大阪の本物の木材を追求する材木店のページ
空を見上げて

そんなのありか?! ㎥(リューベー)マジック!

先日、また在庫を増やしてしまいました。

マジック 11


材木屋にとって、在庫は非常に大切だと思うのですが、増えすぎるのはよくありません()

今回補充したものも、現在進行中の建築にて使用されている樹種なんですが、もともとの在庫が綺麗になくなるくらいの見込みでいたものです。

 

しかし、予定外の長尺ものが幾つかでたことで(広葉樹の長尺、実は難しいんですよ〜)仕入れを余儀なくされたんですねぇ、、、

もちろん、以降も必要なので問題ないのですが、ここにも今回話題としている㎥単価マジックがちりばめられているんですよ!

 

一般的に考えると、木材を必要寸法で購入したとすると、多少の誤差はあるものの、要望する寸法のものを購入できると思いますよね。

しかし材木屋が仕入れをするとき、特に輸入広葉樹製材品などは、寸法が表示された明細があるのですが、実物の木材をみると、その表示寸法に満たないものが多数存在する場合があります。

 

マジック 12


例えば厚さ。

明細では40mm。ほぼ、そろっているものもある中になんと!!35mmがあったりする!!(TдT)

たった5mmと侮るなかれ。

これを貴重な稀少なチークのフローリングの原板だったとしましょうよ。

5mm厚みが異なると、原板の価格が1枚あたりおよそ1800円の差ができてしまいます。

つまりは存在しない1800円分も代金に含まれる!ということです。

驚きませんか?

 

その他には丸みと割れ。

 

表示寸法は200mm幅なのに、部分的に丸みがついていて、その部分は180mmくらいしかない。

材料として活用する場合の多くは、丸みのないものとして使いますから、材木屋のほうでその、丸みをカットして出荷します。

200mm幅の板材が180mm幅での販売になる。

先程の厚みと同じく、20m分が売り上げにならないわけです。

割れも同じ。

木材は木目によってや、乾燥や癖なよって、木口が大きく割れたりします。

その部分は切り落として出荷する場合が多いですが、同じくカットした分の長さが売り上げにならないわけです。


マジック 7


仕入れの時に表示されている寸法通りに販売できない状態で購入するのに、㎥単価での代金支払いは、その「なくなってしまう部分の体積も含んだ価格を支払う」ことになります。

 

極め付きは、沢山仕入れる梱包状態で、木口の厚みを図ると40mm

しかし、持ち帰って開梱すると、所々で厚みが薄い!35mmの部分もある。

となると、使えるように削って仕上げるならば、最も薄い部分に寸法を合わせないといけなくなり、結果的に35mm以下の商品にしかならない、といったあるように見せて無いという、本当にマジックちゃうかと思うようなことになるんです。

マジック 3



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そんなのありか?! ㎥(リューベー)マジック! 

皆さん。

様々な「業界」には、そこで多用される特別な言葉や意味を持った言葉があったりしますよね。

もちろん、木材業界も色々用語があったりします。

今日はその中で、他の業界でも、、、いや、一般でもある意味使ったりしてる言葉ながらも、実は厄介なものを愚痴っぽく()お伝えします。


 

㎥(りっぽうめーとる)。

この単位は普段はそんなに使わないかもしれませんが、意味はご理解頂けると思います。

要するに、1m×1m×1mの立方体ということですよね。 

で、木材業界ではこの㎥が、価格を表す単位として頻繁に使われるんです。

㎥単価、通称「リューベー単価」といいます。

古くは尺貫法での石(こく)単価もありましたが、現在一般的なのはリューベー単価。


マジック14
 

で、この㎥単価が、なかなかな曲者なんですよ!!まるで、マジックです。

以前に松ぼっくりマジックという楽しいものを紹介しましたが、今回は愉しくもなんともないんです。

反対に「なんだかなぁ、、、」と考えちゃうくらい。

 

さて、この㎥単価というものが、通常の木材単価とどうちがうのかというと、以下です。

 

材木屋は、同じような寸法のものを沢山仕入れるときもあれば、寸法がバラバラなものを仕入れるときもあります。

前者の場合は、仕入れる数量に単価を掛ければ全体の価格がわかりますが、寸法がバラバラだと、一つ一つ計算しないといけません。
それが、㎥単価を使うとその木材の体積がわかっていれば、その体積に㎥単価をかけたものが、そのバラバラな寸法の寄せ集めの全体価格となるわけです。

目安のようなものであり、グラム単価や坪単価、みたいな感覚ですよね。


 

しかし!!

そこに大きな落とし穴が!(笑)

 

みなさん。木材のこと、よく考えてみてください。

木材は丸い丸太から作られます。よって、品物によっては丸みが残っている部分があります。 

それが何を意味するかというと、㎥単価で考える場合、四角い立方体として単価計算をするために、丸みの部分、いわゆる四角くない部分を四角いものとして一本単価が計算されてしまうということ。

 

また、木材は乾燥して寸法が小さくなります。

よって、表示されている製品寸法を下回っているものが、普通にあったりします。

するとどうなるかというと、㎥単価で計算する木材の体積と、実際の体積とに差異があり、寸法が目減りした分まで価格に含まれるという、私たちの業界でいうところの「空気を買う」ことになるのです。

 

前者は集成材の登場で、丸みのある木材を使う機会が減り、そんなことは少なくなりましたし後者は、一般建築材においては乾燥材が普及したことで、ほとんどなくなりました。

 

しかしそれは、一般建築材の場合のお話。

今でも苦心するのは、むしろ広葉樹の方なのです、、、

プチ愚痴は次回に続く、、、

 


マジック13



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和風家屋に、ネシアンチーク幅広無垢フローリングを使っていただきました!! 

さぁ、アツく語った前回ネシアンチーク幅広無垢フローリングの施工記事。
今回ももう少し続きをお話しします。

こんなにアツくなってしまうのは、それだけ違いを伝えたい上に伝わっていない現状に力不足を感じているから。
というのは、以前から弊社には「これは本当に○○という樹種のフローリングですか?」とか、「工務店さんにさ●らのフローリングを頼んだら、在庫で対応できるというこれを勧められたのですが、これは指定の樹種でしょうか?!」といったお話をされることが多くありました。
私はいつもの通り木が好きなので、商品を作っている人のところには必ず会いに行きますし、工場も作業手順も内容も見せて頂きます。もちろん、原木やその検品作業と木に対する関心度合いも・・・
ですので、自身が扱っているものに対してはその経緯がわかるのですが、上記の様なお尋ねをいただく場合は「どのような経緯で入荷しているのかわからない」場合や「販売している方と製造している方との繋がりがない」という場合が殆どなので、はっきりとその違いを申し伝えることができません。

前回も触れたように木材の世界には「代用材を使うことや塗装などの手を加える事」は当たり前の習慣なので、似たような名称を使っていても、異なる樹種であったりすることもあり、非常に難解です。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 5


代用材であることや塗装を経ている理由を知ったうえで使うのであれば問題ないと思うのですが、知らされることがない為に、上記の様にお客様が混乱してしまうのだと思います。

だから、弊社は今回採用いただいたチーク材についてもしっかりと産地をお伝えしていますし、無塗装である理由やその産地のものを使う理由もお伝えしています。
チーク自体はその有用性から世界中で需要が旺盛な樹種。
特に昔に流通していたミャンマーチーク(ビルマチーク)は、木目が細かく色合いも深くて非常に美しい材であり、そのうえ耐久性も高く寸法安定性にも優れ、木材として要求される事柄をすべて満たす正真正銘の世界の銘木とされてきました。
しかし、多くの利用が集中しすぎると天然資源は枯渇します。
木材業界で、そのたびに出てくるのが代用材です。異なる樹種でも似ている為に「○○チーク」という名前で販売されたり(チークではないことを伝えずに!)、チークの色合いの薄い部分を濃く着色したり(着色していることはもちろんわからない!)して流通することで、建築材料としての「チーク」という名がなくなることがなかったのですが、そのかわり本当にチークなのかわからないものが多く存在するのも事実です。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 4


今回採用いただいたチーク材の産地はインドネシア。
早くから国としてチークの植林を始め、現在では国が管理している森林から認証を受けた木材としてチークを供給できるまでになっています。
そして、その認証を受けて供給できるチーク材から産出されるのが、ネシアンチーク幅広無垢フローリングなのです。
私も古いミャンマーチーク(ビルマチーク)の質感は大好きですから、昔の在庫としてミャンマーチーク(ビルマチーク)材をもっている(昨年紹介の超幅広材を含め)のですが、それらは現在では非常に貴重なもの。
乱用するのではなく、しっかりと大切に長い年月使い続けて頂ける用途にのみ、販売をさせて頂いています。

ミャンマーチーク(ビルマチーク)在庫挽き材


でも、もっとチークという素晴らしい木材を身近に感じてほしい!
その素材感をきちんと味わえる形でお届けしたい!
という想いから、継続利用を目的とした木材として供給できる「認証材」という形で、しかも幅広一枚物から通常は「チークとしての価値がない」と考えられる白太中心の物まで、チークまるごとをお届けをしているのです。


ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 1


もちろん、どんなものでも良いというわけではなく、今回採用いただいたプルミエグレードのUNI(たて継ぎ)タイプと、90mm幅で紹介しているチークプレミア E-111フローリングは、産地の中でも限られた地区の中でも良材で木目と赤身の良い部分を厳選して製作されているものです。
特別品、なのです!

そんなこだわりや、グレード以外の商品の違いや製作上のこだわりなど、生産者や山とのかかわりがないと分からないことですが、チークのような貴重な木材に限らず、木材という素材を大切にしてもらうために伝えたいことなのです。
そこが、弊社が普通の材木屋さんと違うところであり、私が想いをもって木材を扱う理由なのです。

そして絶対忘れてはならないのが、商品の質!
質といっても木材の品質ではなく、加工のこだわりの事です。
乾燥などについては前回も少し触れましたが、今回は施工担当して頂いた方から「加工精度のよさ」のお話をいただけたことが非常にうれしかったポイントです。


毎度、手前味噌なお客様の声を掲載させていただいていますが、お客様ではわからない「施工性や商品の完成度」に関しての感想を、私が説明する前に聞くことが出来たことが非常に大きな収穫でした。
その完成度こそ、このネシアンチークをお勧めする理由でもあり、弊社の扱う他の樹種の無垢フローリングの多くに共通する製作上のこだわりであったため、それをこちらが言うまでもなく感じて頂けたことは、製作側の配慮が伝わった瞬間であり、こだわった甲斐があった!と思えるものでした!

木の良さや選別された特徴の違い、そして木材製品としての質を分かっていただける施工者に使っていただくのはとっても嬉しいことですし、そしてまた、そんな施工者によって施工してもらうお施主様はとっても幸せですよねぇ!!

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 11


たっぷりとお伝えした、お勧めする理由のあるチークフローリング、ネシアンチーク幅広無垢フローリング。
幅広の一枚物のプルミエグレードからチークのキャラクターを楽しめるネイキッドグレードまで、しっかりと使っていける生産地の認証材で多彩にラインナップしていますので、世界の銘木チークを是非味わってみてほしいと思います!!


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和風家屋に、ネシアンチーク幅広無垢フローリングを使っていただきました!! 

前々回から続く昨年の仕事シリーズ(汗)。
もう次からも昨年の仕事だから、あえて言いませんが昨年はバスツアーを2回実施したことやそれ以外の企画事や発表、講師活動や営業活動などで平日動き回っていたために、稀におとずれる外出予定を入れていない日曜祭日になると、「日曜日だ!残務整理しよう!!」と一日中外出せずにデスクに向かっていることが多い一年でした。

ですので、まったく整理できていないものが多くてお正月にようやく写真類と書類の整理を済ませたのですが、投稿紹介しておかなければならないものがまだまだ多くありますので、次回以降も「あぁ、こんなことしてたのね!」というイメージでご覧ください(笑)。


さて、今回はその素晴らしい質感と木材としての優れた性質が世界中で最も評価されているといっても過言ではない木材である、チークを使っていただいた住宅の施工写真を紹介したいと思います。
昨年にFB上で「チーク祭り」というほどに、一時期に在庫のチーク材の販売が相次いだことを投稿していたのですが、そのうちの一つである「ネシアンチーク幅広無垢フローリング」の施工写真をお伝えします。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 2

今回採用いただいたのは、ネシアンチークのトップグレードであるプルミエグレードのUNI(たて継)タイプ。
しかも、150mmの幅広サイズ!!

私は木が好きなので、幅広サイズのみにこだわっているわけではありませんが、フローリングに関しては非常に木目のはっきりとした樹種以外は、巾が狭すぎると木目の偏りが大きくなってしまったり、肝心の表情が見えづらかったりするので、デザイン上で幅の狭いものが似合う場合以外は幅広材をお勧めしています。
もちろん、幅広材をお勧めするには反りにくく伸縮しづらい、信頼できる乾燥を行っている製材所の製品でないといけないのは、拙記事の読者の皆様であればご存じのはず!
当然、今回もその信頼できる製材所の製品であるのは言うまでもありません。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 3

そこから生まれるネシアンチーク幅広無垢フローリングは、チーク本来の色合いと木目をはっきりと見せてくれています。
これが幅広無垢フローリングの非常に大きなポイント。
樹種の色調だけではなく、環孔材的な木目でありながらもくっきりとした木目ではないチークにとって、150mmの幅で木目が見えることは、実はものすごく大切な事なんです。
その理由は、


1,チークの代用材としてチーク色に塗装されて出荷される木材と区別できるから

2,同じチークでも若くて直径の細い丸太で作られた製品に着色しているものとの違いが明らかにみられるから
以前に紹介した、チーク材の違いを見ても明らか)

3,大量生産向けに植林された、チークではない熱帯早世樹の色目や雰囲気の似た部分をアピールして、チークの代用として販売されているものとの差がはっきりとわかるから


です。
それらを明らかに区別できるポイントとなるものが、この幅広材であり特徴的な木目とチーク本来の色合いだからです。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真12


特に、3,については弊社にも同業社さんが営業にこられることがあり、その時の販売文句が「チークと同じような仕上がりですけども、すごく安いですよ!!」なのです。
そのたびに、「私、木の虫とか木のビブリオとか、木材コーディネーターとか、ものすごく木にこだわることしてるのに、よくもまぁそんなにチークの代用品であることと値段の安さだけをアピールできるよね・・・」と心で思いながらも聞いているのですが、もちろん営業している本人がチークの事をよく知らないんだから、これも仕方なし。
世界中で認められている世界の銘木チークは、そう簡単に代用できるような素材ではないのです!!

おっと、そんなお話ではなくて、それくらいに木材として貴重で人気があり、だからこそちょっぴり高価であるチークだからこそ、しっかりとチークそのものであるということをお施主様にも施工者にも感じられるものとして、素材をお届けしたいという想いから、このネシアンチーク幅広無垢フローリングをお勧めしています。

150mmの幅広材の見せる表情は、柾目のキラキラとひかる美しさであったりチーク特有の黒っぽい条が現れるもの、そしてチークのもつ蝋の様な脂分を感じるようなヌメッとしたようなものなど、プロが認めるチークの表情満載です。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 施工写真 6


撮影させていただいたときは、フローリングにはすでにオイルの塗装が施されていたために表面の色合いがさらにイイ感じになっていましたが、じつはネシアンチーク幅広無垢フローリングは無塗装の状態でお届け出来ることも、非常に大きな特徴なのです。
これも以前に紹介していますが、チークフローリングの多くはウレタンなどの樹脂の塗装をされて出荷されています。
そのためフローリングの表面からは、私がずっと強調しているチークのもつヌメッとした質感や、特有の脂分のある素材感を感じることが出来ません。
樹脂の塗装をされていれば、そこに着色塗料が入っていて赤茶色のチーク色に塗られていても、識別することが出来ません。

それでは、樹種が本物のチークであってもなくても、あんまり意味がありません。
ですので、ネシアンチーク幅広無垢フローリングはチークの色合いと風合い、手触り足触りを味わっていただける無塗装での販売をしているのです!!
足触りは、かのN澤ま○みちゃんも寝転がって味わうほどの質感ですから、無塗装に限るわけです!!

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 9


しかし、無塗装の場合は樹脂塗装では着色できる「色の薄い部分と白太の部分」の「チーク色塗装」が出来ません。
いや、ネシアンチークに関しては、それは必要ないのです。
なぜなら、今回採用いただいたプルミエグレードは「ほぼ赤身のみを使用」したグレードですので、材色の濃淡はあれど白太はほぼ皆無。
木材には必ずある辺材と言われる色の薄い部分。その白太と呼ばれる部分を外している為に、芯材部分の赤身中心の自然な色のばらつきを表現できるのです。

では、その選別外になった白太はどうなるのか!もったいないではないか?!、と思わないでください。
ネシアンチーク幅広無垢フローリングは130mm幅と150mm幅、そしてUNI(たて継ぎ)と一枚物!のラインナップの中で材の振り分けを行い、さらにプルミエグレード以外のセレクショングレードには「適度な白太を含み、小さな節や軽微な変色を含むもの」を集め、ネイキッドグレードには「強度に問題のない変色や節、傷(パテ処理)を含み、白太をふくむもの」と位置付けて、丸太一本を余すところなく使っています。

そのため、プルミエグレードでは厳選された赤身材を使うという贅沢が出来るのです。
そして、多くの方から「これはチークじゃない!」という、ある意味ご意見をいただくネイキッドグレードは、一般に知られているチークのイメージとは異なるような、白い部分や木目の粗い部分を含むことになるのです。

ネシアンチーク幅広無垢フローリング 8

〜どうですか!!この黄金色ともいえるような材色と特徴的な濃い条状の木目の風合いは!!〜


そんなことができるのは、原木から製品まで一貫して管理し選別作業をきちんとこなしているからなのです。
そんな違い、商品になってしまうと価格だけが目安になるために、分かるはずがありません。
それでも、そこの違いを伝えることが私の仕事であり、木のビブリオ・木材コーディネーターの役割なのです。
特に貴重材であるチークです。
しっかりと大切に使っていく必要がありますから、価格のみで大量販売、なんてことは全く考えていないからこそできる事なのです。

ちょっとチークについて語りすぎて、スペースが足りなくなりますので、施工写真紹介では異例ですがもう少し続きを次回に続けたいと思います〜!!



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戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 2019年度の試み

家畜と呼ばれる動物には、牛であれば搾乳目的であったり食肉目的であったりしますし、豚や鶏も食肉目的での飼育が一般にみられます。
その点、犬や馬などは人とともに様々な仕事をこなす、パートナーとしての役割も多く担っているように思います。
自然の産物である木材が、化学合成品の生産しやすく低価格で品質の揃っているものに変わっていったことと同じように、人間よりも優れた部分のある動物に力を借りていた部分が、より早く大量に簡単に誰でも作業のできる重機や機械に代わっていったのは、時代の変化でもあり生活様式の変化なので、仕方のないことです。

私も機械に囲まれた生活をしていますし、電気も使えば毎日車にも乗ります。
そんな生活を否定することができません。

でも、だからといって古くから続いてきたことを否定する必要もありません。
古くから続くことの良さや意味、そしてそれ自体が持っている長所を上手に使えれば、それでいいのだと思うのです。


今回の取り組みも、大量に木材を搬出するわけでもありませんし、授業の一環としての木材利用という側面もあり、また大きな理由の一つにいつも一緒に取り組んでいる学生さんたちが所属する学科以外にも、動物にかかわる学科があり、一つの学校の中の学科を超えての共同授業ということになったという背景があるんです。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 4


日ごろ授業で習っている動物との接し方とは異なり、人間との共同作業での労働力という力を発揮する動物を知り、さらに動物に対する考え方の幅が広がったのではないかと思っています。

林業や木材業、森林環境などもそうですが、一つの考えや事柄が正解でそれ以外の方法や考え方が認められない、というわけではありません。
むしろ造林による森林率を掲げて木材の大量利用を奨励するこれからは、森林の多様性を考えた山の変化や付き合い方を考えていかなければならないと思っています。

そして、その中で建築やバイオマスなどといった木材利用だけではない森林や山とのかかわり方を、これからの時代を担う世代には知っておいてもらいたいと考え、一つの方法として試験的に今回の馬搬に挑戦したのでした。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 2

挑戦、としたのは意外と簡単そうに見えますが、機械や重機での作業が当たり前の時代に、まずは主役の馬が必要であること、そしてその馬が伐採木材を引っ張ることができること。
さらに、木材を引っ張るために馬に装着する馬具(ばぐ)というものの手配が困難!
日本各地でも、馬搬に取り組んでいらっしゃる方もおられるものの、急に道具のみ借りることや馬ごと連れてくるというようなことはできませんので、簡単なように見えて非常に道のりは険しいのです。

しかしながら、今回は様々な巡りあわせといつもサポートしていただいているN村氏がほうぼうに動いてもらったおかげで、非常に短期間で上記の課題をクリヤーして、成功に導くことができました。
学生さんたちも、普段接する動物が山で活躍している姿をみて、刺激を受けてくれたことと思います。
欧州では、馬搬を用いると優遇される措置があったりすると聞きますが、日本でも馬搬を行うことができる機会には、そのような措置が受けられる制度があってもいいと思います。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 5


そして将来的には、この毎年の伐採企画で搬出しているメインの木材を、馬搬によって運び出すことを大工さんやお施主さんも巻き込んで行いたい!そう考えています。
山と人と建築と、そして動物がつながること。
とっても大きなテーマですが、古くからつながっているはずのこと。
それをもう一度、現代にあった形でつなぎなおす作業。
それを小さな会社の一人の人間が進めています。
少しづつ、仲間の助けを借りて行っている企画ですが、先日、公の場での発表の機会も頂きお話をしてきました。
広く様々な立場の方に、取り組みを知っていただき今後のさらなる活動の励みになりました。

細々とではありますが、確実に進めている戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業。
今回の新しい取り組みによって、戸田先生に愉快な仲間がまた一人・・・いや一頭増えました(笑)
これからもよろしくね!!(^_-)-☆


戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 6


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戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業!! 2019年度の試み

前々回まで続いたクスノキ物語が非常に長引いてしまったため、その間に超多忙だった様々な予定や出来事を投稿する機会を逸していましたので、今回から少しづつご紹介していきたいと思います(汗)。

まずは毎年行っている、戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業の2019年度の様子から。


戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 1

恒例になっている伐採事前授業も11月に開催し、12月に伐採授業を開催しました。
今年のテーマは、毎年行っている主伐がメインではなく「支障木伐採」。
つまりは、毎年は用途や目的が決まっている樹をめがけて伐採をするのですが、今年は目当ての樹を最初から決めておくのではなく、間伐や主伐、はたまた木材としての伐採ではなく山の環境を考えた場合の伐採などでもあり得るであろう、「今伐っておくべき樹」をその日に参加メンバー全員で決め、その理由を考えて伐るという内容で行いました。

そのため、事前授業も伐採方法のみをメインとせず、山の環境のことやどのように山を見るか、プロは伐採木の選定をどのように行っているか、などを基準に行いました。
そしてその中でも今年の大きなポイントは、人間以外の動物が参加すること!!

人間以外の動物?!!

そうなんです。
今年の目玉は人間のみがかかわるのではないこと。
私たちが行っている伐採作業は、自然の山の木を人間が建築資材などでの利用のために行っているのですが、その「建築利用」という視点以外で考えたとき、環境に配慮した人間のかかわる山の循環や、もっと生活に深く関わる内容での木材利用、そして自然の中では人間以外の生き物も森や山に深くかかわっています。
だから今年は、完全な木材利用メインではなく山のことやそこに生きる生き物としての人間と動物の関わりということをテーマにして、「馬」と一緒に行ったのです。

戸田先生と愉快な仲間たちの伐採授業 2019年度 7


私自身も当たり前ながら馬は知っているものの、実際この歳になって近くで見ると、非常に理知的で美しくきれいな目をしているなぁ・・・と思います。
テレビなどで見る馬、というのは競走馬やサラブレッドと言われる美しい脚線美を誇る種が多いように思うので、そんなイメージで見てしまうのですが、今回活躍してくれるのはがっちりとした体格と太い脚が印象的な「木曽馬」という種です。

今回自身が企画するまでは、私も今までは深く知ることはなかったのですがこの木曽馬で、伐採した木材などを運搬することを「馬搬(ばはん)」といいます。
現在林業の現場では、たくさんの量を処理するために効率のよい重機などで搬出等をすることが求められていますが、馬搬は正反対。
早くもなければ量も多くは処理できません。
しかし、山に重機を入れていくための大きな作業道が必要ないので、山を削っていく必要もありませんしその道を作る費用も大きくかかりません。
それ以上に、土を踏み固めたり山の植生を痛めることもなく搬出ができる利点があります。


今回のテーマとして、人間による建築木材利用の樹木伐採ではなく森と人と、そして動物が自然の中で古くからかかわってきたことや、自然の恵みを享受するうえで人と動物が共同作業で行ってきたことの一つとして、木材の搬出において動物が受け持ってくれる人の力以上の「労働力」というものを、みんなで感じる機会を作ったのです。


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弊社の記事の旧リンクをご覧いただく為に・・・

昨年の1月に、弊社記事のリンクがみられません、とお伝えしました。
以前投稿の記事をご覧いただきたかったり、関連する情報を見て頂きたいときなどに便利なリンク機能なのですが、気がついてからもずっと見られずじまいでした。

その原因は、今まで設定していたリンク URL では表示されないように予告なくシステム変更されていたからのようなのです。
しかし、それを克服する(笑)方法がやっとわかりました。

今一つ、コンピューター関係に疎いので気がつくのが遅れましたが、2019年中盤以前の記事でリンクが見られない場合はお手数ですが下記の方法をおためしください。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

1、リンクをクリックすると、「このサイトにアクセスできません」とグレーの残念な画面が表示されます。

2、その画面上のページ URL が、http://trackback.blogsys.jp/livedoor/muku_mokuzai/1421137 (例)となっています。

3、その URL の末尾の数字以外の部分を全て、http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/ と入力し直してください。

4、そして、残しておいた末尾の数字のあとに、 .html と入力し、enter キー操作してもらうと、記事を見られるようになります。

(今回の例だと、新しいリンク URL は http://muku-mokuzai.livedoor.biz/archives/1421137.html になります。)

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以上、お手数ですが、この方法で過去記事をご覧いただけますので、是非以降も以前の投稿をご覧いただきますようにお願いいたします!!


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日本の広葉樹無垢フローリング 〜兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング〜

さて、前回まで七回にわたってお伝えした樟(クスノキ)物語はいかがだったでしょうか。
さらに商業的な背景やそれにかかわる人物、歴史などを紹介していけばまだまだ終わりは見えないところですが、とりあえずのクスノキの背景はお伝えできたかと思います。

シリーズ最後の今回は、そのクスノキを幅広の一枚物フローリングに仕上げたものをご紹介したいと思います。

弊社の記事をご覧いただいていれば、広葉樹ならどんな木材でも一枚物の無垢フローリングに仕上げることが、非常にむつかしいことであるというのはご存知だと思います。
針葉樹のように通直で長い材を得にくいこと、乾燥が難しいこと、ロスが多いことなどが要因ですが、今回ご紹介する「兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング」は、文字通りクスノキのその一枚物の表情を堪能できる無垢フローリングです。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 7


無垢材にはどれにも言えることですが、木の色合いは同じ樹種でも一定ではありません。
芯材と辺材の違いはもちろんですが、同一樹種の芯材であっても色調の異なるものもありますし、木目のはっきりとしない樹種では、同じ種類のものかどうかもわかりにくいほどに異なるものが存在します。

中でもこの兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングはその傾向が非常に顕著です。
しかし、その色調の違いが非常に色濃く無垢材であることを示しています。
樹木の書籍を紐解いてみると、クスノキの色調は「芯材は黄〜紅色、辺材は白〜淡黄色」と記されています。
少し幅を持たせた表現は、ほかの樹種でも見られますがクスノキの場合は、「色味の幅が広すぎるやろ!!?」というくらいの表現になっています。

私の感想では、焦げ茶色もかなりある、と言いたくなるのですが、一言で言い表せない色調であることは確かです。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 9


近年は節の表情や極端な色さが十分許容されるような時代なので、ある意味ではこの色差は樹種の特徴という武器になりますし、なによりも無垢である自然のランダムさを感じられます。

ただし、一つ困るのがカットサンプル。
ほかの樹種でも大抵のご注意として、色調ではなく質感を感じてくださいとお伝えしているところ、これだけ色差があるとたぶん、この兵樟フローリングの場合は「樟脳の香りに抵抗がないか、お試しください。」くらいにしておかないといけないかもしれませんね。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 10


そうです、この兵樟幅広無垢一枚物フローリングの大きな特徴は、その香り。
前回までにさんざん特集してきた樟特有の樟脳の香りです。

タンスの引き出し(防虫剤)やメン○レータムの香り、などと形容するその香りは、精油成分を多く含む針葉樹材のヒノキひばなどに劣らないどころか、刺激的である点では圧倒的にその強さは勝っていますから、数少ない「香りの高い広葉樹無垢フローリング」であることは間違いありません。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 8

そして力がもたらす特徴を、無垢フローリングとして最大限に発揮できるのは「香りと耐水性」です。

樟脳という精油成分は、比重0.52(0.41〜0.68)という特段硬質であるとはいえないクスノキにとっては耐久耐水性、耐虫性を維持する非常に大切な成分。
ということは、チークやヒノキ、ひばのように水回りのフローリングとしての用途があるということ。
もちろん、木材ですので腐朽しますし、使用環境によって劣化のスピードは異なりますが、精油のほとんど含まれないものに比較すると格段に耐久性を発揮するということ。
洗面所などにはお勧めの樹種。

そのうえ、その精油成分が発する香りは天然香料。
私の経験上、無垢材にこだわって樹種の特性にまでこだわったお施主様は、ご自宅のお手洗いにはクスノキのフローリングを使っておられました。
もちろん、弊社からも多くのクスノキを納めさせていただきました。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 18

化学薬品の香料での「におい消し」ではなく、クスノキの自然の樟脳の香りで仄かに打ち消す。
そんなイメージです。

樟脳が消臭効果を持っているわけではないので、マスキングに近いというように思いますが、それでもお手洗い後に不自然にスプレーの香料の香りがするのではなく、木の香りがする空間に、惹かれてしまうのは私だけでしょうか?!

そして、クスノキの魅力はもう一つ。

オークなら)などの環孔材にはない、散孔材特有の杢が出ること!!
これが視覚的要素の大きな無垢フローリングでの大きな特徴になります。

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 20

ちょうど真ん中の板は、木目が一定方向に並んでいない状態なので、リボンのようなベルベットの輝きのような、そんな不思議な光沢を有しています。

もちろん、見る角度によってはその光り方が変わり、キラキラと輝いて見えるのです。
それも、大きく太く成長し長命なクスノキだからこそ、随所に現れる特徴ともいえます。

フローリングの幅では収まらないほどの勇壮なスケール感のある木目を持ったクスノキ。
はっきりと主張する木目ではありませんが、中には玉杢やブドウ杢といったような貴重な木目が入っているかもしれませんから、見つけたらラッキーです!


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 14


街中でも公園でも、実は非常に身近な存在であるクスノキ。
その特性や特有の性質を知る機会がなく、木材としてはマイナーではありますが、今回の特集で少しはファンになってもらえたでしょうか。

家じゅうがクスノキの香り!というのも悪くはないですが若干、きつすぎるとも思いますので(汗)是非、お手洗いや洗面所のフローリングに使っていただきたく思います。
使い込むうちに虜になるような刺激的な香り・・・

身の回りには合成香料が多く存在する現在ですが、樟脳という天然の香りを感じられる場所をひとつ、おうちの中に作りませんか。
来客もおどろくその香り。

「いや、実はうちのお手洗いの香り、天然のクスノキの一枚板なんですよ!」なんて自慢してほしい。

そんな逸品、兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリングです!


貼り上がりイメージ

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 7



*兵樟幅広無垢一枚物フローリングを採用頂くにあたって

兵樟フローリングは、多くの精油成分を持っているために非常に強い香りを放ちます。天然素材ではありますが、ご検討の際には実物と過ごすなどしてアレルギーなどの確認を、必ず行っていただいてから検討頂くことをお勧めします。

また、下記表情の特徴にもあるように、大木ゆえの木目が交錯している部分が多い樹種ですので、軽微な割れや逆目(さかめ)といった毛羽立ちを含む場合があります。


兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング (寸法表記はすべてmm単位)

・寸法

15×120×1820

・形状

一枚物

・エンドマッチあり

・品番と価格

TK-15S OPC一枚物 無塗装 15×120×1820 セレクション ¥55,000(税別)/14枚入り(3.06屐

・運賃

別途地域により、お問い合わせください。

・グレード

セレクション:小さな節や軽微な色むらを含むグレード

・納期

無垢商品の為、該当年度の原材料が限られている都合いつでも生産するということができませんので、余裕を持って確認ください。


*ご検討の前に弊社からのメッセージを必ずご覧ください。 

お問い合わせ・ショールームのご予約はこちらから

表情の特徴

幹からでる小さな枝跡

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 2


成長過程で生じる木目のゆれ目

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 3


成長の「くせ」による軽微な割れ

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 4

成長過程で生じる着色部分とその模様

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 5

軽微な節、一例

兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング 6



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神話受け継ぐ奇し姿 〜クスノキ・樟 その七〜

2000年以上前から自生すると考えたい、日本のクスノキ。
古事記や日本書紀などにも登場することからも、数千年の自生の歴史があると信じたいところです。
中国や朝鮮半島でのクスノキの仲間の種が多く存在することは、気候や土地に大きくその分布が左右される植物の特徴を考えても納得ができます。
数千年前の事も、発掘や科学調査で明らかになる時代ですが、詳細はロマンチックな想像の世界でもいいのかもしれません。

もともと、自生地にしてもその漢字表記にしてもややこしいのは、文献で仲間の木であるタブノキと混同している場合がある事や産地による違いが的確に表されずに、市場に多く存在していることが理由ではないかと思います。
タブノキも、表情の似ている木材を見ると「香りのしないクスノキ」に感じてしまいますし、それ以上にタブノキ自体がマイナーな(ゴメン!)樹種であることも、混同されるところなのかもしれません。
しかし、中には文化財がタブノキだったことで、その修復にクスノキではなくタブノキが必要とされることがありました。
製材されたそれを見ても、やはりクスノキ。そっくりな部分が多いんです。
まだまだ立木に明るくない私には、葉っぱが見えにくく巨木となるとさらに見分けはつきにくいのですよね。


タブ12


それにもう一つ。
台湾には芳樟(ホウショウ)という樹種があります。
学名 C. camphora PRESL var.linaloolifera FUJITA
(一部、変種のラウグス(クスノキダマシ・樟・臭樟) C. camphora var.nominale.HAYATA の中で、特に樟脳を殆ど含まない物もひとくくりにそれとして混在しているそうですが。)
若干色の薄い日本のクスノキ、または反対に少し赤身がかったところのあるクスノキ、そしてちょっと木目のぼやけたクスノキ。

それが私の印象でしょうか。
学名を見ても分かる通り、芳樟は日本のクスノキに対して樟脳成分は非常に少ないものの、そのかわりとびぬけて「リナロール」という成分を多く含みます。
その量は通常のクスノキの1.5倍ほど。

そのため、香りは少し甘い、と言ったらよいのか。
どこかスーッとしていながらも、天然甘味料の甘さの様な雰囲気を感じます。


台湾クス2


そりゃ、世界で40属1500種もあるといわれるクスノキですから、お隣の国でそのような木があっても当然ですし、ご存じない方もいらっしゃるでしょう、アボカドもクスノキの仲間!!
アボカドの緑と、クスノキのあの緑色の葉くらいしか共通点がなさそうだけども・・・
しかしながら同じクスノキでも、含有樟脳の量の違いで「アカ・アオ」があるくらいですが、それとは別に葉っぱが青いものと赤いものが多いものの2種もあるようで、赤目型は中国が原産だというお話しもあります。

果たして、クスノキのルーツと故郷はいかに。

古くから、その樹種が不明であるものなどに用いられてきた「なんじゃもんじゃ」という呼称。
クスノキの多くも、各地でその呼び名で呼ばれる樹種も多いことは、このルーツのお話と関係があるのかも?!しれません。

結局のところ、結論は出しにくいのですがどこの国にも有用且つ超一級巨木であるクスノキを、材としてや精油利用として使う文化が出来ることが納得できますよね。


クスノキの語源の一つに、「薬の木」があります。
嘘のような語呂のいい語源ですが、あながち間違いではないでしょう。
防虫防腐、魔除けの効果は薬以上のものと思います。

そんな偉大なクスノキに、人々は畏敬の想いとともに利用の道を歩んできたんでしょう。
なんせあの、トトロも棲んでいるくらいにおおきく包み込まれるような存在感です。
樟脳の時代はすぎていっても、皆さんの中に巨樹の代表としての不動の地位を刻んでいることと思います。


トトロ


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神話受け継ぐ奇し姿 〜クスノキ・樟 その六〜


一般的にはなじみがない樹種であるクスノキも、一度その香りを知れば忘れることはないでしょう。
そんなクスノキですが、いざ樹種名を漢字で書け!と言われると戸惑うかもしれません。
予備知識があれば、もちろん迷いなく「楠」をあてるでしょう。
しかし前回お伝えした通り、その字は正確ではありません。
その一般に知られる「楠」と「樟」の漢字の違いに、クスノキのルーツがある模様です。

クスノキは、日当たりが良く適度に湿潤な環境で肥沃な土地を好みます。
もともとが熱帯〜亜熱帯に多く分布する種族なので、寒冷地ではほかの樹種との競争に負けてしまうので、温かい地方に集中して見られる樹種。
暑い地方では、その大きな樹冠で影を作ってくれるので有難いです。
暖かな南国から渡来したという意味で、木に南と書くと聞きました。


それでは、私が常用している樟は、というと「木に章」というのは、大きな木材を意味するそうです。
クスノキは巨木が非常に多いですし、この連載の初回の序章でも紹介した「加茂の大クス」を見てもわかるように、現在でも非常に立派な巨木を多く残している樹種です。
大きなしゃもじともみじ饅頭で有名な広島県安芸の宮島の海中の大鳥居も、あれはクスノキ材です。


鳥居

(私が訪問中は、修繕工事中でその姿を拝むことが出来ず・・・・・無念。)


次回の造営の際に、あれだけの巨木が入手できるかが心配されているそうですが、不謹慎ながらも市町村単位の巨木を伐採すれば、ヒノキの巨木を探すよりは簡単だと思ったりもするほど、クスノキの巨木は多くあるものですね。
宮島の鳥居自体は、樟脳パワーを活用した海中での腐りにくさと、クスの魔除け効果を持たせていると聞きました。
もちろん、クスノキの樹木の利用はそれだけではありません。

社寺や仏具と関係するところでは仏壇や木魚(音がこもってまろやかになり、最上級とされているそうです。)、仏像彫刻があります。
その他には、大木特有の木目を活かした床柱(とこばしら)や床の間材、天井板、鏡板。そして和風の内装材、富山の井波欄間の素材として活躍しています。


樟脳の香りを活用した内装材といえば、化学防虫材剤が普及するまでは衣服の虫除けを兼ねて、タンスの内部板に使用されたりしていましたので、タンスを開けると樟脳の香り、という記憶のある方もいらっしゃるのでは?
タンスに限らず、重要な書物の保管書庫などにも使われていたそうです。
今ではクスノキの力に頼らずとも、化学防虫剤の袋を転がしておけばよいことなので、樟脳=タンスの香りという図式もなくなっているように思います。

防虫剤


それ以外だと、水周りフローリングとして、特にお手洗いや洗面スペースには以前からクスノキが使われてきました。
ここでもやはり樟脳の貢献度は大きく、現在では芳香剤を使うのですがクスノキフローリングにすることで、樟脳のスーッとした香りが穏やかに香るので、天然の消臭芳香剤となってくれるのです。
その辺りは、後日に紹介する予定の弊社オリジナルの「兵樟(つわものくすのき)幅広無垢一枚物フローリング」にてご紹介しますのでお楽しみに。


おっと・・・
どうしても樟脳のお話に戻ってしまいますが、クスノキのルーツのお話をもう少し続けましょう。
以前に驚きの写真でご紹介した神代樟(じんだいくす)を覚えていらっしゃるでしょうか。
トラックよりも遥かに大きく、流水にもまれることで非常に奇異な形状となった皮、そして現在でも稀に見る・・・いや、現在ではないほどの見事な杢を躰中にまとっていたその姿。
忘れられるはずがありません。

樹齢はゆうに1000年以上、埋もれていた時間も1000年以上と言われているものが、現在でもその独特な香りを漂わせながら存在することを考えると、少なくとも2000年以上前にはすでに親木となるクスノキが日本列島に存在していて、その種子が発芽して神代樟となったのであろう、と想像するのです。

神代クス


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