大阪の本物の木材を追求する材木店のページ
空を見上げて

2018年6月18日 北摂地域を中心とした地震の弊社の現況

朝の始業からしばらく経って、倉庫に向かおうと思った矢先轟音と共に激しく揺れ始める社屋。
すぐに危険を感じ、自分の机の下にもぐりこみました。
震度6という大きな地震でした。

棚の物はすべて吹き飛んでいき、電子機器も落下、金庫は倒れ机なども30cmほどは移動するほどでした。
揺れの後の事務所は想像通りの散乱でしたが、心配なのが倉庫。

どうしても立てて保管していたり、乾燥中で不安定に積んでいたりするものがあるので心配していましたが、やっぱり凄かった。

地震の影響2

どの通路もこの状態。
全く入っていけません。
それに、立てかけてあるものが後ろから前に倒れてきていることと、前のものが斜めに倒れているところに後ろの材がのっかっているので、どけるにどけられない。

下手に取っていくと、一気にくずれることもあり、どうしていいものか。

地震の影響1


踊る様に向きや方向が変わって倒れている材。
どうにもこうにも・・・

こんな状態です。

元気に営業はしていますが、下地材以外の無垢材を出荷するには、少し時間がかかりそうです。
もし、早朝からヤル気満々で早々に倉庫に向かっていれば完全に2枚目の写真の下にいました。
ほぼぺちゃんこ・・・

生きている有難さを改めて知りました。
ボチボチになってご迷惑をおかけしますが、少しずつ業務復旧しますので、なにとぞご容赦くださいませ。


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低光沢ウレタン塗装 リフリーオークの床暖房向け、また一つ施工完了

少し前にも施工写真を紹介したあのフローリングが、また一つ完成しました。

リフリーバーチ床暖房向け 1


無垢フローリングを採用したいけども、汚れやメンテナンスがとっても心配・・・
弊社ショールームにおいても、頻繁にでる心配ごとの多くはこんなお声。
最終的には、オイル塗装や諦め(笑。いや、理解・・・)になるケースもあるのですが、折角本物なんだからどうしても仕上がり当初の美観を維持したい!や、小さな子供がいるので大人は大丈夫でも子供が・・・というお話もあるもの。

そんな時に登場するのが、低光沢ウレタン塗装リフリー(楢・ナラ)オーク低光沢ウレタン塗装無垢フローリングリフリー(樺・カバ)バーチです。
今までの紹介記事でもいつもお伝えしていますが、ウレタンの塗装を施しているにもかかわらず「テカリ」を抑え、ほぼオイル塗装と同じくらいの光沢度で仕上げている無垢フローリングです。
今回も使っていただたのはリフリーオークのプルミエグレードです。

リフリーバーチ床暖房向け 4


写真では少しわかりづらいですが、光沢がどれほど自然かはリフリーオークとリフリーバーチのページを見ていただくとわかりますので、そちらを是非。
しかし、印象としては艶が無い分、部屋の中に木材が自然に溶け込んでいる様に感じるのは私だけでしょうか。
床だけが主張していないというか、しっくりと収まっている様に感じます。

リフリーバーチ床暖房向け 3

そして、リフリーオークフローリングにウレタン塗装を施しているもう一つのメリットは、床暖房向けをラインナップしているということ。
もちろん、他の木材もお客様の中にはそのまま床暖房にしようされている方もいらっしゃいますが、私の方から積極的にはおすすめするわけにはいきません。
しかし、リフリーオークやリフリーバーチの床暖房向けであれば、ウレタン塗装によって伸縮が抑えられていますので、最小限の伸縮動作くらいで床暖房での使用にも大きな問題が無いのが特徴です。

リフリーバーチ床暖房向け 2

もちろん、今回も床暖房の個所であるリビングと、床暖房の無い廊下や個室部分があったため、コストを考慮して製品の幅は違うものの同じリフリーオーク材にて仕上げていただきました。 

ここからが90幅の通常品使用です。

リフリーバーチ通常 1


床暖房は、ウレタン塗装を施していたとしても木材の伸縮を完全に止めることはできませんから、通常品よりも少し幅を狭く設定しています。

それにたいして、床暖房なしの90mm幅。

リフリーバーチ通常 4


もう写真では違いはわかりません。
実は選別に若干の違いはありますが、専門的なのでそこも見てもわかりません(汗)。


こちらも同じですが、やはりしっとりと主張しない塗装とオークの主張する木目のバランスが絶妙です。

しかし、私がリフリーオークシリーズでもっとも好きな写真アングルがあります。
それはこちらです。

リフリーバーチ通常 3

カーテン、いい感じですねぇ。
そこから漏れる白い光。
それに照らされるオークの表情がはっきりと確認できる。
リフリーオークの醍醐味です。

無垢の木材だから、必ず汚れませんとか傷がつきません、なんてことは言えませんが少しでも軽減もしくは、予防できる方法を提案したいと思います。
そこでお勧めするのが以前に紹介している低光沢ウレタン塗装リフリー(楢・ナラ)オーク低光沢ウレタン塗装無垢フローリングリフリー(樺・カバ)バーチです。

床暖房と塗装に迷われたらこの2種のフローリングを思いだしてくださいね。
きっとお役に立つと思います。

*リフリーオーク・リフリーバーチフローリングは、通常品と床暖房向け品では長さに若干の違いがあります。
また実も若干違うため、貼り伸ばしができませんのでご注意下さい。


・リフリーオークフローリング 床暖房向けと一般品貼り分けのI市での施工例はこちらから

・低光沢ウレタン塗装無垢フローリング リフリーオーク(楢・ナラ)はこちらから
・低光沢ウレタン塗装無垢フローリング リフリーバーチ(樺・カバ)はこちらから

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すすめる理由のある木材、大阪府産材のお話 

色々な地域の材や、稀少でとても美しい材などを紹介してきた私が、ここにきて急に何故大阪府産の木材を強調するのか・・・

それは、今までの偏見がとけたこととそこにいる人と環境が原因です。

偏見、については前回の写真の通り。
こんな材料出来るはずがない、いやそもそも林業としてそんな材が出来ていないのだろう、そんな思い込み。
いやはやお恥ずかしや。
皆さんもご存知の通り、現在の日本の山の多くは杉と桧の植林木が大きく育っています。(育ちの悪いところもありますが・・・)
どの地域もその植林木を活用するために、様々な商品やものつくりをされていますが、木材からできるわけですから「商品が違う」だけではなく、その素材となる木材自体も異なって当たり前。

すくすくと育って木目の大きなものもあれば、70年ほどたっていてもこれくらいなのか?!と言うくらいに太さの控えめなものもあります。
それは、産地ごとの育て方の違いや気候風土の違いもあるのですが、やはり植林材ですから人の手による影響はとても大きいもので、どの様な木材を生産しよう、どの様な山にしていこうという考えによって、大きな違いが生まれるのです。

では、私が誤解を解くきっかけとなったものは何だったのか。それはこれです。

大阪府産 ヒノキ6

普通の桧の切り株です。

何が言いたいのかというと、切り株から一目瞭然でわかる情報の一つである、年輪の状態。
それがとても良い。
特別優良木ばかりを生産することが目標ではなかったとしても、普通にこの様な桧が生きているのが大阪の山だったのです。

その秘密は「密植(みっしょく)」という、たくさんの苗木を植えて競争させながら適宜間伐をし、年輪の美しい整った木を育てる方法を守ってきたからです。
だから、山に行っても立木は意外と細いのです。
育つ環境が厳しかったんでしょうね。

あ、もちろん大阪府産材全てがこの様に良いわけではないのです。
やはり山主さんや育ててきた方によっても、土地によっても異なりますから今お伝えしているのは、私がずっと通っている産地のお話。

実は、その産地の山主さんは自分の山を自分で伐採している方。
難しい言葉で「自伐林家(じばつりんか)」さん。
そんな人もなかなか珍しいのですが、その上珍しいのは更に製材までして木材業もされているというから、すごいのです。
更に関心する点は他にもあるのですが、優良な原木が山にあっても伐採して搬出、そして製材するのはすべて全く異なる人が担うのが普通です。

それを全て同じところで出来るというのは、想像以上に大きなメリットなんです。
だって、欲しい立木を山主さんに伐ってもらって、そしてそれを大切に製材してくれる。こんな有難いお話は無いですよ。
もちろん、写真の様な良質な桧です。
(杉もあります。)


そんなだから、山へのツアーなんかも受け入れてもらえますし、ガイドではなく山主さん本人からその土地と山の話を聞けるというのは大きなポイントだと思います。

大阪府産 ヒノキ3

(人間と比べて、大きさがわかりますよね。)

今は丁度、山が清々しい季節。
暑いはずなのに暑さを感じにくい、また爽やかな木々の香りが感じられる「森林セラピー」にはもってこいの時期。
そんな大阪の山に入って、木材となる前の木々を見る事が出来ます。
もちろん、木材にしてもらうこともできる。

なんか、新鮮な魚を漁師さんにさばいてもらう!ってな感じでしょうか(笑)。

木材が良質なだけではないんです。漁師さん(笑)、もとっても素晴らしいんです。
山を、地元を、木を愛して地域を大切にしてこられた山主さん。
私の面倒くさい依頼にも応えてくれる有難い存在でもあります。
やはり最終的には人とのつき合いです。木も山も地元も愛する人が育てた木を使えるなんて、嬉しいではありませんか。


市場に整然と並ぶ木材も良いですが、山に生きている時を知っている木が自分の家の一部分として支えてくれるという感動。
大黒柱やモニュメント柱、もちろん構造部材一式というものも可能です。
こんな素晴らしい材を使わないなんてもったいない。
「すすめる理由のある」大阪府産材。

不定期ですが、森林ツアーも行っています。
特に大阪にお住まいの皆さん。地元の山、行ってみませんか?
もちろん、建築部材ご検討の方大歓迎(笑)。


大阪府産 ヒノキ7

節の無い綺麗なものも、特徴的なふしのあるものも一杯あります。
単なる桧、ではなくおすすめできる桧。
こんな身近にあったのです。

大阪の木材をご希望の方、市場材ではないので納材までの時間は必要ではありますが、大切にされてきた山主さんの大阪府産材、是非体験してみてください。



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すすめる理由のある木材、大阪府産材のお話 

弊社記事をご覧いただいている皆さんのお住まいの都道府県には、山がありますか?!
こんな聞き方をすると、「山ぐらいあるわ!」とお応えがきそうですが、私の居る大阪府も「山はある」んです。
しかし、大阪で木材業をしていても大阪産の木材というものの流通は、皆無に近かったのです。

その理由は何なのか?!
一つに絞ることは非常に難しいのですが、大きな理由の一つは業として成り立つほどの生産ができない(していない)ということと、林業県のように「山から定期定量の出材」が無いから、ということでしょうか。

先に、皆無に近い、といいましたが実は全く無いわけではないのです。
ですが、木材としての流通量としては非常に少ないということです。
それを何故、わざわざここでとりあげるのか?!
それには、御題目の「すすめる理由のある木材」だから、です。


弊社記事をご覧いただいていれば、「桧はどこで生えても同じ」や「杉といえばどれも同じ」とは思っておられないと思います。
だからこそ、木材を生産しているイメージの無い大阪府の山から出る木材は、品質があまり良くないのではないか?!という考えになってはいませんか?!

はい、ゴメンナサイ。それ、私です。

古い材木屋サンの意識が頭にあるので、先日の天竜もそうですが「有名林業地」以外の木材は、そんなに質が良くないもの、という感覚で見てしまっているのです。
しかし、実は違います。
大阪は違います。否、少なくとも私がここ数年通っている大阪の山は違います。

大袈裟な例を出しますと、こんなのもできます。

大阪府産 ヒノキ1

普通、こんなのが欲しい時は今までの私なら、「吉野にあるだろう。」という考えになってしまいます。
大阪府は周辺を優秀な林業地に囲まれています。
吉野を代表とする奈良県、広大な森林蓄積と製材所のバリエーションを持つ兵庫県、そして奥深い山が続く霊山の和歌山県、そして林業学校もあり伝統ある京都府です。
だから、わざわざ大阪の山で探そうと思わないし、大阪の山からできるとも思わない。
それに、たまたまあったとしても質が劣ると考えてしまっています。
罪なものですね・・・

しかし、写真の材は私の通う大阪の山から産出された無節の桧の厚盤です。
もちろん、こんなのばかりではないですが、こんなものもできるなんて思っていもいないですよね。
木材や産地に詳しくなればなるほど。

ココで一つ、こんなことの出来る大阪の山の事。
ちょっとお話しておこうかと思います。

大阪府産 ヒノキ2


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見まがう木目と色合い 〜チークプレミア E-111 無垢フローリング〜

そうです!!
コイツは、妖怪不祥事案件でいうところのいわゆる「こんな良い木をみると、ワクワクしてつい買っちゃうことってあるよねぇ〜」を引き起こす妖怪でウィす!!

おそらく私にも「妖怪ウォッチ」があれば、そんな妖怪がきっとそばに見えるに違いありません。
(いや、妖怪ウォッチの放送が終わってしまったことが淋しいこの頃・・・)


さて、結局どこに行っても同じ様な「不祥事案件」が出てしまう私ですが、今回紹介する「チークプレミア無垢フローリング」は、初めて見た時はちょっと驚きました。
見た瞬間に、ワクワクを引き起こす妖怪に取りつかれてしまいました。
それがこちら。

チークプレミア E-111 


この写真を見ただけではわからないと思います。
いや、現在流通する一般的なチークの事を知っている木材関係の方その理由の一つは木目です。

以前、ミャンマーチーク(昔はビルマチークと言ってた。)が流通していた時は、チークは大人しい木目と落ち着いた赤茶色い色合いで、オークとは違う人気があり無垢フローリングの定番中の定番でした。
本当に、こだわった高級住宅にはチークかカリンの無垢フローリングが定石でしたから、当方でも結構な在庫をしていたものです。
しかし、資源量の関係もあり良質なミャンマーチークの輸出が難しくなり、現在ではこれほどしっかりと木目を確認できるチーク材を見ることは少なくなりました。


チークプレミア E-111 


だからこそ、驚いたのです。
もちろん、良質な原木ばかりを伐採すれば不可能ではないでしょうが、現在の森林状況からいえばそんなことできるはずもないので、冒頭の驚きがあるのです。
ミャンマーチークを御存じの方には、若干物足りない、と感じるかもしれませんがこれが安定供給できる森林からのみ生産されている、としたらそれはとても価値があるものだとは思いませんか?
良質材ばかりを求めてむやみに貴重な資源ばかりを伐採していくのではなく、きちんと管理された地域で安定的に確保できる材から厳選する事でうまれるもの。
これは、とっても大きなポイントです。

もちろん自然の産物ですし、同じ様に細かな木目ばかりを揃える、ということだけに主眼を置いているわけではないので、色の差や木目の差は当然あるのですが、環境負荷なく安定供給出来る素材であるということと両立出来ていることが、驚きのポイントでもあったのです。

チークプレミア E-111 


いや、本当のところは多少木目が粗くても、均質でなくてもいいのです。
それに、木目が粗かったり色合いの薄いチークが悪いわけではありません。弊社でも貴重な「一枚物」を産する地域の物には、グレードによって白い部分を多く含んでいたり、木目があらいものも含まれていたりします。

しかし、現在流通している「チーク」と呼ばれる中には、私がチークとして紹介したいものが少なかったのです。
それは、以前に黒檀の材料を加工していた時の記事にも書いたとおり、チークのフローリングは塗装品の流通が殆どだということ。
それは、「チークといえば茶褐色!」という外観イメージが定着しているため、色の薄いものや白太の多いものは着色して出荷する必要があるのが一因です。

その着色の為に塗装されたものに、ウレタン塗装を重ねたものが一般品。
しかし、それでは折角のチークを味わえない!
そうです。もう一つ、「ワクワクさせる妖怪」が出てくる原因はその「色合い」です。

チークプレミア E-111 


ぱっとみると、あぁチークやね、ってな感じですが、無塗装の状態でこれです。
もちろん、色の薄い部分もあったりはしますが、十分チークしてます。
しかしながら、木目にしろ色合いにしろ、何故そんなに強調するのかという理由は以下の写真で比べればわかると思います。

先ずは一般的な着色塗装品チーク。


チークプレミア E-111 

表面(写真上側)は赤茶色に塗られていますが、木口から見ると白色の部分がよくわかります。
それに、不明瞭ではありますが年輪を数えてみると・・・
1.2.3.......
むむ?!
フローリング幅120mmに数年?!
なかなか旺盛に成長した様子です(汗)。



そしてこちらはチークプレミア。

チークプレミア E-111 


おおおっ・・・
自分で撮影しておきながらも、今見てみると大袈裟な位違いますが、年輪の数と色合いの差、見てください。

全部が全部、こんなものばかりではないのですが、これくらいのものが入っているということです。
もちろん、もっと色の薄いものもあり、さきほどの様ではないにしろ年輪の粗いものもあります。
が、木口のこの色を見てもらうと違いは一目瞭然。
(ただし、表情の差がありますので、記事末にある表情の違いを参照してくださいね!!)

自分でもちょっと差があり過ぎな気もしますが、同じ樹種かと思うくらいに違いがあるものなのですね。
なので、できるだけ無塗装でちゃんとチークの顔の見える材をおすすめしたい!という事でのチークプレミアの御紹介になっているのです。

チークプレミア E-111 


左手、着色塗装品
右手、チークプレミア無塗装品


さて、チークについては今までも色々なところで記事にしてきましたが、その耐久性やオークなどとは一味違う木目、そして他の木材には無い色合いの美しさなど、様々な特徴があります。

しかし色合いや木目、といっても重視するのはどれだけ色が濃いかや木目がはっきりしているか?!というだけのものではないんです。
チークを感じられる色合いに、無塗装だからこそ感じられるチークの特有の質感があるからです!

そう、無塗装のチークの質感、それは何といっても「蝋(ろう)のような触感」。


「蝋の様な触感」で萌える私もおかしいのですが、流通する木材でこんな感触をもっているのは、リグナムバイタとチーク位ではないでしょうか。
屋外デッキなどに使われるイペなども、しっとりとした質感はあるものの、それとは違いますし、脂分という意味では松などのコッテリネットリと粘着性のあるイメージとも異なる、本当に特有のものです。

これがあるからこそ仕上がりが美しく、水にも強くそして経年変化の木目も美しくなるのです。
その感触を楽しんでもらえるのが、このチークプレミアE-111の最大の特徴なのです!!!

チークプレミア E-111 


といっても、文章では伝わりません(汗)・・・

しかし、木材をよくご存じの業界の方はこのチークプレミアの写真を見ただけで、「こんなチークのフローリング、今まだ作れるの?!」という声を頂きました。
実際に、私も最初見た時そう思いました。

もちろん、現在でも保管されていたチークやその他の樹種が市場に出てくることはありますが、今回はそのような「古き良き時代の物の掘り出し物」ではありません。
現在、伐採製作出来る原木から作られているのです。

それを無塗装で使える贅沢・・・

弊社では、チークプレミアの他にもネシアンチーク幅広無垢フローリングをラインナップしていますが、ネシアンチークフローリングフローリングには、各表情ごとにしっかりとグレーディングされた「幅広一枚物」と「幅広UNI」を担ってもらっています。

チークプレミアは90mm幅、ネシアンチークは130mmと150mmという幅広が主役。
どちらも安定供給でき、しっかりとグレーディングをされた「スッピンの!」チーク材です。
もちろん、オイル塗装を施せば一層表情と色合いが豊かになること間違いなしです。

チークプレミア E-111 


厳選された材料ですので、一度に多く供給することができません。
予算や用途、雰囲気にあわせてネシアンチークともども、「高級材、ザ・チーク!」を是非味わっていただきたいと思います。



プルミエグレード貼上りイメージ

チークプレミア E-111 



・弊社へのお問い合わせはこちらから。
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から

(写真はフローリング現物ですが、時期や原木によって表情がことなりますので、ご注意ください。)



チークプレミア E-111 無垢フローリング(寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×90×1820

・形状

UNI

・エンドマッチあり

・品番と価格

PT-21P UNI 無塗装 15×90×1820 プルミエ
¥17,280(税込)/10枚入り(1.63屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

プルミエ:材の特色を活かしたトップグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。
特に、チークは稀少な材ですので、在庫は都度確認下さい。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

・表情の違い 参考

色合いの差 1

チークプレミア E-111 


色合いの差 2

チークプレミア E-111 


材の有効活用のため、実部分に若干の寸法切れが含まれることがあります。

チークプレミア E-111 

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大きな機会(opportunity)のために、15年ぶりの倉庫掃除、始めます。


いつもは無駄なスペースと言われる場所は、実は当社の強みの部分でもあったのです。

それは、「倉庫で加工できること」や「大きな木材の保管ができること」であったり、「乾燥や組立の場所がとれること」など現在でいう「コト消費」なんじゃなかろうか?!と思います。
もちろん、今まで通り「良いもの」を紹介する「モノ消費」は当然ですが、似た様なモノを比較される場合のあるモノ消費ではなく、弊社でしかできないコト消費を提供することで、実は無駄なスペースではなく、できるコトがたくさんあるスペースであることに気が付きました。

そしてそれは弊社内のスペースだけではなく、私が日頃取り組んでいる「原産地への山ツアー」や「木材製品の生まれる製材ツアー」、そして体験型の「伐採イベント」や「出張授業」だったりもするのです。
これらのコトに参加することで、木材にたいしての気持ちや考えに変化が出ますし、材としてではなくもっと大きな環境や自然、そして自身への考えの変化もみられることがあります。

体験型 コト消費 課外授業


そんなコトを提供することで、周りの大工さんや後の世代の子供たちが育っていってくれると、大変うれしいと考えて続けているものばかりです。

今回は今後の木材業務を発展させるため、そして「無駄」を活かし木材を販売することで社業を続けていくために、とってもよい Wonderful opportunity (機会)をもらいました。

2


おそらくこれも、めぐり合うべくして巡り合ったもの。今が、この機会を活かす時。
この機会をまた新たな出発として、発展させていきたいと思います!


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大きな機会(opportunity)のために、15年ぶりの倉庫掃除、始めます。

前回の冒頭に書いていた「無駄なスペース」である部分の一つ、倉庫。

無駄?!1


近年では、街中の材木屋サンは嵩(かさ)高くて置き場所ばかり必要な自社倉庫での木材の在庫をやめ、駐車場やマンション、賃貸物件や収益物件として店舗にしたりと「有効活用」されている場合が多いです。
先日来られた建材メーカーの営業さんも、「材木屋サンは材木だけでは食べていけませんよねぇ・・・不動産とか別の事をメインにしないと・・・」と言っていたのが真実で、純粋に木材の販売だけの業務では業として材木屋を続けていくことが難しい時代になっています。


人工乾燥木材が今の様に普及する前や、木材需要の旺盛な時代には多くの在庫を抱えながら、そのストックで業務をこなしていた部分が多くあったように思います。
ストックをするには保管場所がいるわけで、自然と土場や倉庫が必要になり在庫が増えていく。
しかし、急激に「在庫販売」というスタイルが必要とされない時代になり、土地面積の広い材木屋サンほど「無駄なスペース」が生まれた。
そんな感じです。

現在でも、貴社の荷受場所にしている土場にマンションを建てませんか?!、という営業さんが来ますし、面白半分のからかいで「マンション出来るのはいつなん?早よ、売ってしもうたら仕事せんでもいけるんちゃう?笑」と言う人もいますが、やはり無駄なスペースに見えているんでしょうね。
確かに、冒頭の様に収益物件でもあれば業務としては非常に有難いわけですが、そんな事をするわけにはいきません。

場所

この「無駄なスペース」は、祖父である(故)会長が決して余裕があったわけではない中で、大きな決心をして作ってくれた場所です。
現在の様に陸路の発展していない時代に、木材産地から船で木材を仕入れたり、増える需要に対して少しでも良い木材をストックするために残したスペース。
今はまだ、マンションにするわけにはいかないのです。

倉庫もその一部。
そして何より、倉庫が資材保管と共に大きな役割を持っていたのは、大工さん達の加工場所の確保、です。

少し前の時代を知らない方には想像しにくいものだと思いますが、木材は保管場所と共に加工場所というものが必要です。
建築に使うため、家具を作るため、全てにおいて大きな塊の状態から組み上げられるように、孔をつくったりつなぐ部分をつくったり、または表面を綺麗にするために削ったりする事も同じです。
それらには全て「場所」が必要です。

無駄?!2


しかし、大きな建築会社以外はなかなかその「場所」を確保維持しにくい。
特に、一人で営業し工事までされる大工さんなどはなおさら。
仕事はあっても、仕事をするための加工場が無い!。そんな状況でした。
その為、大工さん達が十分に仕事ができるように、倉庫の一部を加工作業場にして大工さんに開放したのが会長でした。(もちろん、私の生まれる前の話。)

「自分たちが仕事をしていけるのも、大工さんたちお客さんが仕事をしてくれるからや。だからウチは仕事ができる環境を作ってやらんといかん。大工さんに頑張ってもらわなアカンしなぁ!」

そんな事を言っていました。
しかし、会長の友人の材木屋サンは同じことをしていても、作業場使用料を設定されていたり、加工作業で出る木端などの廃棄料を設定されているところもあったそうで、「ウチも、もらえたら楽なんやけどのぉ・・・はははは。」といつも笑いながら言っていたのを覚えています。
だって、土地があるということは土地維持費もかかるし加工すれば処分費用も必要。(現在の様にバイオマスみたいなものもないし、たまる量が半端なかった・・・)
費用を頂くのは当たり前?!

20180523_163324


しかし、ついに会長は費用をもらうことはありませんでした。
もちろん、今もです。
最初から費用をもらうためにしていたのではないから当然なんですが、子供のころの私は心の中では、費用をもらえばいいのに・・・と思っていました。

しかし現在、大工さんの加工仕事の機会が殆ど無くなった時代、それでもやはり加工仕事をされる大工さんも少数おられるのです。
小さなものから比較的大きなものまで。
そして今回は、特に大きな建物の為スペースの確保できる弊社作業場にて、仕事をさせてほしいという御依頼でした。
御本人も、とても頑張って活動されている職人さんです。それになにより、とってもいい仕事をされるのです。
いくら建物が大きくても、やはり建築自体が良いものでないと「面白味=やりがい」がありません。
木が活きる建築になる仕事間違いなしの案件。
断るはずがありません。


無駄、がらくた置き場と言われ続けたスペースが今、再度求められる存在になろうとしています。
会長が造り社長が維持してくれた作業場スペース。
存分にその存在意義を発揮してもらう時が来たのです!!

無駄?!3


ということで、数カ月で終われるかわかりませんが、数十年分の整理整頓を始める決意をしたところです。
そう、決意表明です。


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大きな機会(opportunity)のために、15年ぶりの倉庫掃除、始めます。


当社には、無駄なスペースがたくさんあります。
倉庫、木材保管土場、駐車場、そして積み込みと荷卸しの開放スペース。

場所


そんな無駄なスペースが、今見える形で意味を持っていることを示し始めてくれています。

少し前から、15年ぶりくらいになる倉庫の片づけを始めています。
どうしても、一部分だけでは終わらないだけに、手が付けられないままになってしまっていたものを、あるきっかけから一念発起して整理整頓していこうと思っています。

数年前に一人の職人さんと、何気ない出会いがありました。
何気なく、「またお話しできれば・・・」的な感じでした。しかし、いま思えばその時から、少しづつ小さな歯車が噛み合い始めていたようです。
今回、その職人さんから規模の大きな木材仕事の相談がありました。
木材仕事の相談、というと大量の木材が出荷されるのかと思いきや、実は作業場についての相談、だったのです。

冒頭で無駄なスペース、といった作業場です。

とっても大きな仕事のため、広いスペースが長期間にわたって必要とのことで、材料もそうですがそれ以上に作業のできる場所の確保が懸案だったようです。
そこで、弊社の倉庫上にある作業場を思いついてくださったということ。
現在はすっかりと「天然乾燥材保管庫」になっていますが、全盛期は身動きも取れないほどの加工材料と大工さんで、加工機の音と鑿や玄翁、鉋の音がやむことがなかった場所です。
そこで、大きな物件の加工仕事をさせてほしいというお話での相談をいただきました。

うれしいことなんですがいかんせん、「保管庫」となって久しく、周りからは陰からも正面からも「売れへんガラクタみたいなものばっかり集めて、処分どうするの・・・」と嘲笑される姿になっている作業場には、所狭しと私の大切な天然乾燥材たちが並んでいますので、加工スペースの確保には、整理整頓していかないといけないというわけです。

前回触って、時間がなく中途半端で終わってからおよそ15年。前回も触れなかったところは25年はそのままのところもあり、どこを触っても「金は貯まらんのに、埃は溜まる」状態。
埃が舞う、ではなく「ドサッと降ってくる」有様。

それでも、この場所を求める人がいるのなら、一念発起で片づける覚悟を決めたのです。

塵も積もって…


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天竜林業 弾丸珍道中 〜森の大聖堂 吉沢の田高杉〜

天竜珍道中の最後を締めくくるのは、植林文化のある土地なのに珍しく、端正な一本木ではありません。
おそらく、植林が始まる以前からもうその場所に立っていたからなんだろうと想像するのですが、それでもなかなかこんな形にはならないと思われる巨樹をとりあげたいと思います。

国道151号線から、道の駅くんま水車の里方面に抜ける県道9号線。
(私にとっては)比較的走りやすい山道(対向しにくいところもあるが・・・)をしばらく登っていくと、集落なのか建物が見えて道路も一段と広くなります。
視界が開けてしばらくすると見落とすことの無い場所に、その珍しい杉が立っています。

吉沢の田高杉7

丁度道が分岐するところに、目印の様にたっているのが「吉沢の田高杉」です。
現在では、町村合併によりその名称が変更されているということですが、「田高」というのが所有者さんのお名前に由来するらしく、現在でもインターネットのマップにもそのままの名前で掲載されています。


遠くから見えている雰囲気では、樹齢100年強の育ちの良い杉が林立しているのかなぁ、という印象を受けるその姿ですが、前回に稀樹という言葉を使っているのは、正面からの姿に対してです。

吉沢の田高杉2


言葉でいうと、確かに林立しているとも言えますが、この田高杉は根元?!で融合している様子で、正面から?みる横幅がなんとも迫力です。

巨樹のスケールを計測するために、胸高直径という様な形の言葉を使ったりしますが、この場合は斜面の上部分で幹が分岐しているので、単木のデータと比較することはできないものの、個人的にその大きさを楽しむにはとってもワクワクとさせてくれる樹形をしています。

車で到着する時に眺めている横からの姿が「薄っぺらく」感じてしまう様な、そんな正面からのスケール感。
この違和感が何とも言えません。

吉沢の田高杉4


根元では石を抱き込んでいますので、まだまだ成長旺盛なのでしょうね。どんどん、この迫力の部分が大きくなっていくんだろうか・・・

近接では、こんなに迫力を醸し出しているスケール感ですが、いざ横に廻って見ると、そのスケール感の違いに逆に驚き。
普段なら、巨樹の周囲をぐるっと回りながら様々な角度でその大きさを捉えようとするのですが、田高杉は自身でベストショットを決めてくれているようで、「撮影しやすい向きに向いてるんだから、道路正面から撮るべし!」と言われている様。
目の前が道路で、離れた位置からも容易にその全体像を捉える事が出来ます。

巨樹の容姿をお伝えする時に困るのが、「ひき」のポジションがとれない時。
大きすぎるその躯体をカメラに収めるには、被写体とある程度の距離が必要ですが、周囲に障害物があるとか塀があるなどで、全体を収められない場合はどうしても迫力を伝えきれません。

しかし、ここは広い車道であり分岐点であるにもかかわらず、滞在中の1時間強の間に車が来ることは皆無でしたので、思う存分、車道に三脚をセッティング出来るというわけです(笑。)

もちろん、車注意です!(汗)・・・


吉沢の田高杉8


右側に立つ、ちっぽけな私が見えるでしょうか?!
周囲が伐り払われているために、その姿が一段と目立つアングル。

斜め45°からのアングルは、幹(枝)の分岐がよくわかります。

植物、特に巨樹に対しては「何故、こんな形に?!」というのは愚問以外の何物でもないですが、どうしても、私の中の「天竜」という言葉にひっついてくる「通直で美しい植林文化」というものが離れず、前回までの天竜林業の経緯を聞いていたとしても、田高杉には「なんで、こんなになったの?!」と思わず見上げながらに語りかけてしまうのです。


吉沢の田高杉1


これだけ密集して太くなったからなのか、それとも上長成長を優先したからなのか、はたまた昔は周囲に競争相手がいてこの様にしか成長できなかったのか・・・

見上げる枝葉のつき方も独特で、どうしても何らかの理由を見つけたくなるのは、材木屋だからでしょうか・・・

しかし、私がその姿を見て受けた第一印象は西洋の、それも中世のヨーロッパの城などで使われていた様な「燭台」でした。
あくまでも印象ですが、左右に数本ずつ長い蝋燭の火をともしながら、石積みの壁を仄かに照らしている、そんな燭台のイメージ。

そう思えば、連想的にヨーロッパにおける大聖堂その物の外観に似たような印象も受けます。
腰下がっしりと、そしてその上に細長く塔が並び立つ様な大聖堂です。
キリストのステンドグラスから光が漏れる・・・・

吉沢の田高杉10


大聖堂の代わりに、その根元には小さな祠。

確認は出来てはいませんが、この田高杉のすぐ隣に民家があります。
もしかすると、そこが所有者の田高さんなのだろうか?!と邪推するのですが、詳細は不明。
周囲には数軒ほどしか民家はないので、おそらくそうではないかと思うのですが、夕方だということもありなんせ人も歩いていないので、尋ねる事も出来ずじまい。

なんとか日が暮れる前に一通りのアングルから写真を撮り終えて、安心して最終の正面からのベストアングルショット。


吉沢の田高杉9


やはり、この形は正面がいい様ですね。

しっくりと来る撮影を終え、暮れていく山に映る日の光と、追いかけるように見えてくる月の双方を眺めながら、田高杉の前で天竜弾丸珍道中を振り返ります。

よく考えれば、当日の通行止め一発目に引っかかってから昼食も抜き(因みに朝食は早朝5時・・・)での移動だったので、最終目的を遂げる事が出来てホッと空を眺めると、とっても空腹!
しかし、太陽と月のバトンタッチがグラデーションの様に進んでいく空を眺めていると、さっきまでの忙しい時間が嘘の様。

次の日が出勤、しかも空腹、それに帰宅まで所要約4時間・・・
すぐ出発しても帰宅は夜の10時すぎ。
本来ならいそいそと帰路に着くところですが、こんな時間に巨樹と居ることもめずらしいので、その姿が夜に覆われるまで、その場所にいることとしました。

少しづつ、その輪郭しか見えなくなってくる田高杉。
それと対照的に光を放ち始める月。

風の音しかしないその場所で、ずっと空のグラデーションと田高杉の傍に見える月を眺めながら、時間の流れを贅沢に過ごしました。

最終目的地のくれる夕闇に、今季最初の弾丸珍道中は終わりを告げるのでした。


吉沢の田高杉6

吉沢の田高杉所在地

静岡県浜松市天竜区佐久間町浦川

車はほとんど来ません。路上駐車(笑)。


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天竜林業 弾丸珍道中

車移動で最も困る事、それは通行止め。
いやぁ、通れないんですからどうしようもない。

実は今回の天竜移動の中で遭遇した通行止めは4か所。
その他に交互通行も2〜3か所あり、驚いたのは天竜川沿いのメイン道路が通行止めになっていたために、対岸の狭い道路が迂回路になっていたものの、道幅が狭く交互通行するにも片方の往路だけで30分以上待ち!!なんてこともあって、もうあきらめてエンジンを切って栄養補給などしていました。

そんな事だったので、予想はしながらも分刻みでの移動を繰り返す私ですので、次の目的地への道順で、しかもここしかないという道順で通行止めを食らうと致命的なんです。

天竜


本来ならば、美しい山の景色と水辺の清々しい風を受けて、窓から流れ込む少し冷たい空気で髪を乱しながら走る道が爽快なのですが、もう景色を見る余裕もなくなっています。

私が最後に目指していた場所というのは、いつもながらの巨樹でして、地図で追えば決して困難な道のりではなかったものの、先の「通行止め」によって、迂回するのであれば所要時間は80分。
当時の時間は夕方の4時半。
もう、夕暮れが近く目的地に到達しても巨樹の撮影ができるかどうかという状況。

う〜、、、堪忍。
初日の集合時間にも通行止めで遅れるし、最後の目的地にもまた通行止めなんて、そりゃないよ。

目的達成手前でがっかり。
通行止めならば、分岐する道で先に案内してくれよ!!!と一人憤慨しながら、仕方なく目的地行きを諦めて家路までの道のりをスマホ検索し、帰路につくことに。
そうやって半ばあきらめて走っていたところ、通行止めの影響で迂回路ばかりになり、ナビゲーションにない道へ案内され「おいおい、帰るにも帰れんのか・・・」と思っていた矢先、あれ?!ここって・・・・

見覚えのある地名と、印象的なカーブ。
もしかして、巨樹目的地周辺の地図で道順を確認した場所?
帰路の高速手前が、最終目的地へ上る林道の入り口近くだったので、帰りはすぐに高速に乗れるな・・・と思っていたその近辺。
諦めて走っているうちにいつの間にか、その目的地への林道入口を通り過ぎている!しかも時間はまだ夕方5時手前!!
むむ?!これは、引き返せば間に合う?!



ということで、わずかな希望を秘めて通行止めの影響であきらめかけた目的を、通行止めによって迂回することになった地図にない道を、「バイパス的」にワープすることで得たロスタイムが使えるという状況になり、最後の林道に挑むことになりました。

行っては通れず、行っては戻り、そして行き過ぎては戻る珍道中も、何とか目的達成できそう?!
山道走行には慣れている私も、さすがに今回の通行止めラッシュと迂回続きには参りました・・・

次回は、珍道中の最終地点である佐久間町の山間の稀樹と面会し、締めくくりとなるのです。


吉沢の田高杉7


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