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私たち材木屋の存在意義


不景気だなんだと言って、良い話を聞くことが少なくなって久しいですが、みなさんの事情はいかがでしょうか・・・

大きく見れば、忙しく働いているところもあれば、暇だと言って動かないところもあり、ぼちぼちというか、よくも悪くもないというところがあまりなく二分している様に感じます。

いつになったら忙しくなるのか、早く景気よくならんか・・・というような話も聞きますが、たいていそう言っておられるのは、ふた昔前くらいまでの「ほっといても仕事のある時代」のことを指していることがほとんどです。
ですが、今はもう時代が変わり、様相が変わっていますので、もう昔の様な「たくさん建つ時代」ではなくなっていますので、待っていたところで以前の様に戻ることはもうないと思います。

とすると、今現在で普通になっているということでしょう。
現在の仕事量が、今の求められている供給量なんではないかと思います。
単純にいうと、ですが。

また単純には比較できませんが、とあるところにこんな話が載っていました。


現在、日本には5700万戸の住宅があるそうです。
そして世帯数は5000万世帯。この時点で余っています。
空家率とすれば、13.1%。

2003年には住宅の年間着工棟数が約120万戸でした。
もし、そのペースで2040年までいくと、上記の空家率は43%にまでなるそうです。
因みに、半分の60万戸ペースにしたとしても、2040年には空家率36%だそうです。

さて話を戻して、先にあげた「早く景気よくならないかなぁ・・・」と言っている人達は、この120万戸の建築ペースを期待しているわけです。
待ってても、なにしても仕事はある時代。

そんなの、例示したデータを見れば、二度と来ないことは明白ですよね。
なのに、忙しくならないかなぁ・・・と期待している場合が多く思います。


もうひとつ、今日木材の組合のページを見ていて興味深いところがありました。
割愛引用しますと、

「厳しい状況で、今後は今の3割しか残れない。
プレカット工場とホームセンターがあれば材木屋サンはいらないという声も聞こえる。
その3割に生き残れるようにしたい。」

とありました。


ほんと、その通りです。
厳しい状況です。120万戸時代よりは・・・
確かに、家という形を「作る」ならプレカット工場と、ホームセンターの材料があれば、材木屋なんかいりません。(厳密にはホームセンターも材木屋サンから買っているはずですが・・・)
年間60万戸建っても余るんだから、そりゃ生き残りは難しいかもしれません。


じゃあ、私たちは何のために営業していくんでしょう・・・・
どうやって生き残るんでしょう。
私たち材木屋の存在意義はなんでしょう。


ここからは私見というか、弊社のことになりますが、私はこう思います。

なんとかして生き残るんではなく、選ばれるから残っているようにありたい。
それは品質であり、人であり、またそれらが伴う商品であり、サービスであるかもしれない。
何かはわかりませんが、必要とされるからこそ営業し続けていたいと思います。

また、本当のところを考えると、私たち材木屋は環境面でも教育面でも必要であると自負しています。
ただし、勉強熱心であり必要とされる知識と情報を持っている材木屋サンに限るという条件付きですが…
ここでは、残れない材木屋サンもでるかもしれません。

おこがましいかもしれませんが、まだまだ木材が環境に与える影響のなかでもよい部分は伝わっていないところが多いと思いますし、私たちの中で正しい知識をもっている人が伝えないといけないことがたくさんあります。

木を伐ることは環境破壊か・・・
木は優れていると材木屋は言うけれど、本当か・・・
木材を使う理由・・・

などなど、とにかくたくさんあります。

大人よりも子供たちに伝えたいこともたくさんあります。
それが存在意義だと思います。

木を「物や商品」だと思っている材木屋サンは当然残れないでしょう。
木という自然からの恵みを理解できない人でしょうから。
商品を売って生き残っていくのではなく、木を通して、商売も、それ以外でも必要とされる材木店としてならまだまだ活路はあると思います。

必要とされる材木店に、必要とされる人間であるために。
それが存在意義であり、営業していく理由であると思っています。
選ばれる材木屋さんへ、少しずつ前進!!!です。






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