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神代木の素材について


木材を活用するにあたり、いろいろと知っておいて頂かないといけないことがあるのは、弊社からのメッセージや、今までの記事をご覧いただくとわかっていただけると思うのですが、しかし記載以上に木材は多種多様であり、生育環境や樹種による違いなどに起因する性質を有していることがありますので、その点も知っておいていただきたいところです。


今回一つ知っておいていただきたい事は、「神代木の性質」です。
神代木はその独特な色合いや稀少性などから様々な用途に使われていますが、用途によってというよりも、また、樹種によってでもない性質があります。
それは、脆さです。

とはいっても、SF映画のミイラが崩れるように急にボロボロ壊れていくというようなことはもちろんありません。
が、永年土中・水中にあったことなどにより、やはり現在の伐採された木材よりは粘りや硬さがありません。
材質が柔らかいとされる針葉樹の神代である、杉やだけではありません。比較的重硬な広葉樹の神代である欅(けやき)楡(にれ)タモ樟(くす)などもそうです。

ですから、同じ部分ばかり触るようなところや、用途上すり減るような部分には耐久性がない場合が多いので、注意が必要です。

私の自宅のパソコンカウンターも、残務整理やパソコン使用によりずっと肘が触れている部分のカウンター前面が、設置当初よりもかなり丸みを帯びてきたことと、通常の木材ならば丸くすり減ってきても肌触りは良いものですが、神代は(材質は神代楡ですが)減るというよりも、ボロボロと削れていっているというようなイメージを想像するような、少し引っかかりのあるざらついた減り方をします。


神代楡(にれ)カウンター1


 天面はそんなに変化はみられないのですが・・・











神代楡(にれ)カウンター3



 わかりますでしょうか?
 カウンターの角部分は、もともと直角からカンナで面(角をとること)をとっていたのですが・・・・・







神代楡(にれ)カウンター2


 だんだん面の部分が丸く削れてきて、少しづつボロっととれてきたところもあります。

 使用には支障ないですし、性質上の事なので、問題ではないのですが、少し服が引っかかったりはします。





当然、使用頻度や部位によりますが、神代特有の材質の暴れがきつく反るといったことや、乾燥の重要性とともに、使用部位を考えていただきながら加工をしていただきたいと思います。


せっかく入手した稀少な神代でがっかりしない予備知識として頂けますようにお願いいたします。



(本文中の「脆さ」は、科学的根拠に基づいた「強度」のことではありません。また、必ずしもすべてに当てはまるものではないと思います。)



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