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見事な幹回り ~弥栄の樟~


車で移動していると、どうしても興味のあるものも見落とすことがあります。
ほぼ毎日通っていてもです。

昨年、用事があり珍しく電車に乗って出かけた時の事です。
いつもならば、車中では読書ときまっているんですが、たまたまその時は本から目を離し、外の景色を眺めていました。
じっと眺めていると、いつもの景色の中にいろんなものをみつけることができます。
本に目を戻そうかとした時です。
ちらっと大きな緑が見えたのです。
「んん?!」
とのぞいたのですが、その緑はマンションの陰に隠れてしまっていました。

気になって次の日の配送の帰りに、その場所に向かってみるとなんとも立派な巨樹がそびえていたのです。


弥栄の樟 8





 道路からの全景です。

周辺が住宅に囲まれているために、はっきりとその体躯をとらえることが難しいです。















道路から少し離れているとはいえ、こんな立派な木を見逃していたなんて。


弥栄の樟 4






 「弥栄の樟」というのだそうです。
立派な石碑です。
















車では近くに行けませんから、徒歩でその懐に飛び込むことにします。


弥栄の樟 1





  見てみると「大阪緑の百選」とあります。
そういえば、何かの本で見たような・・・
















弥栄の樟 2




 近くで見てみるとやはり大きい。

 木の周辺が広場になっているんですが、その隅からでも木の先の方まではカメラにとらえきれません。














落雷か、自分の枝の重さが支えきれなかったのか、枝の部分や幹の途中に発泡材が塗られています。
ただでさえ、その大きさに畏敬の念を抱かずにはいられませんが、その発泡材がなんとも今にも流れてきそうで、異様な雰囲気です。


弥栄の樟 3


 











これだけの巨躯ですから、どこかに「いわれ」があるはずだと探したところ、ありました。
なになに・・・・


弥栄の樟 5


 テッカテカでめちゃくちゃ読みづらい。

 詳しくは現地でご覧になった方が・・・です。








じっくり見ると・・・


弥栄の樟 6





 植樹の文字が・・・









よく見てみると、「聖武天皇の天平年間729〜748年に植樹という伝承がある」と記されています。
ということは樹齢1260年くらいでしょうか・・・
おぉ、立派ですね。
しかも、植樹されたものがここまで巨樹に成長したのは、この案内板にもありますが、人々が大切にしてきたからでしょう。


緑の葉を付けて生命力を見せてくれていますが、一つ気になるのが樟の広場の廻りをブロックで囲ってあるのです。
これだけの巨樹ですから根も相当なものではないか思うのですが、住宅建築の為なのかどうかは定かではないですが、根は横に伸びることができない様に見えます。
下に伸びた方が、水や養分の補給には良いのでしょうが、コンクリートとアスファルト舗装に独り取り残された巨人のようで、こんな状態で大丈夫だろうかという一編の邪推が残りました。


それにしても、立派な樟です。弊社にお越しの際は少し足を延ばしてお立ち寄りになってはいかがでしょうか?!
どんな時でも大樹を眺める余裕を持ち続けたいと思います。



弥栄の樟 7















・「弥栄の樟」所在地

摂津市千里丘東5丁目4−20近辺

摂津市千里丘東5丁目5の住居表示のある電柱の狭い路地をはいると見つかります。
JR千里丘駅と、岸辺駅の中間地点くらいの線路東側の府道142号線路地(車不可)に入れます。



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