大阪の本物の木材を追求する材木店のページ
空を見上げて

挽板フローリング S3シリーズ カスクオークでちょこっとリフォーム!

さぁ、先日紹介しました挽板フローリングのS3シリーズ。
早速プチリフォームに採用頂いています。

その前に、ロックメープルのおうちは施工記事を紹介していますが、今回はプチリフォームでカスクオークのセレクショングレードを採用いただきました。

挽板フローリング カスクオーク セレクショングレード施工 2


あぁ、見事なオーク。
今回採用いただいたのは挽板フローリング S3シリーズのカスクオークセレクショングレードですが、一般的な合板フローリングにはない伸びやかな木目と、木材本来の白太(辺材)や節のあとなどが、いやおうなしに無垢材の質感を訴えかけてきます!

挽板フローリング カスクオーク セレクショングレード施工 1


蛍光灯の明かりで少し白っぽく映っていますが、カスクオークのはっきりとした木目がしっかりと表現されています。
写真には写っていませんが、手前の部屋は無垢のナラのフローリング。
もちろん、それも弊社からの商品です。
以前に工事してもらって使っていただいたのですが、今回も採用いただき本当に有難い限り!

残念ながら、前回使っていただいたフローリングは販売終了になってしまったので、今回ご提案したのが挽板フローリングS3シリーズのカスクオーク。

挽板フローリング カスクオーク セレクショングレード施工 6


オークという樹種の共通性を持たせたいとの意向もあり、採用いただきました。
写真では少しわかりづらいものの、微妙な色違いや木目の流れ、そして材木屋ならばわかる「ここ、もう少しで節がでるんやろうなぁ!」みたいな、木目の揺れなど、本当に無垢材一枚物と遜色ない仕上がりを見る事が出来るのが、1820mmで一枚物の貼り上がりが実現できる、挽板フローリングS3シリーズならではのところです!!

挽板フローリング カスクオーク セレクショングレード施工 4


UNIフローリングとは違い、縦に伸びる途切れのないオークの木目の美しさ。
ちょうど縦長に配置される部屋だったこともあり、長手方向にのびやかに続く仕上がりを見る事が出来たのですが、この貼り上がりを手にしやすいことも挽板フローリングの大きな特徴。

無垢一枚物フローリングが素晴らしいことは言うまでもありません。
しかし、惜しいことに予算の都合もあり誰でもその貴重な貼り上がりを自宅に採用できるわけではありません。
そういった点で、挽板フローリングは貼り上がりの質感において想像以上の満足感をもたらすと言っても過言ではありません。

本来は無垢一枚物推しの私も悔しいほどに、不均一な無垢材の貼り上がりそのものの表情を見せてくれます。

新しいフローリングの選択肢の一つである挽板フローリング。
無垢材に近い存在として、材料候補の一つに加えられるに十分な仕上がりを見せてくれています。

挽板フローリング カスクオーク セレクショングレード施工 7



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*消費税10%への改定前、2019年9月以前の記事の価格は旧税込み価格となっています。お手数ですが、ご連絡の上正式なお見積の依頼をいただけますようにお願い致します。(ホームページ価格も改定が間に合っていない物もありますのであしからずご留意ください。)


 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 施工後のお宅にお邪魔しました | 無垢フローリング 

挽板フローリング 6尺一枚物! 〜カスクオーク・ブラックウォールナット・ブラックチェリー・ロックメープル・チーク・ピュアラーチ〜

嗜好に多様性と変化ができ、住み分けが出来てきた。
そんなことを昨年位から感じていました。

今まではブログ記事もホームページも単層、いわゆる無垢材のフローリングを重点的に紹介していました。
もちろん、実店舗では街の材木屋さんとして、合板フローリングを提案する機会も多くある当店ではありますから、以前から合板フローリング以上無垢フローリング未満?!、というと語弊がありますが価格的にはお手頃でありつつも仕上がりの「木の質感」が良いものという希望にお応えするべく、各種挽板フローリングを販売してきました。

挽板フローリングについては既に拙ブログ記事でも、建築士さんのハードメープルのおうち凄腕大工さんのブラックウォールナット改修現場、そして数寄屋大工さんによる驚きのバーチのおうちなどをご紹介してきていますが、ブログ記事としてそのラインナップを紹介するようになったのはつい最近の事でした。

しかし、昨年位から徐々に一般施主様を含め大工さんや設計士さんから、無垢材とは異なる選択肢として挽板フローリングの提案希望を受けることが多くなり、ブログでも紹介する機会を作ったのでした。
そして先月も3つの案件で採用いただくということになり、いよいよ紹介できていなかった15mm厚の6尺ものを紹介することにします!

挽板フローリングの特徴は、もういまさら説明する必要はないと思いますが、合板や積層材の上に数mmのスライスされた無垢材を貼り付けたフローリングですね。

挽板フローリング S3シリーズ ピュアラーチ N 3


その合板などの上に貼り付けられている数mmの無垢材が、床面に敷きこんでしまうと殆ど無垢フローリングの仕上がりに見えてしまうために、無垢フローリングよりもコストパフォーマンスに優れているところに、人気が集まっています。
稀少なチークだって、そろっています。


挽板フローリング S3シリーズ チーク S 4


無垢材を使うとなると、多くの場合UNI(ユニ。たて継)品の採用が多くなるのは、どうしても一枚の無垢材そのものから作り出される一枚物品が高価だから。
UNIでの貼り上がりも、無垢材らしい表情がでますしグレードによってはあえてつなぎ目がリズミカルに感じる場合もあります。
特に、弊社で人気のあるつなぎ目V溝シリーズは、1枚ごとのつなぎのピースが長いことやつなぎ目自体が少なく幅広タイプで、UNIのつなぎ目表面にV溝をつけているのでUNIタイプだと分からない、という工夫もされています。

それでもやはり、6尺(およそ1820mm)につなぎ目がなく木目が続く一枚物の迫力と仕上がり感は特別。

挽板フローリング S3シリーズ ブラックチェリー S 2


だからこそ無垢フローリング推しの弊社でも、昨年から無垢一枚物フローリングの仕上がり感そのものを表現できる、挽板フローリングの6尺タイプである 「S3シリーズ」 へのお問い合わせが増えてきました。
特に、空間の仕上がり感と他の部材や質感とのバランスを重視される設計士さんや、UNIタイプのつなぎ目がないものが好みだけどもコストも重視したい大工さんから、お尋ねを頂く機会が増えました。

それはそうでしょうね。
貼り上がりの質感は、本当に一枚物のフローリングを貼ってあるとしか思えないものですから。
そうです、一枚物のフローリングに見える上にさらに人気があるのは、幅広タイプだから!


挽板フローリング S3シリーズ ブラックチェリー S 3


S3シリーズのフローリング幅は150mm!!(一部商品は130mmと180mm)。
無垢一枚物でも150mmはラインナップしているものの、そうそういつもおすすめできる価格帯ではありません。
特に、プルミエグレードやセレクショングレードに関しては。
しかし、S3シリーズでは一枚物の幅広150mmフローリングであるために、その仕上がりはかなり特別な仕上がりになりますし、グレードもセレクショングレードとネイキッドグレードを用意しています。
セレクショングレードは、無垢材では高嶺の花と思われてしまう幅広一枚物の美しく伸びる木目を楽しむ事が出来ますし、ネイキッドグレードでも無垢一枚物がもつ天然の表情そのものを感じる事が出来ます。

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル N 4


芯材と辺材の微妙な色差や樹種ごとに特徴的な節の表情ももちろんそのまま。

表面に3mmという厚みの無垢材を使用しているので、節の表情やパテ補修部分なども無垢フローリングのネイキッドグレードのそれ。
私の個人的な感想ですが、同じネイキッドグレードでも無垢フローリングでのグレード選別と挽板フローリングのネイキッドグレードの選別は、少し違います。
無垢材の場合は、プルミエグレードとセレクショングレードに属さない物はすべてネイキッドグレードになります(一部そこに入らないものも出ます)が、挽板フローリングのネイキッドグレードは無垢材とはことなる工程となるため、原材料も異なることから、無垢フローリングの節やパテの表情より少し優しい様に感じます。

もちろん、樹種やその時の原木原板の違いに左右されますので、あくまでも私の印象ですがその点くらいが無垢材との違いなのかな・・・と思うくらいです。

S1シリーズやS2シリーズの909mm長さでも、無垢材の質感がかんじられますが1820mm(1部1818mm)長さで1枚物となると、迫力が違います。
木の質感、という意味ではなく909mm長さのリズミカルに対して1820mm長さは伸びやか。
そんな印象です。

挽板フローリング S3シリーズ ピュアラーチ N 4

針葉樹であるピュアラーチ。
スギやヒノキにおいては、床暖房への使用は厳しいところですが挽板フローリングならではの、針葉樹床暖房仕上げに。

また、見た目の印象だけではない無垢材との違いは、積層材料基材を使用している為に床暖房向け(*)に使用できること。
無垢フローリングの中でも、ウレタンの塗装を施すことでフローリングの伸縮作用を最小限にし、床暖房向けにラインナップもしていますが、挽板フローリングは表面がオイル塗装仕上げになっていますから、無垢材の足触りをそのままに床暖房仕上げとする事が出来るというわけです。
この違いが非常に大きなところです。
それによって、こんな杢模様もはっきりと見てとれます!

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル S 5


私は無垢材が大好きですが、お客様は私の様に無垢材オンリー!!というわけではありませんし、住まい方もそれぞれ。
それに、私の無垢材を思う気持ちはわかるけども予算だったり質感とのバランスなどを考えた場合に、UNIフローリングではなく一枚物の貼り上がりを手に入れられることを思えば、大きな選択肢になります。

是非、上手に使い分けて構造材や枠材などの無垢材との両立をはかってもらいたいと思います。

(*)床暖房は、フローリング表面温度が30℃未満推奨です。


挽板フローリング S3シリーズ
カスクオーク セレクショングレード イメージ

挽板フローリング S3シリーズ カスクオーク S 3


カスクオーク ネイキッドグレード イメージ

挽板フローリング S3シリーズ カスクオーク N 1


チーク セレクショングレード イメージ

挽板フローリング S3シリーズ チーク S 1


ブラックウォールナット セレクショングレードイメージ

挽板フローリング S3シリーズ ブラックウォールナット S 3


ブラックウォールナット ネイキッドグレード イメージ

挽板フローリング S3シリーズ ブラックウォールナット N 5


ブラックチェリー セレクショングレード イメージ

挽板フローリング S3シリーズ ブラックチェリー S 1


ロックメープル セレクショングレード イメージ

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル S 1


ロックメープル ネイキッドグレード イメージ

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル N 5


ピュアラーチ ネイキッドグレード イメージ

挽板フローリング S3シリーズ ピュアラーチ N 1


!!挽板フローリングの特徴とご注意事項!!

挽板フローリングシリーズは、合板や積層板の表面に数mmの無垢材を貼り合わせた商品ですので、稀に接着材の成分が表面の挽板に変色となって表れる事があります。(特にオークは黄色変色部分が出ることがあります。)
床暖房向けに使用可能ですが、主暖房とする使用方法や床材表面温度が高温になる場合は、フローリングのすき間の発生や床鳴り、反りを生じますので、使用環境には十分配慮下さい。



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挽板フローリング S3 シリーズ
〜カスクオーク・ブラックウォールナット・ブラックチェリー・ロックメープル・チーク・ピュアラーチ〜

・寸    法(表示は全てmm単位) 
15×150×1820
(一部、ブラックチェリーとチークは15×150×1818、ピュアラーチは15×130×1820)
15×180×1820
(カスクオークのみ)

・形    状
表層3mm挽板貼 一枚物
(チークのみ、表層2mm挽板)

・エンドマッチあり

・品番と価格(表示価格全て税別表記です)
カスクオーク
CO-53OS 表層3mm挽板一枚物 オイル塗装 15×150×1820 セレクション
¥12,250/6枚入り(1.63屐

CO-53ON 表層3mm挽板一枚物 オイル塗装 15×150×1820 ネイキッド
¥11,250/5枚入り(1.63屐

CO-59OS 表層3mm挽板一枚物 オイル塗装 15×180×1820 セレクション
¥14,300/5枚入り(1.63屐

CO-59ON 表層3mm挽板一枚物 オイル塗装 15×180×1820 ネイキッド
¥13,000/6枚入り(1.63屐

ブラックウォールナット
WN-53OS 表層3mm挽板一枚物 オイル塗装 15×150×1820 セレクション
¥15,750/6枚入り(1.63屐

WN-53ON 表層3mm挽板一枚物 オイル塗装 15×150×1820 セレクション
¥14,500/6枚入り(1.63屐

ブラックチェリー
MP-53OS 表層3mm挽板一枚物 オイル塗装 15×150×1818(*) セレクション
¥14,000/6枚入り(1.63屐

ロックメープル
RM-53OS 表層3mm挽板一枚物 オイル塗装 15×150×1820 セレクション
¥12,750/6枚入り(1.63屐

RM-53ON 表層3mm挽板一枚物 オイル塗装 15×150×1820 セレクション
¥11,750/6枚入り(1.63屐

チーク
MT-53OS 表層3mm挽板一枚物 オイル塗装 15×150×1818(*) セレクション
¥16,500/6枚入り(1.63屐

ピュアラーチ
PL-53ON 表層3mm挽板一枚物 オイル塗装 15×130(*)×1820 セレクション
¥8,500/7枚入り(1.65屐

・運    賃
別途、地域によりお問い合わせください。

・グ レ ー  ド 
セレクション 小さい節や軽微な色むら、白太(辺材)を含みます。(メープルは赤身/芯材を含みます)
ネイキッド  色むら、節、源平(辺材・芯材)、パテ補修など無垢材の持つ樹種本来の特徴を全て含みます

・納    期
無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産をするということが出来ませんので、余裕をもってご確認ください。



表情の違い

カスクオークネイキッドグレードの節

挽板フローリング S3シリーズ カスクオーク N 2


カスクオーク セレクショングレードの変色部分 1

挽板フローリング S3シリーズ カスクオーク S 2

変色部分 2

挽板フローリング S3シリーズ カスクオーク S 1


チーク セレクショングレードの黒条

挽板フローリング S3シリーズ チーク S 3


ブラックウォールナット セレクショングレードの白太

挽板フローリング S3シリーズ ブラックウォールナット S 2


ブラックウォールナット セレクショングレードの節

挽板フローリング S3シリーズ ブラックウォールナット S 1


ブラックウォールナットネイキッドグレードの節とパテ

挽板フローリング S3シリーズ ブラックウォールナット N 3


ブラックウォールナット ネイキッドグレードの芯材部分

挽板フローリング S3シリーズ ブラックウォールナット N 2


ブラックウォールナット ネイキッドグレードの補修

挽板フローリング S3シリーズ ブラックウォールナット N 1


ブラックウォールナット ネイキッドグレードの表面毛羽

挽板フローリング S3シリーズ ブラックウォールナット 1


ブラックチェリー セレクショングレードの小節

挽板フローリング S3シリーズ ブラックチェリー S 4


ブラックチェリー セレクショングレードの黒条

挽板フローリング S3シリーズ ブラックチェリー S 5


ブラックチェリー セレクショングレードの着色部分

挽板フローリング S3シリーズ ブラックチェリー S 6


ロックメープル セレクショングレードの小節

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル S 3


ロックメープル セレクショングレードの入り皮

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル S 4


ロックメープル ネイキッドグレードの入り皮

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル N 3


ロックメープル ネイキッドグレードの変色

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル N 1


ロックメープル ネイキッドグレードの節補修

挽板フローリング S3シリーズ ロックメープル N 2


ピュアラーチ ネイキッドグレードの流れ節

挽板フローリング S3シリーズ ピュアラーチ N 2


ピュアラーチ ネイキッドグレードの補修


挽板フローリング S3シリーズ ピュアラーチ N 5


ピュアラーチ ネイキッドグレードの軽微な乾燥割れ

挽板フローリング S3シリーズ ピュアラーチ N 6



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木ぃクンmuku_mokuzai  at 11:47  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 無垢フローリング | 本物の無垢木材 

細かいところの違いが大きな違い

皆さんは、違いの分かる人間ですか?!


綺麗に仕上がっている無垢フローリング。
実はこの2枚、違う工場のフローリングです。

さて、何が違うのでしょうか。

見た目一緒のオークフローリング それぞれの違い 1


樹種は双方ともオーク。
グレードは双方プルミエグレード。
塗装は両方とも、ウレタンクリヤー塗装。

見た目も殆ど同じです。
でも価格は違う。
一方は、驚きの安さ・・・・


どうしてそんなに違いがあるの?!
その違いはこんなところにありました。


見た目一緒のオークフローリング それぞれの違い 2


フローリングの長手方向の勘合部分の拡大です。
表面にかかっているウレタン塗装の樹脂層が、勘合部分にある面取り(斜めカット部分)に流れていないのがわかるでしょうか?!
表面の少し茶色くなっている部分に対して、素地のオークのグレーがかった色合いのままです。


並べていた2つを木口から比べてみましょう。


見た目一緒のオークフローリング それぞれの違い 4


はい、左が問題の驚きの安さのフローリング。
右が正規(?!)品として弊社が扱っている商品。

見えにくいけれども、右側は面取りの部分が下の方までキラッと光っているのが分かります。
きちんとウレタン塗装がされている証拠。
たいして左は表面で止まってしまっている。


フローリングを施工した時にこの面取りが連続してV溝になるのですが、この状態だとその部分だけ妙に違和感のある艶の無い仕上がりになるため、非常に不自然なのです。
もしかすると、こういった仕様で造られているのかもしれませんが、そんな説明はなし。
もし安さで購入していたら、自分が「おかしい」と思う商品を「安さ」で販売しきらなければならないところでした。


違いが分かりづらい上に、安さという判断基準に惑わされそうになりますが、こういった小さな分かりづらい細かい違いが大きな違いであることに気が付くのは、すでに施工を済ませた後。
できるだけ、自身の基準に合うようなものをご用意するには、少しの違いも気にしておかなければならない。
結構大変なのです。


今日も、工場の販売営業さんからサンプル購入した1ケースを無駄にして(返品できませんから・・・)、細かな違いに気が付いた一日、でした。



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UNIとFJとOPCとは・・・

業界用語というものは業界ごとにいろいろとあるもの。
拙記事の中でもよく出てくるのがUNI。
小学生が発音するとたぶん「ウニ」となってしまいますが(笑)、正しくは「ユニ」。
出来るだけ併記するようにしていますが、いきなり見せられると普通は読めませんよね。

無垢フローリングのお話しではよく出てくる、というか弊社の様に無垢一枚物フローリングを扱っていないお店では、あえて言われなくても全てUNI(ユニ)タイプなわけですが、実際そのUNIの部分がどのようになっているかを見る機会はないと思います。
ということで、見せちゃいます。


UNI フィンガージョイント 1


UNIフローリングの完成品がこちら。
フローリング表面には、異なる木目がつながる境界線がうっすらと見える状態で、横からみるとなにかギザギザが見えます。(楓の木目がうっすらで見えにくいですが・・・)
このギザギザがUNIタイプの基本。
UNIタイプというのは、フローリングの長さ方向で数枚の材をつなぎ合わせて1820mmなどの規定の長さにしたもの。
一枚物は一本の木材そのものから1820mmを切りだしますが、UNIタイプはカットされた木材を何枚かジョイントさせたものということ。
UNIというのはUNITEDを表しています。
つなぎ合わされている、という意味ですね。
そして、そのつなぎ目に使われるジョイント方法がFJで、先のギザギザのもとなのです。

実際にはこちら。

UNI フィンガージョイント 3


ギザギザとした形が2枚のフローリング原板に切り込まれています。
この2枚を合わせてみるとぴったり!
UNIタイプの無垢フローリングになるということです。

このつなぎ方をFJといい、Finger Joint の頭文字をとったものです。
写真をみると、確かに、手の指同士をつなぎ合わせてジョイントさせたようにも思えなくない?!


UNI フィンガージョイント 4


このつなぎ目がいくつかできるのがUNIタイプのフローリング。
それに対して一枚物のことを OPC と言ったりします。
これは One Piece の事を指していると言われますが、昔は単層フローリングとかソリッドタイプなどともいわれていました。
ソリッドって、かっこいいと思いますがすこし尖ったイメージですよね(笑)。


文章でいえば、繋いでいるか一枚のままかの違いですがUNIとOPCでは、実は製材や乾燥など製作工程にも違いがあるのです。
というか、違いを設けて製作しているところがある、というのが正しくて実際は区別していないところの方が多くあります。
それにもコストなど多様な事情があるのですが、もちろん弊社では区別して製作しています。
それぞれの特徴に合わせて・・・

なかなか見ることのない、UNIとFJ。
わかりましたか?


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遠方のみなさま、すみません! 運送が大変です

もう数年来になりますが、木材の運搬が大変です。

弊社のスタッフが大変なのではなく、遠方への出荷や近隣だったとしても製材工場から出荷する荷物が重いものや規定の大きさより大きいもの、若しくは長さの長いものなどは距離に関係なく扱ってくれない状態が、以前よりも非常に顕著になりました。

また、無垢フローリングなどの比較的長さが短く、一つの梱包の大きさも大きすぎないと思われるものですら、運賃の上昇はもちろん避けられず、本年からは建築現場への配送が出来なくなりました。


以前から、現場での荷物の荷受けとともに取り込み作業のお手伝いなどをお願いしており、弊社のお客様のなかでは皆無だった配送トラブルが、未だに発生していることが原因だという伝達がありました。
荷受人が不在で荷下ろしできない、トラックが進入できずに持ち帰りでの積み替え運送が必要、軒先おろしさせてもらえずに室内搬入後の部屋間配りを強要されるなど、といったことが起っています。


弊社もずっと建築現場配送を行っていることからも、上記は昔からある問題であるとともに、依然として「荷物を運ぶのが仕事なんだから、住宅の3階の部屋であろうがマンションの10階であろうが、そこへ下すのが当然」という荷受け側の意識を感じます。
意図的に、重量物の搬入の際に意図的に現場を不在にする職人さんもいるくらい・・・


もちろん、一握りですが未だにあります。
分譲住宅などでは、そんなことは当たり前。職人さんが荷下ろしを手伝うということは殆どありません。
職人さんは時間をとられることがないし、本来は自分でしなければいけない荷揚げ作業や間配りの手間も省けますから、仕事がはかどる。
ゆえに、1棟あたりの手間賃が安くなり早く完成できるため、建築費用を安く抑えられる。そんな事情。


そこから出たしわ寄せは今、遠方から本当に入手したい材料のある人や、思い入れのある木材を送ってほしいと望む人たちに押し寄せています。
もちろん、出荷できない製材所にも・・・・・
スギの様に重量は軽くても、長さの長いものも配送不可のため私のお勧めする高樹齢杉シリーズも、やむなく1900mm長さ品をお勧めするしかありません。


針葉樹 長尺フローリング


早く安くでえられたものも多くあるのかもしれませんが、今非常に困っています。
運送便が使えません。
現実的な価格での配送が出来ません。

運送会社さんが悪いのではありません。
ここで愚痴っても仕方ないですが、こんな世の中になってしまった原因はどこにあるのか。
無垢材をきちんと流通させるためには避けられない運送事情。


皆さんにも、自分事の様に考えてもらいたい問題。
今、非常に深刻です!


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象の鼻から滴る氷柱 〜菩提寺のイチョウ〜

日中は暑さが少し残るものの、例年に比べて劇的に季節の流れを感じる月初め。
9月半ばには早朝はかなり涼しくなり、もう先週などは出社時の気温が17℃。
ひんやりした空気が大好きな私にとっては、非常に心地よい季節です。

さぁ、涼しくなった今月も巨樹巨木の記事が始まりますよ!
私が毎月組合にて連載記事を担当しています「材木屋の巨樹木甦」も、月初に組合員さんのもとに届きますので、今頃は今月の巨樹「延命寺の夕照もみじ」の記事を見て頂いているはず。
美しい紅葉を鑑賞できるカエデの記事ですが、限られた紙面スペースのため、毎回写真は1枚になってしまうので、紅葉の様子や巨樹の魅力を伝えたいアングルをしっかりとお見せするには、どうしても難しい部分があります。
そう考えると、ブログには多くの写真を掲載できますし様々な情景をたっぷりの文章でお届けする事が出来ますので、有難いことです。

実は今回紹介する巨樹は、材木屋の巨樹木甦の次月掲載予定の巨樹です。
先取り!というか、ネタバレ?!ですが、組合員さんは殆どの方が同業である弊社のブログはご覧になってないでしょうし、拙記事をチェック頂いている皆さんは反対に組合誌掲載の巨樹木甦はご覧いただく機会がほぼありません。
ですので、ここで見せちゃいます(笑)


菩提寺のイチョウ 1


とってもきれいに整備された環境。
杉木立の中でぽっかりとスペースが空いた部分に鉄の支柱が見えます。
支柱の上に広がる枝ぶりを見ても分かるように、この奥の陰の部分にあるのが今回のお目当て。

これからの季節、三密を避けて訪れたいのが人の少ない黄葉スポット。
紅葉、と表記する場合が多いですが私は、色づきの違いによって意図的に使い分けるようにしていて、今回の様に黄色くなるものには黄葉の字を用いています。
そして、ここもできれば訪れたいと思う様な見事な黄葉を見せてくれると思われるのが、菩提寺のイチョウ。


菩提寺のイチョウ 3


本当は、このアングルを遠目で撮影したいのですが、このアングルを狙うには結構な勾配の傾斜であることと、美しく遊歩道が整備されている為むやみにその外へ出ることもできず(自重)、少し近づいてしまっていて全体が伝わりにくいのは仕方のないところ。

それでも巨樹名木を讃えるように、その周囲に立つ柵代わりの石柱が一層その存在感と稀少性を訴えかけてくると同時に、通常は円形であるはずの幹がいびつに感じるほどに張り出した凹凸。
「普通の樹木」という概念が一切通用しないかのようなその姿。

凹凸部分も含め随所にあらわれている特徴的な「乳」が見られるのが、菩提寺のイチョウです。

イチョウは巨樹ではなくとも多少の乳を見る事が出来ます。
各地のイチョウ巨樹のなかにも、特徴的な乳を持つものがありますが当地のイチョウは一層特徴的と言えます。
その乳の垂れ具合というと、もう地につきそうな勢い。


菩提寺のイチョウ 7


まるで地表面を意図的に目指しているというか、ゆっくりと巨大な指を伸ばして地面に触れようとする巨人の様にも思えてきます。
幹が円形に見えないほどに、樹幹からも多くの乳が出ているのももちろん驚きではあるのですが、さらに驚くのが、この地表面に触れそうな乳が垂れている枝の状態。


菩提寺のイチョウ 11


もう枝というよりも、水平に分岐した幹とでも言いたくなるような、ごつい枝が伸びています。
この枝の下部に、まるで氷柱のように多数の乳が垂れており、樹幹に近い部分がこの状態なのです。


菩提寺のイチョウ 16


先ほどは「巨人の指」と称しましたが、遠くから見た菩提寺のイチョウの姿はまるで象。
長い鼻を伸ばす巨象、いや、迫力からするとマンモスと言う方がいいのかもしれません。

現地にて菩提寺のイチョウに対峙した時には非常に立派で巨く感じるのですが、現地に掲示されている解説板によると幹回り数値は13m。
岡山県下では1,2を争うとされる幹回り。
たしかに、幹回り10mを超えると巨樹としてふさわしい体躯であるという印象を受けるのですが、樹高40mという数値以上に高く感じる「蓋いかぶさってくる」ように緑をたたえる無数の枝葉と、驚くほどに伸びているこの水平枝によって、数値以上に巨大な印象を受けるのです。


菩提寺のイチョウ 14


しかしこの圧倒されるような特異な枝ぶり、どこかで見た風景、、、、と思ったら以前に雪の山中を不安になってのぼった常瀧寺の大公孫樹の時。
あちらは人の気配のない山中であったことと、伏条更新をも遂げていることからマンモスというよりも未知の生物的な雰囲気を放っていましたが、こちらは見事に伸びた枝に頬杖を入れてもらって、まだ伸びていきそうな印象。

推定樹齢は900年ということですが、若木のころに周囲が遮蔽されていたのか、それとも陽光の獲得競争にさらされる状況に陥っていたのでしょうか。
唯一開けていた方向へ必死に腕を伸ばした・・・
そう思えてなりません。

菩提寺のイチョウ 13


さて、その乳と腕(鼻?!いや、枝!)ぶりの凄さを一通り堪能して、お決まりの並んでの記念撮影をと撮影場所を探し始めたのですが、美しく整備された遊歩道のおかげで撮影場所が限られるのです。
もちろん、撮影場所よりも巨樹の環境が大切なので当然なのですが、三脚にて一人でタイマー撮影することを考えるとなかなかイチョウの迫力が伝えられる場所がなく、迷う・・・

この遊歩道が整備されているのはおそらく、黄葉の季節にはイチョウがライトアップされるからだと推察します。
ライトに照らされたイチョウの迫力を想像すると、どんなに幻想的かつ魅惑的なのかと思いますが、イチョウに至るまでが丘の様になっている為に若干傾斜がきついので、夜に転倒されたりすることを考えれば、遊歩道はあってしかるべきなのかもしれません。

ということで、本当は全体像とともに象の鼻から滴る?!氷柱のような乳と一緒に収まりたいのですが断念し、このアングルで巨さ比較です。


菩提寺のイチョウ 18


こうやってみると、半ば飲み込まれてしまっているような形ですが、そこにいる私も幹の一部に取り込まれそうな雰囲気になっています。
長寿の乳に英気を分けてもらうように撫で、手を合わせて訪問終了!
とても見事なイチョウ巨樹だったと満足しながら現地を後に・・・・

とはいきません。
イチョウに至るまでの駐車場入り口の看板を見ると、コウヨウザンとサルナシがあるとされています。
夕刻日暮れ間近で次の予定があるものの、これを逃すまじ!!と思い、丁度出てこられた(おそらく住職さんのご家族)ご婦人に「解説板のサルナシはどれでしょう?」と尋ね、教えてもらった道路面に向かうとありました。


サルナシ 3


私が今日来るのを待っていてくれたのか!!と思いたくなるほどに、よく見るとほんの数個だけ枝に実が残っています。
どんな味だろう・・・と思いながら撮影をしていると先ほどのご婦人が、見つけられたか気にして降りてきてくれました。
そして、実が残っていました!と答える私に、不必要(!?)な情報をくれるのです。

「ほとんど無いでしょう?!
この前道を歩いとった人が、木の上が黒いなぁと思うてみてみたら小熊が上って実を食べとったとゆうとりましたわ!」

と。
なぬ?!熊?!
クマ?!ここにもか・・・・勘弁して〜。

市中から山道へ入るとはいえ、そう遠くない距離のここ。
さっきまでなんの警戒もなしに撮影していたのに、一気に背後が気になってくる・・・
そしていつの間にか、クマの話題を残してご婦人もいなくなって・・・(汗)

適度な都会具合と豊かな山々、そして海にも面しているという全てを兼ね備えると言っていいような、晴れの国岡山県。
そりゃ、果物も豊富ですからクマもいるのでしょうね。
今度から気をつけます。

皆さんも、巨象イチョウに逢うまえにはクマ対策もしっかりとした方がいいかもしれませんよ。(自戒も込めて・・・)


菩提寺のイチョウ 12


菩提寺のイチョウ 所在地

岡山県勝田郡奈義町高円1532
駐車場、かなり広いです。


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たまには趣味も、で大人買い

些細な喜び、大人買い!
最近は無垢材の仕入れもシビアにしている為に、なかなか大人買いする機会がなくストレスがたまっていた(笑)のですが、今日久しぶりの大人買い商品が届きました。

スーパーカー大人買い 4


大人買い、といっても2冊のバックナンバーですが、私が小学生の時から読んでいた自動車雑誌。
昔に比べて、若干本の厚みが薄くなったような気がしますが紙面の構成は、ほぼ継承されていて懐かしい限り。
決まって、巻末の自動車のテストデータで各車のゼロヨン(0m〜400m地点加速)タイムをチェックし暗記していたり、その後ろに掲載されているP社のエモーショナルな広告をみることを楽しみにしていました。

どちらも既刊で、欲しいなぁと思っていたものの、最近淡々と仕事移動する以外は愛車に乗る機会がなかったため、他の物を優先していたのですが、図書券を頂く場面があり思い付きで注文取り寄せしてしまいました。

どちらも、スーパーカーと言われるような「浮世離れ」した車の記事ですが、子供のころに夢見た気持ちを思い出させてくれるというか、日々の生活の中で「現をぬかす」にはちょうど良い手段です。

小学生の私には難しすぎた、ドライサンプやヨーダンピングなどという専門用語も懐かしく、それらの難解な言葉の羅列でさえも、飛びぬけた性能を煌びやかにする装飾の様にさえ感じていました。
半分以上理解できない日本語が続きながらも、どんどんと引き込まれていくドキドキとする記事の感覚は、自身が現在原稿を書く際に心がけているイメージにつながります。
また、好奇心と所有欲をくすぐるような美しいスポーツカーの写真たちも、無垢フローリングを如何に現実的かつ美しく見せるかということや、巨樹写真においての迫力の再現において、非常に影響を受けている部分です。


スーパーカー大人買い 3


現在は、趣味らしい趣味と言えば腕前は別として、寝る間を惜しんで冬にスキーにいそしむくらい。
好きだった運転も仕事時間に移行し、ゆっくりとワインを楽しむ時間も寝落ちする歳になってしまった状態ですが、久しぶりにドキドキワクワクする感覚を得たような気がしました。

樹木の書籍もワインの書籍も、まだまだ読破できていないものが多く、流行の書籍などに手を出している余裕もないのですが、たまにはこのような情熱的なヴィジュアルを頭に入れるのも、リフレッシュになるもんです。
本は知識の泉。
インターネットを介して様々な情報を得る事が出来ますが、信頼できる情報を得る事が出来て、それをしっかり自分で取捨選択する必要のある書籍だからこそ身につく部分も多くあると思います。

私の夢は、こんなスーパーカーを手に入れること・・・・・・・ではなくて、


スーパーカー大人買い 1


材木屋から見た巨樹巨木の書籍を刊行する事。
どこまで日本中の、いや世界も含めて巨樹を廻ることができるのか。
そして自分が愛着のある木材に囲まれて、木やワインや自動車の本を読んで過ごすこと。
たぶん、今の時間の使い方では死ぬまでに読み切れないほど(笑)の書籍が既にたまっています(汗)。


ワインを片手にスーパーカーの記事を読む。
そんな日はいつか来るのだろうか?!・・・
それを夢見ながら、次は無垢材の大人買いが出来るように、しっかりと今月も売り上げをたてていかねばなりません!
スーパーカーでなくてもいい、スポーツカー位に魅力的で手の届くような魅力的な無垢材の紹介を頑張らねば!!!

スーパーカー大人買い 2



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まったく別物 比較にならない比較 

物の良しあしや価値は、他と比べるから一段と分かりやすくなり、一層その価値を認められるようになるのかもしれません。
しかし、比較になっていない比較も多くあります。

ここに2枚のカットサンプルがあります。

競争にならない不毛な競争3


若干の色の差はあるものの、どちらもあまり木目のはっきりとしない、濃い色〜褐色の無垢フローリング。
これだけでは、よほど詳しい人でないと違いは分かりません。
しかし、これらとその価格だけで比較されてしまうことが、たまに起こります。

無垢材を使いたいけれども予算がない。
好みはチークやブラックウォールナット・・・・
しばしば耳にします。

チークもブラックウォールナットも、特徴的な色合いや木目が美しい高級材。
それに反して予算がない、となるとどうするでしょう。
私はひとまず馬鹿正直に、チークやブラックウォールナットを提案します。

同じチークでも、幅広一枚物ではなく色味は薄くなったとしても辺材などが混じる代わりにリーズナブルなもの、もしくはUNIタイプなどを提案します。
ブラックウォールナットにしても同じ。
だって、本当に希望の材がどんなものであるかを見てもらわないと分からないし、もしかすると実物を見てもらって財布が緩むこともある(?!)かもしれません。


競争にならない不毛な競争5


しかし、実際はそれでは通りません。
予算との兼ね合いを考えながら、提案できる範囲に合致しそうなグレードの上写真のチークを提案したとしましょう。
辺材が有ったりするものの、本物のチークです。
しかし、この見た目ならばもっと安いものがある、ということでチークではない材が提案されることがある。
それは、他社からの場合もあれば工務店さんなどがインターネットなどの特価品を引っ張ってくる時など。


競争にならない不毛な競争6


う〜ん、少し節はあるけれども、似たような木目だし塗装をすればいい色になるかもね!
そういって、当初チークの提案だったものが、いつしか説明もなしに全く他の木材に変わっている。
日常茶飯事に起っていることです。
桜と指定されたところに「カバザクラ」だったり、オークだったものがアッシュになっていたりクリになっていたり・・・

こんなのはもう、比較してそのものの価値を知るというよりも、予算にあうものをあてがっているだけ。

もちろん、私もお客様了承で樹種を変更することはありますが、はじめから似た材を提案することは稀です。
だって、お客様は深い事情や樹種の個性を知らなくても、知らないからこそ良いものをすすめておきたいのです。
ずっと愛着ある家に住んでもらいたいし、愛着ある木材と一緒にいてほしいから。

「実はこれ、チークなのよ!!知ってる!?チーク。世界中で銘木って言われててね、屋外でも腐りにくいのに屋内の化粧用木材としても使われてるくらいに良質な木でね、、、、」

そんな感じで、住まい手に自信をもって自宅の床や内装木材を自慢できるだけのストーリーのあるものをお届けしたい。
安かったけどもいまいちだった、よりも価格相応に良質だったと思ってもらいたい。
だから、比較にならない比較はしません。


競争にならない不毛な競争2



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日本の栗(クリ)を、身近な木製デッキ材へ!

弊社が今、力を注いでいるのは日本の広葉樹活用!

日本の広葉樹、とわざわざ付け加えているのは、杉や桧に代表される針葉樹の利用は良くも悪くもどんどんと進んでいますが、広葉樹は未だに需要と供給のバランスが整っていません。
それには、すぐに解決しづらい様々な理由があるのですが、いきなり大きなことはできなくても弊社の様な小さな会社だからできる活用法を考えよう、ということで取り組みを進めています。

そのうちの一つが、節や傷、そして曲がりや虫穴があるような「化粧材」にはなりにくい材の活用。
広葉樹材の多くは、節が無いものを利用するのが一般的です。
価格が高価なこともあり杉や桧のように、見えない部分に使われることがないことや、節がでるものは本当に大きな節になってしまったり枝分かれ部分になったりすることが一つの理由。
しかし、広葉樹材にも節が出たり虫に食われていたりという部分が必ずあります。

そういったものこそ活かしたい!
美しい広葉樹は、ほおっておいても流通しますし銘木として販売できます。
でも、だからこそ流通しにくいものを流通させ、その樹種のファンを作る。そういった取り組みを進めていっています。

その取り組みの一つがこれ。

日本のクリ(栗)節有デッキ材 4


う〜ん!雨に濡れて艶っぽい魅力が出てます!!

雨に濡れて、ということで使ってもらったのは屋外デッキ用材としてのクリ(栗)。
日本で生まれた日本のクリ材です。
無垢フローリングで流通しているものは、ほぼ中国などのアジア産の物。
弊社では日本のクリ材の無垢フローリングも製作しています(紹介していませんが・・・)が、今回はウッドデッキです。


日本のクリ(栗)節有デッキ材 2


表面は、植物系オイル塗装で白くお化粧をされています。
素の状態では、もっと灰褐色っぽい印象ですが白粉(おしろい)のような状態ですね。

施工されて数週間後にお邪魔しましたが、オイルも馴染みながら着色塗装の下から本来のクリの木目がジワジワと滲み出るように現れてきて、針葉樹には絶対に見られない広葉樹特有の変化を見せています。
そうそう、滲み出るといえば灰汁。
クリ材は灰汁の出る樹種です。

熱帯産の高耐久木材と言われるような、イペウリン等の木材もそうですが樹脂や灰汁、樹液成分を多く含むために、雨の後などはデッキ材から濃い色の樹液の様なものが流れ出ることがあります。

綺麗なコンクリート面の上に、ダラダラと流れ出す樹液を「汚れ」として問題視される場合が多いのですが、樹木というのはそういうものです。
そういった成分で自己を守っているんですから、出て当たり前。


日本のクリ(栗)節有デッキ材 1


なのでこのクリ材も、雨を受けた後は灰汁が滲みます。
それが、表面の木目が少し茶色がかっている部分です。
この灰汁の析出や、クリ材に多く見られる虫穴などが敬遠されることも、クリ材が活用されない理由の一つ。
しかし、このデッキのオーナーさんは「断然クリでしょ!!」と、ご理解を頂き(木のおもちゃ作家さんだから当たり前か!)、さらにイメージとして高価だと思っていたクリ材が断然リーズナブルに使えるとあって、大変喜んでいただきました。

こんな木目、でないもんね。熱帯産樹種でも、高樹齢の針葉樹でも。


日本のクリ(栗)節有デッキ材 3


これからさらに紫外線や雨を受け、大きくその表情を変えていくことと思いますが、劣化が進み使用不可能になるまでは数十年と考えます。
一時期の費用を抑えることで、10年もせずに取り替えなければならないような樹種を使うより、住まう人とともに長い月日を一緒に過ごせる日本有数の高耐久木材、クリ材で屋外にもっと木材を!日本の広葉樹を!


一般的には、節などの欠点と言われるもののない木材を販売することに重点をおかれている為に、どうしても高価になってしまう日本の広葉樹。
しかし、デッキ材などの屋外使用や欠点と言われる部分が気にならないところに用途を作ることで、考えているよりも非常にリーズナブルに日本の広葉樹を取り入れる事が出来ます。

もちろん、それは弊社がいつも日本の広葉樹に目を配り集材に協力してくれる方がいるおかげですので、いつでもどこでもできるわけではありません。
弊社では、今のところある程度の量であれば出荷できる体制を整えていますので、木目が見えることで木の質感をより感じやすく、さらに腐りにくい特性をもつ日本のクリ材を、取り入れてみませんか?!


デッキ材と言えば熱帯産の堅木材、という時代はそろそろ終わり!
これからは、日本の広葉樹!クリのデッキ材の出番ですよ!!



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そして、木材の担い手はいなくなった・・・

私がいつも、ここぞという自社の企画やプレゼンを提出するときに使用している、オリジナル木製ファイル。
私がとっても気に入っている、日本のひばの単板貼でできています。

日本のひば 木製ファイル


この木製ファイル以外に、他の人は持っていない、板目が含まれるブラックチェリー(以前はシナ)の木製名刺や、今年に念願叶えて発売した「ジェットストリーム芯対応のノック式木製ボールペン」など、普通はそこまでこだわらなくてもいいようなものにこだわり、普通とは違う木製の品々を使うことを楽しみとしています。
それが、ノベルティーや自己紹介として自社や自分を知ってもらうツールとしてとっても良く働いてくれるわけですが、今回そのお気に入りのひばのファイルが工場絶版になってしまいました。

理由は、ひばの単板の人気が無いから・・・
確かに、関西地方ではほとんど需要が無く、私が非常に好きな樹種であるものの指名を頂くことは非常に稀。
耐久性が高い上にとても爽やかな芳香を持っている材であるものの、どうしてもヒノキやスギほどの知名度を得られない為か、なくなってしまうことになり大きく落胆・・・


商品ラインナップがなくなってしまうくらいならばまだましなのですが、ここ数年で弊社が信頼してお付き合いしてきた製材所さんや問屋さんが複数社、廃業されてしまっています。
それも年に数件のペースで・・・
もちろん、理由は売り上げの減少。
非常に良い製材品を扱ってくれていたところばかりですし、希少な材をきちんと流通させてくれていたところや、他ではできないような寸法や規格を作ってくれていたところばかりで、業界の萎縮状態にため息が止まりません。
そしてまた今月、永いお付き合いをさせて頂いていた問屋さんが廃業される連絡が。


廃業連絡


まさか、このお会社も・・・
昨年も同じようなお話をした、どんどんなくなっていく優良な会社。
真面目に優良なお会社ほど、在庫を持ちまっとうな価格で販売し、優良な材を扱い続けてくれていた。
しかし、近年の優良木材の使用量の減少とその価値を見いだせないことによる、類似品の使用量の増加によって、本来の役割を守ってくれていたお会社がどんどんとなくなっていく現状は、歯がゆくて仕方ありません。
もちろん、弊社も必要な時に必要な量だけではなく、もっと需要を喚起して販売量を増やさなければならなかったのですが、力及ばず・・・

そして、販売量が減少するということは売り上げも減少するわけで、営業しているからには販売し売り上げをあげねばならず、仕方なく、優良材を通常よりも激しく安い価格で売り切ってしまったり、ずっと在庫で寝かせて置きしっかりと乾燥までできた希少な材を、置いておくよりもマシ、ということで一般木材と同じような価格で売り払ってしまうような状態が現実続いています。

安いことが悪いことではないのです。
企業努力や創意工夫で価格を抑えるのは大切ですが、価値のあるものが本来の価値を持たない流通になってしまうことや、本来の価格から逸脱して販売されることで相場を乱すことが常態化しているのです。


長期在庫は本当の財産


以前にも、「在庫やねんから、おいとってもしゃあないやろ。安ぅ出しぃな!」と、長年の在庫で乾燥しきっている杢のよい製品を安く買おうとされることを書きましたが、乾燥しなければ使うことができない木材を、数年から数十年在庫しておく保管費用や場所代、管理費、そしてその間は売り上げにならない先行投資状態を維持することが、非常に難しいことは容易に想像がつくはずです。

そうしてやってきてくれたお会社から、どんどんとなくなっていっているのです。
弊社も、とっても頑張っておられる未来ある作家さんや、弊社の材を気に入って下さっていて大切に使っていただけるお施主様には、出来る限り安くで提供することはあります。
気持ちよく使ってもらえるように、そして上手に仕入れしていたものを上手に使ってもらえるようにご案内をして。


弊社の在庫も、まだまだ木材が高価だった時代に会長や社長が少しづつ集めてくれた貴重な財産。

出来る限りお安く、と思ったりするのですがやはり、先代までの汗と努力の結晶である在庫を「置いていても仕方ない」と言って、処分してしまうことは決してできません。
貴重な財産を、食いつぶすようなことはできません。

しかし、実際に営業を続けていくには在庫を循環させ利益を生まねばなりません。
きれいごとだけではやっていけない現実もあります。
在庫を持つ大変さは、「今あるものを安く買う」ことに慣れている人には決して理解できません。

どこかのコマーシャルであるような、流通コストをカットして安く仕入れるということや、市場や問屋、そして弊社の様な販売業者を介せずに取引できるシステムは、現在でも少しづつ構築されつつありますし、現実に木材を多く利用する人たちの間では、そのような流れが出来つつあるところも見受けられます。
でも、それを続けていると順番に担い手がいなくなることは、とうの本人たちはご存知でしょうか。
今の木材流通の一つの闇を、ご存知でしょうか。

少しづつ、確実に廃業の連鎖が続いています。
最終消費者からは遠いかもしれませんが、それでも優良なところからなくなっていっています。
大量消費の時代。物の価値が理解されにくい時代。流通が変革している時代。
次代の流れもあるのでしょうけども、確実に少しづつなくなっているものがあります。


お施主さんも予算があるから、それ以上の物は提案できない。
そう言われます。当たり前です。
しかし、だからと言って数十年手塩にかけて育てられた原木の、数十年大事に乾燥させた木材を「予算」という大義だけで先人の苦労をなかったことにしたくはないのです。


長期在庫は本当の財産2 ナラ虎目長尺板


おそらく、優良材をこんなにも安価に浪費できるのも私たちの時代で最後になるでしょう。
今、流れを変えなければ。
山の環境はよくならず、木材の流通などよくなるはずはなく。
そして、気が付けばそこには「居て然るべき」木材の担い手はいなくなった。
来てほしくない時代はもうすぐそこに来ていると感じているのは、私だけなんだろうか。


そんな時代が来ないことを願いつつ、今日も出来る限りの努力をしていこう。
そう考えている時代に逆行する馬鹿な材木屋が思うきれいごと。

肌で感じている危機感を、ただの愚痴ではないことが少しでも多くの人に伝わりますように・・・・・・


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