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鮮烈な赤 パドーク(パドック)の製材


先日、「ちょっと頼みがあんねんけどなぁ・・・」とお得意さんがニコニコと御来店。


普通じゃないなぁと思っていたら、やっぱり普通じゃなかった。

話を聞いてみると20年ほど前に在庫した、カウンター用の木を製材してほしいということでした。
幅が尺六寸ちょっと(49cm位)、厚みが二寸(約6cm)というもので、長さを必要最低限の1mでカットしてもらっていたので、なんとか製材できる範囲かと思い、御相談に乗ることにしました。

通常は、持ち込みでの製材は受けておりません。
それに、弊社の製材機は原木や大きな板向けではないので、製材に限りがあるためですが、今回は失敗御免という事をお願いしてのチャレンジとなりました。

というのも、一口に製材といっても、サイズが無理だったり、木の目や方向、鋸をいれる場所によっては挽くことができないことなどがあり、難しいものなのです。

さて、意を決して製材を始めると、なんとかなりそうな手応え・・・・
慎重に油をさしながら、ゆっくりと挽きます(担当が製材中の為写真なし)。
少しずつ、あたりに充満する独特の甘い香り。



できた!!!


パオロッサ挽き割り1

























鮮烈な赤色を呈する樹種、パドーク(パドック)です。
カリンの仲間として模擬材にされることもある柾目、杢目ともに美しい木です。


パオロッサ挽き割り3















材に残る黒っぽい筋はノコを止めて油をさしたり、製材のモーターをいたわるのに一休みした部分です。


パオロッサ挽き割り2

























ホントに赤いです。
真っ赤っかです。
製材中からもそうですが、独特の少し甘い香りと材からも想像できる真っ赤な製材粉が辺りに充満。


パオロッサ挽き割り5




 これだけ見ると、えらくアザになったようなたいそうな印象を受けてしまいますね・・









パオロッサ挽き割り4

 製材機も、まるで血が飛び散ったかのような惨状!?です。

 知らないで見たらびっくりするでしょうね。








なんとか製材し、パドークはお施主様のテレビ台として活躍することになるそうですが、久しぶりに稀少材を製材しました。

ノコから手に伝わる感覚や音など、やはり樹種特有のものがあります。
香りにしてもそうです。
やはり、こうやって、直接木に触れていないとわからないことが一杯です。
お施主さんなど、なおの事でしょう。
もっともっと、木に触れて木を知る機会を増やしていかないといけないですね。
改めて、そう感じました。




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