大阪の本物の木材を追求する材木店のページ
空を見上げて

この季節の慢性的不足・・・

いよいよ、この季節になりましたね!!

雪山

 



いや、、、、そうじゃなくてこの季節!

ストーブ

暖かさの恋しい時にこの炎。
やっぱり炎はいいものです。
ものすごくほっこりします。

冬になると、いつもの業務で求められるのとは異なる、「薪」の需要(といっても販売していないから、お願いか・・・)が急激に増えます。
いろんな方が、薪が欲しいといっていらっしゃいます。
もう昔からなので、いつもお渡しする分を貯めてはいるのですが、近年は構造用木材のプレカット化や大工さんの加工仕事の減少で、思うほど薪にする木切れが集まらなくなってしまって、いらっしゃる皆さんに、思うようにお渡しできなくなってきました。


まだキャンプファイヤーや餅つきなんかだと樹種や大きさを問わずにお渡しできるのですが、薪ストーブとなると大きさや樹種が肝心で、なかなかご期待に沿えません。
もちろん、先に書いたように販売しているわけではないので、専用に備蓄していないからという事もあるのですが、広葉樹が必要だということも重要なんですね。

薪ストーブでもいろいろと種類がありますが、多くは広葉樹を燃焼させることを主眼としていますので、建築などで出る資材の端切れでは、燃焼が悪かったり火持ちが悪かったりしますから、それ用に作っておくとなると、それはそれで手間がかかるわけで・・・
それにもまして、不足気味な薪なので樹種によって分けておくということもできず、申し訳ない状態です。
10年ほど前までは、極端な話処分しないといけないほどたまっていたものですが、時代の移り変わりの流れが早く、まさか薪が足りなくなるなんて考えもしていませんでした。

薪1

近年では、バイオマス発電の波もあり「燃やすための木材」が注目されていますが、できれば燃やすのではなく、もっとも小さな単位になるまで利用しきりたいところ。
それでも、残ってくる部分はきっちりと「温かさ」としての燃料となってもらうのです。
ゆらゆらとゆらぐ、炎の揺らめきは見ているものを視覚的にも体感的にも温めてくれるに十分な力を持っています。
近年はペレットストーブという手法もあり、住宅街でもストーブを焚く事ができるようになっていますので、「火のある生活」が身近になっています。
クールでカッコいい木材もいいですが、最終的に人の心と体を温めてくれる木材。

冬本番に向けて、今から備蓄開始です。

薪2



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またつまらぬものを・・・否、面白いものを買ってしまった(喜!)

超有名作の「ルパン三世」に登場する、石川五右衛門が毎度口にする「また、つまらぬものを斬ってしまった・・・」は、もしかすると幾ばくかの満足感を含んでいるのではなかろうか?!


また、つまらぬものを・・・


五右衛門ほど人生達観してはいないものの、私もまた、「おもしろいものを買ってしまった・・・」と、小声でつぶやくのです。


日本のなら1

日本の広葉樹、「なら(楢・オーク)」の無垢板ですが、厚みがおよそ60mmある追柾(おいまさ)という木目で製材されたものです。
追柾は、一般的な柾目の様にまっすぐに目が並んでいるものとは違い、若干木目のような部分が入っていたり、斜め方向に目が流れていたりするものを含めてそう呼ぶものですが、今回の材も追柾です。

中にはほぼ板目に近いものもありますから、「柾目ちゃうやん!」と言われてしまいそうですが、今回は柾目だけに注目するのではないのです。
日本のなら材で、こんなに木目が細かくて綺麗なものがまとまってゲットできたことが嬉しくて、一人ひそかに「また、おもしろいものを買ってしまった・・・」とつぶやいたのです。
写真では、うまく写さないと木目が見えにくいほどの木目の良さ!

日本のなら2

日本のなら材は、実は山には比較的よく見られるものの、樹齢が若い物や木目の粗いものもあり、これだけ木目の細かいものはとっても高価で、「にんまり」とするよりも「価格設定」を悩みながら購入するものですが、今回はにんまりする理由があります。

それは日本の広葉樹でありながらも、とてもリーズナブルだ、ということ。
もちろん、それにも理由があって「若干の変色や割れ、腐りの部分」があるということです。
いつもの無垢フローリングの規格でいえば、ネイキッドグレード。
(この写真だと、ほぼ板目ですね・・・・でもきれいな木目で許して・・・)

日本のなら3

しかしそれでも、にんまりするポイントは木目の細かさとともに、大きな節がほとんどないことです。
それでいて厚みもしっかりとしているので、若干のわれはあるものの幅接ぎをしてテーブルにしたりカウンターにしたりと、幅広一枚板を作り出すことができるのですよ!!
多少の変色などがあっても、銘木にはない野趣があってかえって楢らしい雰囲気を味わえます。

そのほかには、もちろん日本の広葉樹フローリングの清涼ならカスクオークフローリングなどの玄関框や階段框としても、十分以上に役目を果たしてくれることでしょうし、もったいないかもしれませんが、テーブルなどの天板家具を製作した後に、そのまま足の製作にも取り掛かれる寸法であるのは、多様な材料寸法を持っていなくてもいい利点があります。
框材になったときに見えるであろうこの美しい虎斑は、最高でしょうね!

日本のなら5


ウィスキーやブランデーなどを供するバーや、飲食店などのカウンターやディスプレイ棚、壁材や家具などとしてももちろんオッケー!!
ここでも、リーズナブルさがすこぶるモノをいいます。
一部分の見せ場に使うのではなく、思いっきり店内を演出できること間違いなし!!!!
見せ方は無限大!!!!

これは早いもの勝ちですぞ。
店舗用途、家具用途、住宅の造作材などとしてイメージを膨らませて、様々な場所に活用してもらいたいものです。
高級品でドキドキするのもいいですが、面白くてワクワクする。
今回はそんな材料を連れてくることができて、なんだか五右衛門の境地!のこの頃です。

活用してみたい!!!という方は、お問い合わせをお待ちしています。

日本のなら4


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杉アンティークウォール 〜おしゃれなショップに・・・ミルキーゼブラ〜

前回のカッコいい杉板、ヴィンテージエベヌはいかがでしたか?!

杉という樹種は特に、近年のイメージ戦略(!?)によって「あたたかい、健康的」という印象から、建築に用いられる頻度は高まっています。
しかし、前回とともにお伝えするアンティークシリーズは、特に材木屋としてアピールしたくなる杉の長所をあえて表に出すことなく、思い切って外観での勝負を挑むことが出来る仕上がりになっています。

今日お届けするのはミルキーゼブラ。

ミルキーゼブラ11

何とも言えない、白と黒の対比。
これが日本の針葉樹の代表、杉であるということを忘れさせる、仕上がりを魅せるアンティークパネルです。

杉は無塗装でそのまま使っても、とても美しい木目と色合いがあり、永く好かれる存在ですが、その端正すぎるところが適当な粗さを求める声にこたえにくいところでした。
とはいえ、数年前に話題となった「中古足場板のリユース」によるアンティーク仕上げは、杉の美しさではなく使い古されたリアルな風合いが好まれ、新品ではなく中古品が品切れ、というおかしな事態が起こったのですが、確かに古びたテイストが似合う店舗などにはちょうどいい材料だったことは確か。

そんなテイストを楽しみたい、見せたいというお声があるために味わいのある仕上げを再現する塗装などの材料も多くありますが、このアンティークシリーズは、使いこむことによっておこる針葉樹の「浮造り加工」をしたような木目の状態や、節の補修を取り入れ、なおかつそれに丁寧に塗装と拭き取り作業を組み込むことで、白と黒の間に微妙な木目の立体感を持たせてインパクトを与えています。

ミルキーゼブラ1

素材となる杉材は、綺麗なものを厳選!というものではありません。
アンティークシリーズの特徴は、丁寧な仕上げと、いつもは欠点と評されている虫による食害の跡や割れなど、経年変化で起こりうる現象に見られるものも取り込んでいるために、材の有効活用と見た目のインパクトの両立をしているのです。

そして、日本人にはそれほどなじみがないものの、ヨーロッパなど海外ではパイン(マツ類)を木目の見える白色の半透明着色仕上げにし、インテリアに取り込んでいますが、それ以上に、ホワイトペイントされたミルキーゼブラは茶褐色に浮き立つ木目が一層ホワイトを引き立てて、コントラストの印象を強くしています。

ミルキーゼブラ4

無垢の木材ではなく、木目が印刷されたシート材でも人気があるように、素材そのものの良さ以上に注目されるアクセントとなる表情。
私にとっては木材そのものの名称が浮かんでしまう「ホワイトオーク」や「ホワイトアッシュ」も、今ではホワイトペイントされたオークやアッシュの事を指す場合が多くなっています。

フローリングにおいても、カフェやアンティークショップのテイストをそのまま自宅に取り込みたい!、という要望もあり、ホワイトペイントやアンティーク調の仕上がりを好まれますが、実際無垢の木材でそれを目指すと問題になるのがアンティーク材であるが故の節や傷の処理。
引っ掛かりなどになってしまいます。
が、印刷であればその心配も無用なので、そのデザインはフローリングに多く採用されるようになり、そこからドアや壁のパネルなどにも派生していますが、やはりどこか物足りない・・・
そこはやはり、無垢材にある立体感であり素材感。

ミルキーゼブラ2

手に触れて感じるのはもちろんですが、浮き立つ木目が演出する立体感は、視覚的な楽しみとおしゃれ感にあふれています。

そう、前回のヴィンテージエベヌはどちらかというと「剛」のイメージで、強く落ち着きがありしっかりとした、空間を引き締めてくれるような素材。
それに対してミルキーゼブラは、明るく華やかで彩のある「柔」のイメージ。
洗練され洒落たインテリアショップや、アンティーク感のある美容院などで、華美ではなくしっとりとした内装の雰囲気づくりにピッタリ!

ミルキーゼブラ3

 

普段は単調になりがちな壁面の仕上げが、躍動感あるものに仕上がりますよ。
彩のある商品を際立たせたいディスプレイスペースの背面に、またはお客様を迎えるエントランススペースの背壁に・・・

特徴的でありながらも主張しすぎないデザイン。

杉アンティークウォール ミルキーゼブラは、それらのデザイン性で特別な空間の色どりを作りだします。
色々な空間に活用場所を見出してもらいたい、ちょっと特別な仕上げの杉羽目板です。


*)ミルキーゼブラはアンティーク加工商品のため、表面の段差や傷、節の陥没、昆虫の穿孔痕や端部の軽微な干割れ、材の曲がりなどがある材をミックスしています。これらを風合いとして活用いただける場所への採用をお願い致します。
また、加工段階での炭の付着残りが木端面を中心に見られます。洋服その他、汚れがついて困る部分に触れる場合は事前に拭き取っておいていただくか、仕様方法を工夫していただくようにお願い致します。


ミルキーゼブラ貼りあがりイメージ

ミルキーゼブラ11


・ミルキーゼブラ以外の無垢フローリング・羽目板の記事はこちらから

・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


杉アンティークウォール ミルキーゼブラ無垢羽目板(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

10×135×1950

・形状

一枚物

・エンドマッチなし(本実加工あり)

・品番と価格

MZ-17N OPC一枚物 着色塗装アンティーク仕上げ 10×135×1950 ネイキッド
¥25,920(税込)/12枚入り(3.16屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

ネイキッド:色むら、節、パテ補修、など強度に問題ないものは全て含みます。
*)アンティーク加工品ですので表面は平滑ではありません。

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

穿穴虫の跡

ミルキーゼブラ10

節補修 拡大

ミルキーゼブラ9

薄板本実の為、運送中による実割れが入るかもしれません

ミルキーゼブラ8

軽微な端部乾燥割れ

ミルキーゼブラ5


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杉アンティークウォール 〜アンティークな店舗に・・・ヴィンテージエベヌ〜

少し前に、時折「フローリングに杉を使うなんてありえない!」というお叱りを受けることがある、と言いましたが、その理由は材が柔らかすぎるとかキズが付きやすいとか、根本的に向いていないとか様々な理由を聞きますが、現在求められているのはそれらを克服したもの、というよりもそれらがあったとしても「これがいい!」と思わせる、特徴的な杉材。

それが今回から2回で紹介する杉アンティークウォール「ヴィンテージエベヌ」と「ミルキーゼブラ」の羽目板です。

ヴィンテージエベヌ12

この2つの木材をみて、最初に杉という材質の事を考える人は少ないでしょう。
とても特徴的な白と黒の色合い。
若干粗さが残る風合い。
私がいうのもなんですが、カッコいい木材だと思います。

今日ばかりは、木材に関してのうんちくではなく、視覚的にインパクトのあるこの表情を存分に見てもらいたいと思います。

ヴィンテージエベヌ7

木材を見た時に、無意識に「いいなぁ」と思うのは木が持つ表情の豊かさや人の目に優しい色合い、そして自然がはぐくんだ木目のリズムなどですが、時に木材は人に使われることによって、本来の表情以外に経年変化による味わい深い表情をみせるもの。

その経年変化による、何とも言えない「味のある」表情を手に入れるには相応の時間を、その木材とともに過ごしていく必要があります。
もちろん、その変化が楽しみでもあり無垢材の醍醐味というところですが、特にデザインを際立たせたい場合や、店舗などの新装の状態から風合いのある空間に仕上げたい場合は、「味をうむ時間」を掛けるわけにはいきません。
しかし、うまくアンティーク加工と塗装を施すことで、味わいのある時間の経過を思わせる表情を生み出すことが出来ます。
それはもちろん「錯覚」のようなものですが、その中にいかに「カッコいい」と見せられる要素があるかどうかがポイント。

ヴィンテージエベヌ8

もともと表情豊かな杉の節の部分や、普段は木目が今一つと思われがちな芯の部分、もしくは欠点材として処理されてしまうような大きな節の部分など、木の持つ本来の自由な成長の部分を活かし、その上に使い古されたペンキが落ちていくような様を表現し、経年変化で得られるような風合いを狙っています。

ヴィンテージエベヌ10

塗装の加工ともう一つ、特徴的なのは浮造り(うづくり)仕上げの様に、木目が浮き立っていること。
これがあることで、モノトーンの塗装が一層引き立つとともに、単調になりがちな塗装の中に綺麗な木目を感じる事が出来る仕上げになっています。
木材の経年変化では、紫外線や雨、歩行による摩耗など様々な要因で木の表面組織が削られていき、あたかも浮造りされたような状態になっていく事がありますが、まさしくそのような状態を再現しています。

実はこれらは全て手作業によるものです。
不自然にならない様に注意を払って作業されていますから、フローリングなどで求められるような美しい補修作業ではなく、粗さが不自然にならない様に、補修があっても古さに似合う状態を考えられています。
それは、表面の塗装の粗しや傷のような状態を作り出すアンティーク加工すべてが手作業だから出来る事です。

ヴィンテージエベヌ9


住宅の中の少し遊び心のあるスペース、またはアンティークな装いのカフェなどの店舗、そして来客の目をひくポイントとなる壁などに使ってみてはいかがですか?

アンティークの代表的樹種であるオークのワイルドな木目とは異なり、日本人が落ち着きを感じる針葉樹独特の木目が、訪れる人の目をひきつけてくれることと思いますよ。

ヴィンテージエベヌ11


次回はヴィンテージエベヌとはまた異なる、黒と白の調和「ミルキーゼブラ」を紹介します。


*)ヴィンテージエベヌはアンティーク加工商品のため、表面の段差や傷、昆虫の穿孔痕、端部の軽微な干割れ、節の陥没や材の曲がりなどがある材をミックスしています。これらを風合いとして活用いただける場所への採用をお願い致します。
また、加工段階での炭の付着残りが木端面を中心に見られます。洋服その他、汚れがついて困る部分に触れる場合は事前に拭き取っておいていただくか、仕様方法を工夫していただくようにお願い致します。


ヴィンテージエベヌ貼りあがりイメージ

ヴィンテージエベヌ6


・ヴィンテージエベヌ以外の無垢フローリング・羽目板の記事はこちらから

・無垢フローリング・羽目板の一覧はホームページからどうぞ


杉アンティークウォール ヴィンテージエベヌ無垢羽目板(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

10×135×1950

・形状

一枚物

・相シャクリ加工、エンドマッチなし(本実ではありません)

・品番と価格

VE-17N OPC一枚物 着色塗装アンティーク仕上げ 10×135×1950 ネイキッド
¥28,512(税込)/12枚入り(3.16屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

ネイキッド:色むら、節、パテ補修、など強度に問題ないものは全て含みます。
*)アンティーク加工品ですので表面は平滑ではありません。

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

木端部分の炭のこりが付着する場合があります。

ヴィンテージエベヌ1

曲がり材による勘合部分の隙間

ヴィンテージエベヌ2

節補修部分 1

ヴィンテージエベヌ3

節補修部分 2

ヴィンテージエベヌ4


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材木屋の欠点 ◆遡擇魯泪謄螢▲襪らデザインに〜

もう、女性の「木でできていること」への驚きよりも、私の「こんなに美しい木曽ヒノキに感激しない(当たり前なんだけど・・・)なんて!」という驚きのほうがはるかに勝ってしまい、その瞬間にやはり、どれだけ素晴らしいものでも、伝え方と見せ方が大切なんだということを、嫌でも実感した瞬間でした。

木は昔から人に、とっても近かった存在。
生活の中の道具や衣服、そして食料や建築材料など、様々なところで「当たり前」のように存在していました。
道具になるものには「滑りにくい、腐りにくい、強度がある」などの利点があり、食料になるものには「栄養価があり栽培しやすく」、建築材料になるものは、性質を精密に測る道具などなかった時代から材の特徴を活かして荷重に耐えられる建物を作ってきました。
そこには、ほかのものに代えられないその性質が必要であったから、という大きな理由があるのですが・・・

きのもの


もちろん、今でも木は身近にはあるものの、それらは決して「木の良さや長所」を活かして使われているわけではありません。
木の長所、それだけをとればより安くてより使いやすい「代替材料」があります。
デザインも自由度が高かったりしますから、特別木である必要はないんだと思います。
ただ、日本人の中には世界の人よりもいっそう濃く、感覚的に「木はいいものだ」という無意識の認識があるために、今でも木であることがかろうじて求められているのでしょう。

それでも、木の性質そのものが求められる機会が少なくなった、ということ。
だから、どんなに木が好きでその長所のことを知っていても、それだけでは材木屋の商品としての木材は魅力不足であると実感します。
もちろん、どこでもというわけではなく、魅力的な「商材」として木材をPRされているところは、多くのお客様に木材製品を届けておられますが、私はまだまだPR不足です。
でもね、本当は百年以上育ってきた木々から作られた貴重な木材製品や、その特殊な性質を十分に活かしたい樹種、どうしてもお勧めしたい樹種があるんです。
それらはもちろん、愚直に伝え続けます。
これからは、その樹種や木そのものが持つ性質も大切ですが、それを受け入れて活用してもらうには、私がその情報を伝えることと、それを魅力的に受け入れてもらうための準備をしないといけないということだと思いました。

そしてそれにプラスして、より一層魅力的な「魅せる木材」をアピールしていきたいと思っています。
そうすることにより、共通の価値観が生まれることを期待しています。


次回はその一つとして、今もっともポピュラーといっても過言ではない「杉(スギ)」のおしゃれな壁材を紹介したいと思いますので、期待してくださいね。

ヴィンテージエベヌ11


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材木屋の欠点  遡擇魯泪謄螢▲襪らデザインに〜

材木屋の欠点、何か知ってます?!

欠点?!何かいけないことでもあるのだろうか?!
とドキッとしそうですが、実は「悪いこと」ではなく、「良いこと」を宣伝しすぎる事が実は、欠点になっている場合が少なからずあるということを最近思うのです。

私をはじめ材木屋さんのページには、必ず「木はどんなに良いものか!」、「木の素晴らしさ」や「自然素材」とか「木のぬくもり」と表示されたりしていると思います。
私もそう思います。
だって、木が好きだし本当に良いものだと思っています。
私ほど贔屓目が過ぎる人間だと、ある意味偏っているので仕方ないのかも知れませんが、普通の健全な(?)材木屋さんまでが、「精神論的な木の良さ」をアピールされる場合がありますが、情報としては正しいものの、果たして建材として木を求めるどれほどのお客様が、その「木の良さ」を求めているのか!?という事には、近頃疑問を感じるようになりました。

いえ、本当のところはもっと前からうすうすと感じていたものの、私としては妄信的に「木のよさを伝えたい!」と思っていることから、お客様が本当に求めているものが見えにくかったのかもしれません。


そう思って見てみると、確かに最近の木材はそのものの持つ「良さ」ではなく、それがあることによるカッコよさやインテリア性などが最も訴求されていて、それに付随したちいさな説明で「さらに、木がもつ○○な効果により・・・」と、今まで私たち木材関係者が前面に出していた「有効性」という良さが「付随として」書かれているのみです。

効能

そんなことを如実に感じたのが、先日見た「木曽ヒノキ」。

あるイベントで、とても精緻な彫刻を施された木曽ヒノキが展示されていました。
しかし、木曽ヒノキとはわかるように表示はされていません。
いや、むしろ原材料が何なのか、そう思ってしまうくらいに見事な彫刻でした。
好きな人間がみれば明らかに木曽ヒノキという香りと木目なのですが、私がその見事な木曽ヒノキをほれぼれと眺めていたとき、同じように「うわぁ〜、すごーい!」と近づいてきた2人の女性。
彫刻の美しさにおどろいていたわけですが、次のセリフに驚いたのは私の方でした。


女性2人:「すご〜い!これ、何でできてるのぉ?!!」


私の心の中:?!?!なぁにぃ〜!!!!!こんなに美しい木曽ヒノキの木目と香りがあるのに、ヒノキだとすら思わない、いや木であることすら気が付いていないのか?!!・・・


スタッフ:「これはヒノキで作られていまして・・・・」


女性2人:「えぇ?!木でできてるの?すご〜!!」


今度は彫刻技術ではなく、それがまさか木でできているだなんて思いもしなかった、という意外性に驚く二人。
彼女らにとっては、あのヒノキの香りとか、年輪を数える事が困難なほどに美しい木曽ヒノキの数百年の木目と色合いの美しさ、などの素材の素性は最も優先される情報ではないんだな、ということに、わかっているような気もしながらも、動揺してしまうくらいに驚きました。

 木曽桧

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今年の活動

最近はシリーズものを書き溜めていたこともあって、気が付けばもう11月突入済・・・
9月以降はイベントや出張も多く、いつも通りにあっという間に冬に向かっています。
ということで、いつもより一か月早く「あぁ、今年ももうあと2か月かぁ・・・」という気持ちから、この一年を振り返っていたわけですが、そう考えると今年もいろいろとしていたものの、年始に書いていた紹介すべき商品がほとんど紹介できていないことに気が付きました。

タガヤ○サンのフローリングや日本の広葉樹フローリングシリーズ、その他もろもろと、ネタは多くあるもののまったく紹介できていません。
全然サボってるわけではないんですよ。
ここで、最近の活動を紹介しておきますが、すでに来年に向けての準備に動いていまして、なかなか整理ができない状態なんですよ(言い訳。)

視察

みなさんをご招待できるところまで行くかはわかりませんが、こんなところでイベントを開催する予定にしています。
立派な木々と手入れのされた山で、勉強会とともにちょっとした企画を予定しています。

現在、さまざま調整中です。

そして、これもできるだけ早く作っていくべしで調整しています。

広葉樹2

ならかばを紹介している日本の広葉樹シリーズのフローリング。
レギュラーでないものはすでに受注はできる状態ではあるのですが、(レギュラー化している「たも」もまだ紹介できていませんが、近いうちに・・・)どうしても数樹種レギュラー化したいところで、現在いろいろと考えているのですが、そればかりに集中もできず、年内はむつかしいところ・・・広葉樹1


こんなにたくさんある日本の広葉樹を見ると、日本の広葉樹フローリング以外にもいろいろとやりたいことが広がって、同時進行のために一つ一つのスピードが鈍ってしまう(楽しくて?!)のです。

ブログ更新も少し遅れがちですが、すみません。
こんな材料を見に行ったり、楽しいイベントにするべく打ち合わせをしている本人が一番楽しんでいたりして、どうしてもすべてに手が回らなくなっています(汗)。
楽しみを独占すべく・・・否!人にまかせっきりにはできないために、これらの活動には私一人で対応させていただいている都合上、更新は遅くなっていますが、こんなに精力的に動いていますので、まだまだ紹介していきますので、少しづつご期待くださいませ。
近況報告!頑張っていますよ!


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ちょっとだけ、カヤのお話 

やっとこさで前回、カヤの材質について迫ることができましたので、今回からは少しスピードを上げていきましょう。

特殊用途に絞ってきましたが、一般的なカヤの用途としてはヒノキなどで言われるのと同じように、水湿に耐えるために水気のある用途に使われるということと、シロアリの被害を受けにくいということ。
この二つはセットであることが多いものですが、これにも少なからず脂気が関係していることでしょう。
木材の持つ芳香成分は樹脂によるところが多いものですし、カヤが特徴的な香りを持っていることからも、樹脂分がシロアリの忌避に寄与していることを想像できます。
もちろん、完全な防虫効果ではないのですが有用な薬剤処理ができない時代には、住宅の土台や浴室材(今でも...)、風呂桶材という用途がありました。

カヤ4

そうです、シロアリつながりで虫といえばカヤの語源ですが、枝葉をくべて「蚊遣り」としたことから「かや」になったという通説があり、私も納得したいところですが、どうやら本筋は古名の「カエ(かへ)」が転訛したものだそうです。
前者のほうが、「あの香りのする材ならば、蚊遣りになるだろうなぁ」と納得できるいわれなのですけどね・・・

まぁ、真実かどうかというのはもちろん大事ですが、木の世界にはロマンチックな話も必要なので、「こういう言い伝えもありますよ」という話題作りには必須アイテムといってもいいでしょう。

名前ついでの因みに、漢字の榧は日本のカヤの種ではなく本来はシナガヤを指す漢字なので、少し用法がちがっています。
また、イヌガヤという樹種もあります。
カヤがイチイ科なのに対してそれはイヌガヤ科イヌガヤ属なので全く異なる樹種ですが、木材業界や植物の世界では、「イヌ○○」とか「ニセ○○」みたいなものはたくさんあるので、それを知っていくのも木の世界の一つの楽しみではあります。
そしてそして、なによりもイチイの英名が yew なのに、カヤの英名にはその言葉がなく、たいして全く科目の異なるイヌガヤの英名が japanese plum yew と称するのは、とっても不思議です。

それに、イチイはその木材の色合いと同じ様に、綺麗な赤色の実が出来るのに対してカヤはアーモンドのような無骨なのも、とっても不思議なところ。
材の華やかさといい、植物としての見た目といい、どこかイチイに引けを取っている様な・・・・
いや、それはそれで、植物たちの戦略の一つなのですね。
イチイは綺麗で美味しそうな「果実」をつけることで、鳥の気を惹いて少しでも遠くに自分の分身を運んでもらおうとしているわけです。
一つの地域にかたまって生存競争するよりも、さらに住み心地のより場所に子孫がたどり着くかもしれない。
それに対してカヤは、親木の近くに落下するのですから、生存競争としては有利とはいえないかもしれません。
しかし、たくさんの「アーモンド」をつけることで、動物に運んでもらったり、たまたま競争相手の無いところに行きついた場合には、そのアーモンドは着実に育つのです。
安定型の繁栄方法といえるでしょうか。
面白いものです。

さて、ここで珍しい大きなカヤの材を見て下さい。

カヤ1

なかなか立派でしょ。
うぅ、こうやってみると私のおなかの方が立派に見えるぞ・・・・
いかん、横向きはいかん・・・・

こっち向きで・・・・

カヤ2

ちょっと前に、なぜかカヤのテーブルが作りたい!!ということで用意していたものの相方です。
若干、節の影がでているところもありますが、とってもきれいな板です。
少し大きめのカヤで彫刻?その他の用途があれば、お声掛けください。

最後に、カヤは針葉樹にしては珍しく萌芽力のある樹種です。
広葉樹では、幹が伐採された後もそこから次が芽吹いてくる「萌芽」という状態を見られますが、針葉樹では珍しいのです。
主幹が無くなっても命を繋ぐ・・・
 soft (針葉樹)の中に、そんな hard (広葉樹的)な生命力を感じる樹木、それがカヤなのです。


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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 木まぐれコラム | 無垢フローリング 

ちょっとだけ、カヤのお話 

今の様に電気の明かりが無い時代を考えるともしかすると、美しく仕上げられたカヤを用いた仏像は、それそのものが輝くような雰囲気があったのかもしれない、そう思ってしまいますね。


カヤが美しく輝くのにはそれなりの理由があります。
樹木に詳しい方ならばすぐにわかると思いますが、その理由は脂分です。
今ならば、針葉樹のフローリングが受け入れられているものの、ふた昔前くらいまでは、針葉樹の床というと高級なものは専ら「マツ(松)」でしたね。
それも、美しく木目の通った柾目のマツ材。
マツの縁甲板(えんこういた)と言っていたものですが、今では敬遠されることもある「脂たっぷり」のコテコテのマツが良材で「肥松(こえまつ)」と称されて、日本のマツ、東南アジアのマツ、中国のマツなどで日本家屋の廊下や縁側が彩られていたのが懐かしいです。

松柾幅広フローリング 7


おっと、マツの話はゴールデンウィーク近辺の特集記事を参照してもらうとして、木材の輝く様な艶というものの多くは、その樹種がもつ独特の樹脂分によるところが大きいものですが、上記の様に銘木とされた肥松も、捉え方によっては「脂のかたまり」なわけで、住まいの湿度や温度環境と使用環境によっては材の表面に脂分=ヤニが析出してくることもあるわけで、「ベトベトする」と敬遠されるために、目にかかることが非常に稀になりました。
しかし、その脂こそが「磨くと艶が出る」、「鉋(かんな)仕上げで光る」と言われる所以。
本当は見せどころのはずなんですがね・・・

マツはその溢れんばかりの脂であるヤニがもたらす艶ですが、カヤの材には同じようなヤニっ気はなく、どちらかというと「ちょっとしっとりとしているかなぁ・・・」くらいの手触りです。
同じように、脂っぽい手触りといえばリグナムバイタやチークが思い浮かびますが、それらのねっとりとした手触りとも、また一味違います。
擬音で申し訳ないですけども、「さらっと、ではなくつるっとした感じ」とでもいいましょうか。
脂分というほどの脂分を感じませんが、スギやヒノキで感じるような針葉樹材の「さらりとした」感触とは異なります。

もちろん、前にお伝えしたようにアーモンドのようなこの種子からも灯火用などの油をとっていたくらいですから、材にも脂分はあるんですね。

日置のハダカガヤ16

カヤの賞用される特殊用途のうちの一つに、あまりにも有名な「碁盤」があります。
近頃はかの藤井四段や「ひふみん」で注目された将棋盤もそうですが、カヤは、比重0.45〜0.63(平均0.53)という柔らかな材質である針葉樹の仲間にしては硬く、しかしながら長時間の対局などでさし続けても指にやさしいといわれるのは、やはり脂分のある「しっとり感」が関係しているのかもしれません。

もちろん、色合いや木目、さした時の音、弾力性が良いといわれるようですが、囲碁も将棋にも通じていない浅学な私には、その違いまでを知る由はありません。
それでも、カヤの材に触れているとなんとなく、その意味が伝わってくるような気がします。

カヤ3

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ちょっとだけ、カヤのお話 

彫刻というと、材木屋としてはどうしても「桂(カツラ)、朴(ホオ)、木曽桧、樟(くすのき)」などを思い浮かべてしまいますが、同じ彫刻でも、仏像彫刻はまた少し異なります。

仏像の多くで材料として主眼に置かれたのは「香りを有している」こと。
それも、できる限り「本場に近い香り」であること。
いや、それは私の主眼ですが、日本に渡来した古い仏像の多くは「白檀(ビャクダン)」という、通常ほぼ日本には自生しない香木(こうぼく)で製作されています。
香木、というくらいですからやはり、香りがするのです。
それも、何とも言えない特有の香りです。

白檀に関しては、以前から幾度か記事にしていますので、そちらを参照していただくとして、それがもつ香りに関しては、今でいうとお線香の香りとでもいいましょうか。
お線香の多くには白檀の粉が使われていたりしますから、あの仏様の香りです。
そう、仏さまを連想させるあの香りこそ、仏像彫刻の素材に求められるものであって、香木を産することのない日本においては、とても貴重なものであったはず。
しかし、日本でも仏像を彫りたい(と言ったのか?)という思いに変わりはなかったのでしょう。

日本産の木材で、強い香りを発するもの・・・
そうなるとやはり限られてくる中で、クスノキやヒノキは今でも頭に浮かぶ人がいると思いますが、そこにカヤが登場するのです。

カヤ4

ヒノキと同じように彫りやすく、それにもまして「甘い香り」がどことなく、本場のビャクダンを想像させるに十分だったのかもしれません。
もちろん、それだけの理由ではなく仏像に関しては多くの調査結果や歴史推測があるので、深くは突っ込んでいかないようにしないと、お話の終わりが見えません。

少し前までは、貴重な仏像を壊すことができないので、色調が変わり香りも感じられない状態のままで、目の前の仏像の原材料がヒノキであるのか、ほかの樹種であるのかを特定するには難儀したようです。
クスノキかヒノキか、というと決定的な木目の違いがあるものの、同じく針葉樹であるヒノキとカヤとなるとなかなか外観では区別できなかったそうです。

そこに、顕微鏡レベルで区別できる決定的な違いを見つけたことで、今では容易に区別ができるようになったのです。
それは細胞レベル的な違いですが、普段の木材を見分けるうえでも、カヤを決定づける大きなポイントとなるものです。

それとカヤは、磨くと光沢が出ることもあり神々しい仏さま(神々しいはおかしい?!)にぴったりだったのかもしれません。


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