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中国磁器と神代木


今年は(も、かな?)中国の話題が多かったように感じるのは気のせいでしょうか?!
私が研修に出た先の宿泊地でも、またレジャーに出かけた先でも、かなりの数の中国の方をお見かけしました。
今までは、そんなに多くの方が日本にいらっしゃっているような気はしていなかったのですが、やはり成長国なんだなぁと感じています。


さて、その中国の建設現場に宝の山があるそうです。
レアアースや、一昔前のように鉄や銅などではなく、明や清といった時代の「磁器」が発掘されるからです。
陶器ではなく、中国原産といわれている磁器です。
英語で「china」という言葉の意味の中に、磁器という意味も含まれているくらい、中国では古くからの歴史のあるものだそうです。
なんでも、殷王朝(紀元前17世紀~前11世紀)中期からの歴史があるそうで・・・・
さすが、中国・・・


その「発掘磁器」を高値で売りさばくことを生業としている人たちがいるそうです。この辺もさすが中国です。
建設現場の警備員や現場監督を買収して関係を築き、深夜の工事現場に侵入し、シャベルと懐中電灯片手に、工事によって掘り起こされた地底に入り込み土を掘り続けるそうです。
周りが土のため、いつ崩落するかわかない中での作業だそうですが、もちろん違法。
それでも、元宮廷の倉庫やゴミ捨て場だった場所などでは、「宝に変わる」ものを掘りあてようと、「働いている」そうです。

収集家にとってはかなりの値打ちものもあるようですが、いいのか悪いのか・・・・・


地中から「掘りあてる」といえば、神代木もそうですね。


神代楡神代タモ板目拡大













数千年前に火山活動や洪水等で地中深くに埋もれていた木が現在の空気に触れ、あの何とも言えない渋い色合いを出します。
それだけではなく、埋まっているものの中には「樹齢数千年」といったものや、神代樟の様に「(一般的な言い方で)直径2~3m」といった巨木が出現することも、神代木にひかれる理由の一つでしょうか。
昔は磁器のハンターならぬ、神代のハンターが各地にいたそうですから、やはり日本も中国もおんなじなんでしょうかね。



磁器も神代木もロマンのある話ですが、やはりどちらのものも、収集家や専門家など、価値のわかる方というか、価値の見いだせる方にとってはまさに宝ですが、そうでなければまったく意味をなさないものであるところは共通でしょうか・・・

私は器もいいけど、やっぱり木かなぁ。
芽が出て数千年、地中に埋もれること数千年。
この年月を越えてくる生命の塊にわくわくするのは、やはりそのものに価値を見出すからでしょうね。
物の価値や、それに対する価格の考え方が多様化しているこの時代ですが、磁器や神代木だけでなく、新しい商品であっても時間が経っても価値の残るものを提供しないといけないということを如実に表している今回のお話でした。





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