後にする私でした。


福井のタモ 1















福井のタモ所在地

福井県の山中。
コレに関しては、お知りになりたい方はショールームまでお越し下さい。
あまりに人が押し寄せても、樹にとってはしんどいかもしれません。本当に好きな方にはお会いしてお伝えいたします。



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