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床(フローリング)にもっとも適した木材とは・・・ 〜書き出し〜


弊社でもいろいろとご紹介していますが、住宅においての木材の利用用途の中で割合の多い部分にあたるのが「無垢のフローリング」です。
がしかし、木材の種類が多様であるのと同じように、フローリングに使われる木にはその種類毎に様々な特徴や特性をもっていますので、いったいどういった基準で床材をえらべば良いのかと、迷われる方も多いと思います。

たまに質問を受けます。

「無垢のフローリングにしようと思うのですが、杉はフローリングには向いていないんでしょうか?!」

んん!?一体どこから誰から、杉はダメ、みたいな話が出ているんでしょうか・・・
おそらく、伝言ゲームのようになって、誤解が生んだ噂?!となっているんでしょうね。杉も立派なフローリング材となります。
現に、弊社の人気アイテム「浮造りフローリング」があるんですから・・・


さて、木の床の不思議シリーズで、木材の特性などを紹介していますが、実際のところ何が床に適した材なのかということははっきりとはしていませんでした。

そもそも、木の床にする必要性とは一体何でしょう。
オシャレだから?!温かみがあるから?!他と同じ物ではない方がいいから?!健康的だから?!
一般的に住宅建築材として考えると、こんなところでしょうか?!

しかし、実際その木の特性を活かし、木を使う必要性があって使う場合は適材というものが存在します。

たとえば、ボーリング場の床は主に「板屋楓(いたやかえで)などのメープル」を使います。
衝撃に強いうえに適度な弾力性があるために、ボーリングの玉の衝撃にも耐えるためです。
そして現在はどうか定かではありませんが、紡績工場の床板は埃の付着を防ぐために「アサダ」という木材の赤身部分で誂えないといけない、という話です。
他には、剣道での踏み込みによる足から体への衝撃の緩和に杉のフローリングが使われていたり、かなり特殊なものでは能舞台には必ず木裏(きうら。木材を板に加工した時に木の中心に近い方の面)を表面にしないといけないとか・・・・能舞台は、舞台を踏みならした時の響きが、木裏の方が反りなどの影響もあるのでしょう、響きが良いということと木裏の方が木目がたち滑りにくいので、わざわざ木裏を使うそうです。
また、床とは関係ありませんが、能において木の板に描かれた絵松といものがありますが、それも木裏使いだそうです。
木表は艶が出て篝火を反射するため、見えづらくなるそうですが、木裏ではそれがないそうです。
それらの事情から、通常フローリングや板材の利用には木表(きおもて。板にした場合に樹皮に近い方の面。)を表面にしますが、その通常が能舞台では「通常でない」わけです。

特殊かもしれませんが、用途がはっきりしているとこういった樹種の特性や木の性質による違いを巧みに利用したフローリング樹種選びがされています。

では、一般住宅ではどうなんだろう。
やはり健康的であることが一番でしょうか。
いやいや、それだけではないんです。木の詳しいところまで知っていただくと、少しは納得した選定がしやすいと思いますので、次回からその理由や床に要求される性質などを交えてお話していきたいと思います。
お楽しみに。



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