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神代桂、久々のご対面


久しぶりに出会いました。
3年ぶりくらいかな?
それくらい、なかなか無いものです。特に、必要な時にすぐ手配できるものではないだけに余計に困るのですが・・・

神代桂(じんだいかつら)です。


神代桂3














普通の木材でも、乾燥状態や寸法の可否を聞いていくとなかなか希望のものをその時に届けるというのは難しいものですが、こと神代となると更に難題になります。
当然ですね、神代というだけあって神様の時代(大袈裟ですが、それでも数千年前に埋まった状態で樹齢数百年や数千年の樹木です。)から現在に現れる材です。
人間の「今必要!!」という要望には応えてくれるわけがありません。
といっても、無いでは困るわけで・・・

今回は神代桂の材の問い合わせを頂いていたところ、たまたま以前に私が購入したものと同じ原木から製材した材を、今も保管されていたために出てきましたが、普段はこうはいきません。
難しい材です。


神代桂2




 こんな割れや・・










神代桂1




 こんな反りや・・・










神代桂4


 こんなねじれが出てますが、乾燥材ですし、神代の癖の出方を知ってらっしゃる方からすると、当然というところでしょうね。
神代の事、贅沢はいえません。






傷やねじれなどがあるにしろ、それらも含めて「時空を超えてきた木材の価値」があるんだと思いますし、そのロマンにもあこがれるところでしょう。
特に神代桂は他の神代とは若干違った色合いをしている様に思います。
一種独特な雰囲気です。

これからどんどんこのような稀少材は出にくくなってくると思います。
出来る限り有効に使っていただけるように販売しないといけませんね。

今の世の中の様に、物が人のニーズに合わせてくれるのではなく人が物に合わせないといけない様な状態ですから、神代木というのは、なかなか現代人の「物がいつでも安く、手に入る」という感覚からは少し遠い時代の物なのかもしれません。(だから神様の時代と書くのかな?!!)
いや、木は物ではなく植物=生き物だから、物だと考えると余計に逃げて行ってしまいますよ。
稀少材だけでなく、人々に様々な恩恵を与えてくれる木々の有効利用に人が合わせていかなくてはいけません。

久々の神代桂を愛でながら、少し難しい事を考え込んでしまいました。





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