大阪の本物の木材を追求する材木店のページ
空を見上げて

個人の力と神仏の御加護 縁(ゆかり)を感じる、諭鶴羽神社(ゆづるはじんじゃ)の親子杉とアカガシ群落

その社名と個人の偉業達成によって、今まで以上にファンの信心を募らせるであろう「諭鶴羽神社」。
そこにまた巨樹があるのだから、私とも少しはつながりがある(?!)・・・と勝手に思いこんで、親子杉を眺めた後の、早朝誰もいない社殿を歩いていました。

それは、最初に駐車場についた時に気になっていた「アカガシ群落」を探すためです。
木材としても珍しい存在になりつつあるアカガシ。
ましてや、それが淡路島という地で「群落」という形で存在するというのが、一体どのようなものかが気になり、不審者並みに歩きまわるのです。
*)たまにあることですが、本当に不審者に間違われますのでみなさんは、それなりの行動をとる様にしましょうね。

親子杉から少し奥、緑の映える場所にそこそこの大きさの広葉樹林が見えます。
境内から山中に続く道の様ですが、朝日を受けてとても美しく光っていました。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落26

広葉樹特有の太い腕をしならせる様な枝が、頭上に迫る様な高さにあり針葉樹林の社叢とは大きく異なった印象を与えます。
これは、この先に何かあるはず。
間違いなく、アカガシのニオイ・・・


そう思いながら歩をすすめると、来た!!

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落23

完全にミスショットです・・・
私、木の右側にいるのですが、隠れています。

それでも、その立派な大きさがわかるでしょうか。
この個体は裏側には洞が激しく、葉も殆ど確認できないのでアカガシと断定はできませんが、おそらくそのはず。
樹高は針葉樹程のものはありませんが、広葉樹でこの様に立派な太さの個体が見られるというのは、そうはありませんから、貴重な存在。

踏みしめる地面をみても、針葉樹の森とは違い落葉した枯れ葉の堆積した土になっていて、この先にもきっとまだアカガシが続いている!と確信させるに十分な一本目。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落24


実は、ココは社殿からはそう遠くは無いのですが、広葉樹の森の早朝です。
写真では明るいものの若干うす暗く、自分の足音と風が揺らす木々のざわめきがあるのみですので、山の独り歩きが大っきらい(つまり怖い。)な私にとっては、どこまで進めば「群落」があるのか、案内板が欲しい気分。
とはいえ、そんなに距離はないんですけど、上の写真の様な捩じりきった旋回木目に洞があると、もう吸い込まれていきそうな感覚で・・・・

そんな事を考えながらそのまま歩みをすすめると、期待通り「ぼっこぼこ」とありましたよ!!
お目当ての群落到着。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落25

先程から言うように、スギやヒノキの数百年生というと驚く様な大きさなのですが、広葉樹の場合はその太さや大きさよりも、年数を重ねた風格というか異形が目につくのです。

それも数本も並んで立っていると、そりゃもう迫力満点。
もしかしたら、私だけが「うぉ〜!」と萌えているために、感動が大きいのかもしれませんが、それでも、これだけ広葉樹がかたまって茂っている様は見事なものです。

先にも書いたように、木材としてのアカガシをはじめとした樫材の流通は殆ど無いのですが、この群落は植生がこれ以上大きく変化しないであろうと言われる「極相林」ですので、いずれはこの巨木達も枯死の時が来る。
その時、どの様な形になるのかはわかりませんが、珍しく「材として利用したい」と思ってしまう見事さでした。
実は、淡路島は以前に紹介した様に「ホルトノキ」という珍しい樹種を始めタブノキなどの広葉樹が見られるところです。
島に特殊な植生と樹種が生まれる浪漫。
それだけでワクワクしませんか?!

さて、ここまでは良いのです。楽しめます。
否、本当はここまで来るには大変なのです。
何が大変かって、諭鶴羽神社までの道程は巨樹探訪では稀にあることですが、「道が狭い!」のです。
それも中途半端ではなく、標高はさほどではないとはいえ山を登っていきますので、つづらおれの道。
そう、あの怖ろしい道のりの「切越の夫婦ヒノキ」を思いだします・・・・ワナワナ・・・・
自車のすぐ脇はこんな感じ。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落28

生易しいものではありません。
ガードレールなしです。
もちろん、退避場などほぼなし。
道幅は、広いところでもこれくらい。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落29

この道を、そうですねぇ・・・普通に走っていって15分?位登ります。
社の前には広い駐車場がありますが、おそらく通常は車の往来は殆ど無いと思われるものの、やはり運転に自身の無い方は自前の足で登山にての参拝をおすすめします。

タイヤ、はまらないかなぁ・・・・
そんな不安に駆られても、自車をみまもるのは薄暗い森に目を光らせるシカのみ・・・
特に、羽生選手ファンの女性の皆さま(男性も含む)は、気合いを入れて向かわれるますように。


諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落2




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個人の力と神仏の御加護 縁(ゆかり)を感じる、諭鶴羽神社(ゆづるはじんじゃ)の親子杉とアカガシ群落

前回までの冬季五輪の備忘録は、かなり圧縮した部分があり書き切れない想いは多くあるのですが、最後に紹介しておきたいのが、多くの注目を集めたフィギュアスケートの羽生選手と、彼にゆかりのある場所と「木」の事です。


どうしても私、気になるんですね。テレビなど見てても。
木に関すること。
例えば、先日も実家を訪れた時に流れていた某国のドラマ。
日本の場合だと、サスペンスの終盤の「ネタばらし」の場面を除き背景に松が映ることは稀だと思う(あらぶる海岸で撮影しているシーンが多いから・・・)のですが、彼の国では松が多い事もあり、恋人たちの逢瀬の場面にも関わらず背景は松林でしたね。
もちろん、演技はいいんですけど、「あぁ、やっぱり彼の国では松林か!日本なら杉か桧林やろうなぁ・・・」と考えるのです。

基、そんな感じで気になるのでやはり、ゆかりのあるものや場所というのが樹木と結びついていたりすると、目に見えない何かと感じたりするのです。
それも、今回は怪我の末に五輪連覇を達成した羽生選手ゆかりの場所。今回とりあげないでどうするんだ!、ということでのご紹介です。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落11


その場所は、兵庫県の淡路島。
日本列島の国産み神話では、日本で最初に創造された島だとされていることから、以外にも神秘な流れがある島です。
実際、今回の舞台になる「諭鶴羽神社」のある諭鶴羽山にも、その言い伝えが残されているようですが、紙面の関係上そこは割愛・・・・

で、既にお分かりでしょうが肝心なのはこの山と神社の社名です。
「諭鶴羽」=「ゆづるは」!!!
羽生選手の名、「ゆづる」、社名も「ゆづる」!
そうです、漢字こそ違えど同名の神社なのです。そのため、羽生選手本人も参拝に見えたということですし、それ以上に羽生選手のファンの方にとってはある意味「聖地化」している様な場所。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落6


そんなゆかりの諭鶴羽神社に何があるのか。
もちろん、巨樹ですよ。

海岸沿いの道からその「ゆかり」を求めて山道を登っていくと、山頂にほど近い場所に諭鶴羽神社はあります。
そこにあるのは、「親子杉」と呼ばれるスギです。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落12

2本の幹が、太い方と細い方でつながっていて寄り添って立っている様から、親子杉と呼ばれる様です.
杉が特産である日本においては、二本杉や三本杉、八房杉など幹分かれや合体木による幹の本数が名称になっているものが多くありますが、数字ではなく「親子」となっているところに、親しみを感じるのはやはり言葉の印象が大きいですね。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落15

推定樹齢500年といいますが、その姿からはそれほどの年月は感じません。
というのも、そのサイズが巨樹というには若干スケールが小さい様に感じられるからです。
早計に、だから悪い、ということではないんですよ。
少しづつ少しづつ、ゆっくりと親子で成長したのかと思うと感慨深いところもありますし、穿った材木屋としての視点でいえば、樹齢の割にこれほどすらりとしているということは、どれほど木目が細かいんだろうか・・・!!と、ご神木に対して失礼なことを考えてしまうのです。

木材とするならば、一般的にはゆっくりと育った年輪の細かな材が良質とされますので、昔ながらの癖で、そんな事を考えてしまったふとどきモノな私。

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落19

そんな話は抜きにしても、山の頂きにあり謂れも古く、さらに羽生選手も参拝しているとなれば、私の様な巨樹巡りよりもファンの方の「聖地」としての方が有名な様です。
実は、同じ神戸市にも字は違いますが「弓弦羽神社」が存在します。
というより、そちらの方が有名なようでメディアもそちらを取り上げることはありますが、由緒あるこちらの「ゆづるは」はクローズアップされることは稀なのでしょう。
とはいっても、同じ兵庫県に二つも「ゆづる」の名を冠する社があるというのは、とっても稀少ですね。

そこに巨樹があるから、わたしにとっては余計に特別なのはやはりこちらの方。
しかも、案内板にあるように元熊野ですからね。その由緒たるや推して知るべし!!

諭鶴羽神社の親子杉とアカガシ群落20


いつもの昌志メーターでみてみても、やはり迫力という点では少し足りないのですが、参拝の方々の信仰を一身に浴びたその姿は、ことのほか立派に見えました。

しかし、やはりそのサイズには巨樹の名前がついていないのか、インターネットの巨樹サイトでは、こちらを見ることはほぼありません。
殆どは地元のページか、羽生選手絡みのページです。
そう考えると、羽生選手の影響力はやはり大きいですね!
しかし、少なからず実際に同名の神社からのご加護を受けることによって、怪我をおしての金メダル獲得に結び付けた羽生選手。
己を追求しその道を進む個人の力と、それを支える神仏の加護。

それをはっきりと見ることが出来た、今回の冬季五輪だったのかもしれません。
ひとり、そんなことを考えながらテレビの中継を見ていた冬の一日でした。

さて、親子杉のお話はここまでですが、実はこの「ゆづるは」神社のすごいのはそれだけではないんです。
「ゆづる」と「親子杉」の他にも実は、大きな特徴を持っているこの場所。
次回はその特徴とともに、参拝の「ポイント」もおさえておくことにしましょう。


諭鶴羽神社の親子杉所在地

兵庫県南あわじ市灘黒岩4

広い駐車スペースありですが、車で行くには相当の決心が必要です。その理由は次回以降に・・・

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興奮・感動の冬季五輪閉幕そして・・・

スキーモーグル銅メダルの原大智選手。

メダル獲得以降は、メダリストとして注目され多くのインタビューを受けたことと思いますが、やはりメダル獲得の前後では、全く立場や状況が異なることを口にしていましたね。

冬季五輪5

五輪出発前には、昨年にモーグルとデュアルモーグルの2冠を達成した、堀島選手ばかりが注目されることに比して、「俺じゃないんだ」、と思ったと言います。
また、やはり同じ年であり同一競技であることもあり、堀島選手の事は「見ていた」そうです。
勿論だと思います。
しかし、それで成績を残した。

彼は知ってもらうことの大切さ、ということを口にしていました。
原選手ももちろん、代表に選ばれるほどですので、抜群の技能を持っているはずなのですが、やはり「知られていない」というハンディは大きくて、その反面にメダリストとなった瞬間に注目される事で、改めて「知ってもらうことの大切さ」を実感されたようです。

どれだけ頑張っていても、ある程度の成績を残しても、輝かしい成績や金メダルの方が記憶にも記録にも残る。
だから、自分の存在を知ってもらって注目してもらう必要がある。
激しく共感しました。

冬季五輪6


私と比べるのは原選手には失礼ですが、それでも私も思うのです。
普段は、そんなに目立つ必要はないし、しっかりとやっていれば成果は出る、と思ってはいるものの、やはり、いくら一所懸命やっていても知られることが無ければ、お客さんも来ないし依頼も無いわけで、業として続けていくにはそれなりのコマーシャルも必要で、知ってもらうことの大切さというのは、とても重要に感じます。
特に、宣伝広告を強く押し出していない弊社としては、知ってもらうことはひと際重要な課題であります。
ですから、今回原選手が想いを語られたことに関心し、より一層アスリートの言葉に耳を傾けることになりました。


スケートのパシュートにおいて、決勝でも高木美帆選手が後ろの佐藤選手のスピードを感じ取り、スピードアップするべきところを緩めたというお話(それでも金!!)や、可愛い笑顔と北海道弁で終始話題をさらった女子カーリングも、知ってもらって続いていくことがとても大切だと自覚されているのだと思います。
だから、選手の皆さんの一挙手一投足、一言一句がとても意味深いものとして感じられたのだろうと推察するのです。


女子カーリングは本当に明るく笑顔で、とても印象が良かった。
そうですね、弊社の基本精神も「笑顔」でした。
(弊社会長の書!)

社是



カーリング女子達の様な、あんなに可愛らしい笑顔はできません(おっさんですし・・・)が、心地よい笑顔でお客様を迎えられるように、また一日一日を過ごしていきたいものです。

いや、もう一人この五輪において大事な人を忘れてはいけない。

羽生結弦選手!!

五輪二連覇は勿論のことながら、怪我からの復帰で完全に滑り切ったことと、演技後の感情を表に出す姿や右足に手を当てる仕草などが、見るものに様々な思いを抱かせるに十分な存在感を放っていました。

彼の所作などにも学びたいところは多くありますが、今回はもしかしたら、彼の活躍の源は「ココにあったのではないか?!」という場所を紹介して、五輪の感動を胸に納めたいと思います。

次回、「羽生選手ゆかりの場所+巨樹」をお送りします。

冬季五輪7


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興奮・感動の冬季五輪閉幕そして・・・

過日、大いに盛り上がりを見せた平昌冬季五輪が閉幕しました。(パラリンピックも続いて頑張れ!!)
私の大好きなスキー(モーグル)からメダル獲得が始まり、様々な人間模様を見せながら、大会通して楽しみだった女子カーリングの銅メダル獲得で締めくくられたましたね。

冬季五輪3

多くの方がテレビを通して活躍を見て、また喜びも悔しさも、色々な感情と人間性を見る事ができましたし、スピードスケートの小平さんのした様に、競技のあとは国や優劣を関係無しに寄り添うことができる様な、素晴らしい光景を見せてくれた日本の選手団の皆さんには、とってもアツいものを感じずにはいられませんでした。

普段はテレビを見ない私ですが、競技に興味があることはもとより、いつのまにかそれぞれの選手のコメントや、インタビュアーの質問内容などを注意深く観察する様になってしまったようで、「あぁ、今こんなことをいいたいんだなぁ。」とか、「こういう言葉を丁寧に伝えるために言葉をえらんでいるんだな」なんて、穿った見方をしてしまう自分がいました。

しかし、それだけ選手の皆さんがとても周囲を気遣い、自身が一番厳しい環境にいたにもかかわらず、見ている・聞いている人心をうつ様な言葉を発するのですから、本当に素晴らしい選手たちでしたね。

昨日も、帰国後のテレビ局廻りをしていたスピードスケートの高木美帆選手のコメントで、観客の方に感動を「与えられた」という言葉がでそうだったところを、少し考えたのち「感じてもらえた」と言い換えたのだと邪推する部分があり、冷静且つ、適切な言葉づかいを心がけていると感じられる彼女に感心しました。
アナウンサー以上に言葉を慎重に発する彼女。素晴らしい以外に言葉が見当たりません。

冬季五輪1

今大会は、競技や演技の良さが光ったのは勿論ですから、一つ一つをあげていく必要はないと思いますが、やはり冒頭の様に、選手たちのそれぞれの言葉には、自分自身も様々に考えさせられるところがありました。
どうしても自分の趣味とも重ねてしまう競技のスキーモーグルもそうです。
今大会前は、世界選手権などで有名だった堀島選手にばかり注目が集まっていましたが、銅メダルを勝ち得たのは原大智選手。
決勝が何故地上波で放送しなかったのかは、地団太を踏むほどに憤慨しましたが、両者とも予選の滑りは良くて特に、原選手は予選の一番目だったにもかかわらず、ターンもエアもスピードもとっても綺麗に納まっていて、素人ながらも「凄いな!」と思っていたところなので、銅メダルは私個人的にはとっても嬉しいものでした。

もちろん、堀島選手と2人での表彰台(いや、もちろん他の選手も登って欲しいですが・・・)というのが理想ではあるものの、それが五輪というものなのかな、と思いました。

そんな原選手、銅メダルが決定してどの様な言葉が発せられるのかと、そのインタビューを見ていたのですが、正直でそのままの気持ちがあらわれた、とても親近感の持てるもので、その上、自分にも投げかけられている様な気持ちになる言葉がいくつかありました。

冬季五輪4


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フローリングの経年変化 変色合板フローリングバージョン


昨年、「さわり心地のいい床」についての問い合わせがあった時に、無垢フローリングでの定番である、古希杉浮造りフローリングウールアッシュ無垢フローリングと共に実験に駆りだした、挽き板フローリングやオイル仕上げの合板フローリング達。
醤油にての汚れ実験を終えて、性能を確認できたわけですが実は、そのあともひそかに実験を続けていました。
その実験とは、無垢フローリングでも度々お伝えしている「日焼けによる色調の変化」を見る実験です。
近年人気のブラックウォールナットブラックチェリーは、とっても色調の変化が早い事で知られていますが、実際のところどれくらい変化するのか?!
無垢フローリングでは、特に顕著なブラックチェリーですがでは表面が0,2〜2mmほどの合板フローリングではどの様に変化するのか?!
非常に興味深かったので、実験をしてみたのです。

色変化試験1

わざわざ物凄く難しく考えると、木材には細胞という組織があって、その細胞組織が太陽光などで劣化変質することで、日焼けや割れ、反りなどがおこりやすくなるわけですが、もともとの木材を「カツラ剥き」のようににした、薄っぺらい木材を合板に貼りつけている場合はどの様にかわるのか?!
それも最近流行の艶をおとしたウレタン塗装とオイル塗装では変化があるのか?!

同一の表面樹種ではないので、一概にはいえませんが醤油実験が優秀な結果だった為、そのままの樹種で実験を続けました。
先ずはオイル塗装のオーク単板貼りフローリング。
この状態から、覆っている紙をめくってみますよ。

色変化試験2

むむぅ〜。
うっすらとわかるでしょうか。うっすらです。
期待よりも変化ないですね・・・

じゃぁ、艶をおとしたウレタン塗装の表面2mm挽き板フローリングはどうか?!

色変化試験3


はがしますと・・・・

色変化試験4


ウソみたいに変化なし。
いや、肉眼では微妙に変化しているものの、写真でお見せする様な違いが無い。

オークは、意外に差がでませんでした。
以前、弊社にて無垢フローリングの汚れを気にされるお客様に好評な低光沢ウレタン塗装の「リフリーオーク無垢フローリング」と「リフリーバーチ無垢フローリング」にて実験した時は、リフリーオークもしっかりと日焼けをしていて、紫外線を吸収してくれているんだなぁ、と思ったものですが、今回は冬だったからか(冬でも紫外線は多いと言われるけど・・・)合板フローリングの塗装がエライのか、大きな差はありませんでした。

さて、本命(?!)のブラックチェリーの登場です。
こちらは単板貼りのオイル塗装合板フローリング。

色変化試験5


もう、見た感じでがっつりきてますが、はがして見ましょう。



色変化試験6


おぉ!!きてますねぇ〜!!!
めちゃんこ期待どおりにきてます。
嬉しいです。実験やった甲斐があります。
同一樹種ではないので、やはり一つの例でしかないですが合板フローリングのオークはオイル塗装であっても艶をおとしたウレタン塗装であっても、日焼けによる変色は最小限でありました。
しかし、ブラックチェリーはおそらく色調の変化を楽しむために、日焼けしやすくしているはず(某メーカーさんの開発から直接聞いたお話。)なので、その違いが大きく出たのだと推察しています。

それにしても見事な日焼け。あっぱれ。
ビーチでこんがりの若者の様に、えぇ色になってます。

いかがですか?!合板フローリングでは樹種ごとに差があることと、おそらく日焼けをし易いものとそうでないものの差が大きい事が推察されました。
(メーカーさんのカタログにも、特にブラックチェリーの日焼けは注記されているし・・・)
この変色具合に嬉しがってるの、もしかして私だけ?

まぁ、こうやって実験するから自信持って喋れるんだけども。
裏づけ調査、ということでお楽しみいただけましたか?!


色変化試験7


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燃えないものを燃やしてみた(結果論)

毎年「寒波」という言葉は聞くものの、今年は影響が長引く年になってしまいました。
北陸では雪の影響が大きく出ていて心配しましたが、私のいる大阪はその点では有難い事に、雪が積もるということは殆どありません。
しかし寒さはやってくるので昨年は、暖房用の薪ストーブ燃料を取りに来られる方が多く、前代未聞の薪不足?が起こってしまいました。

そんな時ですから、自宅で使用する薪にも不足がでて困っていたのですが、倉庫の処分材の片づけとして色々とかき集めて、ちびりちびりと暖をとっていました。

ある日のこと、寒い中帰宅して見ると部屋が少し臭い。というよりおかしな匂いがする。
自宅では薪に贅沢を言ってられないので、通常薪ストーブにはあまり使われない針葉樹を使っています。そのため、掃除を怠るとすぐに排気が逆流したり煤が出てしまうので、異臭の原因は不完全燃焼によるものが殆どなのですが、今回は少し様子が違う。
ふとストーブの中を見てみると、一番最悪な状態の不完全燃焼よりも更におかしな燃え方をしている材がありました。

見た瞬間に危機的(煙突その他に)と思われた為、写真を残していませんが、薪は真っ黒に炭化した様になり、その表面は火がついているものの、数か所でチラ・・・チラ・・・・っと薄赤いものが時折見える程度。
急いで取り出すように動き出すものの、薪を投入した息子によると、その当日に煙突掃除をした上にさっきまで勢いよく燃焼していたのに、なんで?!!と驚いていて動きません。
もちろん、普段でも空気の流れが悪くなったりすると炭化して燃えない事があったりするので、それと同じと思っていてのでしょうが、私からすると全く違う!

兎に角急ぎ取り出してみると案の定!
炭化しているというよりは、脂の様なものが噴出して見るからに危険なモノの様相。
すぐさま外へ放り出したのです。
その日は暗かった為、確認ができずにとりあえずバケツに水を張り、そこへ投入しておくことにしました。

数日後、どのようなものか確認しましたが、思った通りのものでした。

燃えないもの1

これが現物です。
見るからに異様な塊。
これ、不燃薬剤を注入した木材です。
数年前、繁華街にて和風の店舗の外装をこしらえる為に、薬剤注入をしました。その時に加工されたものの切れ端だったのですが、倉庫からかき集めた材の中に混じっていたようです。

「不燃」というからには燃えないのです。
燃えないというか、燃えるけども燃え広がらないのですね。普通の木材の様に火が大きくなっていきません。
だから、燃え盛る薪ストーブに投入しても、鎮火するのではないかという様なくすぶり方だったのですね。

異様な位に感じるのは、おそらく注入された薬剤が高熱で表面に析出したもの。
私も実際にココまで燃やしたことが無かったので、偶然の産物とはいえ写真におさめながら、観察をしました。

燃えないもの4

本当は、サンプルとしておいておきたかったのですが、黒くなった部分の融けた薬剤が非常に粘り気があり、数日後でも付着する上にタールの様な感じで、一度何かに接触するとふきとりができない為に、取っておくことは諦めました。

木材業界としては、「不燃木材」というのは非常に難しいジャンルで、法律で決められた時間の炎に耐える認定を取得するのは困難なのは周知なのですが、今回の薪ストーブ程の熱量では不燃注入材は燃え広がらない、ということを理解することができました。

燃えないもの3


バーナーで火をつけたり、小さな焚き火に入れたりする位では燃えないのですが、火災レベルの炎だとどうなのか?!ということの片鱗を体験することができたということです。

とっても有意義な経験!!と言いたいところですが、これを燃やしたが為に家の中は異臭が残り、更に炉内にもタール様のものが付着し、以降しばらくの間のストーブの燃焼がすこぶる悪く、煙突が異常に詰まってしまって「体験を喜ぶ」どころの気持ちではありませんでした(涙)。

木は燃える。
そう言われて使われないこともありました。
確かにそうですが、燃えない工夫をすることや燃えても広がらなくすることで、火をコントロールしながら木を使うこと。
本当は薬剤に頼りたくはありません。
効果を知っておいて使わないこと。そうありたいと思います。


追記:これを燃やした後は大変で、煙突などの詰まりの影響で不完全燃焼続発。、一部の煙突などを分解して清掃すると、固形から粉から粘着質の物までさまざまな煤とタールなどが出ました。
おかげで休日が一日パーです。
あぁ、えぇ勉強になった・・・(だれや、うちの薪にまぎれさせたん・・汗)


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戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! エピローグ

さて、前回までで戸田先生が企画した(1年を費やした!涙)伐採授業が終了しました。
雪の中事故も無く、皆笑顔で終了でき、ホッとしています。


伐採実習25


今回の企画は、何事もなかったかのように見えてそうでもないのです。
ここまでの事をやろうと思うと、各調整を含めて見えない部分でも大きな労力を必要としますし、それ以上に私以外の仲間の協力が無いと実現できない部分が多くありました。

授業の時だけをお伝えしていますが、それまでの用意や打ち合わせ、日程調整など仲間にはとても負担をかけてしまいました。
最初に私の大きな目標を聞いて動いてくれたN村氏。はっきりいって損得はもとより、目に見えて得るものが無いにも関わらず当初の現地での調整をこなしてもらいました。
そして、そのN村氏の声かけで来てくれたN井氏。ただでさえ、雪で忙しい時期にも関わらず、今回の伐採授業を受け持ってくれました。
そして伐採当日に、私ではできないN井氏のフォローをしてくださったH本氏。

みんな忙しい上に、やらなければいけない事を抱える人たちなのに、私のわがままな企画に乗ってくださって、その上で高校生に多くを伝える事が出来たと思います。
感謝以外の言葉がありません。

この恩を返すには、この後も続く伐採材の活用という部分も私のフィールドである大阪にて実現させ、さらに、今回の企画を単年のものではなく、次の年度の生徒さんからも続けていって、地元の林業や建築に少しでもプラスになることが、私ができる唯一の恩返しかと思っています。

企画は単年で終える事ができます。
しかし、その時に伐採した材を活用するには、乾燥期間も含めて数年かかります。
だから、今終わらせてはいけないのです。
山は数十年、百年以上の単位の世界です。
その長さで考えていかねばなりません。
非現実的でコストに合わず、何をやっているのか分からなくなる時もありますが、扱わせてもらっているもの自体が短くても数十年の時間の結晶である木材です。
コストや一時の儲けだけでは、成り立っていきません。

だから、自分ができる限りは様々な方法で永く関わっていきたいのです。


数十年後の山が良くなるきっかけは、大阪の材木屋だったなぁ・・・


そんな言葉がどこかで残ってくれれば、今の苦労なんてどうということは無いんです。
でも、それを続けていくための仲間が必要なので、本当に今回の関係者の皆さんには頭が下がる思いです。

そして、もちろん立派な材として生まれ変わってくれるであろう木々達にも・・・
感謝の気持ちと第二の命の続くことを願って。

伐採実習23


これから、春を迎えた頃から少しづつ拠点を大阪に移して、大工さんとの交流や仕事の見学、そして実際に山で伐採した木材が使われるところを学生さんに見てもらう企画をします。

その時のアテンドで、再度戸田先生が登場することとおもいますが、この一連の企画はとりあえず雪解けまでしばしの休憩です。


一人ではできない企画を手伝ってくれた仲間に感謝して、次の授業の準備を始めます。

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戸田先生と愉快な仲間たちの「伐採後」の座学授業!!

当然の様に冷える冬山での伐採。
それも、一つ一つの作業を細かく説明しながらすすめるため、作業をしていても体が温まる暇もなく、また全員が動いているわけではないので、どうしても冷えてしまいます。

そのため、伐採実技は昼過ぎまでで切りあげ。

後日のアンケートで、無理かもしれないけどももう少したくさんの人数が伐採を経験したかった、と意見が出た様に、好評をいただいたからこそ、もう少し皆さんに伐採をしてもらいたかったのも、隠さない真実。
まぁ、それほどに興味を持って学習してくれた証拠!!

自分の学生時代を考えても、こういう授業は楽しい!
決まったことをやらされるより(先生、すみません・・・!)、やっぱり知らないことを見たり聞いたり、それも屋外で作業するなんて授業じゃない位に楽しい。
そんな経験をしてもらうのも一つの目標でした。

そんな伐採の後、お昼休憩をはさんで2度目の座学。
座学と言っても、これから森林や林業に関わる高校生の為に、プロの使う道具の事や使い方、それと特殊な道具の話などを実物を交えて聞いてもらう座学ですから、これもまた楽し!

伐採実習19

自分で伐採をしてはいなくても、こういった道具に興味のある方もいるでしょう。

同じ様に、森林科学科でも全員が普段からチェーンソーなどに慣れているわけではありません。
なので、特殊伐採のプロN井さんの軽妙な林業トークと、わかりやすい説明でみんな楽しそうに見てくれていました。

たくさんある林業の道具。
その中でもやっぱり花形はチェーンソーかな。
みんな、実技でも使う道具でもあり、さらになにやら普段目にしない様なものもありで、興味津々。

伐採実習20

実際にN井氏がチェーンソーの長さを調節する「バー」の交換を実演。
歯の「目たて」の話や、どのような状況でそれぞれを使い分けるのか、そして各部の詳細な説明と共に、すすめてくれます。

私も、自分が使うわけではないですが伐採の実技を見守った後ですから、あの「カッコよさ」を醸し出す道具の一つであるチェーンソーの話には少し身を乗り出してしまいました。

もっともみんなが食いついたのは、N井氏の趣味の道具?!いや、コレクション?!否、本当に特殊伐採で使用しているこの、6尺近くあるチェーンソーのバーです。


伐採実習21

うほッ、長っ!!

これ、わざと床につけているのではなく、容易には持ちあがらないのです。
それ位重いのです。

普通のチェーンソーだって、エンジンがついている外側に歯があって、相当な重さですが、これは持った瞬間本当に「重っ!!!」と言ってしまう重量。

どんな言葉にも「っ・・・」が入る位に言葉に詰まる重さです。
でも、これを使って胸高直径1mというようなヒノキを伐採する話などを聞けば、みんなときめかずにはいられませんョ!

座学でもN井さんの凄さがまぶしい瞬間です。
生徒さんから向けられる、その眼差しが羨ましいぃ!

このままでは終われない!
ここはひとつ、私も出張らなければ!!!
ということで、持たせてもらいました!

伐採実習22

ヨッ!にわかチェーンソーマン!!


この馬鹿オヤジ!
どこ見てんねん!!

みなさん、つっこんでやって下さいまし。

若者から笑われる、にこやかな視線が眩しい(汗)ですね。

N井氏に負けずと笑いをとってやりましたよ。
うん。
山ではちょっと目立つシーンが無かったもんで、でしゃばってしまいました。

こんな馬鹿材木屋が仕切る中、なんとか雪に耐えて伐採授業を終える事ができました。
伝えるべきことが多すぎて、運営している自分たちもどこまで出来たのか、と自問するところですが、安全に形に出来たことは私たちにも大きな収穫になりました。

伐採実習7


 

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戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 

なんでもそうですが、やはり自分でやってみること。
経験はとても大きな糧になります。
今回の伐採授業は、高校生には大きな糧になったことと思いますが、私にとっても新しい考えや仲間とのつながりをつくりだす大切な機会になりました。
おっと、まだ終了ではありません。

伐倒の木口をプロが解説。
今回は特殊伐採も含めて地元で活動されているN井さんが、「学校では教えてくれない伐採」をレクチャー。
先の伐採の良い点や注意点を教えてくれます。

伐採実習12

「つる」の残り方や、チェーンソーの角度の考察など本来は、自身が自問自答で答えを出す必要のあることを、的確に教えてもらえるのは成長の超近道!
自分の若い時にも、木材でこんなレクチャーがあったらなぁ・・・そう思いながら眺めていたのですが、そう思うからこそ、今回の企画を立てたのです。

自身が物凄く苦労した木材についての情報の収集、そして製材や山とのつながり、その中での情報共有などを、できる限りわかりやすく多くの人に伝えていくことを目的として、今回の一連の授業に至っています。
なので、高校生たちには貪欲にどんどん学んでほしいのです!!

伐採実習18



で、ひととおりのレクチャー後はこんな感じ。


伐採実習17


みんな切り株に群がっています(笑)。
まるでお宝でも見つけたかのよう。


そうですね、お宝です。
樹木の生きた証から学べること、そして普段とは異なる視点で見て学べること。
全てがみんなのお宝なのです。

伐採実習24


しかしプロはやっぱり凄い!
これだけ林立する木々の中、目指した方向に伐倒すること自体凄い事だと思うのですが、上の写真の様に、その林立した中のこの間に通したい!といって本当にそこに倒すんだもの。

恐れ入ります。
何度も言っている様に、枝が折れそうなほどに樹冠に降り積もった雪を抱く立木であることと、その上で「重心」のとりづらい「通直ではない曲がりくねった木」を、ピンポイントで倒すのですよ。

いつも伐採をされている方には造作もない、と言われるかもしれませんが、それができるとわかっていても次々とそれをやってのけるN井さん!
凄いです。
カッコいい!とすら思ってしまいました。
そうか、これが仕事ってものか・・・
高校生にも届いたかしら・・・

もちろん、N井さんだけではなく今回私の難しい提案に快く協力してくれた、コーディネート役のN村さん、そしてN井さんとともに高校生のフォローをしてくれたH本さん。
仲間の協力なしではできませんでした。
言葉にできない感謝です。

みんなの活動が、高校生の将来を育んでいき、今回の活動が森を活性化し材が街で生きる事を伝えていくことで、大きな意味を持つ一つの「歯車」が廻る様な気がします。
いや、廻したいのです。

その為には、企画を継続していく必要があります。
伐って終わりではない、続いていく山と伐採と授業。
それを実感してもらうため、伐採の後再度座学授業に入るのでした。

伐採実習23



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戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 

さて、十分に?!座学が行われたところでいよいよ日を改めての、山での伐採実習に入ります!!

伐採実習1

と、意気込んで書いてはいるものの、当日は最強といわれる寒波の影響で、前日までの積雪が多く高速道路沿いでもこのような感じ。
私の主要高速道路である名神高速も、一部区間で通行止めが出る始末。
こんな状態で山に入れるのか?!今まで準備してきたものが水泡に帰すのか?!!心配していたものの、伐採予定地の積雪は幸運にもさほどではなかったことと、伐採前日に仲間が除雪をしてくれていたおかげで、影響なく進むことが出来ました。

足元が雪にとられる中、高校生たちとともに伐採現場に向かいます。

伐採実習3

もうこの時点で足先はキンキンに凍っています。
企画を成功させるべく燃えたぎるハートも、歩いても止まっても氷点下の雪に埋もれる長靴の先まで、その熱さを伝える事は出来ていなかったようです。
(次回から、ちゃんとした長靴をかわなきゃ・・・(-_-;))

というか、地元の人たちが朝の集合時に「今日は寒いねぇ」というんだから、いくら薄着で暑がりの私でも仕方なし。

伐採実習4

歩く事少々、伐採予定地にたどり着きました。

昨年、何度も作戦会議を含めて足を運んだ場所ですが、一面真っ白になり頭に雪化粧をした木々たちの姿は、どんな言葉を使えばいいのか、美しいの一言でした。
こんなにきれいな木々の命をいただいて、何十年以上百年を超えると期待する建築に使っていく過程を、高校生という若い世代に感じてもらおうという企画ですから、伐るには惜しい見事さも、伐採後の第二の命を考えると有り難くも、そして期待に胸膨らむ瞬間。

伐採実習9

今回の企画は、山の木を活かすことと高校生達にプロの経験や技術、知識を伝えること。
それらを複合的に行った結果で出た材を余すところなく活用することで、将来に向けた「森も人も、そして木を使った建築」をも育んでいこう!、という大きなテーマをもって行いました。
やみくもに間伐、若しくは良い材のみを抜き伐りするのではなく、利用価値が乏しいとされている樹種や、プロが見た目と高校生が見た目の選木の違いや伐倒の違いなども、その場その場で意見を交わしながらすすめていきます。

もちろん、今回の高校生達は森林科の生徒さんなので、全くの素人ではなくチェーンソーなどの装備は持参で、一連の作業自体はこなせるところですが、普段プロだから気をつけていることや、観察していることなどを現場で具体的に聞いて感じる事ができたのは、高校生にとっては大きな収穫だったのではないかと思います。

そしていざ、伐採!!

伐採実習11

そばでプロが見守る中、生徒がチェーンソーを入れていきます。
降りしきる雪の中、チェーンソーの音が響きます。
伐り倒す方向やチェーンソーの入れる角度や長さなどのチェックをうけながら、良いところと反対に注意しないといけないところやポイントを、的確に指示してもらいます。

因みに、黒い服でカメラをかまえるのは地元新聞社の記者さん。
今回の企画を取材に来てくれています。
が、ちょっと山にはオシャレ過ぎるお召物で、寒くないんだろうか・・・・・・

そして伐倒!!
残念ながら写真はありません。ビデオ撮影をしていたので、カメラをとる余裕がなく、その上降り積もる雪で電子機器の充電が見る見るうちに無くなっていく・・・

伐採実習14

山にギシギシ、ギリギリ、となんとも形容しようの無い伐倒の音が伝わり、徐々に倒れ込んでいく立木。
そして最後に、深く降り積もった雪のクッションの上に「ボフッ!!!」という音と雪煙りとともに横たわりました。
切り口は何度かやり直しをした為に、プロの仕事とは異なりますがこの一つの切り口と伐採によっての経験は又一つ、大きな糧になります。
通常の伐採とは違い、かなりの雪を抱いている立木を伐りますから、予想の伐倒方向にうまく倒れるかどうかは、経験が必要。
それに、あまり大きな径の立木を伐採した経験のない生徒には、いきなり雪の重みも考えないといけないのは、レベルアップになったことでしょう。

伐採実習13

とっても綺麗な年輪です。
特別スペシャルに太いわけでもないのですが、やはり目の前で伐倒されたその伐り口は、今の今まで生命活動を続けていた樹木の生きた証拠を突きつけられている様で、普段の木材業で扱う「角材や板材」を見る目とは全く異なる感情が生まれます。

もちろん、一連の流れも理解していますし伐採が初めてではないのですが、今回は昨年の大半をかけて練った企画の集大成であったこともあり、その木口を眺める私の心は、いつもとは少し違っていたのでしょうね。


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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:05  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 本物の無垢木材 | 担当 戸田昌志が思うこと