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尊敬する、さかなクンが発見。絶滅したはずのクニマス


先日新聞に、「クニマス、絶滅していなかった」という見出しで、クニマスという魚であろう写真が掲載されていました。
私が惹き込まれたのは、クニマスではなく「さかなクンら調査」の文字でした。

記事の内容は、1948年の確認を最後に絶滅したとされていたクニマス(国鱒)という、サケ科に属する高級淡水魚の一種で日本一深い湖である田沢湖にだけ生息していた魚を、今春、さかなクンがクニマスのイラストの為の資料として山梨県の西湖でとれたヒメマスを取り寄せた中に見つけたというものでした。

取り寄せた中に、黒っぽいものがあったため、知人の京大教授にヒメマスとのDNA鑑定を依頼したところ、それは絶滅したとされていたクニマスだと判明したそうです。
発見された西湖には、1935年に10万粒の卵が放流されていたそうで、今回の成魚はその卵たちの末裔だろうということです。

絶滅の原因は、1940年に下流の水力発電所に供給する湖水の確保のために、近くの玉川の強酸性の川水を湖内に引き込んだことが原因だそうですが、絶滅したとされる種が見つかることは稀に記事になっていましたが、魚類や脊椎動物の類では初めてだそうです。

木材で絶滅といえば、危惧種を先に思い浮かべてしまいます。
一番は(といっても私の中で)、ブラジリアンローズでしょうか・・・
一度でいいから自分で製材して、馥郁たる香りをかぎ、その材面を愛でてみたいもんです。
こちらも乱伐などの人間の影響によるものです。
自分もそうですが、人間はやはり勝手な生き物なのかなぁ・・・


しかし、私がその記事に驚いたのはそれらのことではなく、さかなクンの注意力と眼力です。
ヒメマスだとして取り寄せたのですから、普通なら全てヒメマスだと思うでしょう。
私は詳しい違いまでわかりませんが、おそらく「ちょっと黒いかなぁ・・・、ちょっとヒレがちがうかなぁ・・・」位の違いであるだろうし、ましてや現在普通に見ることの出来ない種なのに(当然です、絶滅種に指定されているんですから。)、それを特定したその知識です。

プロでもこんなこと、なかなかできないだろうと思います。
しかし、さかなクンは普通のプロではなかったんですね。
これこそ専門家です。

さかなクンは魚がとても好きであるのは当然ですが、それだけにとどまらず様々な活動に参加し、また、今回のような学術的な調査やデータ取りに参画して、どんどんその「好きなもの」を発展させています。
しかもあのキャラで、あの優しさです。

業界は違えど、本当に尊敬しています。
普通には到底できないことだと思います。大先輩だと思い、見習いたい気持ちでいっぱいです。
私のハンドルネーム「木ぃクン」も、もちろんさかなクンへの敬意から使わせてもらっているものです。
私も、絶滅種を発見する、とまではいかなくても業界や木材を必要とする人たちのためになるように知識をつけ、経験を増やしたいと意欲をかきたてられる記事でした。

さかなクンはこういっていたそうです。

「人の手によって絶滅したクニマスが再び姿を見せてくれた。二度と滅ぼすことがないよう自然や生き物の尊さをしっかりと考えていきたい。」








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