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空を見上げて

一番好きな木は何ですか?! 〜ワインの香りと木の香り ◆

ワインやウィスキー、そしてブランデーの熟成に用いられる樽の殆どがオークナラ)材で造られていることは周知のとおり。
敢えてお伝えしておくと、一部の専門書にはオーク=カシ(樫)と和訳されていますが、まず間違いなく誤解です。
いや、1/4位正解?!と言っておきましょうか。

それは、ワインなどの熟成香とオーク材の香りがリンクしていればすぐにわかります。

少し脱線すると、ナラ材とカシ材は同じブナ科の木材です。
木材も見た目は非常に似ていて、一般の方では見分けづらい。
でも実は、葉っぱも違えば紅葉するかどうかもことなり、さらには重さも全く異なり、しかも!香りの有無ははっきりと違います。


カシとナラ


少し木材を知っている人ならば、カシとナラに見分け方が年輪(のような組織)にあることを理解されています。
ナラ材かどうかは、木口の年輪模様が孔で形成されているかどうか、で見分けられます。

もちろん、単なるオークが指す言葉が日本でいうところのナラ類もカシ類も双方を指す(大きくまとめて)場合もあることから、完全に間違いとは言いづらいのですけども香りで考えると、完全にナラ材と言うことになります。


また正確に言うと、カシも孔があるのですが肉眼ではナラの方がはっきりと孔が見える上に、年輪上に並んでいることが大きなポイントです。

話を戻しましょう。

この誤解を解いておかねばならないのは、その材質が大きくワインなどの香りの生成に関係しているからです。
前回も触れたとおり、私を誘惑するオーク(ナラ)の香りはまさしく、このワインを連想させる香りなのです。
そして、それは熟成過程でオーク材の樽を使うからであることが大きく、おそらくカシやクリなどでは同程度の効果は得られていないと推察します。
(一部、クリ樽熟成などもある。)


ナラ木口


機会があれば、実際にオーク材の香りを嗅いでみることをおすすめします。
ワインに親しんでいる人ほど、そして一昔前の「新樽香」と言われたオークの甘い香りを知っている人ほど、「あ!ワインの香りだ!!」と思われることでしょう。

熟成されたワインではなく、オーク材自体がもつその香り成分は「クエルクスラクトン(オークラクトン)」と称されるそうです。
クエルクス、というのはオークの学名の一部です。

さらに!、このクエルクスラクトンは落葉性のオーク材にしか含まれていない、オーク材の精油成分だというのです。
落葉性のオーク!、そうなのです。
ナラは落葉樹ですがカシは常緑樹!!

これはもう決定打、ですよね・・・


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一番好きな木は何ですか?! 〜ワインの香りと木の香り  

幾度か書いていますけども、イベントや授業での講師をさせてもらったときに受ける質問、「一番好きな木は、何ですか?!」。

木が大好きな材木屋にとっては、ある意味究極の選択的な質問で困ってしまうのですけども、答えのうちの一つを導くとすれば、そのカギは「香り」です。
香りのする木は一層好きです。

香りがする木で身近なものと言えば、おそらくヒノキやスギですよね。
それが、担当レベルの材木屋(?!)になると、産地ごとの香りの違いや、同じ樹種の神代木との違いなどを楽しむのです(笑)。

一般的なヒノキの香りと木曽桧の香りの違い。
それとは全く異なる屋久桧の香りと、台湾桧の香りが意外と近しくて少し「動物園っぽい」こと。
神代桧が、若干甘めなサイダーみたいに感じること・・・


個人的な感想ですが、それだけ多様に感じることも香りの魅力だということです。


さて、その香りの中で「好き」ということ以外でもどうしても反応してしまうのが、オークナラ)とカリン
(正確に言うと、ハマセンダンキハダも・・・)


カリンとオーク1


想像できるでしょうか、この二つの香り。
オークはフローリングでも家具でもおなじみですので、木目やその質感を想像できる方は多いかもしれません。
しかし、香りはどうでしょう?!

また、後者のカリンなんて一般的には果樹のそれしか思い浮かばないはずです。

昔は高級な無垢フローリングといえば、チークとカリンでした。
カリンは少し褐色かかった黄色から赤褐色にかけての芯材を持つ、東南アジアに産する大木に育ち硬く美しい材面を持つ樹種です。

余り関係無いように感じるこの二つ。
共通項は、それらが持つ特有の香りが連想させるもの。
それは、ワインです。


プレミアムワインたち


ウィスキーやブランデー、そしてワインが樽で熟成させられることは御存じでしょう。
日本酒の場合は杉樽ですが、基本的に長期の熟成はさせません。

杉のさわやかな香りをつける目的で用いられる、とも言われますがワインをはじめとする洋酒の場合は、長期熟成の中で香りづけ(というか香りを有するようになる?)を重要視している場合もありますし、基本的に熟成貯蔵目的での樽使用であることが大きな違い。

そして、その熟成における重要なファクターが樽の素材であるオークだと言われます。



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十数年で300坪・・・ノルデストウォールナット(胡桃・クルミ)芯材ワイルドグレード、売り切れです

もう少ししたら、施工記事もご紹介します。
最後は一気に売れてしまいました。

弊社において、お手頃な価格で採用できる無垢幅広フローリングのオイル塗装品として、且つその特徴的な表情の存在感が良い!とずっと好評をいただいていた、ノルデストウォールナット(胡桃・クルミ)幅広無垢フローリングワイルドグレードが売り切れとなってしまいました。


クルミ(胡桃)幅広無垢UNIフローリングワイルド  オイル塗装2


ノルデストウォールナット(クルミ)は、無垢フローリングの中でも親しみやすいところもあり、いつもおすすめする選択肢のなかにあがる樹種です。
そんなノルデストウォールナットなんですが、通常のレギュラーグレード設定の規格には合わないものを集めたのが、今回売り切れとなったワイルドグレードでした。

大節、髄部分、大きなパテ補修、変色といった部分を含むグレードだったのですが、それがかえって大人しいクルミのイメージを覆し、オークナラ)の節のある表情をとりいれたいものの、少し硬いように感じるといった心配にジャストマッチすることになったもの。

レギュラー商品ではないために、通常はご案内することはなくショールームに来られてご希望を伺う中でご提案していたために、本記事でも施工を紹介する機会は多くありませんでした。


クルミ(胡桃)幅広無垢UNIフローリング ワイルド オイル塗装3


十数年前に、クルミ材の原木からできた材料を全てフローリング加工した際にできた300坪という量。
今回で売り切りとなりました。

レギュラー商品としてではない為に、ずっと保管をし続けての十数年は非常にロングランでしたが、気に入って頂いたお客様も多く、嬉しい限り。

節やパテなどのあるグレードを希望される場面は、意外と多くあります。

特に、オークの場合はその方がインテリアとして好まれる傾向にあります。
しかし、そればかりをつくる事ができないのが無垢材。


クルミ(胡桃)幅広無垢UNIフローリング ワイルド オイル塗装1


300坪を保管しておかねばならないのは、集めに集めてから製作しなくてはいけないという理由から。
もちろん、節や大きな表情の差の無いプルミエグレードも、近年ではなかなかむつかしくなってきているものの、節の表情も狙ってできるものではありません。

それを、出来る限り手の届きやすい価格設定でお届けし続けられたことに、今意義を感じています。

ウッドショックの時代。

益々無垢材の価格が世界的に高騰している中で、もうこのノルデストウォールナットワイルドグレードの価格で幅広フローリングのオイル塗装を供給することはできなくなりました。

出来る限り多くの方に、無垢の幅広フローリングをお届けするというある程度の使命は果たしてくれたと思います。

もちろん、今後も魅力的なラインナップをと考えていますが、ひとまずクルミのワイルドグレードはこれで終了。
次はどのようなフローリングを紹介できるか楽しみにしてください。

おっと、そのまえに本当は、日本の広葉樹フローリングシリーズの追加樹種があるのですけど、そこはまだ準備中。
それがそろう迄に、最後のノルデストウォールナットワイルドグレードの施工写真を順次お伝えしていきたいと思います。

採用いただいた皆様、ご愛顧ありがとうございました!!

ノルデストウォールナットの他のグレードは健在ですので、引き続きのご連絡をお待ちしています!


クルミ(胡桃)幅広無垢UNIフローリング ワイルドオイル塗装4



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オークヘリンボーンフローリングを、おしゃれなマンションリノベのショールームへ!

たまに言われます。

戸田さんところは、幅広フローリングがメインですもんね・・・

はい、もちろんそれがウリでもあります。
無垢の一枚物で幅広フロ―リングができること、それが大きな特徴です。
無垢材の事が理解できていれば、とっても大きなポイントであることが分かってもらえるのですけども、インテリアにとってはそれだけが全てではないことも分かっているつもりです。

ただ、アピールしていないだけ。

その、アピールしていないだけのうちの一つを、今回はお尋ねを頂いての採用を頂きました。
それは、リノベ会社さんのショールームだったから。


ナラ ヘリンボーンフローリング施工1



マンションリノベの実例として、一室をそのままショールームとされるべく採用されたのが、ナラのヘリンボーンフローリング。

おしゃれなインテリアの代名詞の様な存在であるヘリンボーン。
弊社でも定番アイテムとしてはいるものの、敢えて大きくは紹介していないのがヘリンボーン。
ナラの他に、カリン・チーク・カバ・ブラックウォールナットなどのラインナップがあります。
記事では紹介していないので、そのうちに、とは思っているのですけれど。


採用したいけれど、写真でしか見たことのないヘリンボーンフローリングを、実際の施工事例として見てもらい、夢のリノベへと導くショールーム。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、ヘリンボーンの人気は印刷シートを貼った合板フロアーにも、ヘリンボーン柄が存在するといえば、十分に理解してもらえるでしょう。
しかも、そこそこ高価・・・


傷がつくとか隙間がすくとか、施工費が高くつくとか・・・
そんな理由で合板フロアーのヘリンボーン柄にされる場合も多く見ますが、やっぱり本物は存在感が違う!


ナラ ヘリンボーンフローリング施工6


今は、家具や調度品などがそろっていないので、ヘリンボーンフローリングの存在感が引き立っていますが、調度品などが入った時のインテリアの完成度は想像するだけでワクワク。

多分、ヘリンボーンフローリングを検討されている方は、おしゃれな店舗などの「洗練された完成形」が想像できる状態で検討されているはずなので、この先の空間としての熟成具合を想像してもらえるのではないかと思います。

もちろん、今回のショールームもそんなイメージのはず。

とはいえ、ヘリンボーンの「模様」は理解されていても、実際の天井高さの中ではどのように納まって見えるのかは、やはり実際の物件に限ります。
特に、今回はマンションリノベの実例として採用頂いています。


ナラ ヘリンボーンフローリング施工7


今後増えると思われる、マンションリノベを検討中の施主様にとっては、一般的なフローリングではなく異なるイメージの仕上げの一つとして、ヘリンボーンの選択肢を考えた時、イメージだけではない納まりを見るための非常によい事例となっています。


ナラ ヘリンボーンフローリング施工3


弊社は無垢の木の大好きな材木屋です。
ヘリンボーンフローリングもおすすめです。

しかし、それだけですべてが完成するわけではありません。

特に、コンクリートが基本のマンションリノベーションでは。

敢えて木の存在感を出すために、杉材を多用し無垢の木のリノベーションへと導かれるのも良いものです。非常に分かりやすく、健康的で視覚的な木の柔らかさを享受できる。

でも、全てが木だけで完結するわけではない場合もある。
異素材との組み合わせが生む生活感、それが一層感じられるのがマンションリノベーションではないかと感じるのが、無垢材と異素材。


ナラ ヘリンボーンフローリング施工5


白の壁に無垢材そのものであるヘリンボーンフローリング。
そして、無垢材とは異なる存在感のキッチン。

少しそっけないのかと思えるようなところに、楽器のシンバルを笠にした温かみのある照明器具。
おそらく、夜にはもっと雰囲気のある空間になるであろう予感。

素材好きな私でなくとも、自分がヘリンボーンフローリングを採用した時の生活感を体験する場所として、十分な存在感を見せてくれていると思います。


ナラ ヘリンボーンフローリング施工2


無垢フローリングは素材の質感を活かしてこそ。
材木屋としてはそういう気持ちでモノづくりをしています。

でも、全ての人が無垢材の質感だけを求めているわけではない。
もっと異なる視点で、木が持つ存在感やインテリアとしての雰囲気の一部分としての役割を求めている場合だってある。

幅広フローリングではない、無垢材のインテリア。

単に無垢材であるだけではない質感。
一般的な施工方法のフローリングではない存在感。

その空間を特別な空間にしてくれるスパイス。それがヘリンボーンではないかと思います。

スパイスを加える空間は人それぞれ。
ナラ材以外にも、ヘリンボーンフローリングをご用意していますので、幅広フローリング以外もどうぞ、ご相談下さいませ(笑)。


ナラ ヘリンボーンフローリング施工4


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街と山の差を生むのは、その環境と達成感 ~笠形寺のコウヤマキと笠形神社の夫婦杉(大スギ) 目的地編 ~

ゴールデンウィークは、大スペクタクル。
外出せずに、私の巨樹木甦をご覧いただきありがとうございます。

苦労の道のりを知ってもらう間に、黄金週間を消費してしまいました(汗)。
もう、それくらいの苦労と思ってください。この道のり。

本当は、仲間とハイク!的なものであれば、まったく思いは異なっていたと思うのですけども、いろいろな思いを抱えながらの一人旅は、時に不安を煽るのです。
そんなことで、やっとたどり着いた目的地。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)7


真新しい解説板。
事前の情報では、大スギとなっていたものが夫婦杉になっています。

樹齢850年、目通り9.5m。
この期に及んで夫婦であろうがなかろうが、この立派な姿には文句のつけようがありません。

この山を統べるもの。
そうとしか思えない、迫力のある姿。
ご覧あれ。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)10



ん?!
迫力?!
どこが?!・・・

そう思われるでしょう。
すみません。
伝えきれません。正直なところ。

夫婦杉の所以は、もちろん幹が寄り添っているところ。
綺麗な注連縄をみても、御神木として霊験あらたかなことは間違いなし。

現地にいれば、このなんとも言えない圧倒的なスケールと太さの存在感は、とにかく見上げてしまうだけで立ち尽くすのみなのですが・・・

大スギの周りには他の木々はないものの、大スギの全景をとらえようとすると、どのアングルからも他の木々がかぶさり、特に樹上は枝がかかってきていて全く見えない。

だってね、大スギが大きく見えないことに歯がゆいほど、実際は周囲のスギたちも十分に大木なんですよ。
これですよ。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)8


見えます?!
後ろが大スギ。

私が手をかけているスギから、直線で10数メートル離れているんですよ、大スギ。
それでいて、この大木と同じくらいのスケール感。
分かります?!

これしか比較しようがないんですよ。
このスギでも、直径1m。
ものすごく立派で太い。

それから10数メートル離れて同じくらい!。
伝わらないもどかしさ。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)9


大スギのそばにはヒノキも立っています。
細く見えますよね?!
そんなことない、このヒノキ。
材木屋としては、感動的な立派なヒノキ。

思わず、「太っ!!」という声がでて大スギよりも先に撮影したほど。

それには理由がありまして、ここ笠形神社では地元近くの名城である姫路城へ、御神木であるヒノキを献木している歴史を持っているからです。

姫路城昭和34年の大修理の折、この場所から高さ42m、幹回り4mというヒノキが芯柱として搬出されたのです。
その様子は、今も伐採場所に写真掲示され、レプリカとして残された場所には新たなヒノキが育っています。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)13



だからこそ、大スギとともに鎖の「結界」の中に保護されているのだろうと思うのです。
きっと、この先の大修理の折に活躍するか、若しくは夫婦杉以上の「1000年ヒノキ」として数百年後に保護されているのか。

そんな姿を拝みたいと思いながらも、そこは人命を超えた世界。
そうあってほしいと願うのは、この記念碑があってこそ。

有難い山の命。
材木屋としては、忘れたくない心の様に思います。


そうそう、夫婦杉です。
その姿を拝みにくいほどに、周囲も自身も緑をかかげています。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)11


麓よりも標高の高い山地だから、冬は雪も降り積もる事でしょう。
ウラスギの系統なのか、幹上部ではそれらしく枝をくねらせる様子も見受けられます。

いや、ウラスギにしては通直で下枝も少ないことを考えると、そうではないのかもしれない。
樹勢として強く見えている枝ぶりが、実際はそうでない場合もある。

必死に生きる糧を得ようとしている場合もある。

登山ルートとして、人の往来はあるであろうところ。
とはいえ、神社が無ければほとんど人の訪れないような山の上。

厳しい自然環境の中、周囲の仲間が寿命を迎える中でこれほどの巨躯にまで生き残ってきたこと。
それこそ、自然の中で自然の植物が生き残ってきた命そのもの。

私も、植林による巨木としては樹齢400年しか体感したことはありません。
いえ、もしかすると植林なのかもしれない春埜杉を入れるとすれば、そちらの方が驚きとしては大きいかもしれません。

しかし、山の中で育ったものの風格というか、伐採期を定めて100年にも満たない状況で育つ樹木と、生きていけるのかわからない環境で100年〜数百年を生きてきたものとでは、やはり風格も違えば木材としての性質も異なる。

この姿を見ると、そう思わずにはいられません。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)14



非常に失礼な話ではあるものの、木材としての実際の性質などは使ってみなけりゃわからない。
でも、やはりその雰囲気を見れば素直かどうかではなくて、自然の厳しさに耐えたすごみというか、歴史を感じさせるものは、そのものにしか備わらないと思わせるのです。

神社がある事と、広く境内として開けていること。
そして、登山道途中であり山頂まではまだ道が続いていること。(別ルートから降りてくる途中でもある。)
それらが重なり、秘境の巨樹ではないものの前回までの私の苦労を見て頂くと、なんとも有難い存在であることを感じて頂けるのではないかと思います。


街の木と山の木の違いは、もしかするとこの到達までの苦しさと達成感なのか・・・?!
いや、そんなことはないんだけどそう思わせてしまう道のりと風格は、その環境でしか生まれないもの。
夫婦杉も、芯柱となったヒノキもこの場所が生んだもの。

土と気候と時間と、そして樹木の生命力。
人が関わる山の中にあって、人の関わることなく命を繋いできた巨樹巨木。

人工林を活用するとかなんとか、人間の都合で木を見るのであれば人間の及ばない木の力や土の力、山の事を知って語りたい。
そして、知れば知るほど人間の都合だけではない山の事や動物の事、全てを含んだ環境の事を考えることを始めたい。

山に関わることは悪いことじゃなく、関わらないこともあるということ。

木々は、そして山は人の都合であるものじゃない。

樹齢50年は伐採時期なのかもしれない。
でも、樹齢850年を知った上で50年を語れる人でありたい。
その姿を前にして、首を垂れる心をもって山に関わりたい。


非現実的なことかもしれないけれど、巨樹をただ崇めるだけでもなく、植林材を伐採利用する事だけを考えるのではない、もっと大きなこと。
考えても自分の人生ではどうにもできないこと。
でも、その想いはつないでいける。
つないでいけば、850年のうちの50年はきっと、後に何かのきっかけになる。

街の小さいな材木屋が、山で数本の木を伐り倒し大切に使わせてもらうこと。
そしてその様子を学びとしてつないでいく場をつくること。

今風のプラットフォーマ―にはなれないけれど、これからを生きる誰かの心に少しのきっかけとなる石を投げこむ事ができるようになれば・・・

材木屋であることの意味を探す、いやつくる。

もしかすると、巨樹巡りはそんな自分への理由付けなのかもしれない。そう思うこの頃。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)12

 
やはり、神様は見上げるもの。
登山道の帰り道、少し近づかせてもらってのアングル。

街の木と山の木の違いを生むのは、育つ環境や到達までの達成感。
それはもちろんのことだと思いながら、それ以上の事を教えてくれるのはやはり山という存在自体なんじゃないか。

だから今日も、ビビりながらも山の巨樹に逢いに行く・・・

そう。そう自分に言い聞かせ傾き続ける陽光に復路の猶予が少ないことを実感し、夫婦杉に別れを告げ下山するのでした。


もちろん、そんな高貴な思いとは裏腹に、往路での辛さにうんざりしながら・・・・・


笠形神社の夫婦杉(大スギ)所在地

兵庫県神崎郡市川町上牛尾2038-1

登山口駐車場から距離にしておよそ1.5kmで笠形神社。
途中、かなりの勾配があるので健脚でも1時間であがれるのかどうか。
本文中の最後のポイントである八角堂から、上りおよそ25分(耐力消耗時)。

水分補給と体力維持をお忘れなく。


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街と山の差を生むのは、その環境と達成感 ~笠形寺のコウヤマキと笠形神社の夫婦杉(大スギ) 目的地編 ~

登山口のコウヤマキを後にし、日が沈む迄に戻るべく大スギへの歩を進め始める私。

登山口から来ると、確かに「笠形寺・笠形神社➡」となっているし、地図にも寺を過ぎて登っていくようになっている為に間違えてしまいますが、ご住職はこの道を左に進んでいく方が良いとおっしゃる。

ここはお言葉を信じ向かってみることに。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)4


寺の方へはアスファルト舗装になっていますが、教えて頂いた道はコンクリート舗装。
もちろん、これでもありがたいのですけども明らかに、不安になる。
なぜなら、ここからは林道ではなく簡易な通行用の私道か林業作業道ですよ、みたいな合図に見えるから。
つまり、いつもはこの舗装が見えると車のオイルパン(エンジンオイルを溜めている車の下にある部品)やエアロパーツを損傷しないように神経をとがらせる必要があるサインとして、一層緊張する合図だからです。

杉の枯葉が積もっているのも、通行の少ない証拠(汗)。
そりゃそうです。
登山道なんだから。


ここからは意を決し、カツカツとストックの音を響かせながら舗装路を上っていきます。
目指すはご住職のおっしゃる休み堂!!
そう気合を入れてどんどん歩を進めていくものの、山には入っていくものの休み堂なんて見えてこない。
とにかく、勾配のきついところを幾度も通り(そんな気がする・・・)かなりの距離を上っていった先にやっと、その休み堂が見えてきました。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)5


ちっくしょう・・・
息があがって、クマよけの歌声を発声する事ができない・・・・
その上、登山靴すら重く感じるように・・・・

大丈夫だ・・・この休み堂で休んでもう少し、もう少し行ったところにきっと大スギは姿を現すはず・・・
そう信じて、もう一度歌声(奇声)をあげながら登り続けようと思っていました。
そこへ目に入るのが、「神社まであと30分」の看板。

え?!嘘やろ?!
往路1時間のまだ半分?!
寺からでも相当上ったで。で、あと30分?!
まだあと30分も、この重い足を引きずりながらも黒いヤツの恐怖と戦わねばならんのか・・・
日頃の不摂生と体重増加を恨めしく思うのはこんな時。
スキーで鍛えているつもりになっている足腰も、まったく歯が立たず。

当然、ここにつく頃には安心の笑顔など消え失せ、帰路の道のりと時間が心配になり始めているところ。
行か行くまいか・・・
しかし、もう一度勇気と体力を振り絞ってこの場に挑む気にはなれず、折れそうな心を奮い立たせて再度歩を進めることに・・・


この到達時間の表示、後でわかるのですけど相当励ましてくれる雰囲気であるものの実は、実際の所要時間を考えるとサバ読みの様な・・・
いや、勇気づけてくれる頑張れる源と信じなければならないのですけど、つい愚痴が漏れてしまうのはビビりだから。

その理由は、頑張り続けて声も枯れて、持参のペットボトルも飲み干そうかという時、目の前に現れた景色を見て思うのです。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)3


おぉ!?ついに到着か!?いやまた東屋の様なものが見える・・・
そして、道を示す➡の看板も・・・

嘘や、もうあかん、帰られへんし行かれへん(涙)・・・

さっきは休み堂。
そして今度は八角堂。

もうえぇ、もうえぇねん。
お堂シリーズ、もうえぇねん・・・・
しかも、看板には「神社まであと15分」。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)2


あかん、もうあかん。
なんぼ何でも、休み堂から15分しか歩いてないとかありえへん。
もしかしてこの時間表示、直線距離表示か若しくは、不動産取引における徒歩所要時間基準を用いて、この登山道の距離を割り返して表示しとんのとちゃうやろな!!、と独り言ではなく大声で発狂しそうな声をあげてしまうような、見苦しい状態に陥る状態。

休み堂から30分で、今半分やろ?!そしたら、同じだけの苦労をするってこと?
いや、信じるなよ。次の看板はきっと「あと5分」が出てきてから30分くらいかかるぞ・・・と疑心暗鬼。


こんなの、私だけなんだろうか・・・
既に訪問されている方たちは、そんな思いを投稿されているのは見かけない。
私がへなちょこなだけなのか・・・
うぅ・・・

流石にもう引き返すことはできないし、さっきから「ヒー・・・・・ヒー・・・・」と鹿の鳴き声とスギの揺れる音だけが、私の鼓動との三重奏を奏でている状況。
いや、荒い呼吸音との四重奏か。
再度、この苦労をして訪問する勇気無し!ということで、行けるところまで行くために最後の勇気を振り絞っていきます。

もう、俎板の上のなんとやら。
どうにでもしてくれ・・・と思っていると目に飛び込んでくる、あの憎らしい・・・基、有難い励ましの看板。

なになに・・・
あともう少し?!・・・


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)1


うわー、ついに時間表示なくなった!!!!!!
励ましの時間終了かっ?!もう、さすがにみんな、時間表示を信じなくなるからか!!!!

もうあかん、ほんまにこの看板は!!!
と思う気持ちを抑え、「クソぉ~・・・この辛さ。絶対にブログに残してやるからな・・・」という訳の分からん執念を燃やし、この最後の看板を背にしていくと、心を和らげるようにミツマタがあちこちに見えてきます。

これはもしや、目的地に向かう上で心を落ち着けるための仕掛けなのでは?!。
そう思わせるように迎えてくれる。

このころには両手に持つストックが、クマよけではない本来の用途に近い、登山補助のストックと同じような役目に変わっていました。
いつの間にか、視線も前ではなく下にむきかけていたその時、明るく開ける台地が・・・
あぁ、到達した笠形神社・・・

目の前には石段と大きなスギと、並んでいたであろう大きな切株。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)6


長かった道のり・・・

もう、クマが出てもうでは上がらず死んだふりやな・・・
そんなしょうもないことだけしか考えられない状況ながら、登山者を受け入れてくれる社殿と日差しを求め、石段を上った先には久しぶりに感じる「山の神」の鎮座を見ることになったのです。


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街と山の差を生むのは、その環境と達成感 ~笠形寺のコウヤマキと笠形神社の夫婦杉(大スギ) 麓編~

物語は、起伏があり起承転結なってこその読み応え、聞きごたえだと思います。
特に、ブログの様な読み物の場合は一層の事と感じています。

拙記事は、そこまでうまくできてはいないのですけれど・・・

ということで、前回スギに触れた流れから大スギ巨樹記事へと流れる予定でしたが急遽、物語性を重視(そんなたいそうな事じゃないけど)して樹種変更!
今回は、大スギへと向かう道のりをストーリー仕立てにして紹介し、大スギまでにもう一つ、巨樹探訪をお伝えしたいと思います。

今までの拙記事の中でも幾度か、山中の巨樹についてご紹介してきました。
切越の夫婦ヒノキ胎金寺山 口の天狗杉と奥の天狗杉、そして毎度ビビってしまうの巨樹の代表として大古井の千本カツラ洞のカツラ


それらはいずれも、一般道からの登山を要するかそれとも、車で行けるとしても延々と車がすれ違うことのできないような道を走り続けないといけない(ポツ●と1軒●よりもハードな道を・・・)かという、もう一度行くには決心が必要と思われるものたち。
大げさではなくて、それらに逢いに行くときは車のダッシュボードには緊急連絡先として家内の電話、そして何時に出発したかなどを自分の名前とともに残していくのです。
携帯電話が通じない場所で、クマに遭遇するとかいう万が一のために・・・

今回ももちろん、ビビりまくっているのはその黒い生き物のため。

山中に入る登山道の手前に、広い駐車場があります。
そこに車を駐車し、目的の笠形山へと入ります。


笠形寺のコウヤマキ2


駐車場のそばに、獣用のゲートがあります。
入ってはいけません、ではなくてきちんと開け閉めを管理して入らねばならないゲート。
大きなゲートですが、閂の見えているところは笠形寺の住職さん用の車ゲートなので、向かって左側の人通口を通ります。

その人通口の目線には、必ず見える注意看板が掲示されています。

あぁ、そうなのね・・・・


笠形寺のコウヤマキ1


山中の巨樹へのみちのりで、もっとも嫌な事は登山ではなくてこの黒いヤツとの遭遇です。
山は大好きです。
登山も好きです。

でも、この黒いヤツは勘弁してほしいのです。
彼らが悪いのではなく、ただ怖いだけ。

なので、もちろんラジオは全開、鈴はシャンシャン、歌声全力(笑)で登るので普通の登山よりも何倍も体力を消耗するうえに、到着する頃には声も枯れて・・・

もちろん、結果なにごともなかったからこそ、面白可笑しく記事にできるわけですからありがたいことなんですけども、とにかく一大決心をして閂をはずすのです。


そんなこんな考えながらも最初の目的地である笠形寺へは、ほどなく到着。
舗装された道路なので歩きやすく、見通しもいい。
のぼりはじめから二股になった道路を右に行くと、すぐに見えてきます。


笠形寺のコウヤマキ14


他よりも一層濃い緑を有する立木。
あそこが第一目的である、笠形寺のコウヤマキ。

一般的に「マキ」と言った場合、想像されるのは生垣で多くみかけるものではないかと思います。
いや、生垣も見かけることが少なくなってしまいましたが、その生垣で見かけるのはコウヤマキではなくイヌマキです。

双方、マキという名前がついていますが全く異なる樹種です。

それについては、また他の機会に木まぐれコラムにて取り上げたいと思いますが、コウヤマキは「一科一属一種」という珍しいもの。
その材は湿気にも抵抗性が高く、なによりも非常に爽やかで清々しい芳香を持っています。
木材も黄色みがかっていながらも艶っぽくて、美しい材面をしています。

木材としてはなかなかお目にかかることが無いと思いますが、巨樹としてもそう多くは無いように思います。


笠形寺のコウヤマキ3


解説板によると樹齢500年。

巨樹としては驚くほどではないかもしれません。
しかし、単純に西暦1500年代と考えるとものすごく古いようにも感じますが、実際の姿としてはまだ若々しく感じるのは不思議なところです。

寺の庭へ入ってすぐに目に入るコウヤマキ。
訪問したのは初夏の午後。
少し日が傾きかけてはいるものの、強い日差しが照り付けているのが逆光ながらもその姿をくっきりと浮かび上がらせています。

笠形寺のコウヤマキ12


綺麗な庭なのですけども、よく育った木々によって全体像をそのままとらえることはできません。
それでも、この写真からみると幹が少し傾いているように感じませんか?
左側の開けた方に少し傾いているように見えるのは、ひとつにそちらが一段下がった畑になっていて、光が多いから。

そしてもう一つは、反対側が欠損しているから、です。

明治21年に起こった火災で幹を消失したそうで、その影響もあってより光の得やすい方向に育つことになったのだと推察します。


笠形寺のコウヤマキ6


この白骨化したような部分。
住職さんによると、この部分がもともとの上部の主幹だそうです。
確かに、たたいてみるとポコポコと音がして、背後には空洞となっていることを想像させます。

焼け残った部分がちょうど、焼けた部分を覆っているような感じ。
そうです、ちょうど、庭に入ろうかと思っているところにタイミングよく住職さんが出てこられて、撮影の許可を得たところでした。

快く招き入れてくださり、うろうろとしながら撮影をしている間ずっと、コウヤマキのお話や周辺の地域のお話などをしてくださいました。
その中で、この「白骨化」した部分のお話も聞く事ができした。

また、まだアングルを探している最中の私に「このね、下が畑になってるんや。下から撮ったらえぇよ!ほら、こっち!」と、のちほど立ち入りたいとお願いしようと思っていたところにもご案内頂きました。


笠形寺のコウヤマキ5


ここにこう、しゃがんでな・・・

そう言って教えてくださったアングル。
おそらく、私と同類の皆さんを案内するうちに会得されたのでしょう(笑)、巨樹ファンのアングルを。

庭から見るのとは違い、堂々とした姿に感じるこの見上げるアングル。

残念ながら、陽光が強すぎて陰になってしまいましたが、目で見ると十分に立派なことを感じます。
欲しかったアングルはまさにこれ。
一番の目的を達成しようとしていたところ、住職さんよりもう一言アドバイス。

「マムシは、踏まん様にだけしなはれや。ここでやられたら、一番近い病院まで行くのに(治療が)間に合まへんからね。(血清の打てる病院のあるのは)市内やから。その辺の茂みにな、たまにな・・・」


えぇ?!!!
早く言ってよ!
もう、十分茂みに踏み込んでるやん、私・・・(汗)。


笠形寺のコウヤマキ4


それを聞いてから、出来る限り足を動かさずに撮影をするビビり具合。
そりゃ、自然の山の中。
開けているとはいえ、ヘビ位いるわな・・・

自由に撮ってえぇよ、と言って下さるも不安になり住職さんについて庭に戻ることにし、気を取り直して本体の撮影に入りました。
それからも、住職さんはいろいろと教えてくださいました。


笠形寺のコウヤマキ7


実はこんなアングルを撮りながらも、一番住職さんに聞きたかった事。
それはやはり、次の目的地である大スギのこと。

マップアプリで見るものの、途中から道路が途切れていてどのようなルートを辿るのかがわからない。
山中の巨樹では当然ですが、入山の門のあの「黒いヤツ」を見てしまうと、のんびりハイクアップという気持ちにもなれません。

そのうえ、このコウヤマキに到着した時には既に午後の2時半を回っていたころ。
事前の調査によると、登山口より次の目的地にある大スギまでは1時間かかるとのこと。
往路1時間ということは、撮影を瞬足で済ませたとしても復路と合わせて駐車場に戻るまで今から2時間半。

ということは5時は確実に過ぎる。

いくら初夏とはいえ、日が暮れる時間近くに山中にいることは危険を感じずにはいられません。
もちろん、携帯電話が通じない可能性は当たり前に考えておかねばなりませんし。


笠形寺のコウヤマキ10


必死にコウヤマキの撮影をしながら住職に大スギの事を尋ねてみました。
そうすると、最初はこの笠形寺を通り過ぎて山中に入ると思っていたところ、来るときに寺方面へと分岐した道を反対の方へ行く方がいいとのこと。

それなら、若い人だと1時間もかからないだろうと。

そうなんだ!よし!!
そして、もう一つ聞かねばならないこと。


「でも、クマいるんですよね・・・」と尋ねると、この周辺の人は見たことが無いとのこと。
たまたま、登山者が見て通報されてからの注意喚起だそう。

いないわけではないけれど、大丈夫だろうとのアドバイス。

もちろん、護身用のカーボンファイバー製ストックを2本持参しているので、戦う準備は万端(?!)なのですけど、会いたくはないもの・・・

二股の道を左に登っていくと休み堂(休憩用の東屋)があり、登山道が続いているということで、その道をそのまま上がれば大スギのある笠形神社につくということでした。

道順とクマの情報を得る事ができ、時間計算も頭に入れ安心したところで最後に、コウヤマキとの別れのひと時。


笠形寺のコウヤマキ11



住職さんは、「あんたの脚力やったらえぇけども、なんやったら泊っていきや。どうや?」と夕方にかけての登山ではなく宿泊させてくださるとおっしゃっていただくのですが、あいにく翌日は仕事。

もちろん、弾丸巨樹ツアーには慣れているので有難く辞退させていただき、大スギを目指すことにしました。
まだこの時は時間的にも安心安心と思っていたものの、いざ道のりを歩み始めるとすぐに笑顔が消えることになろうとは、この時は思いもしませんでした。


笠形寺のコウヤマキ所在地

兵庫県神崎郡市川町上牛尾2042(市川町教育委員会による、コウヤマキ所在地)

登山口に駐車場とお手洗いあり。


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同じだけれど、違うことの理由を山に見る 

育った環境で木材としての質が変わるのは、ある意味想像できるでしょう。
しかし、樹齢や育ち方でも大きく変わるというのは、実際にその木材の違いを見てみなければ分かりません。

何度も言うように、科学的根拠はないものの明らかに違いがあるのです。

例えば、永く続く職人さんの技である枌板(へぎいた)。


天然ねずこ枌板(へぎいた)


これも、天然林から産出した材でなければならないと言います。
職人さんが言うのです。
もちろん、それは年輪が均質かどうかということも大きな要因なのですけれど、粘りや割裂性に影響するからだそうです。


試験的に、植林木でありながらもレコード板の様に均質に年輪がそろっている美しい丸太で試してみたそうです。
もちろん、高齢木。
しかし、うまくいかなかったと言います。

職人さんは肌で感じている感覚ですが、なんとなくわかる気がします。


天然ねずこ枌板(へぎいた)原木


それも、山に入り土を見て木々を見上げて、水の流れや動物の様子を観察するからなんとなく感じるところでもあります。
自然の中で、感覚が研ぎ澄まされるのでしょうか(笑)。
そう思いたくなるような感覚です。

そして、そんな感覚は私のライフワークである巨樹巡りにおいても感じられるもの。

特に、その個体数の多いスギの場合は街中にも伝承樹齢千年を超えるものもあり、少なくとも数百年はゴロゴロあります。
対して、山中に鎮座している「山の神」のようなスギもある。
縄文杉も、まさしくそういった存在かと思います。

その違いは、育った環境でありその存在感であり・・・
それとともに材木屋としてみる視線では、きっと山育ちとの違いがあるはずだ、と思ってしまうからでしょう。

次回に紹介するスギ巨樹も、そんな存在の一つ。

異形のスギとは異なる、山の神様の様なのです。


笠形神社の大スギ(夫婦スギ)



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同じだけれど、違うことの理由を山に見る 

おっと、前回は想いをぶつける投稿になってしまいましたが、話を戻しましょう。

原木伐採と木材生産のみを良しとしない、そんな山とのかかわり方を模索する材木屋。
そんな担当が感じる「同じだけれど、違うこと」。
いよいよ本題(^^;)

今回の山では、すぐ近くに立つヒノキ同士の違いでした。
同じ環境で育っている物でも違う。そりゃ、環境が違えば相当違うということでもあります。

たとえば、身の回りの山に生えているスギ
林業植林面積の多くをヒノキと二分する樹種ですが、このスギは非常に多様な性質を持っているのです。
そして、世界遺産に指定されている屋久島には樹齢千年以上の縄文杉をはじめとする巨木が存在しています。
屋久杉(樹齢千年以上のもの)はもちろん、小杉と呼ばれる次世代の屋久杉達ですら、他の地域と同じスギだとは思えない性質と木質の差があります。


屋久杉テーブル


その理由は、やっぱり気候や土壌、そして植林ではなく種から育っているということ。
人間の影響を受けず、「厳しい環境」で生き残ってきた。

だから独特の、黒くすら感じる樹脂をためこむことがあったり、木の木目なのかと驚くほどの複雑な木目模様を見せるのです。
屋久杉は特別なもの、とする認識が非常に広まっている為違和感がないかもしれませんが、同じスギという樹種であるにもかかわらず、これほどの違いがある。

そして、それは生育した場所による違いも大きく関係する。
屋久島において「現存している屋久杉」と、人工的に同じ環境で生育させたスギが存在しないために、その環境が優れたスギを生み出すのか、それとも偶然同じように生き続けたものが集まっただけなのかは、科学的に100%証明はできないかもしれません。

しかし、そこが樹木の魅力であり生きている木々の特徴。
実はその特徴は知れば知るほど奥が深く、この「同じだけれど、違うこと」は多くの樹種を蒐集していた私にも大きく影響を与えました。

植物観察をされている方はご存知の事と思いますが、樹木はその樹齢によって皮の外観も、葉っぱの形さえも変えていきます。
それは木材として製材されたものも同じなのです。


屋久杉と植林杉が違うように、如実な違いがあります。
その違いは一つの樹種を入手したとしても、それ以上に過酷な環境で育ったものやもっと老齢木になると、色も木目も全く異なるからです。

木目の違いは上述のスギの通りですが、驚くほどの違いが現れます。
その差を感じるほどに、とりあえず多くの樹種を蒐集することよりも、一つの樹種の魅力を深堀りしたくもなり、また一層いろんな樹種を様々な状態であつめたいと思うようになりました。
そうなると慎重になり、以前は「とりあえず集める!」だったものが影を潜めるのです。

たとえば、フローリングでも家具屋さんでも人気のオーク(ナラ)。
そのオークでも、驚くほどの違い。

弊社で人気のカスクオークフローリング


カスクオーク幅広無垢一枚物フローリング


ザ・オーク!という感じの木目です。
雄大な、逞しい木目と言いますか。

この印象も、超高齢木や非常に成長の遅いものになると、まったく異なった樹種かというほどの木目を見せます。
例えば、こんなふうに・・・

ナラ 蟹杢板


地松地栂などの高齢木に見られる杢である蟹杢に似た丸い木目がみられたり、栃などに代表的な木目が波打っているところが光るように見える縮み模様が出ていたりします。

それとともに、木目が非常に細かく複雑な模様です。
この違い。
この惚れてまうやろ~!的な美しさを知ってしまうと、同じ樹種でも高樹齢木や老齢木などが見たくなるとともに、街の木ではなく山の木を欲するようになってしまいます。

そう、街の木と山の木もまた違うのです。
昔から違うと言われてきて、私もそう思うもののこれも根拠はありません。
どうしてなのか。
街の木に、木材として流通した高齢木がそろっていないということも条件としては考えられます。

でも、競争相手がいなかったり大切に守られていたりと、過酷な環境にないものが多い場合もあります。
そこが影響していることもあるでしょう。


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同じだけれど、違うことの理由を山に見る 

育った環境で異なるのは、人も木材も同じこと。
以前、一卵性の双子ちゃんであったとしても異なった環境で育つと全く異なった人格と外見になる、という事象を見たことがあります。

瓜二つの人たちが多い一卵性双生児の皆さん。

そんな方でも環境によって変わるのか、と驚いた記憶があるのですが同じヒノキで同じ山の、隣に生えていたとしても全く性質の異なったものになっている場合がある。

前回の写真のヒノキは、わかりにくいかもしれませんが一方は職人さんが期待するような良い檜皮がとれるもの。
しかしもう一方は、良質なものは取れないと思いながらも試しに剥いてみたものの、その通りだったというものでした。


檜皮剥き1


ただ木の皮を剥いでいるのではありません。
社寺などの屋根として重要文化財などを雨から守っていくものですから、その質は非常に重要なのです。

その質の違いを生んだのは、土なのか気候なのか。
今回、担当が想像したのは風と光。

双方の立ち位置は非常に近いものの、微妙にその位置から受ける影響が異なっているように思いました。
もちろん、苗としての性質も忘れてはならないでしょう。
植えられた当時に、若干傾きがあったのか日光のあたりが強すぎたのか・・・

それらとともに、風の向きが一方向からのみあたる環境がながかったのかもしれません。
ただ、それだけのこと。
でも、それだけのことで成長した時に大きな違いが出るのが林業であり木材。
そんなことを考え、数十年後の事を見据えながら山と関わる人たちがいるのはすごいことだと思いませんか?


今は、意欲のある山主さんが少なくなっていると言われます。
木材として販売するよりも、伐採すると赤字になるという時代の影響で「山は厄介なのも」とみられる場合もあります。

でも何度も言うように、人が千差万別であるように山も木も千差万別。
その違いを活かせるかどうか、魅力として感じて頂けるかどうかを考えることも木材コーディネーターの役目であり、それは必ずしも木材として出荷することにとどまらない。


研修会の山3


今回の檜皮も含め、木材生産だけではない山の価値も多くあります。

材木屋が木材生産を目指さない山の事を考えるって、おかしな話で非常識。
木材を仕入れる立場にいないといけないんだもの。

でも、これからもずっと木材を使い材木屋として居続けるためには、伐らない出さないことも考える。そんな材木屋なんです(笑)。
そんなことを語れる木材コーディネーターに、興味がある人は是非ジョイン!!


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