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金属と木どちらが危険?!


先日の新聞で見たんですが、カリフォルニア州で高校野球での金属バット使用を禁止する法案が可決する見込みだとする記事を読みました。

というのは、金属バットはボールをよりよく打ち返す「スイートスポット」が広く、投手にとって危険だから、だそうです。
実際、今年に投手が打球を頭部に受ける事故が発生していることを受けての今回の法案だそうですが、このために、金属バットを木製バットに交換しないといけないため、折れるごとに補充しないといけない金銭的負担が大きくなるという意見が出ているそうです。

それとともに木製にしたからといって安全ではなく、折れて飛んでくるバットの破片も危ない、とする意見があるそうです。


ですが、待てよ…


金属だから、木材だからと、素材での欠点ばかりを気にしていますが、今回のようなどちらが安全かというのももちろん重要ですが、もともとのバットの素材の意味を考えてみないといけないのではないかと思います。


金属バットは当然簡単に折れることなく、品質や形状を工夫でき、また力がそんなになくても打球を飛ばせる点が長所であり、良いところのはずです。
木製バットは、以前の記事で御紹介した通り「タモ」という樹種を使って造られます。
それは、硬くて丈夫な割には粘りがあり、衝撃吸収性が良く、またボールを打つ感覚が適度に手に伝わることが一番の理由です。
ただ硬いだけの樹種はいくらでもあります。
楓のバットを使っている選手もいるそうです。
が、それでも上記の理由から、「タモ材」のバットは幅広く愛用されるわけです。


安全は当然確保しないといけないでしょう。
ですが、どうしてその道具にその素材が使われているのか、という点ももう少し議論していただきたいものです。


住宅の打ち合わをするとたまに話題になる、「フローリングは無垢か合板か」という問題にも少し似ている気がします。
こちらも性質や存在意義自体がちがうのですが、同じフローリング材という点で比較されがちです。
地震の話になると、壁材の合板での耐力と、土壁などの塗り壁が比較され、旧来の建築の塗り壁ではあたかも弱いかの様にいわれることもあります。
これもまったく違った素材ですし、性質も違います。
だから、どちらにせよ、安全性とともに、もう一歩踏み込んでその材料を使う理由を考えていけば、おのずと答えは出るのではないかと思うのですが・・・

どうして、合板壁が必要なのか、フローリングは無垢だと何が良いのか・・・

バットの材料も、その材料を使う意味を込めて考えて、良い結果が出るといいと思います。





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