大阪の本物の木材を追求する材木店のページ
空を見上げて

青森ひば 無垢一枚物フローリング・羽目板


独特な芳香とヒノキチオールと呼ばれるとても有用な成分を多く含有することで有名な青森ひば。
その天然林の美しさも、桧、杉林とともに「日本三大美林」と呼ばれるくらいよく知られています。
その材の約80%が青森県内に蓄積されているといいますから、まさしく「青森」ひばなのです。

弊社でもオリジナル木製名刺ケースの素材としてや、長尺幅広盤の在庫などのご紹介でたびたび登場している樹種ですが、今回は、無垢の一枚物フローリングと、壁材である羽目板のご紹介です。

青森ひば無垢一枚物フローリング 3


前回までで、ある程度の特性や特徴をご紹介してきましたがここで再度紹介したいと思います。

よく水質に耐え、シロアリの食害にもあいにくいことなどから、建築用途では専ら住宅の土台に良いとされる青森ひば。
現在森林大国とまで言われる日本ではありますが、その蓄積量の多くは人工林が支えています。先人が頑張って植えてくれた(杉に偏った植林などの事情は考えないとして)その人工林利用は大きなテーマですが、それとは違いこの青森ひばは、実際に利用できる天然生の樹木としては珍しく樹齢200年を超えるものも残っており、現在でも1300万㎥という、想像しにくいほどのボリュームの蓄積をもっているという、「利用できる天然林からの木材」としてもっと注目されてもいい材料です。
特に、大阪をはじめとする近畿エリアではほとんどその名前を聞くことはありませんし、先の天然美林の行で名前は聞いたことがあっても、その素晴らしい特徴的な材を見たことのある人が少ないのが現状です。
自宅の土台にも青森ひばを取り寄せるほどの、ひば(ひのきあすなろ)ラバーの私としては、近畿圏の多くの方に良さを伝えたい一番の樹種かもしれません。

青森ひば無垢一枚物フローリング 5


少々材質が暴れん坊なものもあるので、ねじれや曲がりに注意が必要なために、その素性を知る大工さんには「ひばかぁ・・・ひばなぁ・・・」と曇りがちなコメントをもらうこともしばしばですが、クローズアップされる上記の性格以上に優秀な材料です。
優秀だというのは、何も建築材として利用される長所があるからというだけではありません。
ヒノキチオールをはじめとする有効成分を多く含む精油がもたらす効能は、様々な試験でリラックス効果や抗菌作用などの有用性がはっきりと実証されていますし、ひば油を加工した抗菌繊維の利用によるアレルギー疾患の予防やせっけんなどのスキンケア用品としても使用されています。

丸太を加工して利用する「木材」という分野だけにとどまらず、加工中にでた木切れおがくずからも有能な精油である「ひば油」が抽出できるという、まさしく無駄にするところのない樹種である点が優秀である、といえるところであるでしょう。
もちろん、建築材としては土台のみにとどまらず言うまでもなく水気の多い浴室の壁や、浴槽本体にも用いられるほどの耐朽性を備えています。

ひば材建築にまつわる昔のいいつたえでは、「総ひば造りの住宅には蚊が寄り付かない!!」といわれてきました。
輸入材やベニヤ板の普及が進むまでの住宅では、総青森ひばつくりの住宅も建築されていたんでしょうから、そんな事実も証明されていたんでしょうか。
真贋は定かではありませんが、化学防虫剤を使用しなくてもそんな効果があるって、すごいとおもいませんか?

青森ひば無垢一枚物フローリング 11

そうです、木材としての利用で忘れてならないのが先に軽く触れた「天然林からの高樹齢木がある」ということです。
もちろん、出てくる木材のすべてがそうであるというわけではありませんが、ヒノキをはじめとする有用樹木は一部の天然記念物などの大木を除けば天然の豊富に使用できる高樹齢木の蓄積は決して多くはありませんが、その中でも青森ひばは天然林を木材として利用できる数少ない樹種のうちの一つであることは間違いないでしょう。

どうしてそんなに「天然林」と強調するかというと、育て方や環境にもよりますが、一般的には人工林の原木を木材に加工した場合よりも、天然林の原木の方が気味(木目や色合いなどの木の持つ味わい)が相対的に良いと材木屋目線で感じるからです。
それは、のちの記事に出てくる木曽桧についても言えることですが、ただおとなしく端正で無欠点な人工林の木材よりも節の雰囲気や色、香りなどが違うと感じられます。

そしてそういった個人の感覚的のみならず、高樹齢の天然林の原木から製材できるメリットの一つには「柾目材がとれる」という事があります。
柾目材は木材が持つ規則的である不規則なリズム「1/fゆらぎ」という、人が落ち着くリズム感を感じさせるスラッとした木目を見せてくれるものですが、柾目の木材を原木から切り出すのはそう簡単ではありません。

杉柾浮造り(うづくり)フローリングにてもお伝えしていますが、木材の丸太の中から柾目をとることのできる部分や取り方は限られています。タケノコのような模様の木目である「板目(いため)」は丸太の直径方向で製材すれば得られるので、小さな径の丸太からでも比較的幅の広い材が得られますが、柾目は半径方向でしかも丸太の中心を外して製材しないと得られませんから、丸太の直径の1/3よりももっと少ない幅のものしか得にくいことで、とても貴重です。
その柾目材も少量ながら含んでいることが青森ひばフローリングの大きな特徴です。(製材時の状況によりますので、必ず含むものではありません。)
丸太の歩留まり(ぶどまり。ロス率)の悪い柾目挽きはもちろん珍しいものですから、通常のヒノキフローリングなどではなかなか真似できない特徴といえるかもしれません。

高樹齢材とはいえ、赤身の中にも少し白太の入るところがありますので、若干の色目の違いがあることと、当然ながら同じ赤身でも若干の色合いの変化があるものの、端正でありながらも、その香りとともに天然林からやってきた存在感を感じる事ができるはずですよ。

青森ひば無垢一枚物フローリング 6


因みに、梱包されていた新品のフローリングの上に、弊社の事務所内にて展示中の青森ひば木製名刺ケースを置いてみると、その色の違いに驚きます。
フローリングも名刺ケースも無塗装なのですが、日中は冬以外は殆ど日光の当たらない場所にディスプレイしている名刺ケースにもかかわらず、こんなに黄身がかっています。
もちろん、初めはフローリングの様に涼やかな黄白色だったことはお伝えせねばなりませんが、ブラックチェリーの色合いの変化と同じように、初めの黄白色がずっと続くというわけではないのも特徴の一つ。
この色合いの変化も含めて楽しんでいただければ、嬉しいものです。


青森ひば無垢一枚物フローリング 12

新品当初の外観は優しく黄色がかった木肌は美しく、針葉樹フローリングの代表的に利用されるスギの様な大きな節のない木目もきつく主張しないので、柔らかい雰囲気のお部屋に仕上げることができるとおもいます。

フローリングにすれば、針葉樹なので足ざわりが温かく、足にかかる負担も少ないですし、ヒノキチオール成分を含んだヒバ油がダニや菌などの繁殖も防いでくれる効果も期待できると思われます。
また、羽目板と言われる壁材を使えば、室内の床面積に比べて青森ひばの表面積がより一層多くなるので、香りの好きな方にはたまらない空間になることと思います。
(ただし、多ければよい、というものでもありませんので、他部とのバランスを考慮して施工してくださいね。)

壁材である羽目板は、目透かし加工という処理をされています。

青森ひば無垢一枚物羽目板 目透かし4

羽目板同士をつなぎ合わせた時、写真のように透かしができるという加工です。
そんなに木目の個性が強く無い青森ひばですが、この目透かしが入る事によって板と板の連続性が生まれて、壁にリズム感が出ます。

壁の場合も、節のないやさしい木目のため他の家具や調度品ともバランスよく調和するでしょうし、湿気の多い洗面室や浴室の壁材などにも、その耐湿性を発揮するとともに芳香によるリラックス効果が期待できるのではないでしょうか。
一日の疲れをとる為の入浴の前に、脱衣場でヒノキチオール成分で癒される。
そんな毎日なら、翌日の仕事や、勉強もはかどるかも・・・・しれませんよ。

そんな素材のいいところを味わっていただきたいので、基本的に無塗装で販売いたします。そのため注意点として、硬い木材ではないので表面には使うにつれて傷が付いていきますし、その日の湿度などの状況で多少なりとも伸縮しますので、その点は十分にご理解いただきたいと思います。

青森ひば無垢一枚物フローリング 4


もう一点、上述しましたが他の針葉樹材に比べ少し材の暴れ(ねじれや反り、曲り)が多くみられます。これは青森ひばの性格なので、人間とおんなじで、こういうやつなんだ・・・とご理解ください。(当然ですが、すべてがそういったものばかりではありません。)

同じ日本の木材でも、桧や杉とは一味違った楽しみ方と効能をご自宅で実感してください。

青森ひば無垢一枚物フローリング 2


この様に、とても優秀な樹種であるひばについて更に詳しくのめり込みたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ややこしくも素晴らしい?!ひばの世界を知ってもらえますよ。
また、木材だけでなく、そこからとれる「ひば油」自体を楽しみたい!という方には抽出ひば油をご用意していますので、お問い合わせください。


無垢一枚物フローリング貼り上りイメージ

青森ひば無垢一枚物フローリング 1

無垢一枚物羽目板 貼り上りイメージ

青森ひば無垢一枚物羽目板 目透かし1



*青森ひば無垢フローリング・羽目板について

青森ひばは上記のとおり、多くの有用な精油成分を含んでいます。そのため、フローリング同士が長時間束に結束されたままなどで密着していると、下写真のように表面に析出したひばの油分が、別のフローリングに写ることがありますので、到着しましたらできるだけ早く開梱し、施工していただく事をお勧めします。
(また、写真ではわかりづらいですが、材面は若干黄色みを帯びています)


青森ひば無垢一枚物羽目板 目透かし5

*永く開梱して置きすぎることも寸法精度変化につながりますので注意してください。


・青森ひば一枚物無垢フローリング・羽目板 板目柾目込み(寸法表記は全てmm単位)

・寸    法 :15×90×1820(フローリング)  
          :10×90×1820(羽目板)
 
・形    状 :一枚物 無塗装

・入    数 :10枚入り(1.63屐法

・エンドマッチ :あり(羽目板は切りっぱなし)

・価    格 :一枚物床 ¥22600(税込¥24408)/1.63 
         :一枚物羽目板 ¥15000(税込¥16200)/1.63

・運    賃 :別途、地域によりお問い合わせ下さい。

・グ レー ド :プルミエ(多少の白太、微小な節を含みます。)
          
・納    期 :お問い合わせ下さい。

*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 


・お問い合わせはこちらから
・その他の無垢フローリング・羽目板ラインナップはこちらの記事下段から


フローリング・羽目板の表情参考

変色部分

青森ひば無垢一枚物フローリング 10

軽微な節

青森ひば無垢一枚物フローリング 9

葉節

青森ひば無垢一枚物フローリング 8

入り皮

青森ひば無垢一枚物フローリング 7

木目の色違い

青森ひば無垢一枚物羽目板 目透かし3




木ぃクンmuku_mokuzai  at 17:36  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 国産材 無垢フローリング | 本物の無垢木材 

北海道産 栓幅広無垢一枚物板 

栓の木、ご存知でしょうか?

ケヤキに似た杢目のため、着色してケヤキの代わりに様々なところに使われていながら、ケヤキとして販売されることが多いためその名を知る方は少ないと思います。
ニセケヤキとか言われたりするかわいそうな材です。

着色しない木肌は薄い灰褐色で、ケヤキと見違えるくらいに木目がはっきりとしていて、知名度は低いですが、ホントは美しい材木です。


ウコギ科の木材で、別名がたくさんあり、代表的なところではハリギリとか、ミヤコダラと呼ばれています。
栓というのはもともとは、東北地方の方言の呼び方だったらしいですね。
今は主に木材として流通しているものを栓と呼んでいるようです。

本州にも分布しますが、なによりも北海道材が最も良材です。
芯材と辺材の色の違いがはっきりとしていないため、極端な濃淡がなく控え目で均整な外観を持ちます。

材質的にも軽すぎず、重すぎずで加工性、仕上がりとも良好ですので、材の柔らかいものは細工や、彫り物にも使用します。

時折現れる杢も美しく、ケヤキやタモでも見られる「玉杢」がでたりするのも大きな特徴でしょうか。


今回ご紹介するのは、もちろん北海道材の、それもかなりの幅広です。

栓の直径は、特別な巨木を除けば大きいものでほぼ1mです。

ご紹介するのはそれを超える、幅1m10センチです。10センチ大きくなるのにどれだけかかるか・・・貴重な材です。

道材栓幅広板
(照明の加減で少し黄色くみえています。)







ほぼ正方形のような外観になってしまうくらい、幅広です。

後方に移っているのは、幅90センチのベニヤ板の山ですが、大きさの違いがおわかりになれますか・・・・


ちなみに、私のスリム携帯(スリムは関係ないか・・・)と比較してみましょう・・・
栓幅広 携帯と比較








なんかお豆さんみたいに、上に乗っかっているんですが、みえますか?

とにかく大きいです。

これを初めて見たとき思いついたのが、「パソコンスペースの天板にどうだろう・・・」ということでした。

書斎があったり、広いスペースを確保できている場合は別として、部屋の一角をパソコンスペースに・・・・と考えていらっしゃる方がおられるんではないか?!

実は私自身がそうだからです。
家では、これも幅広で、1m正方形のような寸法の「神代楡」を天板として使用しながら、ブログを作成したりしています。

もう一つは、最近は集成材(小さな材のつなぎ合わせの木材)の階段がほとんどですが、この栓の幅広板を使えば余裕で階段の踊り場を一枚板で仕上げることができます。
なんて贅沢な階段となることか・・・・・


昔に北海道から秋田に移り、大切に保管されていた良材です。

しっかり乾燥もしていますし、こんな幅広なかなかお目にかかれないと思います。

ただ、天然ものとして避けて通れないところもあります。

幅広の宿命、反りです。

どうしても、どうしても反ってしまいます。

ですので、現在の寸法よりも出来上がり(仕上がり)は厚みが薄くなってしまいます。(15ミリくらい削って、40ミリ仕上がり位でしょうか・・)

そして、もうひとつ。自然と格闘した痕跡、「虫穴」が点在します。

栓幅広 右下虫穴栓幅広 木裏右上虫穴







大きな虫に貫かれたものや、小さなピンホールまで、ところどころに穴があります。

これも長年生きてきた証拠。よくがんばった!!、とさすってやりたいようなもんです。


こんな欠点も理解して接してくださる方にお譲りしたいとおもいます。
大事にしてくださる方、ご一報ください。



北海道産 栓幅広無垢一枚物耳付き板

・寸     法 :長さ1m×幅110cm×厚み5.5cm
          
・形     状 :無垢一枚板 耳付き 節あり

・価     格 :¥70000(税込¥75600)/枚

・運     賃 :別途 地域によりお問い合わせ下さい

・状     態 :天然乾燥材、仕上げ加工別途です。


*ご検討前に、下記ご注意と弊社からのメッセージをご覧ください。


お問い合わせはこちらから


・ご  注  意 :
          
1、栓の木もケヤキやナラと同様に、出荷後キクイムシが飛来し食害をうける可能性があります。ご理解の上ご検討ください。
          
2、幅広盤のため、幅方向の反りが避けられません。厚みを落として、平滑に仕上げてください。(実際の仕上がり厚は若干表示より薄くなります。)                                      
                           
3、 木の中心に近いので表面に少なからず割れが入っています。確認後にご注文下さい。

4、木肌の白い栓は、他の材よりも顕著にまた、急速に日焼けします。これも材の特性ですのでご理解のほどお願いいたします。                                                              
                     


その他の栓在庫品(売り切り御免です。あしからず。)

杢の出たもの、1mとはいかずとも幅の広い材、あります。長さが短いので、ちょっとしたカウンターや式台にいかがでしょうか・・・
すべて北海道材の乾燥材です。

道材栓 杢板


栓 杢板  1.4m×42.5cm×4cm





栓杢板木表 杢

栓 杢板木表杢






道材栓幅広杢板 木裏

栓幅広杢板  1.2m×75.5cm×5cm










木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15  | コメント(2)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 無垢一枚物天板 | 本物の無垢木材 

木?!それとも石?!

先日、用があり茨木市役所に行ってまいりました。

期待以上に職員さんが丁寧に応対してくださり、すいすいと用件を済ませ、エントランスまで降りてきたときのことです。

「やゃ?!」

「なぁ〜んか気になるぞぉ・・・」

近づいてみると、見てびっくり。「木の化石」のテーブルと丸太イスでした!!!

珪化木テーブルウッドストーン解説








いつも駐車場から入り、目的の部署へ直行してまた駐車場、そして帰る、というパターンなので、正面玄関にでかでかとありながら全く気がつきませんでした。

情けない。

木の化石・・・「珪化木」、または「木化石」というのですが、字のとおり木ですが、化石ですので石です。
なんかややこしいです。

珪化木はどこか神代木の成り立ちににています。

溶岩石の影響であったり、火山灰の成分の影響で木の組織内の成分を、二酸化珪素に置き換えてられて、何万年、何十万年かけて化石化したものです。神代木よりもずっとご先祖様の樹種かもしれません。


そんな木の化石ですが、アメリカでは、珪化木(木化石)の集中して存在している国定公園まであります。さすがアメリカ・・・


珪化木の外観は、石の部分があるのですが木の部分もある、そんな印象です。

イス部アップ


木の組織がみえますか?!






イス部アップ 木の外観


ここだけ見ると丸太イス。
でも・・・




イス部アップ 石の外観

なんじゃ、やっぱり石。






イス部アップ 石の外観2

ピッカピッカに光っています。






私も2つほど所有していますが、こんなに大きなのは初めてです。

珪化木 床飾り拡大


床の飾りにしています。






今回市役所で遭遇したのは、長さ約1350×幅1200×厚さ120〜150というところでしょうか・・・・残念ながらメジャーを持ち合わせていなかったため正確に計測できませんでしたが、とにかくでかかった。

大きさ比較珪化木 天板拡大
A4サイズの手帳と比べてこんなです。(左)


表面拡大です。(右)
わずかに木の片鱗が・・・



テーブルと丸太イスになっているんですが、何せもとは木でも今は石。

こんな時期(2月初旬)に、私以外好き好んで冷たい石のイスに座る方も、寄り付く方もいらっしゃらず、ゆっくりと写真撮影できました。

といっても、館内の案内所の眼前の位置にあるため、舐めるように見廻していた私は完全に不審者扱い一歩手前なぐらいに怪しいまなざしをうけていたことはいうまでもありません・・・・・

ひんやりとした手触りと、直感的に石であると認識させるに十分な化石質な外観とは裏腹に、よく眺めると、年輪(性格には導管の環)がきちんと残っているために感じる木質感がかもし出すアンバランスな世界に、しばし目を奪われました。

樹種までは不明ですが、かなりの大木の珪化木でした。

自然の産物が、悠久の年月を経て形や性質までを変えて現れる・・・・

そんな神秘的なことまで含めたのが、木材の生き物たる証拠ではないかと思うのですが、いかがなもんでしょうか・・・・・

ぜひ茨木市にお越しの際は、ごらんになってください。




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知ってください、キクイムシのこと

木を食う虫でキクイムシ。

その名の通りですが、木を食う虫でもいろんな種類がいます。

その中で、どうしても知っていていただきたいのがヒラタキクイムシやシバンムシを含む、広葉樹の主に白太(辺材。木の外側に近い部分)を食害するキクイムシの類です。

一昔前、ラワン材がよく使われていた時代に問題になった虫が、近年再度問題として浮上してきました。
直接の原因とは言いきれませんが、シックハウス問題を発端として、住宅に用いられる建材(ベニヤ板やドア類)の中に含まれる接着剤などの成分の一種である、ホルムアルデヒドなどの放散量(含有量)を少なくするよう規制したことで、人間に害が少なくなったと共に害虫にも忌避性が低くなったために、繁殖しやすくなったのではないかと推測されます。


キクイムシは、おもに新しい材を好んで食害する傾向にあるため、新築住宅で見られることが多い状態です。(古い材が加害されないわけではありません。)

生態としては、前述のラワン類や、ナラ、桐、ケヤキ、また竹などのでんぷん質を多く含んだ白太(辺材)を食害します。

また、近年階段材やカウンター材として普及しているゴムの木からも出ることがあります。樹液を採取した後のゴムの木を活用するという観点からいえばよいことなんですが、現在でも被害が確認されていますのでご注意下さい。

羽があり、外部より飛来して広葉樹木材などの導管と呼ばれる養分を運ぶ管の部分に産卵し、幼虫は一年間その木材の中のでんぷん質を含んだ部分を食害し、春から夏にかけて成虫となり、材の表面に穴をあけて、飛び立ち再び別の場所に産卵します。

産卵された木材でも、見た目では食害の有無はわからず、材の表面に穴をあけ成虫が出てきて初めて食害に気付きます。

急に家具や、板材から粉がでて気がつくので、対処しにくい害虫です。

塗装を施してあっても食い破っていくので安心できません。

現代の住宅はラワン材のベニヤ板なしでは成立しにくいような状況です。

壁面を左官仕上げ(ジュラクや珪藻土)などで工夫しても、フローリングがラワン合板基材なためそこに被害が及びます。

対処法としては・・・・・

合板フローリングなら針葉樹の基材を使った製品を選ぶこと、無垢フローリングなら価格が安いからといって、ナラやタモなどの白太つきのグレードを選ばず、白太のない(少ない)上級グレードを選ぶことと、食害されにくい樹種を選定すること。

壁材の下地ベニヤなら、ホルムアルデヒドなどのシックハウス規制での揮発性有機成分の放散レベルで最上位(最も放散量が少ないの意。まったく放散しないわけではないので注意。)のF☆☆☆☆を取得している防虫合板が市販されていますので、そちらをご使用ください。
なるべく害の少ない薬剤を使用していますので、効果は永久ではありませんが、製造から一定期間は食害に対して保険がおります。


注意していても、完全に防ぎきることはできないので、食害の可能性のある樹種も存在することをご理解お願いいたします。

万が一被害にあわれた場合は、シロアリ駆除業者様などにご相談ください。



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周知不足・・・

2月4日付けの読売新聞に掲載の記事より・・・・

「この森は崩壊寸前。衰退に向かっているのです。」とあります。

巨木のケヤキなどを擁する皇居の森としてしられるこの森が、どうしてそんなことになっているのか・・・

景観はとても緑が多く、ほんとに都会の中の森林!!という雰囲気なんですが、記事にも書かれていますが、巨木などの寿命が尽きるとそのあとに育つのは、他の樹木の生育を阻んでしまうほど自らが急激に成長する樹種である。
そのため、様々な樹種が繁茂する美しい森とは違い、同じ樹種のみが立ち並ぶヤブのようになってしまう。

ということです。

なるべく自然のままに・・・と、人の手が入らない状態で守られてきた森ですが、必ずしも自然のみが正しいとはやはり言えないのかもしれません。

私がこの記事から連想したのは、いまだに「木を伐採するのは悪だ!!」と考えておられる方がいらっしゃるということです。

というのは・・・



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知れば楽しい木の漢字 回答編

何問正解できたでしょうか?答え合わせです。

・四季を当てはめ…… 榎 楸 ど

 

・木でない木?…橅

 

・堅くて重い…Τ

 

・スーッとする樟脳の香り…Ь

 

・何か怖そう、でも縁起木です…槐

 

・神事でよく用いられる…榊

 

・木の仏?…梻

答え


.張丱 ▲┘離 キササゲ ぅ劵ぅ薀 ゥ屮

Εシ Дスノキ ┘┘鵐献 サカキ タモ



 

 




木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:22  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 木まぐれコラム  

知れば楽しい木の漢字 問題編

さぁ、あなたはいくつ読めます?!
  
   

・四季を当てはめ…… 榎 楸 ど

 

・木でない木?…橅

 

・堅くて重い…Τ

 

・スーッとする樟脳の香り…Ь

 

・何か怖そう、でも縁起木です…槐

 

・神事でよく用いられる…榊

 

・木の仏?…梻

 

 

  回答は次回です。

よぉーく考えてくださいね。 

木ぃクンmuku_mokuzai  at 10:15  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 木まぐれコラム  

板屋楓(いたやかえで・ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング

板屋楓(メープル)施工写真 2
キラキラと輝く材面、時に優美な杢をだす性質。

DSCF0584







それが板屋楓の印象でしょうか。

今回ご紹介するのは、通常メープル材といって販売されている木材である、正式名称「板屋楓」、または「ペインテッドメープル」の無垢フローリングです。


板屋楓(メープル)


























楓の仲間の中でも大きく成長する板屋楓は、その杢目の独特の美しさをいかし、高級車のインテリヤパネルや、装飾家具材料としての用途は有名です。
私も現物は見たことはありませんが、昔はスキーの板にもこの板屋楓が使われていたそうですよ。


無垢木材の材質の話になりますが、一般的にメープルとだけいって販売されますが、メープルと称される物の仲間は世界には200〜300種ほどあるそうです。
メープルとは楓材(正確には槭)のことです。

その中でも建築に関係するものは限られてきますが、装飾目的で使用するキルテッドメープル、板屋楓よりも白く淡白で縮み杢の出る北欧楓(ヨーロピアンメープル)、その反発と耐久力から野球のバットに使用される(広義)ハードメープル、そして床柱からボーリングのピン、住宅のフローリングにまで使用される板屋楓。
これらが代表的でしょうか。

カエデの中でも板屋楓は適度な硬さを有し、また弾力性や粘りも併せ持っているため床材としては最適です。(とはいっても、強打すると、十分に硬いですから注意!!)

また、フローリングに仕上げた場合の表面は絹肌のような滑らかさで、平滑で足ざわりの感覚が何ともいえず気持のいいもので、思わず撫でてしまうような仕上がりです。
これも板屋楓のすぐれた特徴の一つといえます。

しかも材面の表情が、他のフローリング材に比べて抜群によく、貼りあがりの印象がとても美しく、光の当たり具合で輝きを変える様はまさに夕日に煌くさざ波のようで、見る者を魅了してやみません。


板屋楓フローリングの中にはメープル材のもう一つの特徴的な杢目、「バーズアイ」も贅沢にも含まれています。

バーズアイメープル節あり材の中から玉杢








光り輝く白い珠が鳥の目のように見えることから、バーズアイ=鳥眼杢と呼ばれているものですが、これは「不定芽」という正常に発達しない節が集まってあらわれるもののことです。

原因は定かではないですが、成長不良がこんなに美しい杢を織りなすのです。
もっとも、メイプル以外ではあまり歓迎されるものではありませんが・・・


白っぽい材面にこのような様々な優美な杢を有する板屋楓を贅沢な無垢フローリングに仕上げています。
お部屋が明るく、いつまでも眺めていたくなる空間となること間違いなしです。

安定的に供給するのが困難な高級材である一枚物の幅広材や、床暖房対応品も、少量づつながらもご用意しました。


なお、一枚物ではありませんが、同じ幅広13cm幅で、1.82mの長手方向に継ぎ目のあるユニ品に、つなぎ目の所にv溝をきって乱尺フローリング施工のような貼りあがりに仕上げることができる継ぎ目v溝加工品もご用意しました。



板屋楓幅広ユニ 継ぎ目V溝部分拡大板屋楓幅広ユニ 継ぎ目V溝拡大







継ぎ目箇所は1.82メートルの中で2〜3か所までです。

溝の印象と継ぎ目が少ないことで、縦継ぎ品と感じさせない仕上がりです。


プルミエグレードのみですが、価格も定尺1.82m一枚物よりもお手頃ですし、無垢の質感や、グレード基準は定尺一枚物とかわりませんので、溝があることによる貼りあがりのリズム感を楽しむことのできる商品です。

板屋楓幅広ユニ 継ぎ目V溝加工拡大1



  美しい縮み杢もしっかりと入っています。



こちらもぜひご検討ください。
そして、板屋楓(ペインテッドメープル)以外にも、幅広無垢V溝フローリングのラインナップがあります。詳しくは下記記事をご覧ください。(樹種によってはグレードの限られるものもあります。)

イースタンアッシュ(タモ)幅広無垢一枚物フローリング
ホワイトアッシュ幅広無垢一枚物フローリング
カスクオーク幅広無垢V溝フローリング
ブラックウォールナット幅広無垢V溝フローリング
ロシアンバーチ(樺・かば)幅広無垢V溝フローリング
ノルデストウォールナット(胡桃・くるみ)幅広無垢V溝フローリング

また、同じ板屋楓でもより自然味溢れる仕上がりとなるネイキッドグレードもご用意しています。
不揃いの色合いの中にも綺麗な杢が含まれていたりします。
本物の板屋楓(メープル)を味わってみたい方にはお勧めのグレードですよ。


板屋楓(メープル)施工写真 2














板屋楓(メープル)施工写真 3





 こんなバーズアイを想わせる杢もちらほら・・・


















・板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリングはこちらから
・板屋楓(ペインテッドメープル)無垢一枚物フローリング90幅プルミエグレード施工写真はこちらから
・板屋楓(ペインテッドメープル)幅広無垢一枚物フローリング130幅プルミエグレード施工写真はこちらから
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板屋楓(メープル)無垢フローリングは、幅広材を使用することで、板屋楓の持つ独特の杢目、風合いをより一層楽しんでいただくことができるとともに、塗装品では、床暖房の仕上げ材としてもご採用していただけます。(床暖房用も隙や反りのないことを保証したものではありません。隙や反りは木材の性質としてご理解ください。)


板屋楓 一枚物 幅広 無節



幅広一枚物プルミエグレード イメージ




板屋楓 幅広 一枚物 小節


幅広一枚物セレクショングレード イメージ



木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 無垢フローリング | 本物の無垢木材 

高樹齢 百年杉柾浮造りフローリングに並柾追加

以前ご紹介していた杉柾無節浮造りフローリングに、お手頃な並柾グレードを追加いたしました。

ユニだけのラインアップですが、柾目の流れや年輪の揃いが不規則、小節などの内容になっています。

製品規格や、品質には問題ありませんので安心してお使いいただけます。

今後ともお引き立てをよろしくお願いいたします。

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木ぃクンmuku_mokuzai  at 15:49  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 国産材 無垢フローリング | 本物の無垢木材 

スプルースって、じつはすごかった

常識とか机上の知識とか、知ってても実際は・・・・・・


そんな話です。

最近でもあるのかは定かではありませんが、10年ほど前は百貨店でもよく売られていました。

アラスカ桧のまな板。


まな板の、それも当然木のまな板の話です。

一般的なまな板は、昔から桧材とされてきました。(一部では、朴や、柳もよいとされます。)

DSCF0812








水湿に耐え、抗菌力があり、食品に過度に香りを移さずに適度な硬さがあり、包丁にも優しい。
これが桧をまな板に使用する理由です。

とても材の特長を活かし、理解した先人の知恵といえます。

そして、そんな桧に比べて水のかかるところには使うな、とされてきたのが前述のアラスカ桧です。

アラスカ桧・・・

もっともな名前です。アラスカに自生する桧。

当然そう思いますよね。でも、実際は・・・・・

正式名称、スプルース。和名、米唐桧(べいとうひ)と呼んだりします。

桧の字がついていますが、松科の植物です。

柾目を使って建具の材料とすることで有名です。

昔は、木曽桧(きそひのき。桧の王様。伊勢神宮の遷宮に使われたりする、桧の中の桧。)の値段を基準にその半値が米桧(べいひ。アメリカの桧。独特な芳香がある。)、そのまた半値が台桧(たいひ。タイの桧ではなく、台湾の桧。今は殆ど手に入らない。)、そしてそのまたまた半値がスプルース。
なーんていわれていた材です。

実際のところの明言はさけますが、そんな揶揄をされていた材ですが、とても素直で、材面に表れる斑(ふ)がとても美しい優れた木材です。

そのスプルースですが、桧の様に水湿に耐える特性を有しているわけではなく、どちらかといえば弱い方なので、桧と同じような用途に使ってはいけない、というのが常識というか通例として頭にありました。

ですので、冒頭で述べた「アラスカ桧のまな板」を売り場で見つけたとき、こんなのを購入した方はあとあとすぐに老朽化し、「やっぱり木のまな板はすぐだめになる。」と落胆されることになるんだろうなぁ・・・とひとり売り場で座り込んでいたことを覚えています。


が、そんなことを言いつつも、実は拙宅のまな板の一つもその「スプルース」です。


会社のきれっぱしで、捨ててしまうには勿体ないので・・・と吉野桧のまな板の他の、簡易まな板として使いはじめたそれですが・・・・

使い始めて10年超。

今はその手軽さとタフさで、殆ど桧の出番がないほどの活躍です。

手軽なのは、端材なので薄くて小さかったから、というのが理由ですが、注目すべきはそのタフさ!!です。

私も全く知らなかったのですが、スプルースのそれはほぼ毎日
「食洗機にいれられていた!!!」
のです。

10年も!!です。

温水で洗剤と共に洗われ、高温で乾燥させるそんな苛酷極まりない環境にずっとさらされてきていたのです。

考えられません。

スプルースの通常使用にしては、なかなかいい状態を維持してつかってるなぁ・・・なんてまぬけたことをおもっていたのに、まさか食洗機にいれていたなんて・・きいた瞬間驚きで、言葉がありませんでした。

ですが、よくよく考えるとすごいことなんですよね。

DSCF0809








見てください。そんな環境にありながら、こんな状態を保っていられるなんて。

いくら柾目で素直だからといっても、材木屋の常識を覆す症例?!だとおもいます。

乾燥状態を維持していたのがよかったんだとは思いますが、それにしても反りも少なく割れも食洗機に入っていたにしては少ないです。

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これらを見てまた木材の可能性や、知識だけではわからない性質の素晴らしさを再確認しました。

これだから、「本物の無垢木材」は奥深く、素晴らしいものなんでしょうね。


まだまだこれからもたくさん本物の素晴らしさを見つけてお届けしていきたいなぁと思っていますので、楽しみにしていてください。





木ぃクンmuku_mokuzai  at 13:15  | コメント(0)  | トラックバック(0) |  この記事をクリップ! 木まぐれコラム