大阪の本物の木材を追求する材木店のページ
空を見上げて

〜木材から遠い人こそが、木材を使う人〜 お施主様ツアーは木材業者の研鑽の場 

弊社にも一般のお客様が来ていただきますが、お越しいただく皆様は殆ど全て、一般にも販売していただけるのですか?!とお尋ねいただきます。
もちろん、販売させてもらうのですが、「小売りはしていない、大量販売のみ」というイメージを持っておられるのです。

それも分かります。
私の若い時分は、木材市場に引取りに行っても若造は無視が当たり前でしたし、製材所に少量で細かな注文をしようものなら「そんなもん、できるわけないやろ!」という回答か、鼻で笑われて相手にされないかのどちらかでしたから、木の事や流通の事を知らない一般のお客様には、エベレストよりも険しい壁のある業界だったに違いないでしょう。

ツアー8

しかし、お客様(施主様)というのは今すぐではなくても、または少量であってもお客様。
もちろん、専門用語が通じないとか、面倒で儲からないとかいう考えも多く持たれていましたが、最終的に利活用してもらうのはそのお客様(消費者)です。

私たちは流通の中にいます。
専門業なので木材の販売量は多いですが、最終消費するわけではありません。
だから、山も製材も材木屋も、きちんと見なければいけないのは本当は消費者であるお客様だと思うのです。
見学してもらっても、すぐに「この丸太を売ってほしい、これを製材してほしい」とはなりません。
しかし、消費者からつながる利活用はとても大きいものです。

いまこそ、消費者の考えを知りそこに向いて木材業界の考え方ややり方を変えていく時期ではないか。
そう考えて、今回のツアーを主導していました。
お越しいただいた方の中には、近々の増改築を考えておられる方や店舗開業の予定の方もいらっしゃいます。
そういう方にこそ、魅力を知ってもらってこその木材!
しっかりと啓発していきたいです。

一般消費者に受け入れられない物はいずれ廃れる。そんな気がします。
他業種もそうですが、B to B のみから B to C も見据えた時代になっている。
消費者のこと、ちゃんと考えてお客様対応すること。課題です。

だって、よほどの変態材木屋(私の様に・・・)位しかしないような、こんな行動を素直にできるのは好奇心のある子どもだから!!

ツアー2


張り付きで!香りを楽しんでいます(笑)。
めっちゃいい光景!!最高です。
おじさん、うれしいよ。

木の香りの事や性質の事に対する予備知識がないからこそ、純粋に子供も大人も興味を持てる。
一般消費者の持つ力。

車業界ですら、近年は激変している時代です。
木材業界はいつまでも不変ではいけません。

時代と要求されるニーズに対応すること。
その中で、伝統や伝承を忘れずに活かすこと。
山にも製材にも、その変化を理解してもらいながら力を貸してもらうこと。

これからもずっと続く課題です。
写真の僕ちゃんの様に、無邪気に抱きつけるような大人も増やしていきますよ(笑)。

次回以降のツアーにもぜひご期待下さいね!!
(海と空の、青のグラデーション。最高!!)

ツアー7


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〜木材から遠い人こそが、木材を使う人〜 お施主様ツアーは木材業者の研鑽の場 

弊社を含めての「製材所や材木屋」というのは、おそらく木材消費者となるお客様には「とても入りづらい場所」になっているのではないかと思います。
長い商習慣の中で、専門用語や専門知識に長けた者同士がやり取りするお店。
大きな木材を大量に販売するところ。そんなイメージです。

実際、私が業界に入りたての頃の二十数年前は、お客さまよりもむしろ販売側の方が「強い」時代でした。
もちろん、少ない需要には応えてくれませんでしたし、今までにないような要望を出しても全く聞いてはもらえませんでした。
少なくとも、若造の私の言うことは。
業界内にいてもそうだから、お施主様の声など届こうはずがありません。

そんな時代の経験者だからこそ、製材所や弊社のような材木屋も親しみやすい存在になるべきだと思います。
もちろん、大きな木材から小さな一本を切り出す、ということには相応のコストと時間がかかるので、出来ないことも出てはきますが、利用者から声がかからないのは非常に悲しいこと。
そして、その木材を利用したい人は、建築などの業者だけが量を使うわけではなく、本来はその流通の先にお施主様がいるはず。
その方たちが、喜んで住宅や店舗に使っていただけるからこそ、業者さんも材料の循環がある。
お施主様は一度の利用のみでリピーターにはなりにくい、そう考える業界ではありますがやはり、熱心に木材利用を考えてくれる方であれば、建築業者であっても施主様であっても、わけ隔てあってよいわけありません。

なので、今回は非常に基本的な樹種の差や特徴、香りや触感、外観などをメインに体験型のツアーを企画したのです。

ツアー4


今年に弊社が行った「材木屋と行く森林ツアー」の直後に、共通の知人を介して出逢いをいただいた工務店さんと、その工務店さんをしたっておられるお施主様や工事業者さんとともに、普段は見ることのない製材や木材を見て廻ったのです。

今回は、皆さんが木の事が特に好きだ!というわけでもなく、また普段から木の建築に興味があるというわけではありません。
しかし、その工務店さんがとってもすすめる木がある、ということで二十名ほどの参加者が集まる、非常にうれしいツアーとなりました。
私の商いは、普段はBtoB。
上記の様に、専門用語で専門業者や同業者とやり取りする、という場面の多い業種です。
そのため、平易な言葉で説明することや自分の扱っている商品に対しての説明が不慣れな場合が、今までの常でした。

しかし、情報はどこでも入手でき、商品さえも誰でも購入できる時代だからこそ、しっかりと自分の扱うものの事を知り、説明して喜んで使ってもらうことが非常に大切になってきている、と感じます。
今回の主役である工務店さんも、私がプライベートツアーを企画してお連れした結果、非常に気に入って下さって早々に、自分が良いと思うものや人をぜひ知ってもらって、ご自宅などに活かしてもらいたい、ということで企画のお話をいただいた経緯です。

もちろん、業者間の取引も非常に大切。
しかし、これからはそれだけではなく、きちんと使いたい人のニーズや声をきいて、使いたいし傍に置きたい、と思える木材製品を世に出していかないといけません。

ツアー6


今回、皆様に事前の知識や情報がなかったにもかかわらず、熱心に木を見てもらうことが出来ました。
非常に貴重な、「○○お手植えの・・・」なんていうものも見ることができて、ひとり盛り上がったりしましたが、やはり引率や主催者が盛り上がることもツアーにとっては非常に大切な事。

引率が楽しくないツアーなんて、絶対面白くないですもんね。
そういう意味では、完全に毎回楽しんでます、私(汗)・・・

 
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〜木材から遠い人こそが、木材を使う人〜 お施主様ツアーは木材業者の研鑽の場  

いよいよ今年も12月!!
少し冷え込む日もありますが、やはり異常に暖かい。
新聞記事にも、11月で気温20度を超えた日が多くあったとか書いていましたね。信じられません。
このままでは、今シーズンも「雪遊び」が出来なくなってしまうのでは!?と今からあせっているわけです・・・

それとは異なり、寒さが近づいてくると本格化するのが木材生産の世界。
現在は、年がら年中木材が生産されますが、本来はこの冬から春になる手前位の時期に伐採しそこから同時に製材を始めていくわけです。
野菜や他の食べ物の「旬」と同じく、「伐り旬」などと呼ばれます。

その旬のシーズンなので、どうしても会社にいる時間が少なくなってしまうのが非常に難儀で、仕事はたまるし営業活動は出来ないし、忙しくしているようにみえて走り回っているだけなので、まったく売り上げは上がらないし・・・
そのうえ、本記事の更新も滞りがちになるし・・・・・

という状況のいいわけですが、営業活動が出来ずに商品売り上げのない日々でも、未来への活動とお客様の満足の為(なんかビール会社みたい・・・汗)に、ちゃんとやることやってます、という報告をしておきましょう。


ツアー1


うわぁ・・・挽きたてでもほしい!!

材木屋でも思ってしまう幅広の天板材。しかもこれは長さの長いものなので非常に珍しいもの。
お施主様も、「いいよねぇ〜」の反応。

そうです。先日、私が懇意にさせてもらっている製材所さんにご協力いただき、今回はお施主様や関係業種の方を製材所へお連れするツアーを企画いたしました!!
とはいえ、今回の主催は私ではなく、そのお施主様から信頼を受けている工務店様です。
なので、私は影であり「黒子」!!

ところどころの要所説明はするものの、いつものような引率ではなかったのですが、その分普段木材に触れる機会の少ないお施主様などに、どのように木材を、とくに特別にこだわっている木材の事を伝えればいいか、ということを考える機会になりました。
現在の木材業界は、この「普段、木材の事を知る機会のない層」への説明が圧倒的に少ないと思います。

無い、のではなく少ない、のです。
特に、木材関係業者は満足していても、その後の木材消費や環境への想いから行動へのプロセスにつながりにくいようなイベントになってしまうこともあります。
なので今回は、「受け入れられなくても、私が情熱をもって接している製材所さんの材を全力で感じてもらう!」ことをコンセプトに持ってのご案内。

ツアー3

参加の皆様の中には、様々なご縁のつながりでお越しの方ばかりで、全ての方が建築プランをお持ちなわけではありません。
しかし、全力で取り組んでいる姿勢を見てもらうことで、何かにつながるはず。
もちろん、参加の方の中には「古民家を改修しての店舗計画」や「おしゃれなカフェの2店舗目」であったりと、直近での建築プランのある方もいらっしゃって、気持ちよく木材の事を知ってもらうことと並行して、きちんと製品をアピールしなければならず、なかなか大変(汗)。

有難いことに、お子様連れのお施主様もご参加くださり、かわいい盛りのお子様の手を携えての製材所巡りという、案内人冥利に尽きる(?!)体験もさせて頂き、普段ご案内している、材料を吟味する鋭い視線の皆様(笑)とは少し違うツアーとなりました。


昔むかしはおそらく、大工さんが材木屋にお施主様と訪れて、木材選びや家族が木に触れる機会を作ったりしたのではないかな、と思ったりしながら普段は接することのないお施主様対応を、無理言ってお願いをした製材所さんには、とっても感謝しています。

 
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天は二物も三物もあたえるのか?! チーク超幅広!無垢フローリングの原板出荷

もはや、チークは木材中の大谷翔平というべきか、大谷選手を野球界のチークというべきか、どちらもすごい!という変わり物材木屋の比較検討ですが、何も大谷選手だけがチークと近しいわけでもないのです。

大谷さん4


今回、超幅広のチークをフローリングに加工しようという超こだわりのお施主様の様な、ごく限られた世界の方にとっては、やはりチークは特別であり乍も身近においておきたい木材の様です。
耳にはさんだ話によると、某IT企業のCEOの自宅がチーク普請だというお話や、某有名俳優の屋外デッキ材が良質なチークの長尺材、だそうです。
屋外のデッキがチークって・・・

あぁ、そういえば最近お見積りをさせた頂いたお宅も、熱帯広葉樹の高級品と日本のクリ材でお見積りをしたものの、これよりも高価になってもかまわないので、見た目も耐朽性も高いものはないですか?!とおっしゃってたっけ・・・
普通はヒノキですら、赤身のデッキを採用して頂く場面が少ないというのに、反対にチークを使おうという層もある。
いろんな人が居るもんだ・・・・・

そんなだからもちろん、「世界有数の方たち」の中には、チークを使わないという選択肢は無いのかもしれません。
ある意味、「世界で数台しかない高級車」といっても、モデルチェンジや年度が進むにつれまた、新しいモデルが販売されるので、いくら高級といっても天然の産物であるチークの方が、「彼ら」にとっては魅力的なのかもしれませんね。

夢の車

どちらにせよ、二物をもつものすら少ないのに三物(こんな言い方するのか?!)をもつ「オオタニサン」と「チーク」。
凄いなぁ、私には一物すらないというのに・・・
いや、私にも「木の道だけは譲れない!!」という思いだけは負けないはずだけど。

そうだ、私には木を思う気持ちがあるはず!
お客様にもいつも、この樹種はこんな柔らかさでこんな表情があって、と木の気持ちになってお伝えしている。
そういえば、チークの床はN澤まさみさんも「チークの足音って・・・・・・なんか、いい音・・・。」って言ってる。

コマーシャル2


こうやってみると、細くてきれいな指だなぁ・・・・とあたりまえながらに感心(笑)。
じゃなくて、チーク製の床の上に頭を付けて、その指先を足になぞらえて歩く感触を「踏みしめて」いる。

ものすごく上手に作られてる、さすがの出来栄え。
いや、N澤さんにわかるならばきっと、私にはそれ以上にチークの足音分かるはず!!

ということで、登場人物はボロ負けですがフローリングはこちらは超幅広の300mm幅ということで負けていませんので、一応、張り合ってみました(汗)。


チーク超幅広無垢一枚物フローリング 原板 2


おおお、、、
なかなかいけてませんね(涙)・・・人物は・・・


しかし、先方はチーク材が数枚並んでいますが、当方は完全に300mm幅一枚しか映っていません。
どうだ!!
って、何がしたかったのか・・・・


とにかく、やってみて分かったことはチークの足音、ではなく無塗装のチークのヌメリ感と香りがとっても心地いい、ってこと。
これはウレタン塗装や表面化粧の合板フローリングではわからないことです。
もちろん、足触りも最高になるはずですが、それ以上に着色など一切ない無垢のチークの幅広板を使える贅沢。
数年後には私も本当に踏みしめさせていただくことになりそう(お宅訪問で)なので、本当のチークの足音はその折にお伝えすることにします。


才能の一物もないものの、珍しい木材の一物は稀に持っている大阪の材木屋のチーク日記、でした。

 
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天は二物も三物もあたえるのか?! チーク超幅広!無垢フローリングの原板出荷

本当に、今年の弊社の地元以外の「府外出荷」は変わり種が多かった一年でした。
前回のスポルテッドにしても、一年で5人の方にお尋ねを頂くとか通常では考えられないのですが、いよいよ弊社が全国的に変わり物材木屋として認知された!ということか・・・(良いのか悪いのか・・・)

 そんな変わり物の在庫の中でも「正統的な異彩」を放つのは、もしかしたらこれだったかもしれません。

ミャンマーチーク 超幅広無垢フローリング原板 5

いつもの巨樹写真でもそうですが、やはり写真では木材を伝えるのは難しい。
色合いも木目も雰囲気も、自分の思ったように伝えたいのですがうまくいきません。
そういう意味で言えば、やはりプロやコマーシャル製作の方ってすごいなぁ、と思ってしまいます。

その異彩を放つ材は「チーク」です。
弊社レギュラーで取り扱いの無垢フローリングの中にも、ネシアンチーク幅広無垢一枚物フローリングを紹介していますが、今回はそれとは違います。
フローリングとしての加工はこれからですが、なんとその幅は300mm!!
数字だけではピンとこない事でしょう。
ですので、比較をしてみます。こちらです。

ミャンマーチーク 超幅広無垢フローリング原板 3


白いものが上にのっているのは、弊社の欧州楓(ヨーロピアンメープル)幅広無垢フローリングのつなぎ目V溝150mm幅です。
小さく見えますが、150mm幅ですよ!
無垢フローリングで150mmというとかなり幅広なのですが、それがまるで90mm幅品のように・・・いやそれよりも頼りなくすら見えてしまう存在感。

もちろん、両者は幅だけではなく厚みも倍ことなるので、同じ土俵で見ることはできないにしてもフローリングとしての300mm幅は相当な迫力間違いなし。
しかもチークです。

世界三大銘木と言われるだけあって、色合いもとっても落ち着いていますし、同じく木材としては珍しい黒っぽい色合いで人気のあるブラックウォールナットよりも木目が引き立ち、さらに寸法安定性が高く湿気に対して抵抗性があるという性質。
木材に求められる全てを兼ね備えている、唯一の木材ではないかと最近つとに思います。

見た目が気になる装飾性、屋外や湿気の多い場所での耐朽性、木質材料として求められる寸法が取れること、そして木材として利用する時の乾燥後の寸法安定性。
全てを高い次元で兼ね備えているのが、チークではないでしょうか。
一つ一つの特徴では、他の樹種が秀でているものも多くありますが、優秀な性能を高次元でバランスさせることの難しさ。

現在の人に例えるならば、やはり大谷翔平選手か!

大谷さん1


野球選手の資質の中の、走る・打つ・投げるを一人でこなせる選手。
打者での三拍子である「走・攻・手」が揃った選手は稀にあります。3度のトリプルスリー(打率3割以上、ホームラン30本以上、30盗塁以上)を達成している山田哲人選手はその代表格。
しかし、投手を兼任することはありません。
ましてや、160km/h超の速球や多彩な変化球を操り、メジャーリーグでも投打で活躍するなんて、どんな才能なんだ?!と驚きを感じます。

よく考えると、チークも驚きの性質を備えている点で共通しているとは思いませんか?!


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ぶなスポルテッド 旅立つ

弊社はホームページでは、無垢のフローリングをメインに掲載させて頂いていますので、フローリング屋さんかと思われる方も少なくないようですが、実は(?)一般建築材から無垢板材、テーブル用天板やカウンター材、そしてベニヤ板や集成材までを扱う、「材木屋さん」です。

海外でつくられた商品をそのまま流通させるフローリング商社、というような形態ではなくて店舗に木材の在庫を抱えている状態です。
ですので、無垢フローリングに付随する部材であったり、またはフローリングとは関係のない「こんな木材でこんなのができないか?」というようなおたずねも頂くことがあります。

そんな中で、今年は例年とは少し違ったもののおたずねと出荷が続きました。
代表的なものの一つがこれ。

スポルテッド 4


スポルテッド材と言われます。
興味の無い人には、とっても汚れてた板材、もしくは腐りかけの廃材と映るようなもの。
実際、もくざいとしては結構ボロボロだったり虫の穴があったりという状態ですし、それ以前に本当に腐朽している材ですから、普通に考えれば廃材なのかもしれません。

しかしながら、人の好みは千差万別・十人十色。
見方によっては素晴らしい材料、ということでこの板材をうまく活用して商品を生み出す方がおられるのですね。

今年に入って5人の変わり物(失礼・・・いい意味で、です。)の皆さんからお尋ねを頂きました。
最近出荷したものは、家具になるのか小物になるのか分かりませんが、人の手によって「腐った板」から「模様の綺麗な家具や小物」に変わるのです。
そうなると杢のある木材と同じように、もう立派な作品に変わります。


私たちはどうしても視覚的情報や、今までの経験等をもとにした判断で物を見ることが多いと思います。
しかし、考え方や捉え方、見方を変えれば新しい価値が沢山あるという事に気がつくのが、このスポルテッド。
黒柿等と同じですが、自然にできる特異な模様ですので、在庫が無くなったからと言って丸太を買って製材してつくる、ということのできないものだけに、非常に貴重。
自然の産物だからこその、綺麗な模様だと思うとものすごく良いものにみえてくるのは私だけではないはずですよね。

スポルテッド 3


まだ、弊社から出荷した材での作品にお目にかかったことはありませんが、是非一度見てみたいと思っています。
まだいくつかはブナスポルテッドとトチスポルテッドの在庫があります。
お探しの方はあるうちにどうぞ(笑)。

また、それらとは別に、小さな板材スポルテッドもいくつかありますので、こちらは小物製作等に使ってもいいかもしれません。

スポルテッド 1


丸太が細いので芯材部分が少なく、中心まで模様があるのが良いですね。
ちょっと太めのものは芯材部分には模様がありません。
そう考えると、芯材って耐久性あるのね・・・改めて実感。

スポルテッド 2


無垢フローリングもとっても大切なのですが、こんなものも扱う(このなものの多い?!)変わった材木屋です。
(もちろん、普通の材も沢山ありますけど・・・)

芸術的センスの変わり物たち、集まれ!!

 
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白赤はっきりつける?! 木ーワードは源平合戦

赤と白の色合いのはっきりした境目を持つ材を指す、「源平材」という言葉。
どうも歴史と関係がありそうですが、だれが言い出したのかは知り得ません。

前回の続きで、白旗といえば「降伏・降参」をあらわすもの、という認識もあります。
源平の合戦では白旗の源氏方が勝利しているにもかかわらず、なぜこのような認識になったのか。
もちろん、その後の歴史上での源平両者の関係などもあるのでしょうが、不思議な点も多いものです。

源平の合戦


木材には全く関係ありませんが、私が好きだった自動車レースでも白旗が存在します。
それと共に、自身がサーキットへ走行に行っていた時は、赤旗とオレンジボールと言われる日章旗デザインににた色違いの旗がもっとも嫌でした。
赤旗は事故やアクシデントなどで走行中止、オレンジボールはオイル漏れや機械トラブルなどで車両に問題があることを指しています。
前者の場合は、限られた走行時間が無くなって行くこと、後者はコース内にオイルが出て滑りやすくなる(事故の危険性大)か、愛車が故障しているという合図なので、どちらもいいものではありません。(写真は黄旗)

サーキット旗


それに比べて白旗は、コース上に遅い車両がいることなどを示しているので、この場合は大きな心配は入りません。

このように、旗はいろいろな場面で物事を伝える役割をしています。
サーキットではなくとも、赤白の旗を振ればそれは手旗信号になります。

映画やドラマで目にしたりしてきましたが、美しい姿勢でキビキビと旗を振り、一文字一文字相手に伝えていく様は、とても凛々しく勇敢に映ります。
籏を使った赤白は、それを振るうだけで意図したことを伝える力がある。
源平材と言われるスギの木材も、もしかしたら大きなメッセージ性をもっているのかもしれない、と思うとまたスギが好きになってしまいそうです。
しかし、語源の通りであるとするならば、スギの赤身(芯材)である平氏と白太(辺材)である源氏の間には、「白線帯」という水分やアルコールなどを通しにくい部分があるはず。

白線帯


もしや、歴史上でその役割を担う事になっていたのが「源義経」だったのだろうか?!!
白線帯とは、辺材が役割を終えて芯材に変わっていく境目に僅かにできる境界線。

源氏方である義経が、最後は白である身を追われていくそのストーリーが、どこかスギ材の「源平材」という言葉に込められているのではなかろうか!!と想像以上の妄想を膨らませてしまいそうです。


その真偽は別として、何かしらの歴史にも関係のある、日本人になじみの杉。
私も旗を振り、スギの良さをもっと伝えられるように頑張らなければ!!!
 

源平の合戦 滅びゆく平氏



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白赤はっきりつける?! 木ーワードは源平合戦

スギ材の材質を表す時に多く使われる「源平(げんぺい)」という言葉。

もちろん、杉だけではなくヒノキであっても同じ理屈で言えば「ヒノキ源平材」となるはずですが、それはあまり聞きません。
芯材の色合いが、スギよりももっと淡く優しいからでしょうか。もしくは、ヒノキは白い辺材のみという使い方はほぼしませんし、通常はなにもしていしなくても「源平」な材なので、使われないのか。

木曽桧幅広無垢一枚物フローリング


近年では、私も勧めていることもあり屋外使用の場合にはヒノキでも芯材の部分が多い「赤身勝ちや赤身」という指定で使って頂ける場面が多くなりました。
いくらヒノキとはいえ、辺材部分は容易に腐食しますし虫害を受けます。
一般的にはヒノキは万能と思われていますが、全くそんなことはないので注意が必要です。


桧赤身デッキ材


脱線しましたが、とくに芯材と辺材の色の差が「赤白」で顕著な杉に関しては、「芯材(赤身)のみ」、「芯材と辺材両方入る部分」、「辺材(白太)のみ」という使い分けをしてきました。
この中の「芯材(赤身)」と「白太(白太)」の色の差がきっと、今回のテーマである「源平」を生んだのですね。

説によりますと、その語源は源平の合戦だと言われています。
源氏が白旗、そして平氏が赤旗を掲げたことが由来の様です。
白い旗と赤い旗、そのはっきりと2つに分かれる様は、さぞかし「源平材」に似ていたものなんでしょうね。
おそらく、ヒノキではその色が想像できなかったのでしょう。


しかし、この説が本当であれば、木材の世界では先にも出したように芯材部分を多くすることを「赤身勝ち」と言ったりしますが、私が想像する源氏と平氏の戦いである源平合戦では、白旗の源氏が勝利していますよね。
木材の性質でも、芯材である赤身が重要視される場面が多い。
源平の合戦では白旗が勝っているのに、どうしてでしょうかね。
(源氏と平氏とした場合は、さらに後年へも影響があるので、どちらがどうともいいにくい。)

言葉は面白いものです。


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白赤はっきりつける!? 木ーワードは源平合戦 

深い傷を負ったあと、永い眠りから醒めたルパンの様に、「今日は何日だ!明日は何がある?!」的なバタバタ感のこの頃。

驚くルパンの様に・・・


予定の前日でしか用意ができないような、自分担当の授業の用意すらも前日まで全くできていない状態(本当の話・・・)の毎日から少し落ち着いたある日。
次男が期末テストに向けての勉強予定を立てている(自分の時には考えられん・・・偉い!我が息子。)ときにふと、「源平の合戦でな、、、あれ?!あのほら、、、、あの谷なんやったっけ・・・義経がな・・・」と家内と話をしています。
私としては一瞬で、「それはあそこやろ!」と神戸出身の父の血を引く身としては答えたくなるところだったのですが、それ以上に血を沸かせたのは「源平」という言葉。


源氏と平氏


私の時代は「源氏と平家」と記憶していたのですが、正確には異なり息子世代には「平氏と源氏」になっているようです。
軽いカルチャーショックの様でしたが、学生時代に勉学に励まなかったせいで、奥深い歴史の正確な情報には言及できませんので、是非とも割愛させてくださいませ(涙)。
さて、話は戻って私がどうして「源平」に反応したか。

木材業界の方ならば、普通にピンとくると思うのですが、それが大切な木材の状態を表す言葉と一緒だからですね。
その状態とはこれ。

百年杉柾浮造りフローリング


もっとも身近ではっきりとしていて、今でも取引の上で使用する業界用語で使う場面が多いのは、やはりこのスギの「源平(げんぺい)材」。
スギに限るわけではないですが、芯材部分である赤身と辺材部分である白太の「赤白」のコントラスト。
一つの木材に、その芯材と辺材の混在した状態をさして、私の近くの木材業界では「源平材」と言います。
全国でそのような意味をもって使われているのかを検証したことはありませんが、少なくとも近畿では「赤白材」とか言わずに、「源平材」と言うのではないでしょうか。
もちろん、最近では自身が化粧用のスギ材を発注する機会が少ない(広葉樹や他の材を使ったり、諸事情もあり)こともあるし、それ以上に化粧用のスギ材の流通量が一時に比して減少していることもあって、その言葉を聞く機会もめっきりとなくなりました。
今の若い材木屋さんは知っているんだろうか・・・

そんなレベルのような。
もしかして死語か?!・・・



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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 材木屋の独り言 | 本物の無垢木材 

地松(赤松)長尺上小無節階段材 完成!!

季節のよい11月は、各イベントや講習会への出席に加え、自らのイベントや出張も重なって、非常にスケジュールがタイト。
会社にもほとんどいない日が多く、業務もたまるばかり・・・

さて、そんな中でも納品をした現場は進んでいるわけで、施工して頂いたところを見せて頂きに行ってきました。
今回は私のこだわり樹種の一つ、地松で、階段を作っていただいたところです。
それも、踏み板(階段板)の長さが4mという長ぁ〜いもの!!

地松階段材2

こんな特殊な階段を作られたのは、お寺さん。
本堂に上がる為の階段なので、非常に間口が広く必要。
それで、4mもの踏み板長さになるのです。

さて、ここで思い出してもらいたいポイントが一つ。
それは地松の原木の姿です。
弊社の記事を見てもらうと分かると思いますが、ほぼすべてがギューっと、またはクネクネと曲がっているのです。
普通、丸太と言えばスギやヒノキのまっすぐに伸びた姿を想像すると思います。そんなまっすぐな丸太であれば、4mの板を作ることは容易ですが、地松の曲がりくねった丸太から、まっすぐな板を作ることは、想像以上に難しいのです。
その上、地松は節が多く出る樹種でもあります。もちろん、ヒノキの様に枝打ちという作業をして節の無いものを育てているわけでもありません。
それなのに、今回使って頂いたものには4mの間に節が無い!いや、少〜しだけポツッと出ている位。

地松階段材4


石山赤松幅広無垢一枚物フローリングもそうですが、この階段板も地松では非常に貴重な節の無い部分を厳選しているから、このような仕上がりになるのです。
節の多い樹種からそのようなものを作り出すには、どのような原木が必要か・・・如何に貴重か・・・


地松階段材7


お寺さんなので、もちろんヒノキも候補ではあったのですが、工務店さんから「地松ではできんか?!」とのお言葉があり「もちろん、できますよ!!」のお返事で使って頂くことになった今回。
近年では非常に珍しい、地松の長尺階段を作ることができました。

地松は神様の拠り所となる木。
門松や松竹梅と形容されるように、とっても縁起の良い木でもあります。

その生育条件は、厳しい環境にこそ適応し後に育つ植物の生育環境を整える役割を果たしてくれます。
今回新調された階段によって、今後もお寺と檀家さんの発展が期待できることと思います。

見事な地松長尺階段に、すがすがしい気持ちでお参りできることと感じました。


地松階段材1



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