大阪の本物の木材を追求する材木店のページ
空を見上げて

久しぶりの投稿の理由と、病床で考えていたこと 

前回の一件は、酒屋さん(かなりの高級ワインも扱う、かなり有名なお店)で記念日にと、少し頑張って高級なワインを購入した日の事。
休日の朝、開店と同時に入店してワインを選び購入しました。
当時はよく家内と二人で買い物に廻っていましたので、その日も楽しみにしていたワインを購入し、その後近くのお店で食料品の買い出しをしました。
1時間程で食料品の買い物を済ませて荷物を積もうとトランクを開けると、たまたま目についたワインの袋の水染みの様なもの。
あれ?いつ濡れたのかな?と思いながら手に取ってみるとなんと、ワインボトルの首のあたりから液体が滴っているではないですか!しっかりとおいしそうなにおいをさせて・・・

これに驚き、購入のお店に戻って液体が漏れ出ている、というお話をした時の一部始終が前回のやり取りです。
ワイン好きの方はお察しの通り、この一件のあった日は8月の天気の良い真夏日。
それも大衆スポーティーカー(=内装も断熱材も薄い!!)の車内で、ワインクーラーから出してきたワインを放置していたのですから、今から考えると自分でも「アホか、お前は!!」と思いますし、先の酒屋さんの店主のお怒りもごもっともの様な状況を作り出していたのですね。

ワインセラー1


長期間適正な一定温度で保管されていたワインが、急激に真夏の車内で熱せられるとコルクから液体がにじむことくらいはわかりそうなもんです。
今考えれば・・・

しかし、その時はワインは好きでも、そんな状況を考えてもいなかったしその時まで他のボトルでは起こらなかった。
だから異常だ、と決めつけてしまったのですね・・・お恥ずかしや。
おそらく、ひと夏に何人もが経験しそのたびに「不良品を購入した」という顔で店舗に来られては、そりゃ店主も頭にくるでしょう。
氷でも入れてやれ!、の気持ちもわかります。反省。
現在ではもちろん認識していますが、当時の酒屋さん(いや、正確にはワインショップか・・・)にしてみれば、真夏にワインを購入し車に1時間も置きっぱなしにするなんてこと、ありえないわけですよね。
それも、そこそこ良い銘柄のものでワインセラーから出してもらっているんだから、まさかそんな持ち帰り方しているとは思わないし、ワインが好きならそんなことしないと思っている。(今は絶対できません・・・汗)

しかし、、、、
しかしワインだけではなく、そのものが好きだからといって全ての情報に精通しているとは限らない。
興味のあるものの情報というのは、商品についても自分にとっても良いものばかりを集めてしまいがちです。
特に、商品については販売する方も特徴や利点、よさげな雰囲気は伝えますが、注意するべきことや取り扱いについてなどは、よほど自分から気にかけないと知る機会がありません。

私のワイン熱もそうでした。
ワイン雑誌を読んだり、特集記事をみて「産地や味の特徴、どんな料理に合うかや作り手の歴史」などの情報は、とても多く入手しましたが、肝心の保管方法や夏場は1時間すら車内に放置できない(考えればわかるけど・・・)というようなことは、どの本も語ってはいませんでした。
保管方法は、夏が近くなるとワインセラーメーカーなどのちょうちん広告(というらしい)とともに、ワインセラーでの保管がベストであることと、熟成させる喜びは多く語られていましたが、それでもワインセラーなぞおいそれとは購入できない身。


ワインセラー2

(写真のワインセラーと本文は関係ありませんよ。)


そのため、今でもにわかに信じられている「北側の納戸保管」が精一杯でした。
住宅の北側は比較的涼しく、納戸であれば日光もあたらない。そんな理由でそれが限界。
興味をそそったり、購入意欲をかきたてはするものの、現実的な保存方法などの情報は入手できていませんでした。

そんな、好きなものに対する正しい情報の無い中で、不注意で起こしてしまったワインの液漏れ。

でも、この状況ってよく考えると無垢の木材と非常によく似ている。
材木屋が「そんなことあたり前」と思っている、「色違いや反り、節や特有の表情から経年変化」まで、様々な状況も「木が好き」だからといって、全ての人が知っているわけはない。
いや、ほとんどの人が知らないはず。
現在は件の私の様に情報不足ではなく、インターネットから多くの失敗談も見ることもできますから、木材の特徴についても浸透してきた様に思いますが、やはりまだまだわからないことが多いはずです。

そう、あの時の私の様に「知らずに起きてしまう事」に対するがっかりを減らしたい、なくしたい。
ワインでは、現在ワインセラーも普及価格のものが多くなっていますし、ネット通販等の普及で「購入ボトルの車内放置」という現象はもうない?のかもしれません。
それに対して木材製品は、というと・・・

依然、販売する方の考え方が旧態依然のところも多くて困ることもあります。



 
 木のビブリオが、それぞれの木が持つストーリーとともに、こだわりの木材をお届けするブログと、稀少木材・無垢フローリングのホームページです。

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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 担当 戸田昌志が思うこと | 本物の無垢木材 

久しぶりの投稿の理由と、病床で考えていたこと 

皆さま、お久しぶりです。
担当、戸田昌志です。

前回のレッドオーク記事の最終投稿から、大分時間が経っての新規投稿になります。
それも、レッドオークの締めの記事を書きかけて投稿できずじまいという形のままですので、非常に申し訳なく、それ以上に普段の業務もお休みをいただいていたので、多くの皆さまにご迷惑をおかけしておりました。

本日より、職場復帰しております!!(汗)

そもそも、お休みをいただいていた理由は、情けないことに怪我をしてしまいまして、軽度ではありますが人生初の手術というものを経験してきました。
そのため、現在復帰はしておりますが、あと数カ月は左腕を動かしたり物を持つ事ができないという状態が続くので、会社にいる、というだけの状態ですがとりあえずは戻ってくることができましたので、久しぶりに御報告を・・・

1月末から御連絡を頂いていて皆様には少しづつではありますが、回答差し上げていきますので、少々お時間下さいませ。


そして、お休みをいただいている間記事の投稿もお休みさせて頂いていたのですが、少しづつこちらも再開していきます。
そうです、レッドオークの記事のまとめもしないといけないのですが、入院中の病床での読書にて感じたことを、今回の一件の自身の回顧録(悔顧録?!・・・)として記しておこうと思います。
それは、木材を取り巻くお話なのですが、それと共に少し趣味の世界のお話が関連してきます。
今回から数回、復帰の悔顧録(やっぱりこっちですね・・・)として記しておくことにします。





「なんだ、ホントに!!もう、氷でも放り込んでやれ!!!!(怒)」




これは今から19年前に私が、ある酒屋さんでワインを購入した(正確にはのちほど・・・)時の酒屋さんの店長の怒声です。

私の記事とホームページをご覧の皆さまは御存じのことと思いますが、私は少しワインが好きです。いや、結構好きです。
高級ワインを飲むとか、そういったことではなく「木材との共通性があること」というたてまえを持って(汗・・・)、いろいろな地域の個性やブドウの違いを考えたりしながら飲むのが好きです。
とはいえ、19年前はワインに関する知識も情報も乏しく、もちろん飲むことに苦労はありませんが、「扱い方や保存方法」までは、注意を払ってはいませんでした。


そこで先程の怒声です。

場面はこうです。


私 :すみません、先程購入したワインが液漏れしてきたのですが・・・

店員:あ〜・・・。お待ちください・・・(店長に相談に行く。)

店長:はぁ?!馬鹿野郎!・・・なんだ、ホントに!!もう、氷でも放り込んでやれ!!!!(怒。店内に響く)

店員:(私のところへ戻ってきて)ご購入のあと、どのようにされていたのか分かりませんが、
   これはこの時期どうしても発生する現象です。温度差によって起こります。
   申し訳ありませんが、こういった対処しか出来かねるのです。

私 :わかりました。


という言葉のやり取りで、氷のびっしりと詰まったビニール袋に入れ替えられたワインを持って帰宅しました。
ワインを御存じの方なら、どういったことが原因でのやり取りかは想像ができると思います。そして、この場合の非は私にあります。


ワイン

(写真のワインと本文は関係ありません)

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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 担当 戸田昌志が思うこと | 本物の無垢木材 

ご案内

この度、担当者加療のため不在になりますので、少しの間ご迷惑をかけます。

頂きました問い合わせやご連絡は順次回答させていただきますので、

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。



木ぃクンmuku_mokuzai  at 18:15  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! ご案内・ご連絡  

赤茶けた影のヒーロー、表舞台に 〜これからの主役か?! レッドオーク ぁ

いよいよ表舞台に上がる時代に入ってきたレッドオーク。
巷で見かけるようになってきた製品類にも、少しづつ見かけるようになってきましたが、やはりわざわざ「レッドオーク」と表記されることはありません。
今、一般消費者にとっては単純にオークという表記で十分なのでしょう。精密な加工や材の特性を生かしたものの場合の制作者にとっての名称の情報は大切でも、プロダクトアウトされたものにはそこまでは求められないからでしょう。

それでも世界の銘木「オーク」ですから、蓄積資源量が多く安定供給できる広葉樹としての存在は材木屋にとってもありがたいものです。
アメリカ広葉樹協会の公表データによると、世界最大の広葉樹製材の生産量を誇り、数年前のデータ上ではこの半世紀近くかけて、生産量が伐採量を上回ってきているという、まるで「どこぞの国」の人工林データのような理想的な森林環境を保っているとのこと。

硬質で木目も美しく、枠材のようなモール材などへの加工性がよい(海外ではこの用途が多く重宝される)素材が安定供給できるという性質は、これから求められる木材利用の旗艦広葉樹になるかもしれません。
肝心の材質としては、衝撃に耐えスチーム曲げに適するという性質から、日本でもホワイトオーク同様に椅子の部材としてやテーブルなどに使われ始めています。

BlogPaint

写真にたくさん積まれた板材をよく見ると、板の片方に「耳」とよばれる丸みがついているのがわかるででょうか。
片耳付き、と呼ばれる形状ですが、たまたまこの形になっているのではありませんよ。
丸い丸太を製材するわけですから、片方にこの丸みが残るということは、丸太の半分、つまりは直径方向にのこぎりを通した状態ではなく、さらにその半分の半径方向になるようにしているから、片方のみ丸い部分が残っているのです。

この状態の木材の表面は「柾目」という状態になります。
年輪の筋がまっすぐに並んだ状態ですね。
オークの場合は、板目と呼ばれる年輪がはっきりと見える状態に製材したものも多く使われますが、その場合は乾燥による割れや反り、曲がりに特に注意が必要です。
しかし柾目ではそのリスクを比較的減らすことができる上に、なによりオーク特有の「虎斑(とらふ)」が現れるために、このような製材にされるのです。
もちろん、割れや反りなどのリスクが低いというのは材質的に安定する製材方法ということになるのですが、そのうえで虎斑を楽しむことができるので、一石二鳥?!というところです。


レッドオーク13


毎度の比較になりますが、レッドオークはこの虎斑模様の元となる「放射組織」と呼ばれる組織の長さが短いために、私のような「木材マニア」にとってはホワイトオークやナラなどに比べて、模様が大人しい印象を受けますが反対にこの模様が「ミミズが這っているようだ」としオーク類を敬遠される方にとっては、ちょうどいいくらいなのかもしれません。
塗装性のよいレッドオークにとっては、この大人しい虎斑が塗装によって適度に浮き立ち、板目材にはない広葉樹特有の魅力を見せてくれます。

補足的に言うと、日本で製材されるナラ材の多くは標準的には柾目製材です。
用途他、いろいろな理由はありますが、やはり柾目材のほうが木材の性質的におとなしいために、割れや反りなどによる無駄を少なくできるから(というよりも、割れがとても出やすいため)です。
先の写真のトラックも、レッドオーク材を日本で製材したものですから、すべて柾目材になっています(^_-)-☆


前回までにお伝えしたように、数種以上の仲間が混在するレッドオークですから材による色の差が大きかったりしますので、比較的均一性を求められる日本においては、塗装用家具の素材としてのポテンシャルはとても高く感じます。(家具の場合は種類間で物理特性も若干異なるので、用途によって分けられている場合もあるらしい。)


今回入荷のレッドオーク柾目材は、すべて家具用材や枠用材として使っていただける予定です。
近いうちに、キッチンなのか家具なのか、それともドア枠材なのかで生まれ変わった姿に出会える予定です!

レッドオーク10

 
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赤茶けた影のヒーロー、表舞台に 〜これからの主役か?! レッドオーク 〜

現在よりももっと木材資源が豊か?!というか、豊富に取引されていたころは、用途に適したものの中でも「杢や木目、色合いのよりよいもの」を選別して使うことができたからでしょうか。
レッドオークの用途としては、一つを除いては他のオーク材と変わらないのですが、それでも今まであまり使われてこなかった(特に日本で?!)理由の一つに、ナラやホワイトオークに比べて年輪様の木目が「若干黒っぽく見えるところ」が、妙な押し出しの強さを感じさせるからなのか?と邪推します。

レッドオーク 2


塗装を施しても、一層はっきりと色を感じさせる木目が、家具やそのほかの作品の出来栄えよりもめだってしまうからなのだろうか、と思ってしまいます。
もちろん、これは個人的な感想ですがそれでも、文献にも「他のオーク類よりも劣る木目」としていたりします。
材質や色合い、木目などを選別できる状態ではわざわざ「劣る」とされる木材を使う必要がなかった、ということでしょうか。
やはり「影の存在感」が否めませんねぇ・・・

そういったことからか、ホワイトオークやヨーロピアンオークが家具や樽材として賞用される中で、レッドオークはまさしく黒子となって活躍している場がありました。

全身を真っ黒に染めて活躍する場所。
それは枕木。
枕木というと、国産樹種ではクリが思い浮かびますが、ひと昔前の外国産材ではケンパスというカチンコチンな材がつかわれていましたが、そんな特殊用途にもオークが使われているなんて意外ではありませんか?

レッドオーク14


樽用材としては不向きなレッドオークですが、防腐注入などの加工をするにはかえって都合が良いようで、そんな使われ方もある様子。
また、硬質でもあるのでカシ類などと同じように、産地では農具や柄の材料となっていたようですから、やはり表舞台ではなく裏方としての活躍が多かったみたいですね。

特殊用途といえば、「棺桶」というのもあるみたい。
そういえば、日本のナラも100年ほど前に輸出されるときには、最高級の棺桶材として出されていたと聞いていますから、これも仲間の樹種での共通用途なんでしょうね。
オーク(なら)の棺桶なんて、贅沢というか豪華というか・・・

しかし古い書物のレッドオークの項には、「きれいではない単調な木目」という言葉や「材色の差が大きすぎる」などの表記がありますが、その文面からもあまり好まれなかったのかと推測することができますよね。


ただ、そんな表記も今は昔。
統計上の若干の強度の差や、木目の微妙な違いというものをさほど気にかけない(もしくは、そこまではわからない)消費者にとっては、レッドオークはとってもフレンドリーな存在で、入手しやすく高騰していない樹種でありながらも、しっかりと「オーク」であるその材は、まさに今からが旬!!

職人さんには大切な性質上の問題も、家具を購入したりその木目を楽しむ工芸品などにおいては、完成してしまえばホワイトもレッドもない「オーク材」として流通しています。
わざわざ完成品を眺めて、「これ、レッドオークやな?!」なんていう人間なんて、私の知っている中でもほんの一握りのマニアのみ・・・・・


これからは、レッドオークもその「赤」のイメージから解放されて、いよいよ表舞台に上がるときなのかもしれません。

レッドオーク15



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赤茶けた影のヒーロー、表舞台に 〜これからの主役か?! レッドオーク ◆

さて、レッドオークという木材ですが、その名前の通り材色も芯材部分がレッドなオークです。

レッドオーク7

レッド、といっても写真のように相当赤いわけではなく、材によってのバラつきがありますし、淡い赤色っぽいのもあればアカガシのようにしっかりと赤っぽいのもあったり、かと思えばホワイトオークっぽい灰褐色っぽいものもあったりしますが、全体的にはやはり赤っぽい色合いです。(ホワイトオークは白くはないですしね・・・)
レッドオークの中には「ブラックオーク」と呼ばれる種も混ざっているそうですから、この「カラー」を関するネーミングはどうも、突っ込みたくなってしまいます。
黒くないやん!!ってね、

そうそう、アカガシと名前をだしましたがレッドオークの木材関係の和名はどうも「アカガシワ」の様です。
私はその名の前に既にレッドオークでインプットされていたのですが、木材関係の書物にはアカガシワと記載されています。
あれ?!、オークはカシの木ではない、という事を散々言ってきたのに、ここにきてまた「オーク・ナラ」の仲間の樹種であるカシワの登場。
通称樹種名と言うのは、本当にややこしいものです。

とはいっても、レッドオークという言葉自体が正確な一つの樹種を表しているのではありません。
これは、ホワイトオークも同じことですが、数種あるいは100を数えるともいわれる近縁の樹種を大別したグループ(大きな差が少ない)を、総称しての呼び名です。
想像して下さい、SPFという3つの樹種が混在する名前を、正式な樹種名だと思う方もおられるような呼称があるくらいなので、レッドオーク位のくくりはかわいいもんかもしれません。
ホワイトオークやレッドオークを多く産するアメリカでは、そのような大別で木材が扱われるシーンが少なからずあります。

レッドオーク12
レッドオーク12


レッドオークの主なものの学名は Quercus rubra とされています。
しかしもちろん上記の様に、この他にも数種をふくんでいます。
主にはアメリカ東部や中部、カナダ東南部から産するといわれています。

オークの中では、日本のナラをはじめホワイトオークやヨーロピアンオークなど、いろいろな仲間がありますが、やはり影の存在。
その中でも評価は決して高くはありません。
同じオークと称され、木目ももちろん同程度ですが、上記の仲間よりも若干低めの評価が一般的です。
家具としての定番であるホワイトオークに比べてやや軽軟(とはいえ比重平均0,63)とされ、細かな細工部分に対する強度が劣るといわれることから、前者ほどの評価が得られないことが大きな原因かもしれません。

また、特徴的な赤っぽい色が受け入れにくいということなのかもしれません。
いや、色合いだけではなくて木目もやはりそれぞれに若干の違いがありますから、家具作家さんや木工家として感じる差は、材木屋が思うよりも意外と大きいのかもしれません。

レッドオーク11


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赤茶けた影のヒーロー、表舞台に 〜これからの主役か?! レッドオーク  


どんな世の中にも、表のヒーローがいれば裏のヒーローもいる・・・
平成の仮面ライダーシリーズに、主役ライダー以外のライダーが登場していたように・・・
(違うかな?!・・・なんで、ライダーが2人以上もでてくるの?!とか、悪ものっぽいのもいるやん!!と時代の変化に驚いていました。)


おかしな例えは置いておきまして、木材の世の中にも「同じ仲間なのに、有名ではないもの」や「ほぼ同じ樹種なのに、厳密な用途の違いと特徴の違いがあり、有名ではないもの」、または「有用材ににているものの、劣るものとして代用材という扱いをされているもの」が存在します。
そう、普段は光の当たらない影のヒーローの様に・・・

上記の中でも、もっとも私の業界で想像しやすいものはやはり「代用材」です。
有用で美しい、等という木材には需要が集中し資源量が減少したり、そうでなくとも価格が高騰したりすることはいつの時代も同じ事だと思います。
色合いや多少の見た目が近いことから、チークに対してのアサメラ、カリンに対してのブビンガなどは銘木業界では一時期の華だったでしょうし、それ以上に特徴を知らなければわからない「同科」での代用である「ケヤキニレ」や「タモホワイトアッシュ」などの代用もありました。
もちろん、同科でもないですが見た目が似ているものであれば「クワとキハダ」、「クリとタモ」などなど・・・


私が残念な理由で木材に目覚めることになったのも、この「ケヤキとニレ事件」でしたから、この似た者同士や代用材というのはいつまでたっても、とても気になるのです。
そんな前置きで始める今回の樹種は「レッドオーク」。
このレッドオークこそ、冒頭の「ほぼ同じ樹種なのに、厳密な用途の違いと特徴の違いがあり、有名ではないもの」にあたります。


レッドオーク 1


オークという名は、いろんなところで耳にすることでしょうし、世界中でも長年愛されてきた樹種であるし日本でも、家具やフローリングなどで大変ポピュラーな樹種です。
弊社でもカスクオーク幅広無垢一枚物フローリングを始め、清涼楢(せいりょうなら)幅広無垢一枚フローリング低光沢ウレタン塗装のリフリーオークフローリングなどを紹介していますから、印象深い方もおられることだと思います。

カスクオーク幅広無垢つなぎ目V溝フローリング施工11


ただ、それらは日本の楢(なら)であったり、種類を細かく分類すればホワイトオークだったりと、今回の本題のレッドオークではないのです。
フローリングのお話はもう少し後の回でするとして、オークという樹種に触れる上で先にしておかなければならないのはやはり、洋酒やワインの樽との関係でしょう!!
私にとって、その話題は避けては通れません。何度もこの話題は取り上げてますけども・・・

もっとも好きな木は何ですか?!と訊かれても困ってしまいますが、気になる木は何ですか?!と訊かれるとすれば、輸入材ならばオークと答えるでしょうね。(因みに、日本の木なら。近年自身が多く関わっていますからね・・・)
木目や材としての優位性はもちろんですが、そんなことはどうでもよくなってしまうくらいにワインや洋酒を想起させる香りは、それだけで心惑わされそうです(笑)

基、その私を惑わせる樽の材料としてのオークも、実はレッドオークは使われていないと言われています。
私は製作に携わっているわけではありませんが、これはきちんとした理由があってのことなので周知の事実です。
その理由というのがチロースという物質。

風船のようなこのチロースという物質が、オークの細胞の穴の様になっている部分を塞ぐことで、液体を貯蔵する用途である樽から、内容物が漏れることが無い為にオークが使われるとされています。
もちろん、それとは別の大きな理由の一つにオーク材のもつ独特の香りが、ワインや洋酒に芳しい香りづけをする、ということも忘れてはいけません。
これについては、いくら同じような木目と材色の木材であるクリであっても、日本の木材の雄であるケヤキであってもいけません。(日本のお酒の樽のお話はこちらを参照しましょう!)
もちろん、英名のオークを誤訳されている「樫(カシ)」でもダメです。
オークでないといけないのです。

レッドオーク 6

そしてその場合の「オーク」というのは、レッドオークを含んではいないのです。
というのも、レッドオークは先のチロースの発達が顕著ではないために、ワインや洋酒などの内容物が液漏れしてしまうそうなのです。
それに、私の個人的な経験上、レッドオークの中には同じオークなのか?!と思うような芳香とは言い難い香りのする材もあるために、やはり樽には向かないように思います。

こんな理由から、「オーク」という木材であるにもかかわらずオークの用途の中に含められていないものがレッドオークだったりするのです。
木材好き、そしてマイナー広葉樹応援団の私が、そんな影のヒーローを表舞台に立たせるべく、次回から数回に分けて特集をしていきたいと思いますので、ご期待くださいませ!



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リンクがみられません・・・(;_;)

少し前から、おかしいなぁ・・・一時的か自分のパソコンがふるいからのなのか?!、と思っていたのですが、どうやら違うようで・・・

 弊社ホームページ内の一部の記事ページへのリンクと、拙ブログ内の2017年以前のほとんどと2018年前半の、一部のリンクが機能しなくなっており、リンクページを閲覧頂けない状態になっています。

たとえば、無垢フローリングの施工関連の記事から元のフローリング材の記事を見てもらう時や、弊社取り扱い一覧を見て頂くもの、または、以前に掲載した関連記事に対してのリンク等、とにかく大部分が表示されなくなっています。

たとえばこんな風です。

2リンク不良

 上記、ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)無垢フローリングの施工をして頂いたお宅の完成記事ですが、カーソルを合わせて「ピュアラーチ(TENKARA・カラマツ)幅広無垢一枚物フローリング」と表示されている部分をクリックすると、通常は該当の記事が表示されるようになっているはずなのですが、クリックしてみても以下の様な画面に・・・・

リンク不良1


おいおい、どないなっとんねん!!

リンク、非常に大切で、以前の記事の解説を引用できるようにしていたり、もちろん該当木材製品の異なる記事を表示できるようにしていたりと、いろいろな使い方をしているのに、表示できないって。
見つかりません、じゃなくて記事探せば存在するのに「リンクを表示することができません」にしといてよ!!
弊社の記事が存在しないのか消去されたみたいに感じるじゃないの。


これ、おそらく今まで行ってきたリンクの表示方法では、該当記事を表示できなくなった模様。
別の方法ではきちんと表示できるのに。

これは非常に困る。
2008年に拙ブログを始めてからずっと同じ方法でリンクさせてきたのです。
ということは、気がついてから以降のもの以外は10年間分、全部表示できない様子・・・・・

 livedoor blog さん、ちょっとなんとかして下さいよ(涙)。
今までの全てのリンクを新しい方法にやり替えるなんて、時間的にも労力的にもできません。
お願いですから、旧来のものくらいは元通り表示させてください。

私も困るし、何より愛読して下さっている方や初訪問の方に非常にご迷惑をおかけすることになります。
頼みます、 livedoor blog さん、なんとか対処してもらえませんでしょうか・・・・


困ったなぁ・・・・
皆さま、ご迷惑をおかけしますが、リンクが表示されない場合はページ内の記事検索でキーワード検索してもらうかにてご覧ください。

あ、今気がついた。
下記の無垢フローリング一覧のリンクもだ・・・・
とほほ…


 
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心動かされた人 追悼 木彫家 藤戸竹喜さん

私は材木屋の家に生まれて、住宅建築や彫刻、製作などに触れる機会が多くあったにも関わらず、小さな頃から自分で何かを製作する「切る、組み立てる、塗る、彫る」等が苦手でした。
小学生の時、親が見に来る授業参観の教科が図画工作だったことを忘れません。

自分の作った工作商品を、参観に来る親に疑似販売する「工作とお店体験」の合体したような内容で、私の廻りの友達は「私は○○屋さん!」だとか「僕は○○になりたいから、将来のそれを売ってみたい」などといいながら、ものすごく上手に作っていく。
参観当日も、上手に作っている友達のところには親たちが集まっていました。私はつくるものが無く思案したあげく、お父さんだからお酒、という安易な考えで画用紙にヘタクソな絵を描いて色を塗ったようなものだけを作ったのですが、誰も来ない私のお店に父親が来て、「お酒を下さい。どれがいいかな?!」と言ってくれたことは今でも忘れません。
もちろん、自分の子供の作品を見に来たんだし当然かと今なら思いますが、当時の本当に作品ともいえないものに「お客さん」がきて喜んでくれた事は、子供の自分には大きな喜びでした。


回顧録になってしまいましたが、そんな「作りだすことのできない」私だから芸術作品は意図的に見ていませんでしたし、たとえそれが木工作品だとしても反対に「木のものが欲しくなる」為に、それも見て見ぬふりでした。
昨年、この方の作品展に行くまでは・・・

藤戸竹喜氏 1


この、素晴らしいと私がいうまでもない木彫りをされていた藤戸竹喜さんの追悼記を見つけたのは、恥ずかしながらもつい先日の新聞記事。
存じ上げず昨年の10月にお亡くなりだったという。

北海道お土産で想像されるクマの木彫りをドラマティックに、また命を感じるようなストーリーにされていたと感じる藤戸さん。
作品展が写真撮影可能だった為に(ネット掲載は禁止だったように思うので、写真は掲載しませんが)、冗談ではなく数百枚の写真を撮ってしまった私。
何度も「近づかないで!!」とスタッフの方に叱られながら、夢中で拝見したことが鮮明に思い出されます。

藤戸竹喜氏 2


もちろん、触ったりすることはないのですが、ただ「見る」ということだけではなく「感じたい」という欲求を生み出させる作品に、思わず距離が近くなってしまうのです。
もちろん、クマだけではなくアイヌの人達の等身大の木彫りもあり、稚拙な語彙力では現わせないような存在感に、心を動かされました。


お話することはかないませんでしたが、木が別の命を感じるものになったことを衝撃的に見せてくださった藤戸さんに、哀悼の想いとともに、木と木の作品を見ようという思いにさせてくれた作品を思い出して、個人的に合掌させてもらいました。
このような方の作品に関係する機会は少ないでしょうけども、以降も何かしらの御縁を頂ける製作者のために、木材を集めていきたいと思っています。


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大和桧(ヒノキ)無垢一枚物羽目板 別誂え15mm 完成!

昨年末の全国新聞記事にもありましたが、弊社のある地域は台風による影響以外にも、局地的に起きた大阪府北部地震の影響が未だに多く残っています。
弊社は震源にとても近かったこともあり、倉庫や事務所も被害を受けましたが弊社近くの住宅はもとより、社寺仏閣も多く被害を受けていて、倒壊はしていないものの見えにくい部分に大きな被害が残ったままです。

そんな中、いち早く修繕された神社の外壁に弊社お届けの「大和桧(ヒノキ)無垢一枚物羽目板」を使ってもらいました。

大和桧(ヒノキ)無垢一枚物羽目板 神社腰板施工2

年末のとてもまぶしい太陽が、新誂された腰壁を照らします!
まぶしい!!
キレイ。

こういう雰囲気というのは、やはり広葉樹とは全く異なりますね。
広葉樹の木目や独特の存在感ももちろんいいものですが、やはり社寺仏閣にはヒノキが似合う。
先入観でしょうかね。

いや、とってもすっきりとしていながらも、しっかりと木材としての質感を維持しているのは、ヒノキの風格だと思いますね。

大和桧(ヒノキ)無垢一枚物羽目板 神社腰板施工4

ヒノキの美しさを見てもらおうと、とっても慎重に撮影をしたのですが、やはり再現は不可能。
肉眼ではとてもきれいな輝きを見せるヒノキですが、歯がゆいことにカメラを通すとせっかくの木目が見えない!!(汗)・・・

木目のきれいなところを見たもらいたいがために仕方なしに、少し明るさを抑えて撮影しました。
今は少し目立ちますが、すぐに既存部分との色の差は気にならなくなるでしょうし、なによりこんなにきれいに甦ったのだから、今くらいは目立ってほしいもんですよ。

いや、目立つといえば木目ではないんですよ。
この大和桧(ヒノキ)無垢一枚物羽目板のすごいところは、こんなところにあるんです。

大和桧(ヒノキ)無垢一枚物羽目板 神社腰板施工3

うおっ!!
すごい!!

と驚いてください。
写真の中央よりも下側、腰板の下部ですがものすごく光り輝いているのがわかるでしょうか?!
これ、照明を当てているわけでもありませんし、この時間は日が当たっていない部分です。もとより、北側なので、日が当たりません。

なのに、散乱光でこの艶ですよ、みなさん!!

ヒノキってピンク色でキレイ!
そう思っていたら驚くでしょうね。
もちろん、施工してから若干色はかわってきているものの、表面加工の良さがなせるこの艶です。
ピカピカです。

ちなみに、大工さんが鉋をかけたんではありませんよ(笑)。
でも、そんな雰囲気の仕上がりは、材料供給者としてはとっても満足。

うっとりとしてしまいました。

大和桧(ヒノキ)無垢一枚物羽目板 神社腰板施工1

まだまだ被災の残るわが地域ですが、少しづつ復旧に向けています。
これからも、このような社寺の復旧にもお力になれるとうれしいものです。


仕上げがふた味くらい違う大和桧(ヒノキ)無垢一枚物羽目板。
もちろん、フローリングも製作しています。
まだ記事でも紹介できていませんが、ヒノキのこの艶が欲しい!!という方はぜひご連絡をくださいませぇ〜!


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木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:30  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 施工後のお宅にお邪魔しました | 無垢フローリング