大阪の本物の木材を追求する材木店のページ
空を見上げて

同じ樹種でもこんなに違う 木材の不思議 〜木目から見える道管にる差 タモの場合〜 

木材の個体差を非常に理解しやすい題材として取り上げる今回。
その差を見る素材は、長さも幅も厚みも、そして入荷時期も全く同じというタモアッシュ)材。
弊社の誇る、30年超長期在庫です(汗・・・)。

タモ材と道管 1


早速ですが前回お話しした通り、この2つをつかって重量差を数字でみてみようという趣旨です。
その数字を見れば、視覚的に環孔材に本当に孔があることがわかっていただけるはずなのです。
実験する私も、経験上でその差を理解しているわけですが、実際には目にしたことがないので、どのくらいのさになるか、結果が楽しみ。

それでは比較実験を始めましょう。
まずは実験に用いる大きさのタモ材の平均的な重量を、文献を参考にして計算するとおよそ6.3kg。(実験材の厚みは27mm)
それを念頭において、まずはこちらの木目のはっきりした材(上の写真左側。以下A材)から重量を測ってみましょう。
こちらの材は、含水率はおよそ 13.6% 。

広葉樹の道管8


いい感じの含水率と考えるべきか、30年で13%?!と考えるべきか微妙なところ(もちろん、0%にはならないんだけども・・・)と感じてしまいますが、とりあえず計測。
計測は助手であるわが息子H君に協力してもらって、体重計で簡易計測。
計測した重量からH君の体重を差し引いて、このA材の重量を推測。
H君の体重は33.4kg。

広葉樹の道管14


これから、実験材を抱えて体重計にのってもらい、総重量からそれを引いた重さが、A材の重量ということです。
事前の計算では材の平均値である6.3kgとH君の体重である33.4kgをたして、39.7kgということが想像できますが、さて計算通りになるのか否か!!?


広葉樹の道管16


少し見えづらいですが、結果は40.6kgになりました。
平均値から考えると誤差が0.9kg 。
なかなか優秀な計算結果でしたが、これが基準となる重量です。
覚えておいてくださいね。


次に木目が非常に細かく年輪幅の狭いB材を計測します。
実は、これは手に持った時点で非常に大きな差を感じるのですが、それが数字としていかに表れるか・・・
こちらも、実験開始前に含水率を測定しますと・・・・


広葉樹の道管10


むむぅ~・・・9% 。
こちらは30年の歴史を感じさせる数字(笑)。
曇りがちな撮影当日の影響をうけずに、人工乾燥材カマ出し時並みの数字を記録。
この計測が大切なのは、言うまでもなく含水率が重量に影響を及ぼすからです。
この点でみても、入荷時期が同じである同一樹種の同一寸法材を、同一環境で保管しても差が出る、という天然素材の特徴が見えてくるポイントだと思います。

さぁ、お待たせしました。
ではいよいよ計測!

広葉樹の道管17


おぉ!!
38.8kg!!

なんと!!
同じ体積の木材同士 1.8kg の差があるのです!!!
実験成功!
およそ2kgも違う。
実は、手で持ち上げても明らかにわかるほどの差があるのです。
だから、結果は見えていたものの、数字で見るとやっぱりびっくり。
皆さんにも分かりやすい結果になったと思います。

先程の含水率に多少の差はあるとしても、これほどまでの差は出ません。
ということは、この差こそ、道管という細胞組織の構造を顕著に知ることのできるものだという事です。

木材自体にたくさんあいている孔は道管(どうかん)。
広葉樹の組織のうちの一つですが、この空洞となっている道管が多いか少ないかで重量もかわり、強度も変わり、そして加工性も変わってくるのです。
この差を重要視するのは家具屋さんだと思います。
加工がしやすいというのは良いことである反面強度がなくなってしまいがちなので、荷重のかかる部分には向いていません。
そのため、使われる部材ごとに木目をみて材を振り分ける作業をされる場合もあります。

彫刻においても環孔材でおすすめ樹種があるものの、その樹種だからといってよいものではなく、上記と同じように道管が多くを占める材は切削加工しやすいのですが、反面木質部分の多いものは比較的硬質になるので、切削しづらいことになります。
文献で見た、といって材種のみを重視してお探しの方もおられますが、安かったからといって木質部分が多い材を購入し、こんなに削りにくいのかと驚いた、というお話も聞くことがあります。
それも、この道管の違いによるところが大きい場面です。

タモ材と道管 5


数字で見るとはっきりとわかるこの違い。
次回は、ちょっとむつかしい話をしながら、この細胞組織の違いについてのお話を進めたいと思います。



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 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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同じ樹種でもこんなに違う 木材の不思議 〜木目から見える道管にる差 タモの場合〜 

ながく続くコロナウィルスの影響が広がるばかりで、当初業界では物資の流通を心配していたものが、今はおそらく感染を管理しきれない状態で仕事を続けなければならないと思われる、建築業界の職人さんの間に広がらないことを祈っています。
医療も物流のみなさんにも尽力を感謝しなければならないと思います。


さてそんな中、お家でできるエクササイズやおもしろ動画などがたくさん公開されていますが、私もひとつ、木材のお話をお伝えしたいと思います。
樹木にしろ木材にしろ、多くの種類を学んでいくときに手がかりとなるのが、広い意味での「針葉樹と広葉樹」の分類。
弊社記事でも今までにいろいろな角度でとらえてきましたが、今回は広葉樹に絞りながらもその中でも建築にも家具にも身近で、有名な樹種が多い「環孔材」を使ってお話を進めたいと思います。

最初に、なぜ環孔材なのかというと、違いが非常にわかりやすく説明がしやすいからです。
今回話題にするのは、その名の通り「環(わ)っか状に、孔(あな)のある材」に、本当に孔があるのか?!ということと、その孔は本当にあいているのか?!ということ。

私はいつも、ショールームにお越しいただいて木材や無垢フローリングの説明をさせてもらうときには、樹木や木材も細胞組織でできていることや、わかりやすく説明するためのたとえ話として、その細胞組織がストローの列のように並んでいることを説明します。

広葉樹の道管1

そして、その配列があることで強度があることや伸縮すること、吸放湿できることなどをお話しします。
しかし、たとえ話としては理解ができても、本当に木の中に孔があいているなんて、にわかに信じられないかもしれません。
広葉樹の中でも環孔材は、その孔による違いを顕著に理解できる特徴がありますし、見た目にも違いが分かりやすいので、代表的な樹種であるタモで違いを見ていきたいと思います。

まず、木材の木口を見てみましょう。

広葉樹の道管5


環孔材は、孔となる組織が年輪のように環っか状に並んでいる木材です。
よく見ると孔が認識できます。
この部分は内部まで孔になっていて、それ以外の部分の多くが木質部分です。
つまり、極端なお話ですがこの孔の部分が多い木材は「空洞が多い」ということになるのです。

空洞が多いということは、木質部分が少ないわけですから重量も軽くなるはず。
孔だらけ、なわけですものね。
これは、広葉樹を多く扱っている材木屋さんであれば、ある程度経験でご存知のことと思います。
ご存知なくても、無垢フローリング屋さんや材木屋さんが商品の特徴を説明する場面で決まり文句のように「足触りが柔らかな・・・」とか、「軽軟な木材なので、あたたかみがあり・・・」などと説明されている根拠のうちの一因も、この孔なんですね。

わかっているようでわかっていない、見えづらいこの孔の存在を数字でみてみれば、納得しやすいはず!
そう思って今回、視覚的に見ることができるタモアッシュ)材を用意しました。

タモ材と道管 1


長さも厚みも、そして幅も同じで樹種も同じ。
弊社に入荷した時期もおよそ30年前!!( ゚Д゚)で同じというこの2つ。
比較するにはこれ以上にない素材です。
これを使って、孔が多いものと少ないものの差を簡単な数字で見ることのできる「重量比較」を次回に行いたいと思いますので、ご期待ください!!


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言い伝えか現実か?! 〜滑り落ちた巨樹 臥雲の三本杉〜

先月紹介した、日下野のスギは覚えていらっしゃるでしょうか。
天使の咆哮の如く、集落のある谷に向かって構える姿に圧倒されてしまうのです。

その記事の最後に、「数百メートルの距離にある」と書いたもう一つの巨樹。
それを今回紹介したいと思います。
連続して近くにある巨樹を紹介する意味は一つしかなくて、近くにあるのであれば一度で訪れたいから、です。
私も実はおかげさまで暇な人間ではないので、巨樹巡りをするといっても毎回貴重な時間(早朝5時に現地着とか・・・)を使って廻っている為、近くにあるのであればできるだけ「一筆書き」で廻りたいのです。

どうしても、拙記事は巨樹のページではないために多くの巨樹を掲載できず、近くに存在するものでも紹介していないものが数多くあります。
しかし今回は、前回の最後で対比させたように「人里と神域」の双方のスギという形で紹介したく、「臥雲の三本杉」をとりあげることにしたのです。

長野市街地から西、私の毎年恋焦がれてやまない白馬八方尾根方面へのみちすがらの山あいの、臥雲院という古刹が舞台。


臥雲の三本杉 11

巨木巡りに慣れている私にとっては良いドライブコースである山道も、街中ばかりを走る一般の方にとっては少々距離を感じてしまうかもしれませんが、道も細いわけでもなく時間さえあればゆっくりと到達できる長野市中条日下野地区。
目的地近くになると、斜面が開けた場所に写真の石碑とともに現れるのが、臥雲の三本杉です。

上の写真で左側に写っているものがまさしくそれなのですが、このアングルからはどのような性質の巨樹なのかを想像することはできないと思います。

杉の巨樹は様々なパターンで私を驚かしてくれますが、今回はその歴史に驚く巨樹なのであります。

あってほしくはないものではありますが、いつ起きるかわからない自然災害。
この山あいの地にも、およそ170年前に大地震があったそうです。
その時の史実を物語る存在として残っているのが、この三本杉だというのです。

臥雲の三本杉 8


近づいてみてもものすごく扁平で、ゴツゴツとした木肌と歴史を感じさせる痛みを受けた幹の状態などが、風格を思わせるものの、太さや存在感という観点でいうと、驚くほどのスケールではありません。

しかし、史実にある災害を伝える存在としての驚きは、単にそのものの大きさだけでは知ることができないのです。だからこそ、大切に、そして貴重な存在として人が語り継ぐことのできない永い歴史を称する存在として、そこにあるのだと思います。

この三本杉の驚くべき事実というのは案内板によると、180m上方から「滑り落ちてきた」ということです!


臥雲の三本杉 6


1847年の大地震の際、現在の地に滑り落ちてきたのがこの三本杉だというのです。
そして滑り落ちてきたために、斜面に不自然に傾いて立っている。
幹が扁平なのもその影響があるのかもしれませんね。

臥雲の三本杉 7


正面?!からみると、幹が襞のように割裂しているような印象を受けます。
そして、傷ついた幹を修復する樹木の特性として「巻き込み」をすることで、傷の部分を覆い隠すことがありますが、滑落と共に避けてしまった部分を包み込むべくしてこのような形状になったのではないだろうかと、推察しますが真相はわかりません。

むしろ、180mも滑落してこの状態で立っているものだと感心してしまいますが、それよりも、こんな巨樹を滑落させる大地震というのは、集落にとっての影響も相当なものだったと拝察します。
そしてこの状態を維持していることで「生き証人」として、史実を後世に残す存在でいてくれるありがたさを感じます。

臥雲の三本杉 1


もちろん、スギという樹種の性質を考えれば納得もできます。
幹が割裂しようとも、光合成し根を張ることができるのであれば残された主幹から成長をすることができるでしょうし、切山の大杉で顕著に見られるように伏条更新するほどの生命力ですので、根付くことができるのであれば生き残ることができたのかもしれません。

一部分からみると、600年ほどと推定される樹齢の割にはかなり老いている様にみえるものの、反対方向からみると印象は一気に変わります。


臥雲の三本杉 2


初めからこの傾斜に対応してきたかの様に、太く強く大きく見える幹。
そして羽をたたんで佇む孔雀の如く、細かく美しくみどり鮮やかに斜面下部へと延びる枝は、若々しくすら感じてしまいます。

人は見かけによらぬもの、といいますが巨樹もそうです。
この三本杉のように、一方向からみると太い幹でありながらも裏側は殆どが洞の様な状態になっているものも、各地で見られます。

長生きをして、これからも史実を伝えていってほしいと感じるも物の、生命力を感じるその美しい枝は、精一杯光合成のために斜面へ伸び、もし地面へ着いたのならば、そこから伏条更新で後世へ自分のうつし身を残そうとしているようにも見えるのは私だけでしょうか。


臥雲の三本杉 3


今の人里に自然災害の史実を伝え続けてくれる臥雲の三本杉。
私の様に訪れる人間をどれだけ迎えたのでしょうか。

そのたびに、どのような目で眺められているのかを感じながら、少しでも史実を感じてもらえるようにとその姿を保持してきたんだと思います。
巨樹は人間よりもはるかに長い時間軸の存在です。

だからこそ、貴重な存在に感じ大きさに圧倒され、どこか力を秘めているようにすら感じる。
その存在は様々な影響を与えます。
どれだけ人間が叡智を極めても、植物程の時間を生きることはできません。
人間が経験することのできない時間というものを、その存在で感じさせてくれる存在。それが巨樹なのかもしれません。


臥雲の三本杉 15


樹下に立っているつもりでも、その傾斜角でのけぞってしまうほどに傾いている幹。
直立していたであろう時代を想います。

しかし今は、この傾斜した姿こそがこの杉の存在そのものであり、知るべき史実。
時代は変わり災害も変化し環境も変わる。
三本杉が教えてくれる史実に対して、自分たちがどのように向き合っていくべきなのか。
訪れる人一人ひとりが考えるきっかけを持つことに、意味があるのかもしれません。


里にあり、人々に伝え続けてくれる存在、臥雲の三本杉でした。


臥雲の三本杉 14



臥雲の三本杉所在地

長野県長野市中条日下野3374 臥雲院の下にあり

邪魔にならない様、道路端に駐車できます。


 
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戸田材木店謹製! ジェットストリーム対応!! ノック式木製ボールペン 木輪(kowa) 〜完成発売編〜

前回のブログ記事にて初公開しました、弊社オリジナルの木製ボールペン。
私のきついこだわり(汗)と自己満足を具現化した商品だけに、高級ボールペンのように万人受けするものではないのですが、もしかすると私のように感じている方もおられるかもしれない、ということで本日すべて完成した商品を販売するための詳細をお伝えします。

一本ずつ、弊社で使用している樹種名と元となる木材商品の品番など(台湾樟除く)を刻印しています。


・カスクオーク

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜9

弊社がおすすめする無垢フローリングの人気樹種の一つであるカスクオーク
広葉樹特有のはっきりとした木目と、特徴的に現れる虎斑(とらふ)が印象的な樹種です。
その特徴はボールペンになっても同じで、光の当たり具合によって印象の変わる木目が綺麗です。
重硬な部類の木材の為、握った感触がしっかりとしていて安定感があるイメージです。
また目止め塗装を施してありますが、使用中の手の温度や湿度の状態で仄かにオークの「ほんのり甘い香り」を感じられることがあります。
刻印されているのは、カスクオーク幅広無垢フローリングのつなぎ目V溝仕様の品番。
つまり、このボールペンの原材料となったものです!

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜10


・ブラックウォールナット

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜4

言わずとしれた銘木ですが、今回活用しているのはブラックウォールナットの表情豊かなネイキッドグレードの原板材。そのため、木目が通っていないものや変則的なもの、色目の柔らかなものから木目の素直なものまでバリエーションがあります。
見た目のイメージ程の重さは感じませんが、細かな木目のため指先の使い心地平滑な木材、というイメージですらすらと書くことができます。
非常に落ち着いた色合いの印象はフローリングと同じく、非常にシック!
大人の物書きから書斎のマストアイテムまで!(私は読書にはペンが欠かせません。大事な部分のメモ取りの為です。)
単に豪華なだけではない、しっとりとした落ち着きのある雰囲気が味わえると思いますよ。

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜3


・キハダ( Pecked Amur)

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜5


ご覧の通り、若干黄色みを帯びている木目のはっきりとした樹種。
樹皮に近い黄色い部分は胃腸薬などになり、私も整腸剤として愛用しています。
はっきりとした木目ですが、比較的軽軟で「道管」という木材の組織である「孔」を若干手触りに感じます。
古く一時期には、天皇の衣がこのキハダの染め物であったり、染色された紙は虫食いにあいにくいといわれています。
今回の原材料となった原木は、キツツキによって大きな穴をもったものでした。
製材した時、穴の周辺部分を始め多くの「商品にならない部分」ができてしまいました。
しかし、自然の中でできたもの。キツツキが気にいるような魅力的な樹木を余すところなく使いたい!ということで出来上がったのが、本商品です。

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜6


・台湾樟(たいわんくす・ Taiwanese Camphor Tree)

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜7

まるでラワン材のように、一見全く木目の特徴が無いのが特徴的な樹種ですが、実は大きな特徴を持っています。
それは、クスノキ特有の香り!日本のクスノキとは異なるものの、どこか懐かしいようなちょっと埃っぽい民家の中の様な、独特な芳香をもっているのが台湾樟です。
視覚的な木目のアピールではなく、どこからともなく香るその芳香で木製ペンであることを主張します。
ペン自体の感触は少し柔らかめですが、肌理が細かいためにざらつきがなく抵抗感なく使う事ができます。
幹回り数m〜十数mにもなる巨木に育つクスノキ
木材として乾燥させる途中でどうしても出てしまう、裂けるような割れの部分をやむなく切り離した一部分を、香り豊かなボールペンとして活用しています!
(香りは少しづつ揮発して弱くなります。)

ジェットストリーム芯対応ノック式木製ボールペン〜木輪 kowa〜8


それぞれに特徴のある樹種たち。
同じ原材料が多くありませんので、一度にできる数量は限られますが木材となった木々を有効に活用し、使う人に喜んで頂けるように願っています。


★お問い合わせはこちらから


ジェットストリーム芯対応!!ノック式木製ボールペン 木輪〜kowa〜 

--- 基本コンセプト ---

原材料は、フローリング製作上で発生する傷商品や仕様変更で使われなくなった商品、または原木製材ででる勿体ない端材や乾燥工程で割裂してしまった板材の断片など、銘木でもなければ使われる用途の無くなった材木屋の持つ「勿体ない材」を用いています。
それにより廃棄することなく、使う人が嬉しく原材料も本望な木材活用をして木の輪を広げたい!
そういった想いの詰まったボールペンです!


・使用樹種:カスクオーク、ブラックウォールナット、キハダ、台湾樟(たいわんくす)

・仕上状態:目止めシーラー塗装(カスクオーク、台湾樟の香りは残っています。)

・ペン形状:長さ約135mm(ペン先からノック金具端部まで)×約9mm〜約12mm(木軸先〜最太部/クリップ除く)

・金具色調:ガンメタル色

・交換用芯:三菱鉛筆ジェットストリーム SXR600-07(0.7mmタイプ)を回して交換するタイプです。)
(0.5mmタイプも使用可能です。)

・配送方法:簡易ケース包装(*)にて、郵便にて出荷

・同梱内容:説明書、試供用芯(ジェットストリーム芯ではありません。)

・価   格:¥6,500/本(税別)

・送   料:¥109/本(税別、一部地域を除く)

(*)本品は、日々使い続けて頂きたい、という想いから配送箱は簡易なものとしています。(紙包装あり。)
私の個人的な、「大切に仕舞うのではなくいつも手に取っていただきたい」という想いがその理由です。


*ご注意事項

・本品は基本、金具の性質上分解修理ができない構造となっていますこと、ご留意くださいませ。(初期製作分にて、ペン繰り出し動作を100回/日×60日以上の動作確認試験をしています。また、動作確認後の出荷をしています。)

・手作業での組み立て・削り出しですので、ノック金具の摺動部分に動作跡がついていたり、金具部分に軽微な擦り跡の残るもの、刻印作業時の軽微なこすれ跡などがあります。

・素材の樹種が同じでも、部位によって硬さが異なる為レーザー刻印による刻印の深さの違いやズレなどが生じているものもありますが、素材の特性として御理解を下さいませ。

・樹種によっては、ペン先の木部を強く握った時にパチパチと音のすることがありますが、異常ではありません。

・ペンの機構の特性上、市販のプラスチックボールペンよりも芯を出し入れするノックの感触が重たくなっています。

・クリップ部分の金属は、一度開いてしまうと元の形状には戻りませんので、開きすぎにご注意ください。

・天然木を使用していますので、木目や色合いの違い、使用環境によっては変色や退色、割れが発生しますので、使用環境にはご配慮下さい。
特に、直射日光のあたる場所や冷暖房機器の直射、車中などの高温の場所での保管は避けてください。

・交換用芯のインク色は2020年4月現在、黒のみです。


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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30  | コメント(2)  |  この記事をクリップ! 本物の無垢木材 | 材木屋の独り言 

高樹齢! 百年杉柾浮造り無垢フローリングを大切な場所に!!

先日、リニューアルを報告しました「高樹齢! 百年杉柾浮造り無垢一枚物フローリング」の記事。

その時にも書いていますが、昨年から急に多くのお尋ねを頂くようになりました弊社の杉フローリング製品。
「葉枯らしをした高樹齢原木を使い、天然乾燥を経て丁寧に浮造り加工をされる」という非常に手間と時間をかけて、素性の良い杉のみを製品に仕上げる、弊社の高樹齢杉シリーズ。

その中のフラッグシップグレードの百年杉柾浮造りフローリングにも、注目をしていただいていてお声掛けが増えているうれしい状況です。
柾目がどれだけ稀少なものかは、フローリングの記事で紹介している為に割愛しますが、天然乾燥材に浮造り加工を施した柾目材というものは非常に珍しく、他に類を見ないだけに弊社の様な無名な材木屋(汗)に御注文を頂ける有難さです。


早速ですが、その杉の柾目のフローリングを施工いただきました現場の様子をご紹介したいと思います。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 1


いつもながら、きれいに施工頂いている大工さんに感謝なのですが、それとともに自画自賛な美しさを誇っている、天然乾燥の杉柾目たち!!
ゆっくりと時間をかけて乾燥させ、その後も選別を経て製品化される工程を考えると当然ですし、板目とは違って主張する部分が少ないだけに、その目合の美しさが引き立っているように感じます。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 2


百年杉柾は、芯材と辺材が適度な割合で組み合わさる「源平(げんぺい)」という状態で造られます。
芯材部分の仄かに赤い色調と、辺材部分の白い色合いがとっても印象的で、「赤身勝ち」という芯材部分をメインに木取りした「古希杉浮造りフローリング」や「埋め節フローリング」とは趣が異なっています。
どちらもこだわりの塊で、双方に個性を持たせるために行っている選別手法ですが、これらの木材の部位ごとに製品を作るということも、一本の丸太を余すことなく利用することが出来るからこそ可能になる事。


高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 3


そして、良質な丸太から製材し、さらにそれを選別するからこそ、均質でありながらも天然のバラつきがある表情が見える製品となる。
そういった、自然のバラつきが見えるのが弊社の高樹齢杉シリーズ。
辺材ばかりを使った高樹齢杉! 純白浮造り羽目板も非常に好評ですが、それができるのも選別を徹底しているから。
そして、余すことなく原木を使うための製品づくりをしているから。
当たり前にあるように見える完成の様子ですが、実はとっても貴重な材からできている百年杉柾材。

こんな床で生活できるお施主様がうらやましい!!

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 4


ついでにお伝えしておくと、百年杉柾を含む高樹齢杉シリーズを作るための選別は非常に厳しく、通常の製材であれば避けたいような手間のかかる工程なのです。
丸太の状態から管理し(もちろん、仕入れる丸太の基準も・・・)、製材するときの木取り、そして部位ごとに変わる事すらある木目と色合いのバランスなどの、それぞれの状態を管理し選別することは非常に手間であり、一つ間違うと貴重な原木を無駄にしてしまいかねないこともある。

それをあえて行っているのは、実際に肌で感じないと分からない苦労。
実際に一緒にいる職員さんが、「社長の選別はえぐいで〜・・・」と、暗に聞こえるように(笑)言うんですからね。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 9


そして聞こえた社長も「そりゃ〜よ、・・・・・・」と、選別するからこそ生まれるこれらの製品が如何に素晴らしいかという、自分の子供や孫の自慢をするかのようなお話が始まるわけですよ。
そういう自信をもって作り出される杉が好きなんです。わたし。


木材は全て好きですけども、想いのない木材製品はただの商品になってしまいます。
私が扱っているもの、特に皆さんに紹介する無垢フローリングをはじめとする製品は、想いのあるものばかり。
そして、日本全国ほぼどこでも手に入る杉という樹種だからこそ、異常なほどにこだわりたい想いが、製材と私とで共有できるからこそ扱っている商品。
それが、高樹齢杉シリーズなのです。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 7


それは、製品の色合い然り。
それは、製品の香り然り。
それは、浮造りの精度然り。

生産者と、そして原木となる杉への想いが詰まっているからこそ生まれるフローリング。
それが、弊社が扱う高樹齢杉シリーズフローリングです。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 6


写真では、そのこだわりの杉を活かした浮造り加工の制度が伝わりにくいですが、そこもよし!
浮造りしていることがすぐにわかる、ということは非常に粗いために分かりやすい場合が多いから。
一見分かりづらいもののとても丁寧に、かつしっかりと施された浮造り加工により、杉がもつ本来の樹脂成分の効能が発揮されるとともに、樹脂によるきれいな色合いの変化をもたらしてくれます。

施工当初ははっきりとしている辺材と芯材の色合いの差ですが、次第とわかりづらくなり、その過程を経て少しづつ夕焼けの様な橙を帯びたような色合いに変化していきます!
もちろん私の主観ですけども、全国の産地の杉を見て触って感じて変化を見ている私にとっては、その変化は経験として知る部分であり、高樹齢杉シリーズだからこその美しい経年変化だと思っています。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 8


決して杉という樹種自体に優劣の違いがあるわけではありません。
育った環境や手入れによって大きく変化するのが天然の業。
しかし、それを木材製品にするのは人の手です。

フローリングという状態に仕上がればよい製品と、厳選された原木とこだわりの人の手で造られたものとを比較すると、同じ杉でも相当の違いが生まれる。
その違いを、最大限活かしたものが百年杉柾浮造りフローリング。

今回はUNIタイプですが、一枚物もあるラインナップ。

杉の美しさを最大限に表現しているとさえ思う高樹齢杉シリーズ。

杉がいい、と言われるけれども何がいいのかわからない、という方。
弊社の高樹齢杉シリーズを体験してください。
そして、私が情熱をもって語る高樹齢杉のお話を聞いてください。

そうすれば、杉の良さと日本が誇る樹種である理由を理解して頂けると思います。

杉の素晴らしさを伝える高樹齢杉シリーズの中のフラッグシップ、百年杉柾。
これから一層の需要に応えるべく、天然乾燥を進めていきます。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 5


私の大好きな映画、ハッピーフライトの綾●はるかちゃんの「ただのビーフか、・・・・・」ではないですけど、「ただの杉か、お勧めする理由のある弊社の杉か?!」というほどに自身のある杉製品。
大切な住まいのパートナーに、取り入れてみませんか?!


ただのビーフ・・・
笹野さん、面白い!


ぜひ、こだわりの杉製品がどんなものか。
弊社のショールームにて体感してください。

きっと、杉ってこんなにいいものなのか、と思ってもらえるものかと思います。

高樹齢! 百年杉柾浮造り(うづくり)無垢フローリング 個室施工 10


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*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


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戸田材木店謹製! ジェットストリーム対応!! ノック式木製ボールペン 木輪(kowa) 〜出来上がり発表編〜

ずっと欲しくてたまらなかったもの・・・
やっとできました。
人一倍凝り性で、物事にはまるタイプですので一つの事をするにも、なかなかスタートできないタイプの私。

今回出来上がったもの、ボールペン一つとってもそうでした。
その理由とは、書き心地の納得できるインクであることと、自分の筆圧に合ったペン径であること、そしてノック式であること。なおかつ、私の手持ちの木材で作る無垢木材のオリジナルボールペンであること。

ずっと以前から製作したいとおもっていたものの、上記の理由を満たすことが出来ずにずっと立ち止まっていたままでした。
しかしこの度ついに、上記の条件を満たすものを製作することが出来ました!

ジェットストリーム対応! 木製ノック式ボールペン 1


高級で稀少な木材を使用した木製ボールペンは、インターネットであればたくさん見つけることができます。
もちろん、私としても稀少な木材を材料としたものを製作することもできましたし、自分も欲しいと思います。
しかし、私の作りたかったボールペンはプレミアム品ではなくて、日常いつも身の回りにあって毎日使ってもらえるものであること、でした。
なおかつ、それがほぼ最小単位の木材利用であることを含めて、です。

私の職業上、どうしても小さな木材の塊が出来る時があります。
一般に端材と言われるようなものです。
中には、少し前まで商品だったものもあります。
それらの使われなくなった最小単位の木材を使って、使う人の傍に毎日あるものを作りたい!そう思ったからです。
そしてそこに、先にあげた条件を再度当てはめていくと、なかなか要望通りにはできませんでした。
自分も欲しいものとして、私の思っていた条件は、

・自社の理由のある木材を使って作る事
・細身だけども細すぎないペン径であること(木製ペンは、総じて太いかかなり細いと感じていたから。)
・ノック式であること
・ジェットストリーム芯が使える事

です。

ジェットストリーム対応! 木製ノック式ボールペン 2


ここで大きな問題がありました。
上記の3つ目と4つ目を同時に満たすものがなかったのです。
木製ボールペンは、私の知る限りではツイストしてペンを繰り出すタイプやキャップ式のタイプがありますが、前者は径が細すぎたり太かったり、又は電車で本を読んだりする私には両手でペンを出す両者は避けたいところでした。(もちろん、高級感ではこちらの方がよいのかもしれませんが・・・)
そして、ノック式のものもあるものの、持った時に指にかかる部分が木材ではなく金属だったり、木材ではあるものの「ジェットストリーム芯が使えない」ものだったのです。

私、昔からの癖で筆圧と握りが強くて、滑らかに描くことのできるインクでなければ非常に疲れてしまうんです。
そのため一度ジェットストリームのボールペンを使ってからは、事務も家でもずっとそれです。


しかし、探せどもノック式でジェットストリーム芯が使える木製ボールペンがない!
今まで製作できなかった最大の理由がそこでした。
私が今まで使っていた木製ボールペンはどうしてもインクが硬く、自ずと筆圧をかけたくなるうえペン径がなじまない為に、「眺めているのはいいけども使いたくないもの」でした。
飾りですね。
木材も特徴的な木目や色合いの物でしたが、使えなければペンにせず材のまま持っておきたい(なんでやねん!)位。
もちろん、高級な銘木を使って少し太目やツイスト式のものにした方が高級感はあるのですが、コンセプトはそこではなく、「身近で使ってもらうこと」なので、ずっと探し続けていました。

やっと今回、条件をすべて満たす材料とご協力頂ける製作作家さんとのマッチングで、ジェットストリーム芯に対応したノック式のオリジナル木製ボールペン「木輪〜kowa〜」が誕生しました!!


ジェットストリーム対応! 木製ノック式ボールペン 3
(写真はカスクオーク)

たぶん、このペン径のノック式ジェットストリーム対応の木製ボールペンはどこにもないな!うん。
ない。
木軸の先でおよそ9mm、少し太くなるペンの中心部分でおよそ12mm程です。


そして弊社にあった大切な木材達が、書き味最高な木製ボールペンになって甦った瞬間。

樹種は現在4種類。
大人っぽいさりげない木質感のブラックウォールナット、周囲に柔らかな「民家っぽい香り」が立ち込める台湾樟、虎斑が特徴的に光るカスクオーク、漢方にもなる黄色い木目が特徴的なキハダ、です。

それぞれに特徴がある木材なのは当然ですが、ありそうでなかったノック式のジェットストリーム対応の木製ボールペン。
今回はたくさん販売したいという目的ではありません。
材を活かすということと、私が納得できるものを、欲しいと思ってもらえる方やお世話になっている方に使ってもらえる形にしたいということが目的です。
凄くこだわりすぎて、製作費用が掛かりすぎていることもある(涙)ので、「おぉ!ジェットストリームが使える木のボールペン!探しとったんや!!」という私のような方には喜んで販売いたしますので、お声かけ下さい。

販売は、このあと最終段階の「樹種名の刻印」を経て進める予定です。
ただいま少しずつ刻印作業が進んでいます。

最終的な完成までもう少しですが、きちんと出来上がったら再度ご案内しますので、よければお申し込みをお待ちしております!


(写真は台湾樟。鞄の中、香り充満!(^^♪)
ジェットストリーム対応! 木製ノック式ボールペン 4


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「三大チ祭り」終わる ◆ΑΑ

いよいよ「三大チ祭り」のクライマックス、「イチイ祭り」です。

前回までのチリ杉チークもかなり珍しい材でしたが今回のイチイ祭りも相当に珍しいものとなりました。
一位という樹種は、前回までの2種ほど珍しくはありません。
しかし、今回祭りを催すほどの一位というのは、サイズと木目ともに非常に珍しいものだったのです。

一位の用途で有名なのは、飛騨の一位一刀彫。お土産でみることができるので、まだ身近なのではないでしょうか。
その他では、笏に使われるということが広く知られていますが、実物の笏を見る機会というのはそうはありません。
そのため、一般には木材として見られることがないでしょうし、材木屋さんのなかでもご存じない方もおられるかもしれない、この樹種が祭りのメインとなるというのはどういうことか。

それは、一位の持つ名称の縁起の良さや特異な朱色の色合い、そして巨樹まで育った者だけがみせるその何とも言えない木目です。

一位祭り 1


一般的に見かけるであろう一位の木材というものは、おそらく幅300mmまでのものが多いのですが、今回の祭りはそうではありません。
上の写真に代表される、幅680mm!!という幅広の一位だったのです。
しかもそれが6枚なんだから、どれだけすごいことかというのを私自身どうやってお伝えしたらよいのかわからない状態です(汗)。
中には480mmほどのものもあるのですが、それらも「屋久杉かっ!!」と突っ込みたくなるような美しい杢があり、貴重な高樹齢木の美しさを見せてくれています。

そして祭りを盛り上げる驚きは、600mmを超える幅を有した4mの一位カウンター材です!!!

一位祭り 4

杉や桧に慣れ親しんでいる方や、建築木材の規格をご存知の方にとっては「4m」というのは普通に感じることと思います。
が、一位という木が樹木である姿をご存知の方は「600mmという幅で4mの長さの板をとること」がどれだけ難しいことかがわかると思います。
いや、難しいではなく現在では天然記念物か相当の巨樹を伐採しなければ不可能といえるそのサイズ!

購入いただいたお施主様も、「一位でこのサイズはまず無いですよね・・・!!!」と興奮されているほど。
もちろん、私も興奮です。
樹木と木材がすきなものであれば、この材の稀少性はいうまでもなく、またこんな材を建築に取り入れられるお施主様が羨ましくも悔しい・・・基、うれしい状況です。

いや、悔しいというのは若干本音で、今回の「三大チ祭り」は会社の売り上げとしてはうれしい限りなのですが、私個人としては「集めた宝物」が次々と放出される「危機的状況」なわけで、先の様に「こんなものもう入手できない!」というお宝たちが現金へと変わっていくのです。
普通ならば現金に変わるのは非常にうれしいことなのですが、変態材木屋としては自分の手元から離れていくことが非常に淋しくてたまらないのです(涙)。

一位祭り 5

材の用途を吟味されている間も、売れて喜ぶべきか売れずに安心するべきか・・・、商売人にあるまじき2択に悩んでいた私。

結果として、全て一位材で4m材4枚と2m材が5枚、そして同じく一位の4m角材が1本という結果になったので商売としては喜ぶべきものとなりましたが、手放した淋しさは言葉にならず・・・
三大チ祭りを終えたのでした。

稀少材ばかりが続けて販売できるということは、頻繁に起る事ではありません。
しかし、今回の三大チ祭りをできたのも貴重な在庫のおかげと巡りあわせを頂いた、弊社の記事をご覧のお客様とつながりを活かしていただいた施工者様のおかげ。

無名であっても検索でヒットしなくても(汗)、発信することの大切さを実感するとともに、きちんと見て頂いている有難さを感じた今回のチ祭りでした。

一位祭り 3


さて、手放して淋しいチ祭りかとおもいきや、別れれば出逢いあり!
チ祭り始めに出荷したチリ杉が稀少な4mの和室天井板という形に加工された状態で、私の手元にやってきました!!

なんとも美しい杢!
販売した1m×2mの迫力も素晴らしいものでしたが、この杢と非常に珍しい朱色から橙の中間の様な色合いは、他の材では見られない稀少なもの!!
しかも、この材は弊社のお得意さんが元の持ち主という、なんとも奇遇な縁で弊社に来ているのです!

チリ杉 和室天井板


木材がつないでくれる縁。
次のチ祭りである、この天井板を使っていただける家はいつご縁があるのか・・・
楽しみでもあり、手放したくなくもあり?!な複雑な思いとともに、次回の祭りを待つ「チ祭り終わり」なのでした・・・


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「三大チ祭り」終わる  ΑΑ

妙にものものしいタイトルになっていますが、特段悪いことをしたわけでもなくましてや、「血」などあろうはずが無いのですが、昨年から続く一連の流れがまさしくこの「チ祭り」だったのです。


木材の世界にも、多少の樹種ブームはあると思います。
その時代ごとの流行色や好まれる木目の傾向というのはあって(それもメーカーさんとかいろんな人が造ることなのかもしれないけど)、同じ樹種に注文の集中することがあります。

またそれとは別に、偶然にも同じ木材への問い合わせが集中したり、口裏合わせでもないのに来店のお客さまのほとんどが同じ傾向の木材や樹種を希望される場合があります。
ただし、この場合はたまたま何かのきっかけで、探していた樹種にであったというケースであったり、その樹種についてネットサーフィンしていたら偶然にも「こんな零細で、銘木屋でもない街の材木屋の発信記事をみつけた」、という理由でありがたくもお問い合わせを頂くケースがあります。

もちろん、有名な樹種や沢山販売できる樹種、というのはわざわざ私が発信せずとも有名な材木屋さんやネットショップさんで購入できます。
それに、ホームページがあるもののインターネット検索へのSEO対策等にも全く投資していない弊社を見つけて頂けるなんて、普通では考えられません(笑)。
それなのに!弊社までたどり着いてご連絡いただけることは本当にありがたいこと。
感謝感激なのです。


そんなありがたいお客さまのおかげで、昨年から年始にかけては「祭り」を開催することができました。
その名も「三大チ祭り!!」

「チ」というのは、樹種名の頭文字であり「チリ杉・チーク・イチイ(一位)」のこと。
それぞれに非常に特徴を持った樹種ですが、そんな特殊な樹種が一年の間に非常に多く出荷された珍しい状況でした。
チリ杉は、現在では非常に稀少な「美しい木目と高樹齢幅広材」という組み合わせ。
楽器業界では、スプルースと同様に非常に均質に木目の並んだチリ杉の柾目が好まれるようですが、材木屋としては柾目もよいもののやはり、屋久杉と見まがうほどの木目や特異な杢に魅力を感じてしまいます。

こんなに細かい木目はなかなかありません!

チリ杉祭り 3


「チ祭り」では、1m×2mを含む幅広の一枚板を50枚近く販売しました。
天井材になる、ということなのですが想像できますか?
1m〜2mの一枚板の天井ですよ・・・
普通なら、日本建築の堂々たる門の鏡板(戸の中心にはまる板)になるほどに大きなもの。
それが頭上に?!

チリ杉祭り 2


凡人は想像できません。
樹齢数千年にもなり、非常に巨木に育つというチリ杉ですが一般に目にすることは殆どありません。
そんな中在庫していた材に、たまたま弊社にたどり着いていただいたことで巡り合っていただきました。
さらに、その数週間後にはやはり上記の楽器用途であるというお客様から、のおたずねで角材を販売することに・・・
それも非常に美しい杢が出ている角材でしたが、おそらくきれいに通った柾目材に生まれ変わっているんだろうと思います。
まさか、大きくPRなどしていない在庫品から、チリ杉という珍しいご注文が続くなんて・・・と思っていたら今度に訪れた祭りは「チーク」でした。

チーク祭り 1


弊社は、先日お伝えしたように無垢フローリングでもチークを多く扱っていますし、在庫でもチークの板材を少々持っています。
そんなこともあり、無垢フローリングとしてチークを検討したいというお声を頂きました。
しかし、普通のフローリングではないんですよ。
祭りのフローリングですからね。
実は、「幅300mm、厚さ30mm」のチークフローリング!!です。

なんと・・・
300mm幅というのは、弊社が普段扱っている無垢フローリングのレギュラーサイズである150mmの倍にあたるサイズ。
どれだけ幅広かというと、写真の通り。

チーク祭り 3

私が手を置いているのは、普通で考える幅広フローリングの150mmのロックメープルフローリング
この比較で、300mmがどれほどの大きさかわかっていただけるでしょうか!!?

しかも、すこぶる色と木目のよいチーク材です。
私が宝物として持っていた材ですが、いくつかを見て頂いてリビングに貼ることが出来る数量をお買い上げいただきました。
リビングに貼る数量、と言いましたが厚みも普通のフローリングである15mm倍である30mm!
つまりは厚み体積が倍になるということで、それだけで1㎥を優に超える材積に・・・
㎥あたりの価格を考えると・・・・材木屋さんならばすぐに「!!!」と計算できる価格になる驚きのフローリング原板の出荷となりました。

そして、そんな珍しいご要望と併せて弊社から別にご提案したものが、同じくチークのフローリング。
こちらは、すでに「和風家屋にネシアンチークをつかっていただきました!」にて詳しくご紹介していますが、少し報告しておきますと、このチークフローリングは「芯材部分を厳選した150mm幅のフローリングで、なおかつ適切に管理されたチーク林の原木のみを使用して製品化された無塗装のフローリング」なのです。

チークも樹木ですから、辺材の白い部分が含まれます。
その部分をグレーディングによってネイキッドグレードに回し、芯材中心のプルミエグレードを製作。
その原木も、国によって管理された森林からの原木をしようしているので、古くから知られる天然林のチークから比べると、木目や色合いに若干の差があるものの、それでもきっちりと管理された森林から出てくる丸太を使いながらも、芯材部分を厳選してこんなに美しいチークにできるということを見てもらうことが出来ました。

チーク祭り 4


現場ではオイル塗装が施されていましたが、通常のチークフローリングは着色ウレタン塗装がされています。
色ムラやチークらしからぬ白太部分は着色されているわけですね。
しかし、このチークフローリングは芯材のみのプルミエグレード!なので、着色することもなく自然なチークの質感とチーク脂の「ヌメリ」を感じることのできる貴重な材なのです。

更にこの直後、数量は限られていますが上記と同じチーク無垢フローリングで、テーブルを製作したい!ということで150mm幅の一枚物を出荷しました。
一枚物で製作できるというお考えがなく、UNIが当たり前と思われていたところでしたが、一枚物のチークを使っていただくことが出来て非常に喜んでいただきました。
因みに、周囲にはメープルの白い縁を回していただいて!
お客様用に今後も製作したいなぁ、というご満足の声を頂いたことは言うまでもありません。


そして、最後に訪れたチ祭りは、知っていても見る機会の少ない、一位(イチイ)のチ祭りとなったのでした。

一位祭り 2


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高樹齢!百年杉柾浮造りフローリングの記事をリニューアルしました!!

赤丸急上昇!!
ふた昔?にはそんな言葉があったような気がします。
最近弊社で赤丸急上昇なのは、杉(スギ)。

もちろん、今までも多くの皆様にご愛顧頂いてはいるのですが、非常に多くの・・・とまではありませんでした。
今まで幾度となく記事にしている通り、弊社で扱っている杉、特に無垢フローリングにおいては「一般的な杉フローリングに比べて価格が高い」という理由で、一部の方向けの販売にとどまっていました。

一部の方、というのは弊社の杉フローリングの違いを感じて納得して頂いた方。

各杉無垢フローリングの名称にもある通り、弊社がお勧めしているのは「高樹齢木」であり、「赤身勝ち」の材。
そしてそのうえ「葉枯らしの天然乾燥材」であること、です。
さらに、そこに「丁寧な浮造り加工」を施していますから、暖かな感触が良い、と言われる杉フローリングにさらに心地よい足触りがあるのです。

高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 11


この4点が、弊社の杉無垢フローリングの大きな特徴であり、価格が高い理由。
しかし、それでも喜んで採用して下さる方がいらっしゃる。そして今、赤丸急上昇的にそのお客様が増えつつあります。

それだけ多くの皆様が、杉という日本全国にありどの材木屋さんも扱う樹種の中での、弊社の高樹齢杉シリーズの違いに気付いてくれているのかと思います。

と、前置が長くなりましたが、その高樹齢杉シリーズの一番星!である高樹齢!百年杉柾浮造りフローリングの記事をリニューアルしました。
それもそのはずで、最初に記事投稿したのが2008年の12月・・・
もう12年になるという、改めて驚くほどに古くなってしまった記事。
それはそれでいいものの、未熟だった写真や行間、そして品番のないまま掲載していた詳細欄など、手を入れようと思いながらもそのままでしたので、今回のお問い合わせの増加を受けて重い腰を上げました!(笑)


記事を改めて見て頂き、稀少な杉柾浮造りフローリングの世界に嵌まってもらいたいと思います。
原板はたくさんあります!
つい先日製作分!!
めちゃきれい。
これが使っていただける分ですよ!!!

高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリングの原板!


高樹齢杉シリーズの中でも、百年杉柾はその名前の通りで、原材料となる原木の樹齢は全て100年以上!
手塩にかけ、大切にされてきた樹々。
それらの価値を最大限に高め、機能性があり美しい木材として皆さんの生活の中に届けられる。
使っていただくことで、手をかけて育ててくれた山の人たちにも、木を見て無駄なく製材してくれる製材所にも加工場にも、流通させてくれる市場にもきちんと代金としての利益が残る。
そして、次の植栽、手入れ、伐採、製材、販売へと移ることが出来る。

山も樹木も製材も木材も、全てつながって永い年月の上で成り立っています。
「伐採期」と言われている木を活用することも大切ですが、大量に伐る事ではなく喜んでもらえる木材となる木を大切に伐る事。
たくさんの木材量を扱う材木屋として、再度、高樹齢杉シリーズを通して山の事・樹木の事・木材業の事を考え、良い木材製品をお届けしたいと思う今日この頃です。

高樹齢杉シリーズ、そして百年杉柾浮造りフローリングをよろしくお願います!!


高樹齢! 百年杉柾浮造りフローリング 1



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ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング 在庫数量限りのご案内!

先日ご紹介した、ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングのネイキッドグレードを採用して頂いたカフェの様子はいかがでしたか?
カッコよくも落ち着いていて、古民家という「ハコ」と調和していた姿は施工と素材との良さの競演であったのでは、と勝手に思い描いています。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリングと古民家18


そのブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリングですが、グレーディング基準によりネイキッドグレードに分類されなかったものが、少量できています。
これらは、毎回の製造で必ずしもできるものではないために、少しづつできたものを集めたもののため、数量が非常に限られていますので、レギュラーラインナップには顔を出していないグレードです。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 1


グレード情報としては、ネイキッドグレードよりも大きな節が多いもの、そして原木の傷や割れ目などのパテ補修の大きなもの、全体的に変色のあるもの、抜け節を補修しているもの、などを含むものです。
普通は、これらはぶっつりと切り取られて、抜け節や変色のない部分のみを選び出し、UNIジョイントされたフローリングに仕上げられます。
その方が、フローリングとしては「欠点」を省くことが出来るわけですが、せっかくの一枚物が出来るところが非常にもったいない。
それに、UNIジョイントするとしても非常に短いピースができてしまうので、少しにぎやかな雰囲気になってしまうことが多いです。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 4


その点、一枚物のまま仕上げることができれば、幅広材によるブラックウォールナットの表情をそのまま感じることが出来ます。
大きなパテ補修があっても、無垢のブラックウォールナットであることに変わりはありません。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 3


カジュアルでありながらも安っぽい仕上がりにはしたくない。
そんなとき、高級無垢フローリングの代名詞であるブラックウォールナットの幅広一枚物が使えるということは、これ以上ないポイントとアクセントになります。
普段はなかなか手が届かない価格のブラックウォールナット。
UNIタイプではない一枚物ならばなおさらですが、今回は出来上がり数量が非常に少ないこともあり、特別価格にて使っていただけるようにご用意をしました。

もちろん、実形状や加工仕上げはレギュラー商品と同様ですし、工場も同じ。
品質は変わりません。
いつもお伝えする、「今あるものを加工賃の安い工場で安く作った」ものではない、ということです。

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 2


改修現場や1フロアーをブラックウォールナットで!という使い方をしてもらえると思います。
UNIタイプにはない、一枚物の存在感を手に入れるチャンスです。
皆さんのインスピレーションで、活かせる場所を探してくださいね!!


ブラックウォールナット幅広無垢一枚物フローリング Wグレード貼り上がりイメージ

ブラックウォールナット 幅広無垢一枚物フローリング Wグレード 1


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・ブラックウォールナット幅広無垢つなぎ目V溝フローリングはこちらから

・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗写真はこちらをご覧下さい。
・ブラックウォールナット定乱尺フローリング施工店舗の4年後の姿はこちらから
・ブラックウォールナット幅広無垢定乱尺フローリング、オイル塗装の施工写真はこちらから



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